【必見】青山学院大学専門塾/予備校が教える「共通テスト英語」の出題傾向と対策

菅澤孝平

青山学院大学専門塾【鬼管理青山学院大学塾】の代表菅澤です。

このページでは、青山学院大学合格に必要な「共通テスト英語」の傾向や特徴を解説させていただいています。

この記事では、青山学院大学の入試制度で「共通テスト英語」を利用する方のために、共通テスト英語の解説をしています。

青山学院大学に合格するために必要な共通テスト英語の得点の伸ばし方についての解説を行いますので最後までご覧いただけますと幸いです。

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青山学院大学受験における注意点

菅澤孝平

青山学院大学の入試は大きな変更点がございます。

変更点については、コチラの動画にすべてまとめておりますのでご確認いただけますと幸いです。


青山学院大学専門塾/予備校として、
青山学院大学の全ての情報をまとめております。

青山学院大学受験の「共通テスト英語」の前提情報

試験時間80分
大問数6題
解答形式マークシート式
頻出単元長文読解
菅澤孝平

共通テストは言わずと知れた大学入試の一次試験にあたるものです。

2021年度現在では全教科マークシート式での解答が求められる試験となっています。

共通テストは基本的な知識を問う問題がほとんどであると言われることもありますが、「共通テスト英語」に関して言えば決してそのようなことはありません。

問題の攻略には、正確な文章の理解力と、80分の中で6題もの長文問題を捌(さば)く速読力が求められます。

それぞれの大問については次のセクションで見ていきますので、ここでは全体の大きな流れをつかんでおきましょう。

まず、上記の通り「共通テスト英語」の大問は6問ですがその大問の中でもAパートとBパートに分かれている部分がありますので、実際にはそれ以上に問題の量があると考えておいた方が良いでしょう。

また、大問1から6にかけて徐々に英文が長く、難しくなっていく傾向がありますのでその点も注意が必要です。

配点については大問2までは全て一問あたり2点となっていて、それ以降は部分的に2点となっている所もありますが、主に一問あたり3点となっています。
これだけ聞くと後半から解き始めた方が得点を稼げるように思えるかもしれませんが、そうとも言い切れないと思います。

というのも、大問4までの問題の配点は合計61点です。つまり、前半のあまり難しくない問題を大きなミスなく取りきることができれば、約6割分の点数は確保できるわけです。
これらの配点や自分の得意不得意を踏まえて、解いていく順番を定め、本番までに完璧なタイムマネージメントができるように練習しておきましょう。

最初から最後まで読解問題が出題されるので、かなりの速度で読んでいかなければ時間が間に合わなくなってしまう可能性があります。

共通テスト本番の休み時間は長いので、英語の前の休み時間から英文を読んでおくなどして、英語の脳を作っておきましょう。

そうすることで、本番が始まってすぐにエンジン全開で臨むことができます。

このように試験時間中でなくても点数を伸ばす工夫はできますので、上に挙げたような自分で読みなれた英文を持参し、英語に慣れておく等の対策をしてみてください。

青山学院大学受験の「共通テスト英語」の傾向

菅澤孝平

共通テスト英語は大問6題から構成されていますが、先述した通りその中にも細かく分かれている場合があります。

ここではそれぞれの大問ごとに特徴を細かく見ていきましょう。

まず、以下が全体像です。

第1問 A・B

第2問 A・B

第3問 A・B 

第4問

第5問

第6問 A・B

これらの問題についてここから詳しく見ていきましょう。

■第1問 A・B

例:

共通テスト英語の第1問は、比較的簡単な文章読解です。
昨年は、第1問Aで会話文の問題が、Bで表から情報を読み取る問題が出題されました。

菅澤孝平

ここは素早くかつ確実に点数を取っておきたい問題です。目標としては6~7分で通過できると良いと思います。
Aに関してはただ読むだけでよいのですが、Bに関しては表などの英文以外で与えられた情報を素早く処理する必要があるので注意が必要です。
表の項目の中で共通している部分と、異なっている部分を中心に押さえておき、設問で何について問われているのかを把握しながら冷静に処理するようにしましょう。

