
2026年度の共通テストは「物理と情報Iが難しかった」「化学は取りやすかった」と聞きました。でも平均点だけを見て、2027年度は難しかった科目に勉強時間を多く振ればよいのでしょうか。国語や英語、数学まで含めた全体像と、自分の対策の決め方を知りたいです。











結論から言うと、2026年度は物理・情報I・地学基礎・英語リスニングなどで平均点が大きく下がった。一方、化学・生物基礎・英語リーディングなどは上がっている。ただし前年差は出題と受験者集団の結果で、次年度の難易度予告ではない。公式データを読み、自分の失点原因へ変換する手順を確認しよう。
この記事では、大学入試センターが公表した2025年度・2026年度本試験の最終平均点を、すべて100点換算で比較します。国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語、情報の全教科を扱い、平均点の変化が受験生に何を意味するのか、どのような演習へつなげるべきかまで説明します。
科目・配点・試験時間の基本を先に確認したい方は、大学入学共通テストの科目・配点・日程の解説を併読してください。本稿は制度紹介を繰り返すのではなく、2026年度の結果を2027年度の学習計画へ変えることに焦点を置きます。
目次
- 結論|2026共通テストは科目間で難易度差が大きく開いた
- 難易度の判定方法|平均点・得点分布・出題方針を分けて読む
- 英語・国語の難易度|読む力と聞く力を合計点で隠さない
- 数学の難易度|数学IAは低下、数学IIBCは上昇
- 理科の難易度|物理と化学、基礎4分野で前年差が逆転
- 地理歴史・公民の難易度|暗記量より資料と因果関係を読む
- 情報Iの難易度|平均点12.67点低下をどう受け止めるか
- 平均点と自分の目標点|志望大学の配点へ換算して優先順位を決める
- 2027年度対策|過去問と模試を12週間の得点管理へ変える
- 共通テストは「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|難易度表を2027年度の毎日の課題へ変える
- よくある質問
結論|2026共通テストは科目間で難易度差が大きく開いた











最初に結論だけ知りたいです。2026年度に平均点が大きく下がった科目と、上がった科目はどれですか?全科目を一つの「難化」「易化」でまとめてもよいのでしょうか。











一括りにはできない。前年差がマイナス10点を超えたのは物理、情報I、地学基礎だ。反対に化学、生物基礎は10点超上昇した。数学IAや英語リスニングは低下し、数学IIBCや英語リーディングは上昇している。同じ教科内でも方向が分かれたことが2026年度の特徴だ。
2026年度の100点換算平均点は、物理45.55点、情報I56.59点、地学基礎56.34点でした。前年は順に58.96点、69.26点、68.98点だったため、前年差は物理マイナス13.41点、情報Iマイナス12.67点、地学基礎マイナス12.64点です。国語も63.33点から58.18点へ5.15点下がりました。
一方、化学は45.34点から56.86点へ11.52点上昇し、生物基礎は62.78点から72.92点へ10.14点上昇しました。英語リーディングは5.12点、日本史探究は5.30点上昇しています。「2026共通テストは全体として難しかった」と断言するより、科目別・技能別に変化を確認するほうが正確です。
📚 用語解説
100点換算平均点:配点が200点の国語や、50点の理科基礎各分野も含め、大学入試センターが科目間を比較しやすいよう100点満点に換算して掲載した平均点。本稿の比較表はこの基準に統一しています。国語58.18点は素点116.37点相当です。
平均点は問題構成、受験者層、選択科目、学習状況が合わさった結果です。前年差が大きい科目を「来年も難化する」と予想して教材を偏らせるのではなく、出題範囲全体と自分の失点を基準に計画してください。
難易度の判定方法|平均点・得点分布・出題方針を分けて読む











