中央大学専門塾/予備校CHU-PASSの代表菅澤です。
このページでは、中央大学法学部英語の入試問題の傾向や特徴を解説しております。
中央大学に合格するには学部別の対策と同時に、科目別の対策も必要になってきます。
中央大学法学部に合格したい方はまずこの記事を読んで「英語」の特徴や傾向を理解したうえで勉強に励みましょう。
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中央大学法学部とは
中央大学法学部についての情報は別途コチラに記載しております。
中央大学法学部をもっと詳しく知りたい方はコチラより閲覧してください。
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中央大学法学部の前提情報
試験時間 | 90分 |
大問数 | 8題 |
解答形式 | マークシート・記述 |
頻出単元 | 論説文・語彙挿入 |
中央大学法学部の英語は解答時間90分、大問8題という、他大学と比べると時間に対する問題量が重めな形式であることが特徴として挙げられます。
こうした問題形式においては
■スピーディーに正しい選択肢を選べるか
■効率的な時間配分
以上の2つが特に結果の分かれ目となるといえるでしょう。
英語の入試問題において多くの受験生がぶつかる壁が「時間との戦い」です。
しかしこれは日頃の勉強の中で練習を積めば必ず克服できるようになります!
今回の記事ではそんな中央大学法学部の英語の入試問題を攻略するための方法を、実際の過去問を通して詳しく解説していきます。
中央大学法学部「英語」の傾向
それでは、中央大学法学部「英語」の特徴・傾向を見ておきましょう。
前述した通り、中央大学法学部は9つの大問があります。
それぞれの大問ごとに形式が異なるため、あらゆるタイプの問題に対応する必要があると言えるでしょう。
こう聞くと少し不安に感じてしまうかもしれませんが、きちんと一つ一つの問題傾向を押さえれば攻略は十分可能です。
ここでは過去問を使って具体的な出題内容を確認したあと、時間の使い方などの戦略的な部分についてもまとめていきます。
中央大学法学部の英語には、大きく分けて6つの問題が存在します。
■日本語訳・英訳問題
■適語記述・並び替え問題
■語彙・短文挿入問題
■文中の誤り発見問題
■長文読解問題
ではこれらの問題内容についてより詳しく見ていきましょう!
形式としては多いですが、自分の得意・不得意を知ってより効率的に攻略するためにもぜひこのまま読み進めてみてくださいね◎
■日本語訳・英訳問題
例:
「日本語訳問題」と「英訳問題」は、下線部の内容を英語/日本語に直す問題です。英訳問題の場合は書き出しの指定があります。
例年、大問1~2で日本語訳と英訳が出題される傾向があります。
日本語は最初に物事の詳細を固めてから主題を述べる言語ですが、英語は逆で、主題を先に述べてから理由や詳細を述べていきます。
したがって、どちらに訳す際も以下のポイントは絶対押さえるようにしましょう
↓
①主題はどこにあるのか(特に主語・目的語)を把握する
②「〇〇だが」のような一文の中にある展開を押さえる
特に英訳はどの単語同士が繋がっているのかが曖昧になってしまうと正確に意味を取ることが難しくなります。
したがって、単語や熟語だけでなく、文法の型をしっかり把握することを日ごろの勉強でも意識してみてください!
■適語挿入・並び替え問題
例:
「適語挿入・並び替え問題」とは、カッコ内の単語を並び替え、さらにそこに一語追加して正しい文章を作る問題です。
通常の並び替え問題と異なるのが、「足りない単語を補う必要がある」という点です。
このような形式を攻略するには「確実な組み合わせを複数見つけ、選択肢を減らしていく」ことが1番の近道!
たとえばこの例であれば、Doの後に来るのは you know であることは明白ですし、その他のまとまりで言えば from the speaker も確実な組み合わせと言えますよね。
このように、余っている単語をなるべくひとまとまりにしてそのまとまりをパズルのように組み合わせる感覚で解いてみると効率的です。
その過程で自ずと足りない単語も見えてきますが、冠詞などの細かい箇所を聞かれる場合もありますので慎重にチェックしていきましょう。
■語彙・短文挿入問題
例1
例2
例3
「語彙・短文挿入問題」とは、カッコ内に当てはまる適切な語句や短文を選択する問題です。
中央大学法学部の英語は特にこの「語彙・短文挿入問題」が多くを占めるという特徴があります。
とはいえそれぞれ聞かれ方や回答する際のポイントが異なるので、例1〜3をひとつずつ解説していきます!
