始めに:国公立大学と私立大学の違いを解説
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
「国公立大学と私立大学の違いを4つの軸で解説!選ぶ際のポイントも紹介します!」というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
志望校に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
国公立大学と私立大学の違い
国公立大学と私立大学の違いを解説します。
この記事では、以下の4つのポイントに焦点を当てています。それでは、詳しく見ていきましょう!
国公立は学費が安く、私立は高い
学費に関しては、国公立大学と私立大学に顕著な差があります。
これは、国公立大学が国や地方自治体によって設立され、公的資金で運営されているのに対し、私立大学は個人や企業による資金で運営されているためです。
具体的な学費を見てみると、一般学部では国立大学の学費は平均約242万円、私立大学の文系は397万円、理系は541万円となっています。
特に医歯薬系の学部では、国立大学の医歯薬学部の平均学費が349万円に対して、私立大学では薬学部が1144万円、歯学部が2869万円、医学部が3686万円と、国立と私立で大きな差が存在します。
これらの数字は、特に医歯薬系学部において国立と私立大学の学費の違いが顕著であることを示しています。
また、学費以外にも教材費や交通費、場合によっては住居費や生活費などの追加費用が必要であることも考慮する必要があります。
国公立大学と私立大学の学費には大きな違いがあり、特に医歯薬系学部ではその差が顕著です。学費のみならず、追加の費用も含めた総コストを検討することが、大学選びにおいて重要な要素となります。
入試方式
国公立大学
国公立大学の入試システムには、いくつかの特徴的な側面があります。まず、国公立大学は入試時期によって前期、中期、後期の3つに分かれており、各時期につき1校のみ受験が可能です。
多くの大学では前期のみ入試を行っているため、受験生の選択肢は限られることがあります。
国公立大学では、入試に2回の過程を経る必要があります。一つ目は共通テスト(1次試験)で、二つ目は各大学独自の2次試験です。
特に重要なのは、多くの国公立大学において足切り制度(2段階選抜)が設けられている点です。これは、共通テストで一定の得点をクリアした受験生のみが2次試験を受験できるという制度で、この基準を満たさない場合は不合格となります。
具体的に、ある国公立大学では共通テストでの数学の得点が足切りの基準を満たさないと、その後の専門科目の試験に進むことができません。
このようなシステムは、受験生に共通テストで高い得点を獲得する能力が必要であることを意味します。
国公立大学の受験生は、まず共通テストでしっかりと得点する力を身につけることが非常に重要です。このステップをクリアすることで、2次試験の機会を得られるため、国公立大学入試における初のハードルとなります。
私立大学
私立大学の入試は、一般的には一般選抜によって決定されます。この一般選抜には主に2種類があります:
①各大学の独自の一般入試、
②共通テストを活用した選抜です。
一般的には、大学の一般入試1回で合否が決まりますが、私立大学では多様な選抜方式が存在します。
私立大学の利点の一つは、複数の試験日程があり、さまざまな受験方法を選べることです。これにより、学生は多くの大学や学部、学科を受験する機会を持ちます。
例えば、ある私立大学では、同じ学科に対していくつかの異なる入試方式で応募でき、学生は自分の強みを活かす方法を選択できます。
また、多くの私立大学では、3教科型入試が基本となりますが、最近では多くの大学が独自試験を廃止し、共通テストを利用する方式を採用しています。これは、学生にとって受験の柔軟性を高めることを意味します。
加えて、国公立大学と私立大学の双方で推薦入試やAO入試が提供されている点も共通しています。これらに関する情報も、個々の大学のネットサイトやオープンキャンパスで調査することが重要です。
私立大学では一般選抜が主な入試方式であり、多様な試験日程と受験方法が提供されています。これにより、学生は自分に合った入試方式を選びやすく、幅広い選択肢から最適な大学を選ぶことが可能です。また、推薦入試やAO入試などの他の入試方法についても情報収集し、総合的な受験戦略を立てることが重要です。
入試科目は国公立が多く、私立が少ない
国公立大学
国公立大学の入試システムにおいて、共通テストの受験は必須条件です。
国公立大学の受験生は、共通テストで5教科7科目を選択することが一般的です。この科目数は、学生が試験で対応しなければならない範囲を示しています。
国公立大学を受験する場合、共通テストの科目選択は重要な意思決定です。例えば、ある学生が文系を志望する場合、文系科目に焦点を当てることができます。
一方で、理系学生は数学や理科の科目に重点を置くことが望ましいでしょう。このように、受験生は自分の志望学部や学科に合わせて最適な科目を選択する必要があります。
また、国公立大学を受験する学生は、5教科7科目に対応するための広範な学習と準備が求められます。これは、受験生が広い範囲の知識を有している必要があることを意味し、その準備には時間と労力が必要です。
国公立大学の入試では共通テストの受験が必須であり、5教科7科目の範囲で試験を受けることが一般的です。この科目選択は、受験生が志望する学部や学科によって異なるため、それに応じた適切な準備が必要です。そのため、受験生は広範な学習を行い、試験の科目選択に慎重に取り組むべきです。
私立大学
私立大学の入試システムでは、一般的には大学独自の一般入試(共通テスト不要)が主流で、試験科目は3科目型が多く採用されています。
また、共通テストを利用する入試方式においても、3科目型を選択する大学が多いです。
私立大学の入試では、学生は特定の3科目に焦点を当てることができます。