平均点だけでは絶対難度が分からないなら、何を組み合わせれば「難しかった」と判断できますか?SNSの感想や予備校の速報もたくさんあって、基準が混ざってしまいます。











公式の平均点で前年との差を見て、得点分布でどの層が動いたかを確認し、問題評価報告書で分量や程度の評価を読む。最後に自分の大問別正答率と所要時間を重ねる。この4段階なら、全体の難しさと個人の課題を分けられる。
大学入試センターの問題作成方針は、高校で身に付けた知識・技能だけでなく、それを活用する思考力・判断力・表現力を問うとしています。社会や日常の課題、資料やデータを基に考察する場面、考察を整理する場面を取り入れ、教科書で扱われていない資料を使う場合もあると明記しています。
したがって難易度は、暗記事項の細かさだけでは決まりません。初見資料から必要情報を抜く量、複数資料を結び付ける手数、計算過程、選択肢を検証する時間が得点へ影響します。知識問題を解けたかだけでなく、時間内に知識を使えたかを測る必要があります。
📚 用語解説
問題評価・分析委員会報告書:大学入試センターが毎年度公表する資料。高校教員や関係教育団体による内容・範囲・分量・程度の評価と、問題作成部会の見解が科目別に掲載されます。平均点だけでは分からない問題の質を確認する一次資料です。
便宜上、100点換算平均点が前年より5点以上下がった科目を難化方向、5点以上上がった科目を易化方向として整理します。これは比較の目安であり、大学入試センターによる公式の難易度ラベルではありません。
英語・国語の難易度|読む力と聞く力を合計点で隠さない











英語はリーディングが上がってリスニングが下がり、国語も下がったのですね。英語は2技能を合計し、国語は総合点だけを見れば対策を決められますか?











合計すると逆方向の変化が消えてしまう。英語はリーディング62.81、リスニング54.65で分けて記録する。国語も近代以降の文章・古文・漢文を大問別に分け、正答率と時間の両方を測ろう。
| 科目 | 2025平均 | 2026平均 | 前年差 | 読み取るべきこと |
|---|---|---|---|---|
| 国語 | 63.33 | 58.18 | -5.15 | 総合点低下。大問別の時間と正答率を分ける |
| 英語リーディング | 57.69 | 62.81 | +5.12 | 平均上昇でも時間切れは個別確認 |
| 英語リスニング | 61.31 | 54.65 | -6.66 | 音声条件・先読み・保持を独立して測る |
大学入試センターの英語問題作成方針は、目的や場面に応じて概要・要点・詳細、話し手や書き手の意図を理解する力を重視します。リーディングとリスニングの問題レベルはCEFRのおおむねA1〜B1を目安とし、リスニングには1回読みと2回読みの両方を含めます。単語帳の正答数だけでは、本番の情報処理を再現できません。
英語リーディングは、本文を全部精読してから選択肢へ進む方法だけでなく、設問の目的をつかみ、必要情報へ戻る練習が必要です。80分の使い方は共通テスト英語リーディングの時間配分も参考にし、大問ごとの上限時間を決めて通し演習で調整してください。
国語の問題作成方針は、近代以降の文章と古典を題材に、複数の文章や資料を組み合わせる問題も検討するとしています。評論、小説、実用的な文章、古文、漢文を「国語」と一括管理せず、根拠箇所の特定、選択肢の比較、語彙・句法、時間切れを別項目で記録してください。平均点低下に合わせて全分野を均等に増やすより、失点が集中した工程を直すほうが効果的です。
📚 用語解説
CEFR:外国語の運用能力を段階で示す国際的な参照枠。大学入試センターは共通テスト英語のテクスト、語彙、タスクを設定する際、おおむねA1〜B1を目安にすると問題作成方針で示しています。
正解した問題も、根拠を説明できず時間を使い過ぎたなら再現性は低い状態です。各大問について正答率、根拠確認、所要時間を1行で記録し、翌週に同形式で再テストしてください。
数学の難易度|数学IAは低下、数学IIBCは上昇











数学IAは47.20点まで下がった一方、数学IIBCは54.52点へ上がりました。同じ数学なのに逆方向なら、IAだけ難しい問題集へ変えるべきですか?