■第2問 A・B

例:

第2問からは、共通テストの特徴ともいえる情報処理の力が より一層必要になってきます。
そして、苦労する人が多いと思われる fact と opinion の識別が求められるのもこの問題からになっています。

菅澤孝平

この大問から、共通テストらしさが出てきていると言って良いでしょう。
しかし恐れる必要はありません。基本的に文章の量は少ないですし、Aに関しては第1問のBと同じようにそれぞれの特徴を捉えて、審査員の言葉から答えを絞っていくようにすれば解答は導き出せると思います。
Bに関しては、誰が何についてどのように考えているのかということに注目して問題を解いていきましょう。

そして、A・Bそれぞれに共通する fact と opinion の判別問題は、fact(実際にあった出来事・誰が言おうと変わらないもの)と opinion (誰かの意見・誰が言うかによって変わりうるもの)という見方をして読んでいくことができれば問題なく解けるはずです。

選択肢の中には本文を読まずともそれだけで fact なのか opinion なのかの判別がつくものもあるので、時間短縮のためにも先に問題の選択肢に目を通しておくことをお勧めします。

■第3問 A・B

例:

第3問からこれまでになかった形で情報が提示されています。
ここから配点は一問あたり3点になるということもおさえておきましょう。

菅澤孝平

この問題から配点が上がることもあって難易度も上がっています。特に、Bの問1を見ていただければわかると思いますが、起きた順番に出来事を並び替えるよう指示されています。

この出来事の起きた順番は、本文の大部分を読んでからでなければ確信をもって解答することは難しいでしょう。
何が言いたいのかというと、問いの順番通りに解く必要はないということです。

これを瞬時に判断できなければ、思わぬところで時間をロスしてしまう可能性があるので、このような本文を読み進めてからでなければ解答が出せなさそうな問題については、積極的に後回しにする癖をつけておきましょう。

ただ、問題数自体は少ないので慣れてくればそれほど時間をかけずに通過できると思われます。
理想としては第1問から解き始めたとして、35分以内に第3問まで解き終えているのが良いでしょう。
ただ、この時間配分はあくまでも目安なので問題演習を重ねていく中で自分に合った時間配分を見つけてください。

■第4問

例:

第4問はA・Bなどの構成にはなっておらず単体の長文問題で構成されていますが、二つの文が出てきて両方見る必要があるダブルパッセージ問題となっています。
これも共通テスト英語の特徴の一つなので慣れておきましょう。

菅澤孝平

この問題では二つのパッセージから得た情報と、与えられた表・グラフを用いて解答を導き出していく必要があります。
少し読み違えるだけでも大量に失点してしまう可能性があるので、ここは慎重に問題を解いていくように心がけましょう。

本文に書かれている状況を具体的に頭の中でイメージできるようになると解きやすくなるので、日頃からそのような訓練をしておくと良いと思います。

そのためには英単語をそのまま日本語に訳すことなく理解する必要があるので、この記事の後半の『青山学院大学受験の「共通テスト英語」の攻略法』というところの「英語を英語として認識できるまで単語帳をやりこむ」という部分で紹介している学習方法を実践して、瞬時に英語を英語のまま理解できるように学習を進めてください。

■第5問

例:

第5問もA・Bなどの区分がなく単体での長文問題となっています。
プレゼンテーションのスライドやポスターの空欄を埋める形で選択肢から本文と矛盾のないものを選択する形式の問題です。
当初偉人についての出来事を年表でまとめるような形の問題が出ると予想されていましたが、実際にはこの問題が出たので当時は面食らった受験生が多かったと思います。

菅澤孝平

この問題は今までとは違い、解答のために必要な情報は純粋にそのまま本文中に書いてあります。

そのため、表やグラフなどの本文以外のところからの情報も考慮して解答を吟味する必要はありません。
しかし、本文中には下線などの解答部分を示すヒントがないので一見難しく感じるかもしれませんがこの点も大丈夫です。

