
菅澤さん、「世田谷学園高校」で検索していたら、中学受験の情報ばかり出てきて、高校からの受験情報が全然見つかりません。うちの子は今中2なんですが、大丈夫でしょうか。

結論から言うと、世田谷学園は中学校卒業後にそのまま高等学校へ進む完全中高一貫の仕組みで、公式サイトにも高校段階での外部募集は案内されていません。つまり入学の窓口は中学入試(本科コース・理数コース)が中心になります。学校公式の入試要項・入試結果PDF・大学合格実績を順番に確認していきましょう。
世田谷学園中学校・高等学校は、〒154-0005 東京都世田谷区三宿1-16-31にある私立の男子中高一貫校です。曹洞宗の宗門校として、禅の精神に基づく人間教育を柱に掲げています。「Think & Share」という教育理念のもと、「智慧の人・慈悲の人・勇気の人」という3つの人間像を目指す点が学校公式サイトで確認できます。
本記事は旧MPGページの現行タイトル「世田谷学園高校専門塾」が指す学校を、学校公式サイトの入試要項・入試結果PDF・大学合格実績ページと照合し、対象を世田谷学園中学校・高等学校に固定して解説します。
先に押さえておきたいのは、世田谷学園が完全中高一貫校である点です。学校公式サイトの入試要項ページには「中高6年一貫の教育を行っていますので、中学校卒業後は本学園高等学校に一貫して進学していただきます」と明記されています。受験生ページ・入試要項ページのいずれにも、高校段階での外部募集に関する案内は見当たりませんでした。したがって、「世田谷学園高校」への入学を目指す場合、実質的な窓口は中学入試(本科コース・理数コース)になると考えるのが、確認できる一次情報に基づく理解です。
転入学の可否など個別の事情については学校公式サイトだけでは断定できないため、該当する場合は学校へ直接お問い合わせください。本記事は確認できた事実の範囲で構成しています。
本記事は学校の公式情報を読み解き、学習計画へ変える受験ガイドです。当塾は世田谷学園とは一切関係のない受験指導サービスです。最終的な出願資格・手続・検査日程・持ち物は、学校・中学校を通じた最新の案内に従ってください。
正式名称は世田谷学園中学校・高等学校、所在地は東京都世田谷区三宿1-16-31。男子・曹洞宗系の完全中高一貫校で、公式サイトに高校段階での外部募集の案内は確認できず、入学の窓口は本科コース・理数コースの中学入試です。
目次
世田谷学園とは?男子進学校・曹洞宗の中高一貫校
世田谷学園は、曹洞宗の宗門校として設立された歴史を持つ男子校です。学校公式サイトによると、教育理念は「Think & Share」で、自ら考え、他者と分かち合う姿勢を通じて「智慧の人・慈悲の人・勇気の人」という3つの人間像を育てることを掲げています。
所在地は東京都世田谷区三宿1-16-31で、閑静な住宅街の中にキャンパスがあります。中学校・高等学校が同じ敷地内にあり、6年間を通じて同じ校風のもとで学ぶ環境です。
宗門校としての特色は、単に宗教科目があるというだけではありません。後述する「生き方」授業や坐禅・写経、寺院での宿泊研修まで、学校生活全体に禅の精神を体験する機会が組み込まれている点が、他の私立進学校との大きな違いです。
進学校としての実績も明確です。後述する大学合格実績のとおり、2026年3月卒業生では東京大学5名・早稲田大学56名・慶應義塾大学51名・東京理科大学122名などの合格者を輩出しており、宗門校としての人間教育と、大学受験を見据えた学力育成を両立させている学校であることがわかります。
本記事は旧MPGページのタイトルが示す「世田谷学園高校」を、学校公式サイトの記載と照合し、世田谷学園中学校・高等学校として解説します。閉校・統合・募集停止・改称の情報は確認できず、現校名のまま存続しています。
学校の呼び方に混同はありません。ただし後述するとおり、この学校は完全中高一貫校であり、高校段階での外部募集は学校公式サイト上で確認できませんでした。検索の際は「世田谷学園」に加え「中学受験」「本科コース」「理数コース」の語を組み合わせると、入学の窓口となる一次資料にたどり着きやすくなります。
次章では、この記事で最も重要な事実、「世田谷学園高校」を目指す場合に実際にはどの入試を受けることになるのかを、公式サイトの記載に基づいて具体的に整理します。
| 確認項目 | 確認できた内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 正式名称・所在地 | 世田谷学園中学校・高等学校・東京都世田谷区三宿1-16-31 | 学校公式サイト |
| 設置形態 | 男子校・曹洞宗の宗門校 | 学校公式サイト |
| 教育理念 | 「Think & Share」/智慧の人・慈悲の人・勇気の人 | 学校公式サイト |
| 中高の関係 | 完全中高一貫(高校段階の外部募集は未案内) | 学校公式サイト入試要項ページ |
| 2026年3月卒業生の大学合格実績(一部) | 東大5・早稲田56・慶應51・東京理科大122 | 学校公式サイト合格実績ページ |
📚 用語解説
曹洞宗:禅宗の一派で、坐禅を重視する仏教の宗派です。世田谷学園は曹洞宗の宗門校として、坐禅・写経・寺院での宿泊研修などを教育課程に組み込み、禅の精神に基づく人間教育を行っています。