例1は、形は同じでも全く異なる意味を持つ単語(かつ与えられたふたつの文章両方に当てはまるもの)を記述する問題です。
例題を見ていただくとわかりやすいですが、たとえばそこで扱われている”present”という単語は、「贈り物」(名詞)と「出席(存在)している」(形容詞)という異なる品詞としての意味を持っています。
このように、その単語の代表的な意味だけでなく少しハイレベルで応用的な知識を問う問題となっているため、日頃単語帳をチェックするときもただ一問一答形式で覚えるのではなく品詞や用法にも注意してインプットするようにしましょう!
例2は4択の中から適切な単語を選ぶシンプルな問題です。
しかし、
・単語の意味がわかっているか
・熟語を正しく覚えているか
・関係代名詞などの文法ルールを理解しているか
など聞かれることが多岐にわたる場合もあるので、各要素の基礎固めをきちんと行うことが重要です。
例3は長文の中にあるカッコに入る適切な短文を選択する問題です。
このような形式の問題で最も大切なのが「前後の文脈を正確に理解する」ということ。
長文というだけで少し身構えてしまうかもしれませんが、実は長文問題とは時間内に隅から隅までを100%精読しなければ解けないというわけではありません(もちろんそれができるに越したことはないですが)。
隣り合った文章には必ず何かしらの論理的な結びつきが存在します。
しかしそこにあえて空欄があるということは、既存の並びのままだと内容が飛んでしまっている/論理的な結びつきが存在しない可能性が高いのです。
したがって解き方のコツとしては
①選択肢の内容を完全に理解する
②カッコの前後1~2文程度を集中的に読み込む
このふたつを意識すれば解きやすくなります。
また、選択肢によっては「絶対に文頭からは始まらないもの」「絶対文末には来ないもの」など最初から除外できるものもあるので、そのような消去法もあわせて活用してみましょう。
■文中の誤り発見問題
例:
「文中の誤り発見問題」は下線が引かれている部分の中から誤っている内容(単語の形や文法を含む)を選ぶ問題です。
この形式は、「なんとなく意味はわかるからいいや」と長文を読み流す癖がついてしまっている人にとっては落とし穴的問題であると言えるでしょう。
以下の攻略法についての項で詳しく説明しますが、この問題をクリアするには前述したような単語・文法などの細かな要素を正しく理解し、きちんと「違和感」を感じられるようになること。
品詞の組み合わせや単語の形が誤っている場合も多いので、ただ「意味がわかるから」というだけで読み流さないようにしましょう。
■長文読解問題
例:
「長文読解問題」はあらゆる要素を含んだ読解総合問題と言えます。
中央大学法学部の英語では、例年最後の大問が長文読解となっていることが多いです。
おおよそ2ページほどの問題文に、10問前後の設問が設置されています。
問題のタイプは語句の選択から内容一致までさまざまですが、多くの設問は日本語であり、構造自体もシンプルなため難易度は平均的であると言えるでしょう。
しかし、英語で設問が用意されている場合もあるのでその都度頭の中できちんと内容を変換・整理する必要があります。
長文問題を解くときに気をつけるポイントが、「最初に一気に問題文を読もうとしない」こと。
最初に焦って一気に読み流したとしても、結局設問を解く頃には内容を忘れて、また読み直すことになってしまいます。
長文問題で解答の正確さが落ちてしまう1番の原因は、時間ロスによる焦りと言っても過言ではありません。
①最初に一段落の序盤を読んで問題のトピックを掴む
②設問に目を通し、問題を熟読しなくても解ける知識問題を最初に埋める
③設問が指示している箇所を特に集中して読み、解答する
→むやみやたらに読むことがなくなるので時短にもつながり、情報も整理しやすい
ぜひこの流れを意識しながら長文問題に向き合ってみてください!
