【共通テスト】英語の時間が足りないときの2つの攻略法。スキャニングの方法も紹介します!

始めに:【共通テスト】英語の時間が足りないときの攻略法

菅澤

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オニ坊

鬼管理専門塾アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?

菅澤

本日は
【共通テスト】英語の時間が足りないときの攻略法。スキャニングの方法も紹介します!
というテーマで記事を書いていきます。

受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
難関大学志望のみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!

【共通テスト】英語の時間配分

菅澤

共通テストの英語試験における効率的な時間管理の方法としては、各セクションに割り当てる時間を予め計画し、その範囲内で調整することが重要です。このアプローチは、限られた時間の中で、すべての問題を解くために必要な戦略です。

オニ坊

例えば、リーディングセクションには所定の時間を割り当て、もし時間が余った場合は、リスニングやライティングセクションに追加の時間を充てるなど、柔軟に対応することが推奨されます。

80分の試験時間をフルに利用し、各セクションでのパフォーマンスを最大化するためには、時間配分の計画が不可欠です。

大問時間配分(推奨)配点/問題数語数
第1問A3~5分(3分)4点/2問約200語
第1問B4~7分(5分)6点/3問約400語
第2問A6~11分(7分)10点/5問約400語
第2問B7~11分(7分)10点/5問約500語
第3問A4~6分(4分)6点/2問約400語
第3問B5~8分(5分)9点/3問約400語
第4問10~14分(12分)16点/5問約700語
第5問11~15分(13分)15点/5問約1000語
第6問A9~13分(11分)12点/4問約900語
第6問B9~12分(10分)12点/4問約800語

共通テストの英語試験では、各セクションに対して事前に計画した時間を厳守し、必要に応じて柔軟に調整することが、全問題を効率的に解くための鍵です。この戦略を取ることで、時間内に全ての問題に取り組み、高得点を獲得する可能性を高めることができます。

決めた時間配分通りにならない理由は?

菅澤

通常、受験生は特定の問題を指定された時間内に解くという戦略を立てますが、実際には多くの受験生がこの計画に沿って問題を解決することができないことがあります。

では、その理由は何でしょうか?

決めた時間配分通りにならない理由①具体的な行動計画がない

具体的な行動計画がない

菅澤

受験生がテストで計画通りに問題を解くことが困難な主な理由は、具体的な行動計画の欠如にあります。多くの受験生は時間配分は考えていますが、それを実行するための具体的な行動計画がないため、計画通りに進めることができません。

オニ坊

例を挙げると、例えば受験生が第1問を3分で解くと決めた場合、長文読解、問題文の理解、解答にそれぞれどれだけの時間を割り当てるかを具体的に決める必要があります。

菅澤

もし長文読解に1分を割り当てたとしても、実際にその長文を1分で読むことが可能かどうかを考慮する必要があります。

もし1分で読むことができない場合、読む方法を工夫するか、読む範囲を限定して、設定された時間内に読み終える方法を選ばなければなりません。例えば、スキャニングといった時間を節約するテクニックが有効です。

受験生が試験で計画通りに問題を解くためには、単に時間配分を決めるだけでなく、具体的な行動計画を立て、それに沿って問題に取り組む必要があります。具体的な行動計画を持つことで、受験生は効率よく問題を解決し、時間管理を適切に行うことができるようになります。

決めた時間配分通りにならない理由②実際に時間を意識して解答する練習不足

実際に時間を意識して解答する練習不足

菅澤

テストでの時間管理において、計画を立てても実際に時間を意識して解答する練習が不足していることが、計画通りに進まない主な理由です。具体的な時間管理のスキルを身につけるためには、実際に時間を計測しながらの練習が必要です。

オニ坊

たとえば、「スキミング」「スキャニング」「スラッシュリーディング」といった時間短縮の技術を用いる場合、初めは慣れないためにむしろ時間がかかることがあります。

しかし、これらの技術に慣れるためには、実際にタイマーを使って練習することが効果的です。時間を意識しながらこれらの技術を練習し、徐々に解答時間を短縮していくことが重要です。

テストで時間管理を効果的に行うためには、単に時間を計画するだけでなく、実際に時間を意識して練習することが不可欠です。このような実践的な練習を通じて、受験生はテスト中の時間管理能力を高め、計画通りに問題を解くスキルを身につけることができます。