曹洞宗の学校と聞くと、宗教色が強くて勉強の時間が削られるイメージがあります。

坐禅や写経の時間はありますが、後述するとおり2026年3月卒業生では東大5名・早稲田56名・慶應51名などの実績があります。人間教育と大学受験の学力育成を両立させている学校だと理解してよいでしょう。
高校からの外部募集は未案内|合格の窓口は中学入試
- 小学生で中学受験を検討: 本科コース・理数コースの中学入試(1次/算数特選/2次/3次)を検討
- 中学生で高校入学を検討: 公式サイトに外部募集の案内は確認できず。学校へ直接照会
ここが本記事で最も重要な事実です。学校公式サイトの入試要項ページには「中高6年一貫の教育を行っていますので、中学校卒業後は本学園高等学校に一貫して進学していただきます」と明記されています。中学校段階の入試(本科コース・理数コース、1次/算数特選/2次/3次)を経て入学した生徒が、そのまま高等学校へ進学する仕組みです。
受験生のページ・入試要項ページのいずれにも、高校段階での外部募集(いわゆる高校受験による入学)の案内は確認できませんでした。したがって「世田谷学園高校 受験」で検索して情報を探している場合、実際に受けることになるのは中学入試である可能性が高いという点を、まず理解しておく必要があります。
これは世田谷学園に限った話ではなく、男子進学校の中には同様に中学入試だけで生徒を受け入れ、高校段階では外部募集を行わない完全中高一貫の学校が複数あります。志望校を検討する際は、「高校受験ができる学校か」を早い段階で公式サイトの入試要項で確認する習慣が重要です。
すでに中学生で、世田谷学園への入学を検討している場合、公式サイトで確認できる一次情報の範囲では、学校説明会や資料請求を通じて学校に直接、転入学や編入の可能性について照会することが確実な方法です。本記事では確認できていない事実を断定で書かず、「学校へ直接照会」という形で扱います。
一方、現在小学生で中学受験を検討している場合は、次章以降で解説する本科コース・理数コースの入試(1次/算数特選/2次/3次)が、世田谷学園への入学ルートになります。募集人員・日程・配点・直近の倍率まで、学校公式の入試要項と入試結果PDFに基づいて整理していきます。
保護者・受験生の立場によって必要な情報が異なるため、まず自分がどちらの立場に当てはまるかを確認したうえで、該当する章を重点的に読み進めることをおすすめします。
| 立場 | 確認できた入学ルート | 出典 |
|---|---|---|
| 小学生・中学受験を検討 | 本科コース・理数コースの中学入試(1次/算数特選/2次/3次) | 学校公式サイト入試要項ページ |
| 中学生・高校からの入学を検討 | 外部募集の案内は確認できず。学校への直接照会が必要 | 学校公式サイト入試要項ページ・受験生ページ |
| 卒業後の進級 | 中学校卒業後は高等学校へ一貫して進学 | 学校公式サイト入試要項ページ |
📚 用語解説
完全中高一貫校:中学校からの入学者のみで構成され、高校段階での外部からの生徒募集を行わない学校形態です。世田谷学園は公式サイトの記載から、この形態に該当すると考えられます。対して、灘高校のように中高一貫でも高校からの外部募集を併用する学校もあります。