すぐ教材難度を上げるのは危険だ。数学IAは前年差マイナス6.31点、IIBCはプラス2.96点だが、まず計算、条件整理、図表化、誘導の利用、時間のどこで崩れたかを分ける。共テでは問題解決の過程が問われる。
| 確認段階 | 数学IAで見ること | 数学IIBCで見ること | 修正行動 |
|---|---|---|---|
| 知識 | 公式・定義・場合分け | 公式・定義・選択分野 | 白紙から再現する |
| 読解 | 条件を式・図へ変換 | 誘導の目的をつかむ | 条件へ印を付ける |
| 処理 | 計算精度と速度 | 複数段階の計算 | 途中式を固定する |
| 判断 | 後回しにする設問 | 選択問題と大問配分 | 上限時間を決める |
| 再現 | 70分通しで最低点確認 | 70分通しで最低点確認 | 週1回本番形式で測る |
大学入試センターの数学問題作成方針は、事象を数理的に捉え、問題を見いだし、解決の見通しをもち、式・図・表・グラフを使って処理し、結果を意味付ける過程を重視します。教科書で見た例題の形を探すだけではなく、設問文から何を変数に置くか、どの表現を使うかを判断する必要があります。
数学IAが平均47.20点だったからといって、最初から高難度の二次試験問題へ進む必要はありません。平均点付近で止まっている受験生は、共テ標準レベルで「条件を読み落とさない」「誘導の空欄を自力で埋める」「70分内に見直し時間を残す」ことを優先してください。
6割未満からの具体的な立て直しは、共通テスト数学で6割を取る勉強法で数学IA・IIBC別に確認できます。教材を増やす前に、直近3回の演習を知識不足、条件整理、計算ミス、時間切れへ分類し、最多の原因へ翌週の学習時間を配分しましょう。
📚 用語解説
問題発見・解決の過程:問題文の状況を数理的に捉え、見通しを立て、式・図・表・グラフで処理し、得られた結果を意味付ける一連の流れ。共通テスト数学は答えだけでなく、この過程に沿う誘導を読み取る力も必要です。
一度70点を取れたかより、直近3〜5回で最も悪い得点が何点かを見ます。大問ごとの上限時間と撤退基準を決め、最低点が2週続けて上がったかで計画を評価してください。
理科の難易度|物理と化学、基礎4分野で前年差が逆転











理科は物理が13.41点下がり、化学が11.52点上がっています。理科基礎も物理基礎と生物基礎は上がり、地学基礎は下がりました。平均点が高い科目へ選択を変えるべきですか?











前年平均だけで科目を変えてはいけない。大学の指定科目、学校の履修、現在の完成度が先だ。理科は観察・実験・データ分析の過程を問う。公式暗記だけでなく、未知資料を既知の原理へ結び付けられるかを測ろう。
| 科目・出題範囲 | 2025平均 | 2026平均 | 前年差 |
|---|---|---|---|
| 理科基礎2分野合計 | 59.95 | 64.48 | +4.53 |
| 物理基礎 | 49.56 | 69.36 | +19.80 |
| 化学基礎 | 54.00 | 57.16 | +3.16 |
| 生物基礎 | 62.78 | 72.92 | +10.14 |
| 地学基礎 | 68.98 | 56.34 | -12.64 |
| 物理 | 58.96 | 45.55 | -13.41 |
| 化学 | 45.34 | 56.86 | +11.52 |
| 生物 | 52.21 | 55.01 | +2.80 |
| 地学 | 41.64 | 44.29 | +2.65 |
理科基礎の各分野は50点分ですが、上表は大学入試センターの注記に合わせ100点満点へ換算しています。実際の受験では4分野から2つの出題範囲を選び、60分で解答します。分野別平均を単純に足して自分の合計点と比べず、選択した2分野の素点と時間配分を記録してください。
理科の問題作成方針は、基本概念・原理・法則の理解に加え、観察、実験、調査の結果を数学的な手法で分析し、未知の資料を考察する力を重視します。物理なら現象のモデル化、化学なら反応量と実験操作、生物なら資料からの仮説検証、地学なら複数の時間・空間スケールを扱う練習が必要です。
平均点が上がった化学や生物基礎でも、志望校の目標が8〜9割なら「易化したから安心」とは言えません。反対に物理の平均点が下がっても、得点調整や翌年度の出題を期待してよい根拠にはなりません。自分の選択科目で、基礎知識、典型計算、実験資料、時間制限の4層を順に固めます。
解説の式だけを写さず、「何を確かめる実験か」「どの条件を統制したか」「表やグラフのどこが根拠か」を言葉にします。その後、数値や条件を変えた類題で同じ原理を使えるか確認してください。
地理歴史・公民の難易度|暗記量より資料と因果関係を読む











