始めに:難問・奇問・悪問とは?
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
「【大学入試】難問・奇問・悪問とは?識別方法とコツを紹介します!」というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
難関大学志望のみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
【大学入試】難問・奇問・悪問
大学受験では、さまざまな種類の問題に直面します。中には「難問」、「奇問」、「悪問」と呼ばれる特殊な問題も含まれていることがあります。それらにどのように取り組むべきかを検討してみましょう。
まず、これらの問題の定義を明確にします。
難問は、解答が困難な問題を指します。
奇問は、変わった内容や形式の問題、一風変わった問題を指します。
そして、悪問は、一般的に解答が難しい、あるいは不適切な問題を指すことがあります。
難問
京都大学の数学試験で出題された、『tan1°が有理数かどうか』という問題は数学の難問の一例です。
この問題は無理数であるとの仮定に基づき、背理法を用いて解くことができます。確かに難易度は高いですが、不可能な問題ではありません。
ただし、この問題を解くのは容易ではなく、試験時間内に正解にたどり着く受験生は少ないでしょう。難解ながらも解法が存在するため、実際に解くことは可能ですが、限られた時間内での解答は挑戦的な課題となります。
奇問
東京大学の日本史試験で出題された特殊な問題は、奇問と呼ばれることもあるかもしれません。この問題は、数年前の同大学の入学試験において、受験生が提出した日本史の答案を題材にしたものでした。
問:次の文章は 数年前の東京大学のにゅがく試験における日本史の設問の一部とその際に受験生が書いた答案の一例である。
当時、日本史を受験した多くのものが これと同じような答案を提出したが 採点に当たっては低い評点しか与えられなかった。なぜ 低い評点しか与えられなかったのかを考え(その理由は書く必要がない)、設問に対する新しい解答を5行以内で記せ。【1983年度第一問】
これは、実際には2年前に出題された問題をほぼ同じ形で再出題したもので、さらにダメ解答例を示していました。
この再出題は、おそらく初回の回答レベルが低かったことに対する出題者の反応として行われたものでしょう。
しかし、過去の問題を再利用するという手法は、東京大学の出題スタイルを象徴するものであり、受験生にとっては予想外の挑戦となったことでしょう。
ある大学の日本史試験では、非常に特殊な問題が出題されました。それは、まさに奇問と言えるような内容でした。
出題されたのは、「志賀島の金印を発見した農民の名前は何か?」という問題です。正解は「甚兵衛」とされています。このような問題は、一般的な受験生にはあまりにも特異で、どちらかというとマニアックなクイズのような印象を受けるかもしれません。
さらには、世界史の分野では、「絶対に解けない受験世界史」というシリーズが出版されていることもあります。これらの例は、大学入試において、従来の枠を超えたユニークな出題がなされることがあるという点を示しています。
悪問
悪問の一例として、過去のセンター試験の世界史で起こった出題ミスが挙げられます。
この問題では、「魏で屯田兵が開始された」という選択肢がありましたが、問題の表現にあいまいさがありました。
問題文が指している「魏」という国には、実は複数の時代背景が存在するため、戦国時代の魏と解釈すれば正解になりますが、三国時代の魏と解釈すれば不正解になります。このように、問題文が中国の「魏」を特定せずに使っていたため、出題ミスとされ、全員正解扱いになったケースです。
さらに、大学入試では、正解が存在しない問題が出題されることもあり、受験生を混乱させることがあります。このような悪問は受験生にとって大きな難題となります。
【大学入試】難問・奇問・悪問の対処法
大学入試において、難問、奇問、悪問が出題されることがあります。これらの問題に対して、受験生がどのように対応すべきかは重要な問題です。
受験生が絶対に避けるべきことは、これらの難解な問題に過度の時間を費やしてしまうことです。
受験生にとって、入試の試験時間は非常に貴重な資源です。この限られた時間を効率的に使い、合格点を確保することが最も重要です。
たとえば、一つの難問に固執して多くの時間を費やすよりも、他の問題に移り、確実に点数を得る方が賢明です。難問や奇問に時間を費やすことは、他の問題への取り組み時間を減少させ、結果的に合格へのチャンスを低下させる可能性があります。
難問や奇問、悪問に遭遇した場合、受験生は時間管理に注意し、得点可能な問題に焦点を合わせるべきです。これにより、全体的なスコアが向上し、合格に近づくことができます。重要なのは、難問に立ち止まらず、試験全体を通じて効率的な時間配分を心がけることです。
過去問が大事
大学入試において、難問、奇問、悪問への対応力を養うためには、過去問を時間を計って解く練習が非常に効果的です。
このような特殊な問題に遭遇した際の対処法を学ぶため、実際の試験環境を想定した練習が必要です。
受験生には、入試での時間管理能力が求められます。この能力は、実際に時間を計って過去問を解くことによってのみ習得できます。
解けそうにない難問に多くの時間を費やすよりも、基本的な問題や標準問題を迅速に解いて確実に得点する方が重要です。この戦略を身に付けるには、事前に適切な練習を行う必要があります。
難問、奇問、悪問は多くの受験生も解けないため、これらの問題が合否に直接影響することは少ないです。実際に合否を左右するのは、難問以外の解ける問題です。
したがって、過去問を使って時間管理と問題選択の練習を行い、試験中に効率的に得点できるように準備することが、受験生にとって最も重要です。このアプローチにより、特殊な問題に翻弄されることなく、合格に必要な得点を確実に獲得することが可能になります。
難問、奇問、悪問に対応するコツ
大学入試における難問、奇問、悪問に対する適切な対応方法を紹介します。
通常、参考書には良問が掲載されており、これらの難解な問題は含まれていません。
そのため、参考書で学んだ知識に基づいて、試験中に通常の問題とは異なる問題に遭遇した場合、その問題が難問、奇問、悪問である可能性が高いと判断できます。
例えば、試験中に解答の見通しが立たない問題に直面した場合、それを難問と認定し、時間を無駄にせず他の問題に進むべきです。特に選択肢がある問題の場合、迅速に答えを選んで次に進むことが肝要です。
また、説明が長くて理解が困難な問題にも、無理に時間を割く必要はありません。入試の本番では、解きやすい問題を確実に得点することが重要です。
特に早慶などの難関私立大学では、難問や奇問が多く出題される傾向がありますが、これらの問題が解けないからといって合格が不可能になるわけではありません。
重要なのは、各大学の出題スタイルやレベルに慣れておくことです。
例えば、早稲田大学文学部では約65%の正解率で合格が可能です。そのため、難問や奇問をあえて解かずに、合格点に到達できる範囲内で得点を確保することが肝心です。
難問、奇問、悪問には無理に時間を費やさず、解きやすい問題に集中し、合格点を確実に獲得することが大切です。これにより、受験生は試験において最適な戦略を取り、成功に近づくことができます。
最後に:志望大学に合格をするには?
ここまで難問・奇問・悪問について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映