決めた時間配分通りにならない理由③全問正解を目指している

全問正解を目指している

菅澤

受験生が試験において全問正解を目指すことが、しばしば効果的な時間管理を妨げる原因となります。

入試で可能な限り多くの得点を獲得することは理想的ですが、すべての問題に完璧に答えようとすることが、むしろ時間の無駄遣いにつながることがあります。

オニ坊

例えば、特に難しい問題に遭遇した時、受験生がその問題に固執しすぎると、「時間がかかってしまう→焦りが生じる→冷静さを欠く→さらに時間がかかる」という悪循環に陥りがちです。

この場合、重要なのは「諦める勇気」を持つことです。もし自分が苦手な問題があるなら、それをあえて捨てる決断をすることも必要です。得点できる問題に集中し、苦手な問題は運任せにすることが、高得点獲得のためのより現実的な戦略です。

菅澤

さらに、受験生は自身が得点しにくい問題や、解答にムラがある問題を事前に把握しておくことが重要です。これにより、難しい問題に直面した際にどの問題を優先し、どの問題を後回しにするか、効果的な解答順序を計画することができます。

試験において全問正解にこだわりすぎることは、時間管理に悪影響を及ぼし得ます。代わりに、自分の強みと弱みを理解し、得点可能な問題に集中し、苦手な問題を適切に処理することで、より高い得点を獲得する可能性が高まります。

【共通テスト】英語を速く解く攻略法

「早読み」を試みるのは危険

菅澤

試験時に解答時間内に間に合わせるために「早読み」を試みるのは危険です。この手法は、理解力の限界を超え、かえって時間の浪費につながることがあるためです。

オニ坊

例を挙げると、もし600単語の英文を通常100単語/分の速さで6分かけて読む場合、読解速度を1.5倍にしても、実際に節約できる時間は2分に過ぎません。

さらに、早読みによって理解度が下がれば、再読する必要が生じ、結果的には時間がかかることになります。速読しても短縮できる時間は限られており、読み返すことになれば、かえって時間の無駄になるのです。

「早読み」で問題を解決しようとすることは、効果的な戦略ではありません。速読よりも、じっくりと時間をかけて一度で理解することの方が、実は時間を節約する方法となり得ます。この原則を忘れずに、質の高い読解に集中することが、試験での時間管理においてより効果的です。

英語を速く解く攻略法①理解の速度と精度を向上させる

理解の速度と精度を向上させる

菅澤

英語の試験で効率的に問題を解くためには、理解の速度と精度を向上させることが重要です。英語の問題解答プロセスは通常、「文章を読む→理解する→問題を解く」というステップに分けられますが、多くの受験生は英文の解釈や内容の忘却で時間を失っています。

したがって、理解プロセスをスムーズにすることで、時間を節約することが可能です。

オニ坊

「トップダウンリーディング」のアプローチは、理解を効率化する有効な方法の一つです。この読解法では、文章の先を予測しながら読むことで、意味の理解を迅速化します。

例えば、「人工甘味料」というテーマの文章に遭遇した場合、既知の人工甘味料に関する知識を活用し、次にくるであろう内容を予測します。また、文章が何かを褒める内容で始まった場合、「この後にはデメリットが述べられる可能性がある」と予測することができます。

先読みしながら関連知識を活用して読むことにより、英文の理解にかかる時間を大幅に短縮できます。このトップダウンリーディングのアプローチを実践することで、英語試験の効率を高め、より多くの問題に迅速に取り組むことができるようになります。

英語を速く解く攻略法②読む単語数を減らす

読む単語数を減らす

菅澤

試験時の読解効率を高めるためには、「読む単語数を減らす」ことが一つの有効な戦略です。テキストの全体を読む代わりに、要点を絞って読むことで、読解にかかる時間を短縮することが可能です。

オニ坊

このアプローチの典型的な例が「スキミング」です。スキミングは、文章の主要な部分や結論、図表などを素早く読んで、全体の内容を大まかに把握する技術です。

例えば、テキストの全体を読むのではなく、段落の最初と最後の数行を読んで要点をつかむ、重要そうなキーワードや数字に着目する、図表から情報を得るなどの方法が挙げられます。この方法を用いることで、全文を細かく読むよりも大幅に時間を短縮できます。