地理・日本史・世界史・公共は、平均点が60点台に集まっています。平均点が近いなら、難易度も勉強法もほぼ同じと考えてよいですか?











平均点の近さだけでは同じと言えない。地理は資料から地域差を説明し、歴史は資料と既習知識を関連付け、公民は概念や統計を現実課題へ適用する。科目ごとの思考過程を区別して演習しよう。
| 科目 | 2025平均 | 2026平均 | 前年差 | 対策の中心 |
|---|---|---|---|---|
| 地理総合・地理探究 | 57.48 | 61.87 | +4.39 | 地図・統計から地域差を検証 |
| 歴史総合・日本史探究 | 56.99 | 62.29 | +5.30 | 史料と通史知識を接続 |
| 歴史総合・世界史探究 | 66.12 | 60.88 | -5.24 | 地域横断・時代横断で比較 |
| 公共・倫理 | 59.74 | 64.24 | +4.50 | 思想と現代課題を照合 |
| 公共・政治経済 | 62.66 | 63.59 | +0.93 | 制度・統計・因果を確認 |
| 地理総合/歴史総合/公共 | 47.15 | 51.73 | +4.58 | 選択2分野の基礎を均等に確認 |
日本史探究は5.30点上昇し、世界史探究は5.24点低下しました。同じ「歴史総合」を含んでも、探究科目の出題と受験者集団が異なります。日本史の上昇を見て世界史から選択変更するのではなく、志望大学の指定、学校での履修、模試の大問別得点から決めてください。
公式方針では、歴史は用語の個別知識だけでなく、事象の意味・意義・特色・相互関係を考察し、教科書にない資料と既習知識を関連付ける問題も検討します。地理は地域を複数のスケールで捉え、資料から推論・検証します。公民は概念や理論を使い、現実社会の課題や統計を多面的に考察します。
対策では、一問一答で用語を確認した後、資料問題へ移ります。誤答したときは「知らなかった用語」「資料の軸を読み違えた」「年代・地域を取り違えた」「因果と相関を混同した」に分類してください。暗記量だけを増やさず、知識を資料の根拠として使えたかを週ごとに確認します。
📚 用語解説
地理総合/歴史総合/公共:地理総合、歴史総合、公共の三つの出題範囲から二つを選択して解答する共通テストの1科目。大学によって利用可否が異なるため、志望大学の入試要項で指定科目を確認する必要があります。
用語を見て意味を言うだけでなく、資料のどこがその用語と結び付くか、他の時代・地域・制度と何が違うかまで30秒で説明します。説明できない知識を翌日の復習対象にしてください。
情報Iの難易度|平均点12.67点低下をどう受け止めるか











情報Iは2025年度69.26点から2026年度56.59点へ下がりました。2年分しか本試験がないなら、何を基準に2027年度対策をすればよいですか?











