始めに:数学Ⅲなしでも受験可能な国公立大学
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鬼管理専門塾アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?
本日は
数学Ⅲなしでも受験可能な国公立大学リスト!数Ⅲの攻略法も紹介します!
というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
難関大学志望のみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
大学受験の数学Ⅲ
数学Ⅲが苦手な受験生にとって、学習計画の策定は非常に重要です。この時期になると、数学Ⅲの進度や計算量に関する不安が多くの受験生を悩ませることが一般的です。
多くの受験生は、「学校の授業の進行が遅く、カリキュラムを網羅できるか不安」や「数学は得意だが、数学Ⅲの膨大な計算量に圧倒され、他の科目の学習時間が削られる」といった問題に直面しています。
受験成功のためには戦略的なアプローチが求められ、苦手科目や時間を多く取られる科目に過度に焦点を当てることは効果的ではありません。
そこで、数学Ⅲに挑戦することなく受験可能な大学についての情報を提供します。数学Ⅲを必須としない大学を選択することで、受験生は自分の得意分野に重点を置いた学習計画を立てることができます。
これにより、効率的に学習時間を管理し、他の科目の学習にも十分な時間を割くことが可能になります。数学Ⅲに苦手意識を持つ受験生にとって、このような大学選択は、受験戦略の一環として非常に有益です。
そもそも数学Ⅲとは?
数学Ⅲは高校数学の中でも高度な部分に位置づけられています。この科目は、数学Ⅰ・Ⅱの基礎知識を前提としており、それらの基本が理解できていないと、数学Ⅲの学習には苦労することになります。
数学Ⅲでは、様々な高度なトピックを学びます。具体的には、式と曲線、複素数平面、さまざまな関数、極限、微分、積分などの単元が含まれています。
特に微分と積分は、数学Ⅲでの学習量が多く、理解には相応の努力が必要です。これらのトピックは、数学の深い理解を要求されるため、基本的な数学の知識やスキルが不可欠です。
多くの進学校では、数学Ⅲのカリキュラムを完了するのが受験直前となることが多いです。これは、数学Ⅲの内容が複雑であり、時間をかけて丁寧に教える必要があるためです。したがって、数学Ⅲの学習を始める前に、数学Ⅰ・Ⅱの基本的な内容をしっかりと理解し、基礎を固めることが重要です。
数学Ⅲの学習に臨むには、まず数学の基礎から復習することが効果的です。これにより、数学Ⅲの高度なトピックに対する理解が深まり、より効率的に学習を進めることができます。基礎を固めることで、数学Ⅲの学習においても自信を持って取り組むことができるようになります。
大学受験における数学Ⅲ
受験における数学Ⅲの扱いは、受験する大学や学部によって大きく異なります。
まず、共通テストにおいては、数学Ⅲの範囲は含まれていません。共通テストの数学は、数学ⅠAとⅡBの範囲に限定されています。つまり、数学Ⅲの知識はこの試験では直接問われることはありません。
国公立大学の文系学部においても、二次試験では数学ⅠAとⅡBの範囲が主に使用されます。これは、文系学部での学習に数学Ⅲの高度な内容が必ずしも必要ではないという考え方に基づいています。
一方、国公立大学の理系学部や私立大学の学部個別入試では、数学Ⅲの範囲が二次試験で使用されることが一般的です。これは、理系分野では数学Ⅲの高度な知識が学部の教育や研究に不可欠であると考えられているためです。特に、工学や自然科学などの分野では、数学Ⅲの範囲に関する理解が深く求められます。
受験生は自分が志望する大学や学部に応じて、数学Ⅲの対策を考慮する必要があります。文系学部を志望する場合、数学Ⅲの詳細な学習は必要ない場合もありますが、理系学部を目指す場合には数学Ⅲの習得が不可欠です。受験生は、これらの違いを理解し、自分の受験戦略に合わせて数学の対策を立てることが重要です。
数学Ⅲなしでも受験可能な国公立大学リスト
北海道地方 9校
全期 公立はこだて未来大学 全学部
全期 札幌市立大学 全学部
前期 札幌医科大学 保健医療学部