高校受験ができないなら、うちの子(中2)はもう世田谷学園を目指せないということですか。

公式サイトで確認できる範囲では外部募集の案内がないため、通常の入試ルートでは中学入試が窓口になります。個別の転入学の可能性については、学校説明会などの機会に学校へ直接確認することをおすすめします。
本科コースと理数コースの違い|1年次からの2コース制
学校公式サイトのカリキュラムページによると、世田谷学園は1年次から本科コースと理数コースの2コース制を採用しています。本科コースは様々な経験を通じて進路を検討する生徒向け、理数コースは早期に理系進学を決めた生徒向けという位置付けです。
重要なのは、このコース分けが固定的な文理選抜ではない点です。同ページには「後期(5・6年生)でのクラス編成は本科コースと理数コースを混合した進路別のクラスになる」と明記されています。つまり中学入学時点でのコース選択が、そのまま高校卒業まで固定されるわけではなく、学年が進むにつれて実際の進路希望に応じて再編される仕組みです。
入試科目・満点にも本科コースと理数コースで違いがあります。本科コースは算数100点・国語100点・社会50点・理科50点の計300点、理数コースは算数200点・国語100点・社会50点・理科100点の計450点です。理数コースは算数・理科の配点が本科コースより大きく、算数だけを見ると本科の2倍の200点満点になっています。
このコース別配点の違いは、入試当日の得点戦略だけでなく、入学後の学習の重点にもつながります。理数コースを志望する場合、算数・理科の得点力を早い段階から重点的に伸ばす学習計画が必要になります。
学校公式サイトは「5年生(高校2年)までに同課程をほぼ習得させ」るとしており、最終学年で大学受験に向けた集中指導が行われる構成です。本科・理数のどちらのコースで入学しても、後期は進路別クラスで大学受験に向けた学習が進む点は共通しています。
コース選択に迷う場合は、算数・理科への適性や興味の強さを基準に考えるとよいでしょう。次章では、この2コースそれぞれの、2026年度中学入試の具体的な募集人員・日程を確認します。
| 項目 | 本科コース | 理数コース |
|---|---|---|
| コースの位置付け | 様々な経験を通じて進路を検討 | 早期に理系進学を決めた生徒向け |
| 入試満点(1次/2次/3次) | 算数100・国語100・社会50・理科50=計300点 | 算数200・国語100・社会50・理科100=計450点 |
| 後期(5・6年)のクラス編成 | 進路別クラスへ本科・理数混合で再編 | 進路別クラスへ本科・理数混合で再編 |
📚 用語解説
理数コース:世田谷学園が1年次から設ける2コースの一つです。算数200点・理科100点と、本科コースより理系科目の配点が大きい入試で選抜されます。後期(高2・高3)は本科コースと混合した進路別クラスへ再編されます。

理数コースを選んだら、文系の大学には進めなくなるということですか。

後期(5・6年)は本科・理数混合の進路別クラスに再編されるため、入学時のコースがそのまま進路を固定するわけではありません。ただし理数コースの入試は算数・理科の配点が大きいので、入試対策の重点は変わります。
2026年度中学入試の日程・募集人員
学校公式サイトの入試要項ページによると、2026年度の世田谷学園中学入試は、1次試験(2月1日午前)・算数特選(2月1日午後)・2次試験(2月2日)・3次試験(2月4日)の4回体制です。
募集人員はコース・試験回ごとに定められています。本科コースは1次55名・算数特選15名・2次65名・3次25名、理数コースは1次5名・算数特選15名・2次15名・3次5名で、両コース合計は200名です。
入試科目は、本科コースが算数100点・国語100点・社会50点・理科50点の計300点、理数コースが算数200点・国語100点・社会50点・理科100点の計450点です。算数特選は、コースを問わず算数1科目・100点満点の入試という点が他の回と異なります(次章以降で詳しく解説します)。
特待生選抜も実施されています。1次で約3名、算数特選で約20名、2次で約10名が対象で、入学金26万円と初年度学費が免除されます。特待生の人数は算数特選が最も多く設定されている点は、志望校選びの参考になります。
経費面では、入学金26万円、授業料が年額48万円、施設費が年額13万2千円、教育充実費が年額12万2400円と、学校公式サイトに明記されています。その他の費用も別途発生するため、詳細は学校の最新の募集要項で確認してください。
4回の試験機会があるという点は、1回の結果だけで合否が決まらない安心材料になります。一方で、後述するとおり回によって倍率や合格ラインが大きく異なるため、単純に「受験回数が多いから通りやすい」と考えるのは早計です。次章では、2025年度の実際の入試結果データをもとに、回ごとの違いを具体的な数字で確認します。
| 試験回 | 日程 | 本科コース募集人員 | 理数コース募集人員 |
|---|---|---|---|
| 1次試験 | 2/1午前 | 55名 | 5名 |
| 算数特選 | 2/1午後 | 15名 | 15名 |
| 2次試験 | 2/2 | 65名 | 15名 |
| 3次試験 | 2/4 | 25名 | 5名 |
📚 用語解説
特待生選抜:入試の成績上位者を対象に、入学金や授業料などを免除する制度です。世田谷学園では1次で約3名、算数特選で約20名、2次で約10名が対象とされ、入学金26万円と初年度学費が免除されます。