2年の平均だけで出題を予想せず、公式の全範囲を基準にする。情報社会、データ活用、ネットワーク、プログラミングを一巡し、初見資料と独自表記を時間内に処理する。平均点低下は演習を狭めない理由になる。
情報Iは2025年度から新たに共通テストへ加わった科目です。本試験データが2年分しかないため、「初年度は易しく、2年目に難化したから3年目は戻る」といった周期を推定する根拠はありません。2027年度も60分100点で実施され、出題範囲全体を準備する必要があります。
大学入試センターの問題作成方針は、日常・社会の事象を情報とその結び付きとして捉え、情報技術を使った問題発見・解決の過程を重視します。プログラミングでは、特定言語ではなく、初見でも理解できるセンター独自のプログラム表記を使うとしています。言語の文法暗記より、変数・条件分岐・反復・配列の動きを追う力が重要です。
| 分野 | 確認する基礎 | 本番形式で測ること |
|---|---|---|
| 情報社会 | 法・権利・安全・情報モラル | 事例に原則を適用できるか |
| コミュニケーション | デジタル化・ネットワーク | 図と手順を対応できるか |
| データ活用 | 代表値・散布図・相関 | 複数資料から判断できるか |
| プログラミング | 変数・分岐・反復・配列 | 独自表記をトレースできるか |
| 問題解決 | モデル化と評価 | 条件変更後の結果を検証できるか |
学習は用語確認だけで終えず、図表の読み取り、データの計算、プログラムの手作業トレースを組み合わせます。共通テスト情報Iで9割を取る勉強法も使い、分野別演習から60分通し演習へ段階的に移してください。
過去2年に出たテーマだけを回すと、未出分野や資料形式の変化に弱くなります。公式範囲を一巡したうえで、初見資料を含む問題を週1回解き、読み取り・計算・トレースのどこで時間を失ったか記録してください。
平均点と自分の目標点|志望大学の配点へ換算して優先順位を決める











全科目の難易度は分かりましたが、どの科目から勉強すべきか決め切れません。平均点が低い科目から優先すれば、全体の点数を伸ばしやすいですか?











優先順位は平均点ではなく、志望大学の換算配点、現在点、目標点、伸ばしやすさで決める。100点の不足と50点換算の不足は重みが違う。大学の配点へ直し、1週間で増やせる期待点を比べよう。
例えば共通テスト素点で英語リスニングが20点不足し、情報Iが15点不足していても、志望大学が英語を大きく圧縮し、情報Iをそのまま使うなら、大学換算後の不足は逆転することがあります。まず大学公式要項の利用科目と配点を表へ写し、模試・過去問の得点を同じ尺度へ換算してください。
| 優先度を決める列 | 記入内容 | 避ける判断 |
|---|---|---|
| 大学換算配点 | 志望方式で何点分か | 素点だけで比較する |
| 現在点 | 直近3〜5回の平均・最低 | 最高点だけを使う |
| 目標点 | ボーダーに余裕を加えた点 | 全国平均を目標にする |
| 失点原因 | 知識・処理・時間・再現性 | 苦手科目という一語で済ます |
| 期限 | 次の模試・共テ本番までの日数 | 全科目を均等配分する |
| 期待点 | 1週間の対策で増やせる点 | 難化科目へ無条件に集中する |
優先度は「大学換算後の不足点×改善可能性」で考えます。知識の抜けで落とした5点は短期間で回収しやすい一方、長文速度を大幅に上げる課題は時間がかかります。期限までに回収しやすい失点から着手し、同時に時間のかかる基礎課題を毎日少量ずつ進めます。
難易度表の役割は、自分の点数を正当化することではありません。平均点が13点下がった物理で得点を維持できたなら強みです。平均点が11点上がった化学で自分の点が下がったなら、全体の易化に隠れた個人課題です。平均との差ではなく、自分の前年差と大問別結果を重ねて判断してください。
📚 用語解説
大学換算点:共通テストの素点を、志望大学・学部・方式が定める科目別配点へ換算した得点。同じ素点でも圧縮や傾斜配点によって合否への影響が変わるため、学習優先度は大学換算点で考える必要があります。
2027年度対策|過去問と模試を12週間の得点管理へ変える