菅澤

ただし、読まない部分があるために正解率は若干低下する可能性がありますが、時間が限られた状況においては有効な手段となります。もちろん、スキミングの効果を最大限に発揮するためには、事前の練習が必要です。

試験での時間効率を上げるためには、テキストの読む量を効果的に減らすことが重要です。スキミングなどの技術を用いることにより、読解時間を短縮し、より多くの問題に迅速に対応することが可能になります。

最高の時短読解方法「スキャニング」

菅澤

理解の速さと正確性を向上させつつ、読む単語量を効果的に減らす方法として、スキャニングがあります。

スキャニングの方法

菅澤

スキャニングという読解テクニックは、効率的に問題を解くための重要な方法です。

このテクニックは、英文を細かく理解することではなく、問題に答えるための重要な情報を素早く見つけ出すことに焦点を当てています。

オニ坊

具体的には、スキャニングの最初のステップは問題文の把握です。長文を読む前に、まずはどのような問題が出されているのかを理解することが重要です。

例えば、英字新聞の記事を読む時に、関心のないコーナーを読み飛ばすのと同様に、長文でも関連しない部分は読まずにスキップします。読むべき部分とそうでない部分を見極め、必要な情報が得られた時点で、読み進めるか捨てるかを判断します。

菅澤

さらに、重要な情報や解答の根拠を見つけた場合は、その箇所に印をつけます。印をつけることにより若干の時間はかかりますが、後で読み返すよりは効率的です。

このように、スキャニングを使用することで、長文を全て読むよりも短時間で必要な情報を得ることができ、「問題を解くために必要な情報だけを取り出す」という目的に集中できます。

スキャニングは、長文読解の時間を効率的に使い、試験でのパフォーマンスを高めるための有効な手段です。必要な情報を素早く見つけ出し、不要な部分を省くことで、問題解決に集中し、試験の時間を有効に活用することができます。

スキャニングの練習方法

菅澤

スキャニングの技術をマスターすることで、英文の読解が格段に容易になります。ただし、この技術はすぐに身につくものではなく、継続的な練習が必要です。

スキャニングの練習方法①実際に試してみる

実際に試してみる

菅澤

スキャニングの技術を習得するには、まず実際に試してみることが重要ですが、初心者はしばしば失敗します。この初期の失敗を理解し分析することで、スキャニング技術を効果的に習得することができます。

オニ坊

スキャニングを始めたばかりの時によく見られる失敗のパターンは主に三つあります。

①問題文のキーワードを特定せずに読み進めると、どの部分が問題に関連しているかを判断できません。
②キーワードの言い換えを考慮せずに読むと、キーワードを含む英文を見つけられないことがあります。
③選択肢の言い換えを考慮しないで答えると、誤った選択肢を選んでしまうことがあります。

菅澤

スキャニングの練習を行う際には、これらの一般的な失敗パターンを意識し、それらを避けるように努めることが重要です。

スキャニングに失敗した場合は、どのパターンに当てはまるかを分析し、次回の練習で改善策を講じることが肝心です。このアプローチを通じて、スキャニングの技術を効果的に習得し、英文読解能力を高めることができます。

スキャニングの練習方法②解答と解説を活用して、解答根拠の位置を確認する

解答と解説を活用して、解答根拠の位置を確認する

菅澤

スキャニング技術を習得するためには、解答と解説を活用して、解答根拠の位置と問題文のキーワードを理解することが重要です。

これは特に、問題文のキーワードを見落とすことや、言い換えを見逃すという失敗パターンを避けるのに有効な方法です。

オニ坊

まず、解説を読んで、解答根拠が長文のどの部分にあるかを特定し、その箇所に線を引きます。次に、問題文と解答根拠を比較し、どのキーワードに注目することで解答根拠を見つけることができたかを分析します。

この際、特定の品詞や固有名詞がキーワードになり得るか、どのような言い換えが使われているかを考慮します。例えば、代名詞や異なる品詞がキーワードの言い換えとして使われている場合には、それらにも注意を払う必要があります。

菅澤

これらのステップを踏んだ後、次回のスキャニング練習では、「特定のキーワードや言い換え表現を探せば、本文中で解答根拠にヒットする可能性が高い」という仮説を立て、それに基づいてキーワードを選ぶことができます。