4回も受験できるなら、とりあえず全部受けておけば安心ですか。

受験回数を増やすこと自体は選択肢を広げますが、次章で見るように回によって倍率や合格ラインが違います。第一志望のコース・回に照準を合わせた対策を軸にしたうえで、他の回を併願として検討するのが現実的です。
2025年度入試結果を検証|倍率と合格最低点
学校公式サイトの入試講評ページに掲載された「2025年度入試結果」PDF(2025年2月4日時点)によると、2025年度の中学入試は、募集200名に対し志願者数1,498名・受験者数1,127名・合格者数555名(両コース重複合格者を含む延べ人数)で、全体の実質倍率は2.0倍でした。
回・コース別の実質倍率(受験者数÷合格者数)を見ると、大きなばらつきがあります。1次試験の本科コースは受験190名に対し合格77名で実質倍率2.5倍、理数コースは受験124名に対し合格5名で実質倍率24.8倍と、同じ1次試験でもコースによって大きく異なります。
算数特選は本科コース1.5倍・理数コース3.2倍、2次試験は本科コース1.8倍・理数コース4.8倍、3次試験は本科コース4.3倍・理数コース17.3倍でした。全体を通じて、理数コースは本科コースより実質倍率が高い傾向が一貫しています。
合格者最低点(得点率)も回・コースによって差があります。1次試験の本科コースは300点満点中170点(56.7%)、理数コースは450点満点中336点(74.7%)が合格者最低点でした。理数コースは満点が大きいだけでなく、得点率で見ても本科コースより高い水準が求められています。
算数特選は満点100点(算数1科目)で、本科コースの合格者最低点が42点(42.0%)、理数コースが61点(61.0%)でした。1科目勝負のため得点差が付きにくく、本科コースの合格ラインが他の回より低めに出ている点が特徴です(次々章で詳しく扱います)。
これらの数字はいずれも2025年度(2025年2月実施)の結果であり、2026年度入試の結果ではありません。年度によって難易度は変動するため、最新の倍率・合格最低点は学校公式サイトの入試結果ページで必ず確認してください。
| 試験回・コース | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 | 合格者最低点(得点率) |
|---|---|---|---|---|
| 1次・本科 | 190名 | 77名 | 2.5倍 | 170点/300点(56.7%) |
| 1次・理数 | 124名 | 5名 | 24.8倍 | 336点/450点(74.7%) |
| 算数特選・本科 | 313名 | 205名 | 1.5倍 | 42点/100点(42.0%) |
| 算数特選・理数 | 277名 | 87名 | 3.2倍 | 61点/100点(61.0%) |
| 2次・本科 | 408名 | 223名 | 1.8倍 | 150点/300点(50.0%) |
| 2次・理数 | 290名 | 61名 | 4.8倍 | 273点/450点(60.7%) |
| 3次・本科 | 216名 | 50名 | 4.3倍 | 166点/300点(55.3%) |
| 3次・理数 | 138名 | 8名 | 17.3倍 | 313点/450点(69.6%) |
📚 用語解説
実質倍率と形式倍率:形式倍率は志願者数÷募集人員、実質倍率は受験者数÷合格者数で計算します。世田谷学園の2025年度全体では形式倍率7.5倍に対し実質倍率2.0倍で、実際の受験者数を基準にした実質倍率の方が、当日の手応えに近い指標です。