2027年度本試験までに、過去問は何年分をいつ解けばよいですか?最初から毎週全科目を通して解くと、復習が終わらず計画が崩れそうです。











最初の3週は診断と基礎補修、次の3週は大問別、7〜9週は科目通し、最後の3週は2日間の本番再現へ進む。解いた年数より、失点分類、翌日の課題、週末の再テストまで完了した回数を管理しよう。
令和9年度共通テスト本試験は、大学入試センターの受験案内で2027年1月16日(土)・17日(日)と示されています。第1日に地理歴史・公民、国語、外国語、第2日に理科、数学、情報が行われます。直前期には科目単体だけでなく、2日間の順番と休憩を含めて集中力を再現する必要があります。
センター試験の過去問は、基礎知識や短い資料問題の確認には使えますが、現行科目名、情報I、複数資料の構成、試験時間が異なります。現行共通テストの本試験・追試験・試作問題を優先し、センター過去問は目的を限定して補助教材にしてください。
学習記録には、教材名、範囲、問題数、所要時間、正答率、失点原因、再テスト日を残します。「英語2時間」「数学を復習」という記録では、得点が変わった理由を検証できません。平均点分析で得た全体像を、毎日の測定可能な行動へ変えて初めて2027年度対策になります。
2026年度の結果を自分専用の2027年度学習計画へ変える相談ができます
共通テストは「普通の対策」では受からない
結論から断言します。参考書を買う、映像授業を見る、大手予備校の授業へ通う、週1回の個別指導を受けるという「普通の対策」だけでは、2027年度共通テストで志望大学の必要点に受かるのは厳しいです。教材や授業の質が低いからではありません。全科目の目標を毎日の行動へ変え、未達を本番まで修正し続ける仕組みが不足するからです。
理由は2026年度の公式データに表れています。物理は前年差マイナス13.41点、情報Iはマイナス12.67点でしたが、化学はプラス11.52点、生物基礎はプラス10.14点でした。英語のリーディングとリスニング、数学IAとIIBCも逆方向です。全員同じ教材を同じ割合で進めるだけでは、科目・技能ごとに異なる不足点を埋められません。
そこで、鬼管理専門塾が示す「従来塾の3つの限界」で選択肢を一つずつ検証します。3つの限界とは、①授業で情報を得ても行動は変わらない、②全員同じ指導は偏差値50に収束する、③週1指導では変化が遅い、というものです。共通テストでは全科目を限られた期間で調整するため、修正の頻度と個別性が重要です。
選択肢① 独学・参考書のみでは①②の限界が残る
独学・参考書だけでも、自己管理を徹底できれば得点は伸ばせます。しかし平均点や解説を読んで理解したつもりになり、今日何問を何分で解き、いつ再テストするかが決まらなければ、①の「情報を得ても行動は変わらない」に当たります。
市販の標準ルートを全員同じ順番で進めるだけなら、②の限界も残ります。物理の資料分析で失点する受験生と、英語リスニングの先読みで失点する受験生では、同じ2時間でも配分すべき課題が異なります。志望大学の換算配点まで含めた個別化が必要です。
選択肢② 映像授業・アプリでは①②の限界が残る
映像授業やアプリは知識理解を補えますが、動画の視聴完了や連続学習日数は、本番時間内の正答を保証しません。視聴後に大問を解き、失点を分類し、再テストする行動まで設計されなければ、①の限界が残ります。
おすすめ動画を一律に視聴するだけでは、②の全員同じ指導にも近づきます。数学IAの条件整理、情報Iのトレース、国語の根拠照合など、受験生ごとに詰まる工程は違います。視聴時間ではなく、個別の失点が減ったかを管理しなければなりません。
選択肢③ 集団授業の大手予備校では②の限界が残る
大手予備校の集団授業は体系的ですが、同じ時間割、教材、進度で進むため、②の「全員同じ指導は偏差値50に収束する」という限界が残ります。共通テストの科目構成も、志望大学の換算配点も、生徒ごとに同じではありません。
授業が英語を扱う週でも、本人の最大不足が物理や情報Iなら、授業外の時間を個別に再設計する必要があります。集団授業で得た解法を、どの大問で何分短縮するかまで落とさなければ、全科目の合計点には結び付きません。
選択肢④ 一般的な個別指導塾では③の限界が残る
一般的な個別指導塾は授業内容を個別化できますが、週1回の確認だけなら、③の「週1指導では変化が遅い」という限界が残ります。月曜の時間切れや計画未達を翌週まで放置すると、12週間で12回しか修正できません。
