始めに:【英検利用】英検について5つに軸で解説!
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
【英検利用】英検について5つに軸で解説!英検のメリット・狙うべき級とスコアなども紹介します!
というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
難関大学志望のみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
大学受験と英検
実用英語技能検定(英検)は、5級から1級までの全7段階で構成されており、3級以上ではスピーキングを含む二次試験があります。
近年、多くの大学が英検の成績を利用する「英語外部検定利用入試」を実施しています。これは、英語の外部検定の成績や点数を利用した入試方式であり、英検の取得は受験において有利に働くことがあります。また、一部の大学では英検の成績がないと受験自体ができない場合もあります。
「英語外部検定利用入試」には様々な種類や利点があります。
まず、この入試方式は英語の実力を客観的に証明する手段として有効です。
英検の成績を用いることで、受験生は自身の英語能力を大学に対して明確に示すことができます。
例えば、英検2級や準1級の取得は、高校での英語学習の成果を示す強力な証拠となり、特に英語力を重視する大学や学部において有利に働くことが多いです。
さらに、英検を利用する入試では、従来の筆記試験だけでは測りきれない英語の実用的な能力、特にスピーキングやリスニングのスキルが評価されます。
これにより、英語の実践的な能力を持つ受験生が適切に評価される機会を得ることができます。
英検を含む「英語外部検定利用入試」は、大学受験生にとって新しい選択肢を提供し、英語の実力を証明するための有効な手段となっています。この入試方式は、英語能力の客観的な証明としての役割を果たし、受験生にとって有利な立場を提供する可能性を持っています。
一部の大学で英語試験が免除されることがある
英語の外部検定試験で優れた成績を取得すると、一部の大学で入試の際の英語試験が免除されることがあります。これは大学入試において大きなメリットとなります。
例えば、英検やTOEFLなどの外部検定で高いスコアを獲得した場合、その成績を用いて入試の英語試験を免除される制度を設けている大学があります。
これにより、受験生は英語の試験準備に費やす時間と労力を節約し、他の科目への集中が可能になります。特に、英語に自信がある生徒にとっては、他の科目により多くの時間を割くことができ、全体的な入試対策を効果的に進めることが可能です。
英語の外部検定試験で良い成績を取得することは、大学入試において英語試験の免除という大きなメリットをもたらします。これにより、受験生は英語試験の準備から解放され、他の科目の学習により多くの時間を割くことができます。この制度は、英語力を有効に活用し、効率的な入試対策を行いたい受験生にとって非常に有利な選択肢と言えるでしょう。
共通テストや個別試験の点数に換算・加点されることもある
英語の外部検定試験の成績を持っていると、共通テストや個別試験の点数に換算されるか、加点されることがあります。
これは大学入試において非常に重要なアドバンテージとなり得ます。
たとえば、英検やTOEFLなどの試験で高いスコアを獲得した場合、その成績が共通テストや個別試験の英語の点数に直接換算されたり、加点されたりすることがあります。
特に優れたスコアを持っている場合、その部分が実質的に満点として扱われることもあり、英語試験自体が免除されるような効果をもたらします。
このような換算や加点システムは、実際の試験結果よりもスコアを高めることになり、受験生にとって大きな利点となります。
特に英語に自信がない受験生にとっては、英検などの検定試験を事前に受けておくことで、入試における保険としての役割を果たします。
英語の外部検定試験の成績を持つことは、共通テストや個別試験の点数に有利に働くことが多く、特に英語での得点を伸ばしたい受験生にとっては重要な戦略の一つと言えます。これにより、受験生は英語試験に対する不安を軽減し、他の科目に集中することができるようになります。
出願資格として英検が必須となることもある
一部の大学では出願資格として英検の取得や特定のスコアを必須としています。
これは、出願者がその大学の指定する英検の資格を持たない場合、出願自体が不可能になることを意味します。初見では厳格な要件に思えるかもしれません。
しかし、このような制度を採用している大学では、英検の取得が出願条件とされる代わりに、入試における英語の試験が免除されることが一般的です。
これにより、受験生は英語の試験勉強に費やす時間を他の科目の準備に充てることができ、より効率的な入試対策が可能になります。
さらに、このような出願条件を設けることで、応募資格を満たす学生の数が限られることになります。結果として、入試の競争率が低下し、受験生にとってはより入学しやすい環境が提供される可能性があります。
英検の資格を出願条件とする大学の入試制度は、英語試験の免除や競争率の低下といったメリットをもたらします。これらの点を考慮すると、英検の取得は大学受験における有力な戦略となり得ることが理解できます。