理数コースの倍率が本科コースよりずっと高いのはなぜですか。

理数コースは募集人員が本科コースより少なく設定されている回が多いためです。例えば1次試験は本科55名に対し理数5名しか募集しておらず、志願者数のわりに合格枠が小さいことが倍率を押し上げています。
科目別データで見る合格ライン|算数特選の特殊性
学校公式PDFの科目別データを見ると、1次試験(本科コース)の合格者最低点は、算数39点(得点率39.0%)、国語33点(33.0%)、社会24点(48.0%)、理科17点(34.0%)でした(各科目の満点は算数・国語100点、社会・理科50点)。科目ごとに得点率にばらつきがあり、社会の得点率が比較的高く出ている点が特徴です。
算数特選は、算数1科目・100点満点のみで合否が決まる特殊な回です。本科コースの合格者最低点は42点(42.0%)、理数コースは61点(61.0%)でした。1科目のみの勝負であるため、得意不得意がそのまま結果に直結しやすく、算数を得意とする受験生にとっては狙い目になり得る一方、油断すると1問のミスが合否を分けます。
理数コースの入試では、算数の配点が200点(本科コースの2倍)に設定されています。1次試験(理数コース)の合格者最低点146点(得点率73.0%、200点満点)は、本科コース(39点/100点満点=39.0%)と比べて明確に高い水準です。理数コースを志望する場合、算数の得点力を本科コース志望者以上に高める必要があります。
科目別の受験者平均点と合格者平均点の差にも注目してください。1次試験(本科コース)の算数は、受験者平均52.6点に対し合格者平均67.8点で、その差は15点あります。国語は受験者平均48.1点に対し合格者平均55.0点で差は7点弱と、算数の方が合否を分ける影響力が大きい傾向がうかがえます。
これらの数字はすべて2025年度(2025年2月実施)の結果です。出題傾向や難易度は年度によって変わるため、最新の対策は学校公式サイトの入試講評(過去問の正答率等)もあわせて確認することをおすすめします。
科目別の得点データから見えるのは、「算数で安定して得点できるかどうか」が、本科コース・理数コースいずれの入試でも合否の分かれ目になりやすいという傾向です。次章では、こうした学力面の対策を支える、世田谷学園ならではの禅の人間教育について解説します。
| 科目 | 1次(本科)合格者最低点 | 1次(理数)合格者最低点 | 満点(本科/理数) |
|---|---|---|---|
| 算数 | 39点(39.0%) | 146点(73.0%) | 100点/200点 |
| 国語 | 33点(33.0%) | 53点(53.0%) | 100点/100点 |
| 社会 | 24点(48.0%) | 36点(72.0%) | 50点/50点 |
| 理科 | 17点(34.0%) | 62点(62.0%) | 50点/100点 |
📚 用語解説
得点率:獲得点数を満点で割った割合です。満点や科目配点がコース・回によって異なる世田谷学園の入試では、素点だけでなく得点率で比較することで、どの科目がより合否を左右しているかを把握しやすくなります。

算数特選は1科目だけだから、他の回より簡単なのでしょうか。

募集人員に対して志願者数が非常に多く、算数特選(本科)の形式倍率は23.1倍にのぼります。1科目勝負だからこそ、算数の実力差がそのまま合否に直結しやすく、簡単というより「得意分野で確実に得点できるかが問われる回」と捉えるべきです。
禅の人間教育「Think & Share」|智慧・慈悲・勇気
世田谷学園の教育理念「Think & Share」は、自ら考え(Think)、それを他者と分かち合う(Share)姿勢を通じて、「智慧の人・慈悲の人・勇気の人」という3つの人間像を育てることを目指しています。曹洞宗の宗門校として、この理念は禅の精神と結びついています。
具体的な取り組みとして、学校公式サイトのカリキュラムページは「『生き方』授業での先人の教えの学習」を挙げています。教科の学習とは別に、人としてどう生きるかを考える時間が、教育課程の中に組み込まれています。
日常的な実践としては、写経や坐禅が行われています。静かに文字を書き写す写経、姿勢を正して座る坐禅は、いずれも禅宗の基本的な修行方法で、集中力や自己を見つめる姿勢を養う機会として位置付けられています。
学校行事としては、永平寺や總持寺への一泊参禅が実施されています。永平寺・總持寺はいずれも曹洞宗の大本山で、実際に寺院に宿泊しながら禅の生活を体験する研修です。教室での学びを超えて、禅の精神を体感する機会になっています。
こうした禅の人間教育は、単なる情操教育にとどまらず、受験勉強や大学入学後の学びを支える「自分と向き合う力」「粘り強く取り組む姿勢」の土台になっていると考えられます。後述する大学合格実績の高さも、学力指導だけでなく、こうした人間教育との両立があってこそのものです。
宗門校の教育に関心を持つ受験生・保護者は、学校説明会や文化祭などの機会に、実際の「生き方」授業や坐禅の様子を見学することをおすすめします。公式サイトの説明だけでは伝わらない、日々の学校生活の雰囲気を確認できます。
| 取り組み | 内容 | 位置付け |
|---|---|---|
| 「生き方」授業 | 先人の教えを学ぶ授業 | 教育課程の一部 |
| 写経・坐禅 | 禅宗の基本的な修行方法を体験 | 日常的な実践 |
| 永平寺・總持寺への一泊参禅 | 曹洞宗大本山での宿泊研修 | 学校行事 |
📚 用語解説
坐禅:禅宗の基本的な修行方法で、姿勢を正して静かに座り、心を落ち着けて自己と向き合う実践です。世田谷学園では写経とあわせて日常的に行われ、永平寺・總持寺への一泊参禅でも中心的な活動になっています。