共通テストは複数教科を同時に仕上げます。毎日の達成度を確認し、未達を翌日に修正し、週末の確認テストで定着を検証する速度が必要です。授業のない6日間を本人任せにするだけでは、得点の再現性を安定させにくいのです。
独学・参考書のみ、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を順に検証すると、それぞれ①〜③の限界が残ります。だから、志望大学の換算点を1日単位の個別課題へ変え、毎日確認し、毎週修正する鬼管理専門塾しかない、という結論になります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、難易度情報を伝えて終わるのではなく、志望大学の利用科目・換算配点、現在の模試得点、失点原因から、今日やる課題へ落とし込みます。ここでは公式に確認されている6つの特徴だけを、共通テスト全科目対策へ接続して説明します。
教材名・範囲・問題数・時間・確認方法まで数値で示す
志望大学の配点と科目別失点から個別の行動プランを設計する
毎日の進捗を確認し、毎週のテストで定着と計画を修正する
厳格な選考を通過し、講師満足度アンケート1,524件も公開する
大学・学部特化、総合型・推薦、英語資格、高校受験へ対応する
LINEで質問でき、Zoom無料説明会と資料請求で内容を確認できる
❶ 1日単位で数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、「共通テスト対策をする」という曖昧な予定ではなく、教材名、ページ、問題数、時間、確認方法まで1日単位で数値化して学習指示を出します。その日の完了条件を明確にします。
共通テストなら、英語読解2題を35分、数学IAの確率10問、物理の実験資料1題、情報Iのプログラム追跡2題のように配置します。全科目の難易度表を眺めるだけで終わらず、大学換算点を増やす行動へ変えます。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
専属講師は、生徒ごとの模試得点、失点原因、志望大学の利用科目と換算配点、学校課題や受験日程に合わせて個別行動プランを設計します。全員へ同じ教材と順番を当てはめません。
2026年度に難化方向だった物理が得意な生徒と、平均点が上がった化学で失点する生徒では、優先科目が逆になることもあります。全国平均ではなく、自分の大学換算後の不足点と改善可能性から毎週の配分を決めます。
❸ 毎日・毎週の管理と確認テスト
鬼管理専門塾は毎日の進捗を管理し、毎週の確認テストで「教材を見たか」ではなく「自力で時間内に解けるか」を検証します。基準に届かなければ追加課題を出し、その週のうちに計画を分析・修正します。
共通テストは科目ごとの上振れより、2日間を通じて最低点を安定させることが重要です。日次で未達を見つけ、週次テストで同じ失点が減ったかを確かめ、本番までの修正回数を増やします。
❹ 採用率0.6%の専属講師
鬼管理専門塾の専属講師は、公式サイトで採用率0.6%と公表される選考を通過しています。指導品質を確認する講師満足度アンケートは1,524件が公開され、採用後も指導の質を確認する体制があります。
共通テスト全科目では、模試結果を大学換算し、翌日の課題へ変える継続性が必要です。同じ専属講師が確認することで、平均点のニュースに反応して毎週教材や優先科目がぶれる状態を防ぎます。
❺ 大学受験から英語資格までの専門コース
専門コースは、大学受験の大学特化・学部特化、総合型選抜・推薦入試、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAP等の英語資格、高校受験まで展開されています。目標と選抜方式に合わせて専門コースを選べます。
一般選抜で共通テストを使いながら、総合型・推薦や英語資格利用も併願する受験生は、別々の締切と課題を一つの年間計画へまとめられます。共通テストだけへ学習時間が偏り、他方式の準備が止まることを防ぎます。
❻ LINE質問・無料説明会・資料請求
学習中の質問はLINEで受け付けています。入会前にはZoomで行う無料説明会を利用でき、保護者の同席も可能です。資料請求で指導内容を確認し、疑問点を整理してから相談できます。
2026年度の科目別結果を自分の2027年度計画へどう変えるか、どの科目を優先するか迷う場合は、無料説明会で模試結果と志望大学を共有し、本番までの現実的な個別行動プランを相談できます。