英検の取得は、入試対策の範囲を狭めることで効率化を図るとともに、競争の激しい入試環境を有利に進めるための重要なステップとなり得るのです。
英語の外部検定の成績が合否判断となることもある
一部の大学では、入試において英語の外部検定の成績が合否判断の重要な基準となっています。これは、書類審査の段階で特に影響を与えることがあります。
具体的には、英検やTOEFLなどの外部検定試験のスコアを持っていることが、その大学の書類選考における有利な条件となる場合があります。
例えば、ある大学では書類選考において英検の特定の級やスコアを持っている受験生を優遇している場合があります。これは、英語能力が一定基準以上であることを示す客観的な証拠として機能し、受験生の選考過程での評価を高めることにつながります。
そのため、書類選考を確実に通過したい受験生にとっては、英検などの英語の資格を事前に取得しておくことが推奨されます。
このような取得は、入試において受験生に有利な立場を提供し、合格への道をより確実なものにすることができます。
英語の外部検定の成績は、一部の大学の入試において合否判断の重要な基準となり得ます。特に書類選考段階でこの成績を持っていることは、受験生にとって大きなアドバンテージとなります。したがって、英語の資格取得は入試成功のための有効な戦略として考慮されるべきです。
大学入試に使える英検
大学入試で英検を利用する場合、どの級を取得しておくべきか
一般的に、英検2級またはスコア1980以上の取得が望ましいとされています。
これは、多くの大学が点数換算や試験免除の基準として、英検2級やスコア1980を設定しているためです。
例えば、GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)などの有名私立大学を目指す場合、英検2級以上の英語力が求められることが多いです。
特に、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学を志望する場合は、準1級レベルの英語力を持っていることが望ましいとされます。
さらに、英語の試験成績が外部検定のスコアに直結する大学もあります。
たとえば、立教大学のように英語の試験成績を英検のスコアで決定する場合、英検準1級の取得は非常に重要です。この場合、可能な限り高いスコアを目指すことが推奨されます。
大学入試において英検を有効活用するためには、少なくとも英検2級、できれば準1級を目指すことが望ましいです。これにより、入試における英語試験の点数換算や免除、さらには高いレベルの大学への出願において、有利な立場を確保することができます。英検の取得は、大学入試における重要な戦略の一環として考慮すべきです。
英検を大学受験に利用する際、級を目指すかスコアを目指すか
英検を大学受験に利用する際、級を目指すかスコアを目指すかは重要な選択肢です。
これは、大学の英語外部検定利用入試で求められる条件が異なるためです。
大学によっては、英検の特定の級ではなく、得られたスコアを入試の条件として設定しています。この場合、より低い級で高得点を狙う戦術が有効となることがあります。
たとえば、早稲田大学商学部の「英語4技能テスト利用型」入試では、英検準1級または1級の資格が出願の条件となっており、2級以下では出願できません。
一方で、立教大学のように英語の試験成績が英検のスコアに換算される大学もあります。ここでは、英検の級に関して特に言及がないため、2級であっても準1級であっても、同じスコアなら扱いが同じになります。
例えば、3級の満点が2200、準2級の満点が2400となっているため、目指すスコアに応じて英検のレベルを選択する戦略が可能です。
大学が求める条件に応じて、英検の級やスコアを戦略的に選択することが重要です。自分が目指す大学の入試条件を確認し、どの級やスコアを目指すかを決定する必要があります。結果として、英検の級やスコアの選択は、大学入試において自分に有利な条件を作り出すための重要な要素となるのです。
大学受験で英検を利用するメリット
「英語外部検定利用入試」においては、英検の他にもGTEC、CBT、TEAP、IELTSなど多様な英語検定試験のスコアが利用できます。
この中で、英検を選択することには特定のメリットが存在します。
英検は頻繁に受験の機会がある
従来型の英検は年に3回実施され、一次試験と二次試験が分けられています。
一方、S-CBT型の英検はインターネット環境を利用し、年に6回実施されています。これにより、大学受験に比べて受験のチャンスが非常に多くなります。
一般的に大学入試は試験が年に1回しかないことが多いため、本番での成績が合否を左右することが多いです。しかし、英検では何度も挑戦することが可能であり、高校1年生や2年生のうちに取得しておくこともできます。
これにより、大学受験の準備期間中に心に余裕を持って臨むことができ、受験生のストレスを軽減できます。
ただし、大学受験で利用する場合、多くの大学では「出願日から2年前まで」のスコアが有効という条件が設けられているため、現役生の場合は高校1年生の2月以降に取得したスコアを使用する必要があります。