坐禅や写経の時間は、受験勉強にとってマイナスにはならないのでしょうか。

短期的には勉強時間の一部を使いますが、集中力や自己管理の姿勢を養う機会として位置付けられています。後述する大学合格実績を見る限り、学力指導と両立していると考えてよいでしょう。
大学合格実績|2026年3月卒業生203名の内訳
学校公式サイトの合格実績ページによると、2026年3月卒業生203名の大学合格実績は、国立大学が東京大学5名(現役5名)・京都大学2名(現役2名)・一橋大学2名(現役2名)・東京科学大学8名(現役6名)を含む合計55名(現役45名)でした。
私立大学では、早稲田大学56名(現役49名)・慶應義塾大学51名(現役43名)・上智大学26名(現役26名)・東京理科大学122名(現役107名)という実績です。特に東京理科大学の合格者数の多さは、理数コースの存在とも整合的な傾向といえます。
医学部医学科の合格実績は合計19名(現役7名)で、内訳は国立3名(現役1名)・私立16名(現役6名)でした。医学部志望者にも一定の実績がある学校であることがわかります。
全体の合計は850名(現役726名)で、卒業生203名に対する現役進学率は約85.4%です。1人が複数の大学・学部に合格するケースを含む延べ人数ですが、複数の選択肢を確保したうえで進路を決められる生徒が多いことを示す数字です。
これらの実績は2026年3月卒業生(203名)についてのもので、年度によって数字は変動します。志望校を検討する際は、学校公式サイトの合格実績ページで最新年度のデータを確認してください。
大学合格実績は、中学入試の段階でのコース(本科・理数)や、入学後の学習の積み重ねの結果です。次章では、ここまでの情報を出願前のチェックポイントとして整理します。
| 区分 | 2026年3月卒業生(203名)の実績 |
|---|---|
| 東京大学 | 5名(現役5名) |
| 国立大学合計 | 55名(現役45名) |
| 早稲田大学・慶應義塾大学 | 56名・51名(現役49名・43名) |
| 東京理科大学 | 122名(現役107名) |
| 医学部医学科 | 19名(国立3名・私立16名、現役7名) |
| 総合計 | 850名(現役726名、現役進学率約85.4%) |
📚 用語解説
現役進学率:卒業生のうち、浪人せずにその年の春に大学へ進学した生徒の割合です。世田谷学園の2026年3月卒業生では約85.4%(現役726名/卒業生203名を基準とした学校公式の指標)と公表されています。