なぜなら、プレゼンテーションのスライドのすでに書いてある部分が本文のどの辺に書いてあるのかさえ分かってしまえば、そこから空欄の位置に入るであろう情報を本文から取り出してくることができるからです。
具体的には、Aston’s Abilities というスライドでは、問題で空欄になっている部分以外に3つ挙げられています。
本文中でこの3つが述べられている所の近くに、問題で問われているものもある可能性が高いということです。

先にスライドに目を通したうえで本文を読んでいけば、すぐに気づけるでしょう。

このように、うまくやり方を見つければそれほど苦労せずに問題を解いていくこともできるのです。

何度も問題演習を繰り返して、自分に合ったやり方を確立するのが一番ですが、行き詰ってしまった時はこの記事で紹介したような方法で解いていってみてください。
少しは助けになるかもしれません。

■第6問 A・B

例:

いよいよ最後の大問ですが、この問題は見ての通りかなりのボリュームになっています。
Aではポスターの空欄を埋める形、Bではいわゆる王道の長文問題と言える形で出題されています。

菅澤孝平

この問題で特徴的な問いは、いわゆる内容合致問題でしょう。ただ、試行調査や模試で見られた正答の数が決まっていない形での出題はなかったので、幾分か簡単だったように思います。
しかし、これ以降どのようになるかはわかりませんので、この問題は確実に解けるようにしておくべきです。
内容合致なので、本文の様々なところが解答要素になる可能性があります。
そのため、先に問題の選択肢に目を通しておき、そのうえで本文を読み進めていくのが有効な戦略であると言えるでしょう。

最後の問題なので、時間があまりない状態で解くことになるかもしれませんが、そのときはなるべく内容合致問題は解かないようにすることをお勧めします。

解かないと言っても、時間をかけないという意味なので何か適当にマークしておくのが良いと思いますが、この問いに時間をかけてしまうことだけは避けてください。
そうではなく、それ以外の短時間で解答が出せそうな問題に時間をかけ、少しでも点数が取れるようにした方が得策です。

最後まであきらめずに取り組んでください。

青山学院大学受験の「共通テスト英語」 の攻略法

❶英語の認識速度は0.1秒 英語を英語として認識できるまで英単語帳をやりこむ

菅澤孝平

共通テスト英語攻略法1つ目、「英語を英語として認識できるまで英単語帳をやりこむ」ということです。

菅澤孝平

英単語学習は、英語を使う受験生であれば必ず行っていると思いますし、英語学習の第一歩目だと思いますが、正しいやり方で効率よく単語を覚えることができている受験生は少ないように思います。

ここでは正しい英単語学習のやり方を紹介していきますので、もし今まで英単語を覚えるのが苦手だったという方は参考にしてみてください。

英単語を覚えるのが得意だという方も、自分のやり方との違いを見つけ、取り入れられそうな部分があれば取り入れてみましょう。もしかするとさらに成績を上げることができるかもしれません。

菅澤孝平

まず英単語学習の最終目標についてですが、それは学んだ英単語の意味が瞬時に頭の中でイメージできるようになることです。

この状態に達することができれば、時間制限が厳しめの共通テスト英語の長文であってもすぐに意味が理解できるので、かなりのスピードで読解することができます。

そのために行わなければならないのが、英語を英語として理解できるようにインプットすることです。

例えば、good morning! と言われたときに、いちいち「おはようございます!」と日本語に翻訳してから理解しようとはしないと思います。

これは、その単語単体でその単語の成す意味がイメージできているからです。

これが日本語を介さずに英語を英語として理解できている状態なのです。
このような理解を単語帳の英単語すべてに対して持ってほしいのです。

菅澤孝平

そのためには、英単語帳の単語と日本語をただ結びつけて暗記するような方法では足りません。

この方法では単語の意味を理解する際に日本語が介在してしまうため、理解までのスピードが落ちてしまいます。
理解のスピードが落ちてしまうと英文を読むスピードも低下してしまうので、試験問題を最後まで終わらせることができなくなってしまう可能性があります。
効率的に覚える方法の具体例としては、単語の横にその単語の意味を想起させるイラストなどを描いて、日本語を使わずにその意味を理解できるようにするのが良いと思います