前期 北見工業大学 工学部
全期 名寄市立大学 全学部
前期 公立小松大学 生産システム科学学部以外
全期 帯広畜産大学 全学部
全期 旭川医科大学 医学部 看護学科
後期 旭川医科大学 医学部 医学科
後期 室蘭工業大学 全学部
東北地方 11校
前期 岩手大学 農学部
後期 岩手県立大学 ソフト情報学部 以外
前期 山形大学 医学部 看護学科
前期 山形大学 農学部
前期 山形大学 工学部 科学・バイオ工学学科 建築・デザイン学科
後期 山形大学 全学部
全期 山形県立保健医療大学 全学部
前期 弘前大学 医学部 医学科 保健学科(放射線技術科学専攻を除く) 心理支援科学学科
全期 弘前大学 農学生命科学学部
後期 弘前大学 理工学部 数物科学②
前期 秋田大学 医学部 保健学科
後期 秋田大学 医学部 医学科
後期 秋田県立大学 システム科学技術学部
全期 秋田県立大学 生物資源科学学部
前期 福島県立医科大学 医学部 保健科学学科 診療放射線科学学科 以外
全期 宮城大学 全学部
前期 宮城教育大学 教育学部 数学専攻以外
全期 福島大学 農学群
関東地方 17校
全期 茨城大学 理学部 理学科<科学、生物科学、地球環境科学、学際理学>
全期 茨城大学 教育学部
後期 茨城大学 理学部 理学科<物理学>
前期 筑波技術大学 全学部
全期 茨城県立医療大学 全学部
全期 群馬大学 医学部 保健学科
後期 群馬大学 理工学部
全期 群馬県立県民健康科学大学 全学部
前期 前橋工科大学 工学部 生物工学科 総合デザイン工学科
後期 前橋工科大学 工学部
前期 東京都立大学 健康福祉学部 放射線学科以外
前期 東京学芸大学 教育学部 数学専攻 情報科学専攻 以外
後期 東京農工大学 農学部
前期 宇都宮大学 地域デザイン科学学部 コミュニティデザイン
前期 宇都宮大学 共同教育学部
前期 宇都宮大学 農学部 応用生命科学学科
後期 宇都宮大学 全学部
防衛医科大学校 看護
前期 埼玉大学 理学部 物理 基礎科学 分子生物専攻以外
前期 埼玉大学 工学部 応用科学学科専攻
後期 埼玉大学 理学部 生体制御専攻
全期 埼玉県立大学 全学部
全期 神奈川県立保健福祉大学 全学部
前期 横浜市立大学 医学部 看護学科
後期 横浜市立大学 データサイエンス学部
前期 千葉大学 園芸学部 食料自然経済学科
後期 千葉大学 園芸学部 全学科
前期 千葉大学 医学部 看護学科
全期 千葉県立保健医療大学 全学部
中部地方 22校
全期 静岡大学 理学部 生物科学学科 地球科学学科
全期 静岡大学 農学部
後期 静岡大学 物理学科 化学学科
全期 静岡県立大学 全学部
前期 名古屋市立大学 看護学部
後期 名古屋市立大学 芸術工学部
前期 浜松医科大学 医学部 看護学科
全期 愛知県立大学 教育福祉学部 看護学部
後期 愛知県立大学 情報科学学部
全期 愛知教育大学 数学専攻以外
全期 山梨大学 医学部 看護学科
全期 山梨大学 生命環境学部
後期 山梨大学 工学部
全期 山梨県立大学 全学部
前期 信州大学 理学部 物理学 化学 地球学 生物学 物質循環学
全期 信州大学 農学部
前期 信州大学 繊維学部
全期 信州大学 医学部 保健学科
全期 長野県立大学 全学部
全期 富山大学 人間発達科学学部
全期 富山大学 理学部 生物専攻 生物圏環境科学専攻
後期 富山大学 理学部 物理専攻 科学専攻
全期 富山大学 医学部 看護学科
後期 富山大学 薬学部
後期 富山大学 都市デザイン学部 地球システム科学学科 材料デザイン工学学科
全期 富山県立大学 看護学部
後期 富山県立大学 工学部
前期 新潟大学 教育学部
前期 新潟大学 理学部 理科重点選抜
前期 新潟大学 保健学部<看護学>
前期 新潟大学 歯学部 口腔生命福祉学科
前期 新潟大学 農学部
前期 新潟大学 創生学部
後期 新潟大学 全学部
全期 新潟県立看護大学 全学部
全期 上越教育大学 全学部
前期 金沢大学 医療保健学域<保健学、理学療法学、作業療法学>
全期 石川県立大学 全学部
全期 石川県立看護大学 全学部
全期 敦賀市立看護大学 全学部
全期 岐阜大学 応用科学生物学部
全期 岐阜大学 医学部 看護学科
全期 岐阜県立看護大学 全学部
