青山学院大学専門塾【鬼管理青山学院大学塾】の代表菅澤です。
このページでは、青山学院大学合格に必要な「共通テスト政治・経済」の傾向や特徴を解説させていただきます。
青山学院大学に合格するには、共通テストの対策もしないといけません。
青山学院大学に合格するための解説を行いますので最後までご覧いただけますと幸いです。
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共通テスト「政治・経済」の前提情報
試験時間 | 60分 |
大問数 | 4題 |
解答形式 | マークシート |
頻出単元 | GDP関連の計算 |
共通テストの政治・経済で時間が足りないという人はあまりいないかもしれません。奇をてらった問題はでませんから、基本事項をしっかり学習しておけば高得点が狙える問題です。
共通テストは始まってからまだ日が浅いです。そのため過去問がほぼありません。ですから、センター試験の過去問を使って学習することが一番の対策になります。
共通テスト「政治・経済」の傾向
共通テストの政治・経済の出題形式の傾向は4つあります。
①一問一答問題
②穴埋め問題
③計算問題
④グラフ・統計の読み取り問題
一つ一つ見ていきましょう。
① 一問一答問題
共通テスト政治経済では、誤っているものを選ぶ一問一答形式の問題が頻出です。
誤っているものを選ぶタイプの問題では、1つの問題を解くために、通常の一問一答でいうところの3~4問分の知識が必要です。
ということは、一問一答の参考書に頼りすぎる勉強は危険だということです。まずは教科書や資料集をベースにインプットしたうえで、一問一答形式の参考書でアウトプットする練習をするのが良いでしょう。
なぜなら、教科書や資料集には情報がよくまとまっていますから、一問一答形式で断片的に覚えるよりも体系的に情報をインプットすることが出来るからです。
このような誤っているものを選ばせる問題は、受験生が本当に体系的な理解をしているかチェックするために作られた設問なのです。
このように、問題を作った側の意図を考えてみると、自分の勉強方法をより改善できるでしょう。
もう一つの対策としては、センター試験の過去問を丁寧に大量に使って学習することです。
共通テストはまだ導入されたばかりで過去問の蓄積が少ないですから、センター試験の過去問を使って学習しましょう。
共通テストが始まってから新しく出てきた出題形式がある科目も多いですが、政治・経済などの公民系の科目についてはそれほど大きな変更がありませんでした。つまり、共通テスト政治・経済の対策をするためには、センター試験政治・経済の過去問を使うことが有効なのです。
センター試験の過去問を丁寧に大量に演習していくと、どこが狙われやすいのかパターンが見えてきます。
過去問演習の際、問題を解きっぱなしにするのは絶対にやめてください。問題を解き終わったら必ず丸付けをして、間違えたところや自信がなかったところの解説を熟読してください。必要に応じて、教科書や資料集に立ち返って内容を確認してください。
このように、各選択肢がどうして正しいのか・どうして間違っているのかを理解し、暗記してください。それを自分の中に蓄積していって、ぜひ共通テスト本番に活かしてください。
②穴埋め問題
課題文の中に空欄がついていて、その中身を答えさせる穴埋め問題も頻出です。
穴埋め問題は難しく見えるかもしれませんが、そんなことはありません。本質は一問一答と変わりません。
穴埋め問題の対策としては、一問一答の参考書を一冊完璧にすることが有効です。しかし、一問一答の答えを覚えるだけではまだまだ足りません。
重要なのは、一問一答の問題の部分も一緒に覚えることです。これを意識するだけで学習効果が一気に上がりますので、ぜひ試してみてください。
また、一問一答の参考書を使うときには、繰り返し取り組むことを忘れないでください。一回取り組むだけでは極めて限定的な学習効果になってしまいます。何度も何度も同じ範囲を繰り返し学ぶことで、記憶がより強固になります。
通学時間や隙間時間を利用して、ぜひ繰り返し取り組んでください。
③計算問題
このような計算問題は毎年必ず出ると思っておいた方がよいでしょう。
計算問題は、共通テストに限らず大学の個別試験でも頻出の出題形式です。苦手意識を持たないように、早いうちから演習に取り組んでいきましょう。
特にGDP関連の計算は頻出テーマです。なぜなら、出題者側としてもいろいろな切り口があるため出題がしやすく、本質を理解していない暗記だけの受験生が解けない問題を作ることが出来るからです。
「実質GDPの算出方法がわかっていますか?」「NIはどのように求めることができますか?」と聞かれて、しっかり答えることはできるでしょうか?