イラストが描けないという方も、覚えたい英単語をネットで画像検索してしまえば、その単語に関連するイラストがたくさん出てくると思うので、それらを参考にして描いてみるなどの工夫をしてみてください。

このようにして、英単語の意味を見た瞬間に日本語に変換することなく理解できるようになりましょう。

その段階まで極めることができれば、その分英文を速く読むことができますし、何より長文だらけの共通テスト英語の試験を解く上でも、他の受験生より優位に立つことができるはずです。

❷英文法は解説できるようになる

菅澤孝平

共通テスト英語攻略法2つ目、「英文法を解説する」ということです。

菅澤孝平

従来のセンター試験から共通テストに変わったことでそれまであった文法の知識を直接問う問題がなくなってしまったので、文法の知識を問うためだけの大問があるということはありませんが、長文を読むうえで前提として知っておかなければならないことに変わりはありません。
それに、仮に文法の知識が直接問われる問題がなくとも、英文法はその名前の通り「英文を成り立たせるうえで必要となる法則」ですから英語の試験を受ける以上は、英文法の知識は完璧にしておかなければならないものです。

ではどの程度の理解度まで達することができれば、英文法の学習を完了したとみなすことができるのでしょうか。
その答えは冒頭にもある通り「英文法を解説できる」段階まで達することです。

どんな分野でも解説するためにはそれ相応の理解がなければなりません。

英文法を解説できるようになった時点で、それはもう英文法をしっかりと理解できたのと同じことなのです。

英文法を定着させるために問題演習をする際には、「なぜ自分はこの解答をしたのか」「なぜ他の解答にはなり得ないのか」というところまでしっかりと考えたうえで取り組み、答え合わせの際には「その根拠となっていた部分や自分の解説は正しいものだったか」というところまで突き詰めて勉強するようにしてみてください。

そこまで深彫りして学習することができれば、確実に定着させることができるはずです。

こうして解説できる段階まで達すれば、英文法の問題はおろか、英文を読むスピードも格段に上がります。

是非文法事項を解説できるようになるまでやりこんでみてください。

❸精読&音読による英語長文問題集の徹底的な理解

菅澤孝平

共通テスト英語攻略法3つ目、「精読&音読による英語長文問題集の徹底的な理解」です。

菅澤孝平

英語の読解力を伸ばすうえで精読と音読は大事だという話はよく耳にすると思いますが、それらが具体的にどのようなものなのでしょうか、またどうして効果的なのでしょうか。

最後はそれについてみていきましょう。

まずは精読から紹介します。
精読は英文を精密に、丁寧に、文法事項や構文にまで気を配り、読み解いていくことを指します。
この目的は英文を正確に理解することにあるので、精読をする英文は演習を終えたものにするようにしてください。

復習の段階でこの読み方をすることで、演習の時には見落としてしまっていた箇所や理解できなかった箇所もわかるので、英文を完璧に理解した状態までもっていくことができます。

要点を絞ると、精読は演習した英文から自分の知識の抜けが確認できることに加え、その様な読み方をしていくうちに普段から文章の構造やつながりに気を配りながら読むことができるようになるので、読解力を上げるうえで非常に効果的な方法なのです

菅澤孝平

次に音読について紹介します。

音読は読んで字のごとく文章を声に出して読むことを言います。

これは、先ほどの精読を終えた文章を音読することで効果を発揮します。

なぜなら、完全に理解した状態の英文を音読することで、音読のスピードで英文を理解できるようになるからです。

しかし数回読むだけでは十分な効果は得られませんので、何度も何度も読むようにしましょう。

読む回数の目安としては10回前後が良いと思います。

さらに音読の場合には日本語が介在しないため、英語を英語のまま理解する練習もすることができます。
この点も共通テスト英語を解く上では、とても重要です。

つまり、精読と音読をすることで、英文を正しく理解する読解力のみならず、その読解を素早く行う速読力をも養うことができるため、継続することができれば確実に英語力が上がっていくのです。

是非とも、精読と音読もここまで紹介してきた学習方法と合わせて実践し、どのような問題でも難なく解けるほどの確固たる英語力を身につけ、自信をもって試験会場に向かってください。



この記事を書いた人

Goda Shinnosuke