全期 福井大学 医学部 看護学科
後期 福井大学 医学部 医学科
近畿地方 20校
全期 滋賀大学 教育学部
後期 滋賀大学 データサイエンス学部
全期 滋賀医科大学 看護学部
全期 三重大学 医学部 看護学科
後期 三重大学 教育学部 数学・情報教育、工学部 情報工学科<情報工学専攻>以外
前期 奈良教育大学 教育学部 数学科以外
全期 奈良県立大学 全学科
前期 奈良県立医科大学 医学部 看護学科
全期 福知山公立大学 全学科
全期 兵庫教育大学 全学部
後期 京都教育大学 全学部
後期 京都工芸繊維大学 工学科学部 応用生物科学域 デザイン科学域
前期 京都府立大学 生命環境学部 環境・情報科学学科 以外
前期 京都府立医科大学 医学部 看護学科
前期 大阪大学 医学部 保健学科
前期 大阪市立大学 医学部 看護学科
前期 大阪市立大学 生活科学学部 全学科
後期 大阪市立大学 理学部 化学専攻 生物専攻 地球専攻
全期 大阪教育大学 数学専攻以外
全期 和歌山県立医科大学 看護学科
全期 三重県立看護大学
全期 兵庫県立大学 看護学部
後期 兵庫県立大学 全学部
全期 神戸大学 医学部 看護学科
全期 神戸市看護大学 看護学部
中国・四国地方 19校
前期 岡山大学 医学部 看護学科
後期 岡山大学 全学部
全期 岡山県立大学 健康福祉学部 デザイン学部
全期 徳島大学 医学部 医科栄養専攻 保健<看護学>専攻
全期 徳島大学 歯学部
全期 徳島大学 生物資源産業学部
後期 徳島大学 医学部 保健<放射線技術科学>
全期 新見公立大学 全学部
前期 広島大学 総合科学部 総合科学部 理科系
後期 広島大学 全学部(理学部 数学科 ,医学部 保健学科 理学療法学を除く)
全期 県立広島大学 全学部
後期 滋賀県立大学 環境科学学部 生物資源管理学科以外
前期 山口大学 理学部 物理・情報科学②・④学科 生物・化学①・③
前期 山口大学 医学部 保健学科
前期 山口大学 農学部
前期 山口大学 共同獣医学科
前期 山口大学 国際総合科学学部
後期 山口大学 理学部 地球システム科学①・②
後期 山口大学 医学部 工学部 農学部 共同獣医学部 国際総合科学学部 全学科
全期 山口県立大学 全学部
全期 香川大学 創造工学部(前期はBタイプのみ)
前期 香川大学 医学部 看護学科
全期 香川県立保健医療大学 全学部
全期 島根大学 医学部 看護学科
全期 島根大学 生物資源科学学部
後期 島根大学 総合理工学部 数理科学専攻以外
全期 島根県立大学 全学部
全期 鳥取大学 医学部 保健学科
全期 鳥取大学 農学部
後期 鳥取大学 医学部 生命科学学科
全期 鳴門教育大学 全学部
前期 高知大学 医学部医学科以外
全期 高知県立大学 全学部
前期 愛媛大学 教育学部 数学専攻以外
前期 愛媛大学 医学部 看護学科専攻
前期 愛媛大学 工学部 農学部
後期 愛媛大学 全学部
全期 愛媛県立医療技術大学 全学部
九州・沖縄地方 14校
全期 福岡教育大学 教育学部 数学専攻以外
全期 福岡県立大学 全学部
前期 福岡女子大学 文理学部 環境科学学科以外
全期 名桜大学 全学部
全期 佐賀大学 農学部
全期 佐賀大学 医学部 看護学科
前期 長崎大学 医学部 保健学科
前期 長崎大学 環境科学学部
前期 長崎大学 水産学部
後期 長崎大学 薬学部以外
前期 大分大学 医学部 看護学科
前期 大分大学 教育学部
後期 大分大学 理工学部
全期 大分大学 福祉健康科学部
全期 大分県立看護科学大学 全学科
全期 長崎県立大学 全学科
全期 熊本県立大学 全学部
前期 宮崎大学 医学部医学科 工学部以外
後期 宮崎大学 全学部
全期 宮崎県立大学 全学科
全期 琉球大学 農学部
後期 琉球大学 理学部 数理科学学科 以外
全期 琉球大学 教育学部 数学科以外
全期 沖縄県立看護大学 全学部
数学Ⅲなしでも受験可能な大学の特徴
数学Ⅲを含まない受験科目を設定している大学は、特定の学部や学科で見られます。これらの大学は、数学Ⅲが苦手な理系志望の学生にとって魅力的な選択肢となる可能性があります。
特に、以下の3つの学部や学科が数学Ⅲを含まない受験科目としていることが多いです。
- 農学部:
農学部は、生物学や環境科学など、他の科目の理解に重点を置くことが一般的で、数学Ⅲの高度な内容が必要とされる場合が少ないです。 - 理学部(数学専攻を除く):
数学専攻を除く理学部では、化学や物理など他の科学分野の理解に重きを置き、数学Ⅲの深い知識が必須ではない場合があります。 - 医学部看護学科:
看護学は、医学的な知識や臨床技能が重視され、数学Ⅲの範囲を必要としないことが多いです。
これらの学部や学科を検討する際には、各大学の受験形式や科目の変更に留意することが重要です。
受験要項や科目は、年度によって変更されることがありますので、受験生は最新の情報を確認し、自分自身で各大学の受験要件をチェックする必要があります。
数学Ⅲが苦手でも理系分野に進学したい受験生は、これらの学部や学科を検討し、各大学の受験要件を入念に確認することが勧められます。このような大学選択は、数学Ⅲの苦手意識を抱える学生にとって、有益な進路選択の一つとなり得ます。
数学Ⅲにまだ取り組んでいない受験生も、チャンスは十分にある
数学Ⅲにまだ取り組んでいない受験生も、まだチャンスは十分にあります。数学Ⅲはその学習開始時期が遅れがちな科目であるため、早期に網羅することができれば、受験において大きなアドバンテージとなり得ます。
数学Ⅲの基礎を完成させるべき最適なタイミングは夏休みまで
受験生が数学Ⅲの基礎を完成させるべき最適なタイミングは、秋の演習開始前、つまり夏休みまでです。これは、基礎知識の確実な習得が、その後の演習と試験対策に大きな影響を及ぼすからです。
数学Ⅲの基礎が夏までに確実に身についていれば、秋からの演習期間に入った際に、より効率的に応用問題や過去問の演習に取り組むことができます。
この段階で基礎が不十分だと、演習を進めながら未習得の部分を補う必要が生じ、結果として効率が低下します。
具体的には、夏休みまでに微分、積分などの基本的な概念や計算法を完全に理解し、基本的な問題を自力で解けるレベルに達しておくことが望ましいです。
これにより、秋以降の演習期間には、より高度な問題に挑戦し、試験に対する自信を深めることが可能になります。
逆に、基礎が固まっていない状態で演習に入ると、不安やプレッシャーが増大し、最悪の場合、志望校の変更や受験自体を諦めることにつながるリスクもあります。
そのため、数学Ⅲの基礎を夏休みまでに完成させることは、受験成功に向けた重要なステップです。
数学Ⅲの基礎学習を夏休みまでに終えることは、受験生にとって不可欠です。これにより、秋からの演習期間を有効に活用し、受験に向けての不安を軽減しながら、最終的な目標に向けて効果的に進むことができます。
数学Ⅲを早く終わらせるには、志望校より一段階低いレベルの参考書を活用
数学Ⅲの学習を効率的に早く終わらせるためには、志望校より一段階低いレベルの参考書を使って夏休み中に網羅することが重要です。これは、学習効率を最大化するために適切なレベル感を選ぶ必要があるためです。
たとえば、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)レベルの大学を志望している場合、日本大学レベルの参考書を使用して基礎を固めることが望ましいです。
同様に、早稲田大学や慶應義塾大学を目指す学生であれば、MARCHレベルの参考書を完璧にすることが推奨されます。
このアプローチの理由は、参考書のレベルが自分の学力や志望校に適切に合っていることで、効率的な学習が可能になるためです。
低すぎるレベルの参考書を選ぶと学習の効果が十分でなく、高すぎると理解に時間がかかりすぎる恐れがあります。
具体的な例を挙げると、MARCH志望の学生が日大レベルの参考書を使うことで、数学Ⅲの主要な概念や問題解決技術を効率的に学ぶことができます。この段階での学習を通じて、志望校のレベルに合わせて応用的な内容に進むことが容易になります。
数学Ⅲを早期に網羅するためには、自分の学力と志望校のレベルに合った「ワンランク下の参考書」を選ぶことがキーとなります。これにより、夏休み中に基礎をしっかりと固め、秋からの応用学習や演習に十分な時間を割けるようになります。
最後に:志望大学に合格をするには?
ここまで数学Ⅲなしでも受験可能な国公立大学について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映