鬼管理専門塾の大学受験コースには1カ月返金保証制度があります。対象条件と手続の詳細は無料説明会で確認してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは?で、公開している結果は鬼管理専門塾の合格実績で確認できます。
共通テスト全科目の得点管理を無料説明会で相談できます
まとめ|難易度表を2027年度の毎日の課題へ変える
| 教科 | 2026年度の要点 | 2027年度対策 |
|---|---|---|
| 国語 | 58.18、前年差-5.15 | 大問別の根拠・時間・古典知識を分ける |
| 英語 | R+5.12、L-6.66 | 読む・聞くを合計前に技能別管理 |
| 数学 | IA-6.31、IIBC+2.96 | 条件整理と70分の最低点を測る |
| 理科 | 物理低下、化学上昇 | 原理と未知資料・実験考察を接続 |
| 地歴公民 | 科目ごとに方向が分岐 | 知識を資料・因果の説明へ使う |
| 情報I | 56.59、前年差-12.67 | 全範囲と初見表記を60分で処理 |
2026年度共通テストは、物理・情報I・地学基礎で平均点が12点以上低下する一方、化学・生物基礎は10点以上上昇しました。英語と数学も同一教科内で逆方向に動いています。したがって全体を一語で難化・易化と表すのではなく、科目・技能別に読むことが重要です。
ただし平均点は次年度予想ではありません。公式問題作成方針が示す知識・技能、資料・データの考察、問題解決の過程を全範囲で準備し、志望大学の換算配点へ直してください。全国平均が低い科目より、自分の換算後不足点が大きく、期限までに改善できる課題を優先します。
2027年度本試験は1月16日・17日です。診断、基礎補修、大問別、科目通し、2日間再現の順に負荷を上げ、教材名・問題数・時間・正答率・失点原因・再テスト日を記録しましょう。難易度分析は、毎日の行動が変わって初めて得点につながります。
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よくある質問
Q. 2026年度共通テストで最も平均点が下がった科目は何ですか?
A. 大学入試センター公表の100点換算平均点では、主要科目の中で物理が58.96点から45.55点へ13.41点下がり、低下幅が最大です。次いで情報Iが12.67点、地学基礎が12.64点下がりました。
Q. 2026年度共通テストで平均点が大きく上がった科目は何ですか?
A. 物理基礎が100点換算で19.80点、生物基礎が10.14点、化学が11.52点上がりました。理科基礎各分野は実際には50点分なので、100点換算値である点に注意してください。
Q. 平均点が低い科目は問題が難しかったと断言できますか?
A. 断言できません。平均点は問題構成だけでなく、受験者集団や選択状況、学習状況も含む結果です。前年との比較、得点分布、問題評価報告書、自分の大問別結果を組み合わせて判断してください。
Q. 2026年度に難化した科目は2027年度に易しくなりますか?
A. そのような保証はありません。難化・易化が交互に起こる前提で出題を予想せず、公式の出題範囲全体を準備し、初見資料と時間制限を含む演習を続ける必要があります。
Q. 共通テストの難易度を自分の勉強計画へどう反映しますか?
A. 志望大学の利用科目と配点へ模試得点を換算し、目標との差を知識・処理・時間・再現性へ分けます。全国平均の低さではなく、大学換算後の不足点と改善可能性で今週の優先課題を決めてください。
Q. 共通テスト対策にセンター試験の過去問は使えますか?
A. 基礎知識や一部の短い資料問題の確認には使えます。ただし現行科目、情報I、複数資料の構成、試験時間が異なるため、現行共通テスト本試験・追試験・試作問題を優先し、目的を限定して補助的に使ってください。
Q. 2027年度共通テストの本試験日はいつですか?
A. 大学入試センターの令和9年度受験案内では、2027年1月16日(土)・17日(日)です。受験票の取得や出願手続などの詳細は、必ず大学入試センター公式の受験案内と出願サイトで確認してください。
Q. 過去問は何年分解けば十分ですか?
A. 年数だけでは決まりません。解答、失点分類、翌日の補強、週末の再テストまで完了した回数を重視してください。分野別から科目通し、最後に2日間の本番順へ負荷を段階的に上げます。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