例えば、文系学生が国語、数学、英語を選択する場合、これらの科目に特化した準備をすることができます。これは、学生が自分の強みを活かしやすい入試方式を提供します。
一方、理系学生は数学と科学系の科目に焦点を当てることが一般的です。
このように、私立大学では、学生は自分の志望学科に合わせた限られた科目に集中して準備を進めることができます。
これにより、試験対策がより効率的かつ集中的に行えるという利点があります。
私立大学の入試では、主に3科目型の試験が普通であり、これにより学生は特定の科目に焦点を当てた効果的な試験対策を行うことができます。学生は自分の強みに合わせて科目を選択し、より効率的な学習計画を立てることが可能です。
国公立大学は科目数が多いものの学費が比較的低く、一方で私立大学は科目数が少なく設定されているものの、学費が高めであると理解することが重要です。
偏差値と難易度
偏差値と難易度に関して、パスナビなどのウェブサイトで国公立大学と私立大学のデータを確認することは可能ですが、それらを直接比較するのは適切ではありません。
国公立大学と私立大学では、問題形式や受験科目数に違いがあるため、難易度の評価が異なるからです。
たとえば、国公立大学の入試では、多くの場合、記述式の問題が採用されています。これに対して、私立大学の入試ではマーク式の問題が一般的です。
記述式問題は解答に深い理解と表現能力が求められるため、通常はマーク式問題よりも難易度が高いと考えられます。
さらに、国公立大学の入試では、私立大学と比較して受験科目数が多いことが一般的です。
同じ偏差値の範囲内でも、国公立大学ではより多くの科目を勉強し、それらに対応する必要があります。これは、国公立大学の受験生にとって大きな負担となり得ます。
国公立大学と私立大学の偏差値や難易度を比較する際には、これらの違いを考慮する必要があります。問題形式の違いと科目数の多さは、国公立大学の受験生が直面する大きな負担であり、これらの要因が難易度を高めていると考えられます。
国公立と私立の大学を選ぶ際の3つのポイント
国公立と私立の大学を選択する際のポイントを解説します!
地方高校では「国公立推し」の傾向
多くの地方高校では「国公立推し」の傾向が見られることがあります。これは、学校の先生が生徒に国公立大学を推奨する現象です。
例えば、石川県のある高校でもこの傾向が見られます。しかし、このような推奨が必ずしもすべての生徒に適しているわけではないことを理解することが重要です。
実際の例として、ある高校では、上位クラスの生徒であっても、私立大学を志望しているにもかかわらず、国立大学を目指す生徒と同じカテゴリーに分類され、本来必要のない科目の補修を受けさせられることがあります。
これは多くの地方高校で見られる事例の一つに過ぎません。
国公立推しの背景には、学費に関する考え方が存在します。地方では平均年収が低い家庭が多く、多額の学費を負担することが難しいケースがあります。
そのため、特に志望校が決まっていない生徒に対しては、学費の面で問題が少ない国公立大学を推奨することが一般的です。
国公立推しは、多くの生徒にとって財政的に無理のない選択を促すための一つのアプローチです。しかし、すべての生徒に当てはまるわけではないため、個々の状況や目標に応じて最適な大学選びをすることが大切です。学校の推奨に盲目的に従うのではなく、自分自身のニーズと可能性を考慮に入れた上で、適切な選択を行うべきです。
私立専願も視野に入れる
私立大学のみを受験する「私立専願」という選択は、受験科目の数を減らし、効率的に学習するための一つの戦略です。
私立専願とは、国公立大学の受験をせず、限られた科目に絞って勉強することで、成績向上を目指す方法です。
私立大学に行きたい学生にとって、私立専願は合理的な戦略であり、受験科目数の負担を減らすためにこの選択をすることに問題はありません。
例えば、文系の学生が国語、英語、現代社会の3科目に絞って勉強すれば、より集中的に学習することができ、効率的に成績を伸ばすことが可能です。
しかし、自分が本当に行きたい大学が国公立である場合、科目数の少なさだけを理由に私立専願を選ぶのは適切ではありません。
大学選びにおいては、目標とする大学の特徴を入念に調査し、オープンキャンパスに参加して学校環境を体験することが重要です。また、進学にあたって浪人を選択するかどうかも考慮する必要があります。
私立専願は受験科目数を減らし、効率的に学習するための戦略として有効です。しかし、自分の目標や進路に合った選択をするためには、大学の特徴や自身の状況を慎重に考慮することが重要です。自分が何を求めて大学に行くのかをよく考え、適切な選択をすることが求められます。
自分自身の信念を持って受験校を選択することが重要
自分自身の信念を持って受験校を選択することが重要です。
他人の意見や周囲の圧力に流されることなく、自分の判断で選択を行うべきです。また、受験科目の数だけを基準に私立専願を選ぶのは、短絡的な決断となり得ます。
自身の選択をする際には、全体的な視点を持つことが必要です。
例えば、ある学生が自分の興味やキャリア目標に合った大学を選ぶ場合、その学生はただ科目数が少ないという理由だけでなく、学校の教育方針やキャンパス環境、将来のキャリア支援などを考慮に入れるべきです。
これは、受験生が自分の将来に合わせて適切な大学を選択するためには、受験科目の数や周囲の意見だけでなく、自分自身の興味や目標に合った学校を選ぶべきであることを意味します。
このプロセスでは、自分自身の信念に基づいた選択が最も重要です。
受験生は自分自身の信念に基づいて受験校を選ぶべきです。これにより、個人の興味や目標に合致する学校を選び、将来に対する満足度が高まることが期待されます。最終的には、自分自身の価値観に基づいて選択を行い、その決断を信じて進むことが大切です。
最後に:志望大学に合格をするには?
ここまで国公立大学と私立大学の違いについて見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映