始めに:【大阪公立大学】工学部の中間試験を解説!
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
「【大阪公立大学】工学部の中間試験を3つの軸で解説!4科目の傾向なども紹介します!」というテーマで記事を書いていきます。
大阪公立大学受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
大阪公立大学志望のみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
【大阪公立大学工学部】中期試験
大阪公立大学の工学部では、国公立大学の中で珍しく中期試験が実施されており、その特徴について詳しく見てみましょう。
この中期試験は、国公立大学の中で中期試験を提供する大学が限られているため、倍率が非常に高くなっています。
具体的には12倍という高い倍率を示しており、偏差値も大阪大学基礎工学部と同等の水準にあることが特徴です。これは、他の大阪公立大学の前期日程の学部と比較しても高いレベルであることを意味しています。
中期試験を受験する学生の多くは、大阪大学や京都大学など他の難関大学を受験し、不合格だった者たちです。そのため、受験のレベルは非常に高く、競争も激しいと言えます。
入学式では、多くの学生が本命の大学ではなかったという背景から、一風変わった雰囲気があり、「どこ落ち?」という会話から始まる自己紹介が行われることもあります。
大阪公立大学工学部の中期試験は、高い倍率と偏差値、そして難関大学を目指した学生たちによる独特の雰囲気を持っています。これは、国公立大学の中でも特異な入試形態であり、高いレベルの学習と競争を経験したい学生には適した選択と言えるでしょう。高い競争を乗り越え、入学した学生たちは、それぞれの経験を活かして学業に励んでいるのです。
【大阪公立大学工学部】中期試験 二次試験入試科目及び配点
個別(2次)試験 | 3教科(600点満点) 【数学】数I・数A(場合の数と確率・図形の性質・整数の性質)・数II・数B(数列・ベクトル)・数III(240) 【理科】「物基・物」・「化基・化」(240) 【外国語】コミュ英語I・コミュ英語II・コミュ英語III・英語表現I・英語表現II(120) |
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大阪公立大学工学部中期試験の傾向
数学
大阪公立大学工学部の中期試験の数学は、試験時間120分です。全問記述式で、微積、極限、確率、複素数が頻出します。証明問題も頻出で、誘導的な小問が多いですが計算量が多く、中には難問もあります。
全体的に数学的な思考力・計算力をバランスよく試す問題が多く、証明問題・図示問題も出題され、総合的な力を問われます。微分・ベクトル・図形と方程式が頻出です。
数学試験では、問題の難易度が低めであっても、正確性を重視する姿勢が大切です。解答した問題の丁寧な見直しを行うことで、ケアレスミスを最小限に抑え、高得点を目指すことができるのです。試験時間を効果的に活用し、確実な得点を獲得することが、数学試験の成功への鍵となります。
物理
大阪公立大学の工学部中期試験の物理は、試験時間120分です。
大問3題で構成されており、2題が大阪市立大学、1題が大阪府立大学の過去問をベースに作成されています。各大問の問題数は6問前後で、説明問題や内容理解を問う問題が多いと考えられます。
物理の試験では、力学や電磁気、波動などの大問3つで構成されています。
化学
化学の試験における戦略は、物理とは異なるアプローチが必要です。
特に、大阪公立大学中期試験の化学は、物理に比べて問題の難易度が低めに設定されていることが特徴です。この低い難易度により、試験中に時間を余らせることが一般的で、効果的な時間の配分が成功の鍵となります。
化学試験では通常、大問が5つ設定されています。
これは物理の2つの大問よりも多いため、各問題に割く時間はそれほど多くはありませんが、物理よりも時間を要しないため、化学の問題を解くことで得られる時間を物理の問題解答に充てる戦略が有効です。
具体的には、共通テストレベルの問題を解く能力があれば、大阪公立大学中期の化学試験で十分に高得点を獲得できると考えられます。試験時間は物理と合わせて120分ありますので、化学の問題を迅速かつ正確に解いた後、残りの時間を物理の問題解答に専念することが望ましいです。
大阪公立大学中期試験の化学は難易度が低いため、共通テストレベルの問題を解ける準備をしておくことが重要です。また、化学で得られる追加の時間を物理の問題解答に活用することで、全体の成績を向上させることができるでしょう。したがって、化学と物理のバランスを考えた上での時間管理が、試験全体の成績を左右する重要な要素となります。
英語
大阪公立大学の工学部中期試験の英語は、試験時間が120分です。大問は3問で、大問1・2は学部・学域共通の問題で長文読解、大問3は学部ごとに異なる出題で、和文英訳問題となっています。
英語はリーディング150点、リスニング50点に換算し、合計200点満点を60点満点に換算されます。
大阪公立大学の英語はレベルが高く、近畿圏の大学の中では難易度は上位クラスです。長文読解の文章はかなりの分量なので、速読力が求められます。
また、和文英訳・英作文は差が付きやすいところです。
大阪公立大学の英語で最も必要とされるのは、確かな語彙力です。「ターゲット1900」などの2000語レベルの単語帳は必ず意味を完璧に言えるようにしておきましょう。
大阪公立大学工学部中期試験に臨むには
中期試験に臨む際、特に大阪公立大学中期試験における効果的な準備と心構えについて重要なポイントがあります。
まず、大阪公立大学中期試験の難易度は阪大前期試験と比較して全体的に低めであるものの、合格に必要な得点率が高いため、十分な準備が求められます。
多くの受験生が本命ではないため、過去問を十分に解いていない傾向にあることを考慮すると、過去問の演習量を増やすことで相対的なアドバンテージを得ることができます。
実際、2年分以上の過去問を解いた受験生が高得点を獲得する傾向にあることが、過去の受験生の経験から示唆されています。
また、試験当日の心構えにおいても、特有の状況に対する準備が重要です。特に、大阪公立大学中期試験当日に、神戸大学の前期試験の合格発表が行われることもあるため、途中退室する受験生が出ることがあります。このような事態は、受験生にとっては心理的に影響を及ぼす可能性があるため、事前にこの事実を知っておくことで、試験中の集中力を保持しやすくなります。
大阪公立大学中期試験では、過去問を複数年分解いて準備をすることと、試験当日の特殊な状況に対する心構えが重要であると言えます。これらの対策を実施することで、試験への効果的な対応が可能となり、合格への道が開けるでしょう。
最後まで諦めずに挑戦することが非常に重要
受験生の皆さん、大学入試においては、最後まで諦めずに挑戦することが非常に重要です。
特に国公立大学を目指す理系受験生には、中期試験の受験を強くお勧めします。共通テストの結果が思わしくなくても、二次試験での巻き返しは十分に可能です。
前期試験では共通テストの成績が不利に働く可能性もありますが、中期試験は実施している大学が少ないため、試験結果が不十分でも受験を諦める必要はありません。
共通テストの成績によっては国公立大学の受験そのものを諦めてしまう受験生もいますが、出願そのものを諦める必要はありません。一時の努力が、今後の大学生活や将来に大きく影響を与える可能性があるので、前期、中期、後期試験すべてに最後まで全力で挑戦することが大切です。
最後に:大阪公立大学に合格をするには?
ここまで大阪公立大学について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が大阪経済大学では必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映