東京理科大学の合格者数がとても多いのはなぜですか。

理数コースの存在や、算数・理科に力を入れたカリキュラムとの関連が考えられます。ただし特定の大学に偏るのではなく、東大・早慶・上智など幅広い大学に実績がある点も確認しておくとよいでしょう。
出願前チェック|立場別の入学ルートと経費
- 学校を知ったばかり: 公式サイトで完全中高一貫の仕組みを理解する段階
- コースを検討中: 本科コース・理数コースどちらを志望するか検討する段階
- 対策を開始: 志望コースの配点にあわせて算数・理科等を対策する段階
- 出願直前: 経費・日程・持ち物を学校最新情報で最終確認する段階
ここまでの情報を整理すると、世田谷学園への入学を検討する場合、まず確認すべきは「自分がどの立場に当てはまるか」です。小学生で中学受験を検討している場合は、本科コース・理数コースの中学入試(1次/算数特選/2次/3次)が入学ルートになります。中学生で高校からの入学を検討している場合は、公式サイトに外部募集の案内が確認できないため、学校への直接照会が必要です。
中学受験を検討する場合、次に本科コースと理数コースのどちらを志望するかを決める必要があります。理数コースは算数・理科の配点が大きく、後期(高2・高3)は本科・理数混合の進路別クラスに再編されるとはいえ、入試対策の重点は明確に異なります。
2025年度の入試結果を踏まえると、算数特選(1科目・100点満点)は本科コースの合格者最低点が42.0%と他の回より低めで、算数を得意とする受験生にとっては有力な選択肢になり得ます。一方で理数コースは全体的に実質倍率・合格者最低点の得点率がいずれも本科コースより高く、対策により時間をかける必要があります。
経費面では、入学金26万円、授業料年額48万円、施設費年額13万2千円、教育充実費年額12万2400円が学校公式サイトに明記されています。特待生選抜(1次約3名・算数特選約20名・2次約10名)に該当すれば、入学金と初年度学費が免除される点もあわせて確認しておきましょう。
出願前のチェックリストとしては、①正式名称・所在地・完全中高一貫という仕組みの確認、②本科コース・理数コースどちらを志望するかの判断、③志望コース・回の募集人員と2025年度の倍率・合格最低点の確認、④算数を中心とした科目別対策の重点整理、⑤経費・特待生制度の確認の5点を押さえておくと、情報の抜け漏れを防げます。
最後に、これらの数字はいずれも2025年度・2026年3月卒業生など特定年度の実績です。出願する年度が異なれば数字も変わるため、出願直前には必ず学校公式サイトの最新情報で日程・募集人員・経費を再確認してください。
📚 用語解説
出願ルート:志望校へ入学するために実際に受ける入試の種類です。世田谷学園の場合、学校公式サイトで確認できる出願ルートは中学入試(本科コース・理数コース)であり、高校段階での外部募集は確認できませんでした。

結局、うちの子はどの入試を目指せばいいのか、まだよく分かりません。

まず学年(小学生か中学生か)を基準に、中学入試の対象かどうかを判断してください。中学受験生であれば、算数・理科の得意度をもとに本科コース・理数コースを検討し、迷ったら学校説明会で直接相談するのが確実です。
鬼管理専門塾の特徴
世田谷学園対策では、完全中高一貫という仕組みの理解、本科コース・理数コースどちらを志望するかの判断、そして1次・算数特選・2次・3次という複数回の入試(募集人員・配点・2025年度の実質倍率・合格者最低点)を、一つの学習計画へまとめる必要があります。情報を知るだけでは得点は上がりません。現在の単元別理解、志望コース、志望回から、今日行う教材と範囲へ変換します。
鬼管理専門塾では、全員へ同じ時間割を配るのではなく、志望校、志望コース、現在の得点、算数特選のような1科目勝負の回を受けるかどうかをもとに行動計画を設計します。ここで紹介する特徴が必要かどうかは、無料説明会で学習状況と負担を確認してから判断してください。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
世田谷学園の本科コース(300点満点)・理数コース(450点満点)という配点の違いと、2025年度の回別実質倍率・合格者最低点を照合し、志望コース・志望回ごとに今週必要な教材と範囲を一日単位の課題へ分解します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
模試の総合判定だけでなく、算数特選のような1科目勝負の回への適性、禅の人間教育(写経・坐禅・一泊参禅)への関心、志望理由を分析し、生徒ごとに必要な対策の優先順位を組み立てます。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
毎日の進捗と毎週の確認テストで算数・国語・理科・社会の定着を検証し、本科コース・理数コースのどちらを志望していても、基準に届かない単元には追加課題と計画修正を行います。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
算数特選や理数コースの入試で問われる算数の得点力について、採用率0.6%の専属講師陣が志望コースの配点と矛盾しない一貫した対策になるよう確認しながら進めます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
講師満足度アンケート1,524件に基づく指導体制で、大学受験(学部特化含む)から総合型選抜/推薦、英語資格、高校受験まで、世田谷学園合格後の進路まで見据えた専門コースを提供します。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
LINE質問対応と無料説明会で、志望コースの選び方や、完全中高一貫という仕組みへの疑問を随時確認し、志望回に合わせた出願計画へ反映します。
管理の目的は、長時間勉強した記録を作ることではありません。算数・国語・理科・社会のどの単元が何点へつながり、志望コースの配点でどこを重点的に伸ばすべきかを明確にします。できなかった原因を本人の意志だけにせず、課題量、教材、開始時刻、生活リズムを見直します。
世田谷学園は、偏差値の一つの数字だけで測れる学校ではありません。完全中高一貫という仕組み、本科コース・理数コースという配点の違い、そして禅の人間教育という校風を理解したうえで、算数を中心とした得点力を、日々の行動から積み上げる必要があります。
塾を選ぶときは、授業回数だけでなく、授業のない日の課題、複数回入試への対応、志望コースにあわせた優先順位付けを質問してください。自分の学習状況の中で実行できる仕組みかを確認します。
指導の考え方は鬼管理専門塾とはで確認できます。これまでの結果は合格実績をご覧ください。世田谷学園の入試制度と現在の学力を整理してから相談すると、必要な準備を具体化できます。
世田谷学園(本科/理数コース・複数回入試)の学習計画を無料説明会で相談できます