中央大学法学部「英語」の攻略法
続いて、中央大学法学部の英語攻略法を記します。
ここに該当してない場合、合格は厳しいです。
しかし、これらに該当している場合は合格の可能性が高いと言っていいでしょう。
❶英語の認識速度は0.1秒 英語を英語として認識できるまで英単語帳をやりこむ
中央大学法学部英語攻略法1つ目、「英語を英語として認識できるまで英単語帳をやりこむ」ということです。
さて、「英語を英語として認識する」とは具体的にどのようなことを指すと思いますか?
たとえば、”This is an apple.”という文章があったとします。
私たちはこれを普段「これはりんごです。」と頭の中で日本語に変換し理解する場合が多いです。
しかしこの仕方では、「英語を日本語として理解(認識)している」のです。
いくら一瞬でこの脳内翻訳ができたとしても、早慶GMARCH入試レベルの難しい文章になると文法や単語はもっと複雑化し、この脳内翻訳にも自動的に時間がかかってしまいます。
では逆の視点で考えてみて、私たちは普段「日本語」をどのように理解しているでしょうか。
先程の例を使うと、「これはりんごです。」と言われた時あなたは頭の中にりんごを映像・画像(=イメージ)として思い浮かべたのではないでしょうか。
それ以外にも、嬉しい・悲しい・綺麗などの言葉を聞いた時、それをいちいち何か他の表現に言い換えるというよりも、「感覚的」に理解していることが多いと思うのです。
「英語を英語として認識する」というのはつまり、「英語をイメージや感覚と結びつけて理解できるようになる」ということ。
日本語とセットで覚えようとするのではなく、「この単語を聞いたらこういうイメージや感情が浮かぶ」というレベルまで落とし込むことができれば長文読解のスピードもぐんと上がっていきますよ!
❷英文法は解説できるように 基礎的な英文法問題が出題されます。
中央大学法学部英語攻略法2つ目、「英文法を解説する」ということです。
単語や熟語は「そういうもの」として覚えることが中心になりますが、文法にはきちんとしたルールや使用例があります。
また、文章を読んで理解できるだけでなく、それを自分の頭の中で自発的に組み立てて使えるようになることが文法のゴール。
ここで大切なのが「解説できるかどうか」という軸になります。
よく、「友達同士で勉強を教え合うと効果的」という話を聞いたりしませんか?
これも同じ原理で、人に教えられる(わかりやすく言語化できる)=自分の頭の中できちんと整理ができている証拠ということなのです。
その日覚えた文法はぜひ友達と解説しあったり、自分で何も見ずに声に出して説明してみたり、ノートにまとめてみたりするとより確かな理解に繋がり忘れにくくなります!
❸精読&音読による英語長文問題集の徹底的な理解
中央大学法学部英語攻略法3つ目、「精読&音読による英語長文問題集の徹底的な理解」です。
精読が大切な理由は「細かな単語・熟語・文法の見落としを徹底的に無くすため」です。
長文読解問題は時間との戦い&書かれている内容そのものについて聞かれる問題が多いこともあり、多くの受験生が「それなりに意味がわかればいい」という読み流し方をしてしまっています。
しかし、長文は「正しい文章表現が詰まった宝庫」とも言えるのです。
自分が知らなかった単語や忘れてしまっていた文法表現を精読を通して拾い切ることで、長文問題以外のセクションでも使える知識をアップデートすることができ、結果としてとても効率の良い勉強につながっていきます。
では続いて、なぜ音読が必要なのかという理由について解説します。
たしかに入試本番では問題文を声に出して読むことはできません。
しかし普段の勉強における音読の意義は「文章の区切り目を正確に理解できるようになる」ことにあります。
英語の一文は難関大学になればなるほど長くなったり構文が複雑化する傾向がありますが、それをだらっと続けて読んでも趣旨を理解することはできません。
「このthat以下でこの部分について詳しく説明してるな」
「これはこの単語にかかってくる関係代名詞だな」
などの文章のメリハリへの理解を音読はサポートしてくれるのです。
また、自分の声と耳を通して正しい文法や単語に触れ直すことで英語を音で理解できるようにもなり、正誤問題などを解く際の手助けにもなります。
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