【必見】立教大学専門塾/予備校が解説する立教大学 文学部 日本史の入試傾向と対策

菅澤孝平

立教大学専門塾【鬼管理立教大学塾】の代表菅澤です。

このページでは、立教大学文学部の日本史入試問題の傾向や特徴を解説しております。

立教大学に合格するには学部別の対策と同時に、科目別の対策も必要になってきます。

立教大学文学部に合格したい方は「日本史」の特徴や傾向を理解したうえで勉強に励みましょう。

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立教大学文学部とは

菅澤孝平

立教大学文学部についての情報は別途コチラに記載しております。

立教大学文学部を知りたい方はコチラより閲覧してください。

立教大学文学部「日本史」の前提情報

試験時間60分
大問数2題
解答形式マークシート・記述併用型
頻出単元近現代史
菅澤孝平

2つの大問から構成されており、選択問題、記述問題、そして2020年度入試からは考察力を問われる論述問題も出題されています。

全体的な難易度としては標準的ではありますが、教科書レベルの内容の正確な理解が問われています。

立教大学文学部「日本史」の傾向

菅澤孝平

立教大学文学部では、教育や産業、芸能などに焦点を当てたテーマ史に関連した文章が与えられ、穴埋めや傍線部に関連した並び替え・正誤問題などが出題されます。

立教大学文学部の問題は、大きく分けて5つの問題が存在します。

❶穴埋め問題

❷並び替え問題

❸正誤問題

❹書き出し問題

❺論述問題 ※2020年度入試より

以下の問題が存在します。

❶穴埋め問題

例:

穴埋め問題は文中で空欄となっているキーワードを記述する問題です。

菅澤孝平

2つの大問どちらにおいても10問程度の割合で出題されます。

困ったら勘で選ぶことができる選択問題とは異なり、誤字・脱字をすることなく正確に記述する力が問われます。

❷並び替え問題

例:

並び替え問題は主に記述されている出来事を年代順に並び替える問題です。

菅澤孝平

歴史の流れをしっかりと理解しているかどうかが問われます。

歴史上の出来事に対して「いつ」「どこで」「なぜ」をしっかりと考えることができているかどうかなど、やや深い知識が問われます。

❸正誤問題

例:

正誤問題は選択肢の中から正しいもの・正しくないものを選択する問題です。

菅澤孝平

多くの大学入試によく見られるような正誤問題が出題されています。

ここでも関連する人物や地名などについて正確な知識が問われますが、問題形式としては決して珍しい形ではありません。

「消去法」で選択肢を絞っていくのが最も一般的な解法ではありますが、誤っているのがどの箇所で、どうすれば誤りではなくなるのかを説明できるようにしておくとよいでしょう。

❹書き出し問題

例:

書き出し問題は傍線部等に関連したキーワードを記述する問題です。

菅澤孝平

こちらも穴埋め問題と同様、誤字・脱字のない正確な記述が求められます。

上の例のように「資料の穴埋め」というような形の問題もあるため、教科書で紹介されているような重要度の高い資料のキーワードについては漢字で記述できるようにしておきたいところです。

❺論述問題 

例:

記述問題は一定の字数の範囲の中で文章として解答を記述する問題です。

菅澤孝平

この2020年度入試から新たに加わった文章による記述問題は少し差がつく問題かもしれません。

基礎的な知識だけでなく、それらが正確に歴史の流れとして結びついているのかということが問われています。

そして自分の言葉を使って、かつ限られた文字数で説明することができるのかが大きなポイントとなります。

■全体的な傾向のまとめ

菅澤孝平

例えば、この年で一つのテーマとなっているのは金属を中心に見た産業の歴史です。

主に古代から近代にかけての文章の中か穴埋め問題や下線部に関する並び替え・正誤問題が中心的に出題されます。

また教科書レベルの語句が問われる穴埋め問題は確実に取っておきたいところです。全体的な歴史の流れを抑えるだけでなく、基本的な語句を正確に書くことができるようにしましょう。

そして2020年度入試では30字以内での論述問題が加えられています。ここでは基礎的な知識とそれを踏まえて自分の言葉で説明する力が求められています。

立教大学文学部「日本史」の攻略法

菅澤孝平

続いて、立教大学文学部の日本史攻略法を記します。

ここに該当してない場合、合格は厳しいです。

しかし、これらに該当している場合は合格の可能性が高いと言っていいでしょう。

❶ まずは正確な記述力!教科書レベルの語句はしっかりと漢字まで書けるようになりましょう!

菅澤孝平

立教大学文学部日本史攻略法1つ目、「教科書レベルの語句の反復的な記述練習」です。

特に教科書で太字になっている部分など、重要度の高い語句は正確に漢字で書けるように何度も練習しましょう。

そして何度も教科書を見るということは歴史の流れをおさらいするという意味でもとても大事なことなので、まずは教科書を重宝しましょう。

❷ 正確なインプット・正確なアウトプット

菅澤孝平

立教大学文学部日本史攻略法2つ目、「正確なインプット・正確なアウトプット」です。

これは先ほどの内容にも通ずるところです。❶ができるようになるためにもまずは頭の中に覚えるべきキーワード等を正確にインプットしたうえで、それらをきちんと答えられるようには正確なアウトプットをする必要があります。

ではこうした正確なインプット・アウトプットを身につけるにはどのような対策をすればいいでしょうか。

それは「単純接触効果」を利用するということです。簡単に言うと単純接触効果とは人間が繰り返し接触するものに対して、より好感を持つようになるという現象のことです。

誰だって勉強を始めたばかりの時は知らない人の名前がずらっと並んでいて少し苦痛に思うかもしれません。そんな時に繰り返し繰り返しとにかく何度も同じキーワードを目に触れさせることで、少しずつそれらのキーワードに対して好感が持てるようになります。

そしてこの「好感を持つ」ということが、結果的に正確なインプット・アウトプットに直結するのです。

❸原因・概要・結論を説明できるように

菅澤孝平

立教大学文学部英語攻略法3つ目、「原因・概要・結論を説明できるようにすること」です。

❶・❷ができたら、今度は自分以外の人にキーワードを連想させながら説明できるようにしましょう。そのためにになるのがこの歴史的出来事の「原因・概要・結論を説明できるようにすること」です。

「原因」とは、なぜそのような出来事が起こったのかということ

「概要」とは、その出来事の簡単にいうとどのようなものだったのかということ

「結論」とは、その出来事が起こった後どうなったのかということです。

ここで大切なのが日本史を1つのストーリーとして捉えることの必要性です。歴史小説・マンガの種類もたくさんあるので、覚えづらいところはこれらを使ってみると楽しく覚えられるかもしれません。

日本史は人間ドラマです。ぜひ楽しみながら勉強してみてください。

❹資料問題への慣れ

菅澤孝平

立教大学文学部英語攻略法4つ目、「資料問題への慣れ」です。

立教大学では資料問題の一節から穴埋め問題が出題されることもしばしばあります。ところが世の中の資料すべてを覚えることは不可能ですし、入試で出る資料というのはとても限られています。


そこでこうした資料問題の対策としてはまずは教科書・資料集の中で紹介されている資料を覚えるということです。というのも入試で出題される資料問題の多くが教科書・資料集に載っているものなのです。

またどのような問題が高い頻度で出題されるのかについては過去問等の問題演習を繰り返していくうちに徐々に分かってくる部分も大きいです。

この記事を書いた人

Goda Shinnosuke