世田谷学園対策は、授業を受ける回数を増やせば十分ですか。

授業外に算数を中心とした課題を実行できるかが重要です。毎日の範囲と基準を決め、志望コース・志望回ごとの結果で計画を修正します。
よくある質問
Q. 世田谷学園高校はどこにある、何という名前の学校ですか?
A. 東京都世田谷区三宿1-16-31にある私立の男子中高一貫校で、正式名称は世田谷学園中学校・高等学校です。曹洞宗の宗門校です。
Q. 高校からの入学(高校受験)はできますか?
A. 学校公式サイトの入試要項ページには「中学校卒業後は本学園高等学校に一貫して進学していただきます」と明記されており、高校段階での外部募集の案内は確認できませんでした。実質的な入学ルートは中学入試(本科コース・理数コース)です。個別の事情がある場合は学校へ直接お問い合わせください。
Q. 本科コースと理数コースの違いは何ですか?
A. 本科コースは様々な経験を通じて進路を検討する生徒向け、理数コースは早期に理系進学を決めた生徒向けです。入試満点も本科300点・理数450点(算数の配点が理数は200点)と異なりますが、後期(高2・高3)は本科・理数混合の進路別クラスに再編されます。
Q. 2026年度中学入試の日程と募集人員を教えてください。
A. 1次試験(2/1午前、本科55名・理数5名)、算数特選(2/1午後、本科15名・理数15名)、2次試験(2/2、本科65名・理数15名)、3次試験(2/4、本科25名・理数5名)の4回で、合計200名の募集です。
Q. 2025年度入試の倍率はどれくらいでしたか?
A. 学校公式PDFによると、全体の実質倍率は2.0倍(募集200名・受験1,127名・合格555名)でした。回・コース別では1次理数コースが24.8倍、3次理数コースが17.3倍と高く、本科コースは1.5〜4.3倍でした。
Q. 算数特選とはどのような入試ですか?
A. 算数1科目・100点満点で合否が決まる入試です。2025年度の合格者最低点は本科コース42.0%、理数コース61.0%でした。1科目勝負のため、算数の得点力がそのまま合否に直結しやすい回です。
Q. 入学にかかる費用を教えてください。
A. 学校公式サイトによると、入学金26万円、授業料年額48万円、施設費年額13万2千円、教育充実費年額12万2400円です。1次で約3名・算数特選で約20名・2次で約10名の特待生選抜があり、該当すると入学金と初年度学費が免除されます。
Q. 禅の教育とは具体的に何をするのですか?
A. 「生き方」授業で先人の教えを学ぶほか、写経・坐禅を日常的に行い、曹洞宗大本山の永平寺・總持寺への一泊参禅という学校行事もあります。「Think & Share」の理念のもと「智慧の人・慈悲の人・勇気の人」を育てることを目指しています。
Q. 大学合格実績を教えてください。
A. 2026年3月卒業生203名の実績は、東京大学5名、国立大学合計55名、早稲田大学56名、慶應義塾大学51名、上智大学26名、東京理科大学122名、医学部医学科計19名で、総合計850名(現役726名、現役進学率約85.4%)です。
Q. 今から最初に何を始めればよいですか?
A. まず小学生か中学生かを基準に、中学入試の対象かどうかを確認してください。中学受験生であれば、算数・理科の得意度から本科コース・理数コースを検討し、志望コースの配点にあわせた対策を始めます。
正式名称(世田谷学園中学校・高等学校)、所在地(東京都世田谷区三宿1-16-31)、完全中高一貫で高校段階の外部募集は未案内である点、本科コース・理数コースの入試(1次/算数特選/2次/3次)、経費・特待生制度を、学校の最新情報で照合します。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映