このように聞かれると、「なるほど。公式を全部覚えれば良いのか!」と思う受験生もいるかもしれません。しかし、それは危険な考え方です。
GDP関連の計算は、その指標の意味や性質をしっかり理解していれば、公式を丸暗記しなくても正解を導くことができます。
政治・経済の学習をしていて公式が出てきたときには、必ずその式の意味を日本語で説明できるようにしておきましょう。そうすれば、試験本番で公式を思い出せなくても正解を導くことができます。
共通テスト政治・経済では、グラフ・統計の読み取り問題が頻出です。
これまでのセンター試験政治・経済でも、毎年グラフの読み取り問題が出題されていました。
グラフの読み取り問題には、大きく分けて3つの種類があります。
①単純にグラフを読み取れているかを問う問題
②グラフの読み取り+背景知識を問う問題
③グラフや表の読み取り+計算を問う問題
一つ一つ見ていきましょう。
①単純にグラフを読み取れているかを問う問題
この問題は、統計への苦手意識さえなければ解けるはずです。
グラフの中で急な増加や急な減少がある部分に着目すれば正解できるはずですから、落ち着いて各選択肢をゆっくり読んでいきましょう。
②グラフの読み取り+背景知識を問う問題
グラフを読み取った上で、その数値の背景にはどんな出来事があったかを聞いてくる出題形式です。
例えば、経済成長率のグラフで、2008年に大幅に下落しているポイントがあったとします。ではなぜ2008年にこれほど大きな変化が起こったのでしょうか?それは、サブプライム・ローン問題をきっかけにリーマンショックが起こり、世界中の景気が悪くなったからです。
このように、グラフの読み取りだけではなく背景知識を聞いてくる問題もあります。
対策としては、教科書や資料集に出てくるグラフがどのような文脈で紹介されているか、グラフを載せた意図はなんなのかについて考える癖をつけてみると良いでしょう。
③グラフや表の読み取り+計算を問う問題
グラフや表を読み取った上で、計算ができているかを問う問題も出題されます。
例えば、2021年度の共通テストでは、プライマリーバランスの計算と国債依存度の計算ができているかを問われました。
対策としては、先ほどアドバイスした計算問題の対策と同じで、公式の意味を考えてから公式を使いこなせるようにすることが有効です。
共通テスト「政治・経済」の攻略法
❶正確なインプット・正確なアウトプット
共通テスト政治・経済の攻略法一つ目は、正確なインプットとアウトプットです。
正確なインプットの重要性を認識している受験生は多いと思います。しかし、正確なアウトプットの重要性を認識している受験生はそれほど多くないのが現実です。ということは、正確なアウトプットの重要性に気付くだけで、ほかの受験生に差をつけることができるのです。
テストで求められているのはアウトプットです。どんなに沢山の知識を持っていても、それを外に出すことができなければ0点です。ですから、学習するときにはインプットだけではなくアウトプットの練習も必要なのです。
インプットのためには教科書や資料集、授業ノートを読み込むと良いでしょう。
アウトプットのためにお勧めするのが、一問一答の参考書です。一問一答形式の参考書では、思い出す練習をすることができます。また、一問一答の参考書は自分でテストをすることができるという観点からも非常にお勧めできます。
「1週間ごとにこの単元の一問一答を解くぞ!」などと決めて、テストとして一問一答を使ってみてください。そうすれば、自分がそれを覚えているのか覚えていないのか簡単に確認することが出来ます。
覚えていないものを覚えること。できないことをできることに変えること。それが勉強です。今後何を勉強すれば良いのかを明らかにするためにも、ぜひこの方法を取り入れてみてください。
❷原因・概要・結論を説明できるように
物事にはほぼ必ず、原因と結果があります。この因果関係をおさえておくことで記憶がより定着しやすくなります。また、テストで何を聞かれても答えられる状態をつくるためにも、因果関係をおさえることは重要です。
例えば、日本が傾斜生産方式を推進した時代がありましたね。ここまでは知っている人も多いでしょう。では、どうして傾斜生産方式を導入したのでしょうか?その理由や背景を説明できますか?さらに、傾斜生産方式を導入した結果なにが起こったか説明できますか?
このように、原因と結果を知っておくこと、そしてそれを説明できる状態にしておくことは非常に重要なのです。
出来事の概要を覚えて、それを説明できるようにしておくことの重要性は言うまでもないと思います。
例えば、せっかく傾斜生産方式という言葉を知っていても、それがどんな方式なのかを知らなければ問題に答えることはできませんよね。
ですから、物事の概要だけでなく、原因と結果を説明できるレベルにまで知識レベルを上げることができれば、共通テスト政治・経済で高得点をとることができるようになるでしょう。