この方法により、スキャニング技術を効果的に習得し、英文読解時の時間短縮と正確性を向上させることが可能になります。

スキャニングの練習方法③全言い換えを確認

全言い換えを確認

菅澤

言い換えの確認は、特に共通テストでの誤答選択肢に対する対策として有効です。これは、選択肢に本文中の単語がそのまま使われていても、実際にはその内容が誤っているというよくあるパターンを見極めるための手法です。

オニ坊

具体的には、共通テストにおいてしばしば見られるのは、選択肢が本文中の単語をそのまま使っているにもかかわらず、実際の解答根拠とは異なる内容、すなわち真逆の内容を示している場合です。

このような誤答選択肢を見極めるためには、本文中でどの部分が真逆にされているのかを検証する必要があります。

菅澤

本文中の単語をそのまま使う場合、真逆にできる部分は限られており、主語、助動詞、否定語などに注目することが重要です。

つまり、試験受験者は、これらのポイントに焦点を当てることで、「引っかけ選択肢」に気づくことができます。

言い換えの確認を行うことは、誤答選択肢を見抜き、より正確に問題を解くための重要なスキルです。選択肢の言葉が本文のどの部分に対応しているかを検証し、その言い換え方に注目することで、正しい解答を導き出すことができます。このアプローチは、共通テストのような試験で効果的に問題を解くための有効な戦略となります。

「語彙と文法」が大事

菅澤

共通テストの英語リーディングで所定の80分以内に問題を解くためには、特定の要素に注意することが必要です。
具体的には、解答時間内に問題を完了させるためには、各問題の読解時間の設定、効率的な読み方の習得、時間超過時の対策計画が重要です。

オニ坊

まず、各大問に対して適切な読解時間を設定することが重要です。
これには、長文の内容、問題文、解答に必要な時間を見積もることが含まれます。

次に、設定した時間内に読むための効率的な読み方を習得することが不可欠です。
例えば、既に精読ができる状態であれば、スキャニングというテクニックを利用することで、読解時間を短縮しながらも、問題文の重要な部分を適切に把握することができます。

菅澤

最後に、設定時間を超過した場合の対応策を考えておくことも重要です。これには、時間が足りなくなった時のために、どの問題を優先するか、どの問題を後回しにするかといった戦略を立てておくことが含まれます。

共通テストの英語リーディングで高得点を目指すためには、各問題に割く時間の計画、効率的な読み方の習得、時間超過時の戦略をしっかりと考慮することが重要です。これらの要素をうまく組み合わせることで、時間内に高得点を獲得する可能性が高まります。

精読能力が不十分な場合は、基礎を強化

菅澤

精読能力が不十分な場合、スキャニングの技術を駆使することは困難ですが、基礎となる「単語」と「文法」の知識を強化することで、読解力を向上させることが可能です。

精読ができないと、解答根拠となる英文を正確に読み解くことが難しくなり、問題の正確な解答に至らない可能性が高くなります。

オニ坊

基礎力の向上には、まず単語力と文法力の強化が重要です。これらは英語リーディングの基本となる要素であり、これらをしっかりと身につけることで、より複雑な文章の理解が容易になります。

菅澤

例えば、日常的に英単語を覚える練習を行い、定期的に文法練習問題を解くことが効果的です。このように、単語と文法の基本を固めることで、長文読解時の理解度が高まり、次第にスキャニングやその他の読解技術の習得が容易になります。

精読が難しい場合は、まず基礎力の強化に注力することが重要です。単語力と文法力を高めることで、長文の理解が進み、英語リーディングのスキル全体が向上します。これにより、最終的にはスキャニングなどの高度な読解技術も習得しやすくなります。

最後に:志望大学に合格をするには?

最後に:志望大学に合格をするには?
菅澤

ここまで共通テストの英語の時間について見てきましたが…。

オニ坊

1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が必要です。

菅澤

そんな志望大学に合格するためには?
と考える受験生のために現在、鬼管理専門塾という塾を運営中。
もし少しでも「志望大学に合格したい」と考える受験生は共に志望大学を目指しましょう。
現状のレベルが「偏差値30~40」でも大丈夫。

「受かりたいという気持ち」が少しでもあるなら
アナタの合格を鬼管理専門塾が応援します。

本記事監修者 菅澤 孝平

シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。

出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映

この記事を書いた人