英検は受験の機会が多く、前もっての取得が可能であるため、大学受験において大きな利点となります。受験生はこの柔軟な受験スケジュールを利用して、英語の資格を取得し、受験準備に役立てることができます。
英検は、英語外部検定利用入試で最も多く採用されている
英検は、英語外部検定利用入試で最も多く採用されている検定試験です。
他の英語検定試験にはGTEC、CBT、TEAP、IELTSなどがありますが、これらの中で英検の採用率が最も高いことが知られています。
多くの大学が英語外部検定利用入試を実施しており、その中で98%近くが英検を採用しているというデータがあります。これは、英検が広く認知されており、多くの大学がその信頼性を高く評価していることを示しています。
例えば、2024年度入試の東洋大学では、英検2級合格ラインの1980点以上で80点、準1級合格ラインの2304点以上で100点に換算されていました。
このように、英検を取得していると、第一志望だけでなく、第二志望や滑り止めの大学でも利用することが可能です。これは、英検が幅広い大学入試で有効なため、受験生にとって非常に大きなメリットをもたらします。
特に、多くの大学が英検を採用しているため、一つの検定試験で複数の大学の入試に対応できることが重要なポイントです。
英検は英語外部検定利用入試で最も広く採用されているため、英検の取得は大学受験における有効な戦略となります。英検を持っていることは、多くの大学での入試において有利に働くため、受験生は英検の取得を検討する価値があるでしょう。
英検S-CBT
英検は2種類ある
英検には「従来型英検」と「英検S-CBT」という2種類が存在します。
従来型英検では、一次試験でリーディング、リスニング、ライティングが実施され、一定のスコアを超えると二次試験でスピーキングが行われます。
しかし、一次試験で必要なスコアに達しない場合は、スピーキングの試験を受験することができません。
一方、英検S-CBTは、一日でリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの全ての試験を実施するシステムです。
この方式では、一日で4技能すべての試験を完了できるため、時間的な効率が良いというメリットがあります。
また、S-CBTでは合否に関わらず、全技能のスコアを得ることが可能です(従来型ではスピーキングのスコアが含まれない場合があります)。
例えば、A君が準1級を受験し、合格点には届かなかったとしても、そのスコアは受験で利用可能です。東洋大学の場合、2150点のスコアが90点に換算されるため、A君は準1級を持っていなくても英語試験で90点を得られるというわけです。
受験で英検を利用することを考えている場合、S-CBTは必ず受験するべきです。これにより、一日で全技能の試験を終えることができ、合否にかかわらず有効なスコアを得ることが可能になります。これは、英検を受験する際の重要な戦略の一つと言えるでしょう。
英検の受験機会は年間最大9回
従来型英検は年に最大3回受験が可能です。
一方で、英検S-CBTは1期間に2回、年間で最大6回の受験が可能となっています。
これにより、これらの2種類の試験方式を組み合わせることで、1年間で最大9回の受験機会が提供されることになります。
この多くの受験機会は、英検合格を目指す受験生にとって非常に有利です。合格するためには、試験を何度も受けることができるほど、成功の可能性が高まります。
したがって、英検の受験を計画している場合、従来型とS-CBTを併用して受験することが推奨されます。
英検は年間最大9回の受験機会を提供しており、これを活用することで、合格に向けたチャンスを大幅に増やすことができます。従来型とS-CBTの両方を利用することにより、受験生は自身の合格可能性を高めることができるのです。
TEAP
英語の外部検定試験で英検に次いでお勧めするのが、TEAP(Test of English for Academic Purposes)です。
TEAPは日本の高校生を対象とした、大学入試専用の外部検定であり、大学入学後の授業や生活に即した出題内容を含んでいます。これは大学受験生にとって特に適した試験と言えます。
具体例として、上智大学はTEAPを積極的に採用しており、TEAPを受験しないと利用できない入試制度が存在します。
また、最近ではTEAPを採用する大学の数が増えているため、複数の併願校で利用できる可能性があります。
しかし、TEAPは英検とは異なる出題内容を持っているため、英検の準備の傍らで受験しても簡単に合格できるとは限りません。TEAPを受験する場合は、その特性に合わせた対策が必要になるため、受験計画には注意が必要です。
英検に次ぐ英語外部検定としてTEAPはお勧めですが、TEAP固有の試験内容に対する適切な対策が求められます。TEAPを活用することで、特に大学入学後の英語使用環境に適応しやすくなると同時に、より多くの大学入試での利用が可能になるでしょう。
最後に:志望大学に合格をするには?
ここまで英検の大学入試利用について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映