始めに:【国公立大学】後期入試を3つの軸で解説。
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
「【国公立大学】後期入試を3つの軸で解説。後期の特徴や後期のある国公立大学なども紹介します!」というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
志望校に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
国公立大学の後期入試
国公立大入試日程
前期合格発表 3/6~3/10(公立は3/1~)
後期入試 三月中旬(3/12~)
入学手続き前期締め切り 3/15
後期合格発表 3/20~3/23,24
大学受験の戦略を練る上で、特に注意すべき点がいくつかあります。まず、前期試験の結果発表と後期試験の実施が非常に接近していることが挙げられます。このため、前期試験が終わった直後から、後期試験への準備に迅速に移る必要があります。
さらに、多くの大学では後期試験の合格発表前に前期試験の入学手続きの期限が設定されています。
これは、例えば北海道大学の薬学部のように、後期日程のみを設けている学部が存在するケースでも同様で、後期試験の結果を待ってから前期試験の合格手続きを行うわけにはいきません。
最後に、後期試験の合格発表が3月下旬に行われるため、合格が決まった学生は入学準備を急ピッチで進める必要が出てきます。特に、後期試験では追加合格の可能性もあるため、合格発表後すぐに大学生活のスタートに向けた準備を開始することが求められます。
大学受験では前期試験の結果発表と後期試験の実施が接近していること、後期試験の合格発表前に前期試験の入学手続きを完了させる必要があること、そして後期試験の合格発表後には入学準備に迅速に取り掛かる必要があることが、受験生が特に注意すべき重要な点であると言えます。これらを念頭に置いて受験計画を立てることが、受験戦略の成功に繋がります。
【国公立大学】前期試験と後期試験の3つの違い
募集人数
多くの大学で見られる傾向として、募集人数が前期試験において後期試験よりもはるかに多いケースが一般的です。この現象は、大学入試の構造において前期試験がより多くの学生に対する主要な選抜機会となっていることを示しています。
たとえば、北海道大学では、前期試験の募集人数が合計で1881人に対し、後期試験ではわずか438人と大幅に少なくなっています。この数値からも、前期試験での受験機会の重要性が際立っています。
この募集人数の差は、受験生にとって前期試験における合格のチャンスが後期試験に比べて相対的に高いことを意味しています。また、後期試験における競争率の高さを反映しており、後期試験を主な目標とする受験生は、より厳しい選抜に直面することになります。
前期試験と後期試験の募集人数の差は、大学入試の戦略を立てる上で考慮すべき重要な要素であり、受験生はこの情報をもとに、自身の受験計画を慎重に策定する必要があります。特に、前期試験での募集人数の多さは、受験生にとって有利に働く可能性が高いため、この機会を最大限に活用することが推奨されます。
試験科目
後期試験を選択する大きな利点の一つは、試験科目の選択肢が限られることで、自身の強みを活かすことができる可能性が高まる点です。
具体的には、前期試験に比べて、後期試験では受験する科目数が減少し、場合によっては自分の得意な科目だけを選択して受験することが可能になります。例えば、理科のみ、あるいは小論文と面接のみといった形式の試験が設けられることがあります。
この戦略を用いることで、受験生は自分の苦手分野を避け、得意分野を最大限に活かした受験を行うことができます。たとえば、英語が苦手だが物理や化学に自信がある受験生は、物理や化学のみで試験が行われる大学や学部を選択することで、自分の能力を十分に発揮することが可能になります。
実際に、英語を含まない試験科目構成の大学を選ぶことで、英語の得点が受験の足かせになることを避けることができます。
例えば、ある受験生が英語よりも物理と化学に明らかな強みを持っていた場合、その受験生は後期試験で物理と化学のみを試験科目とする北海道大学の理学部を選択することで、自身の強みを最大限に生かすことができるわけです。
このように、後期試験の科目選択の自由度は、受験生にとって大きな戦略的利点となり得ます。
後期試験では、試験科目の選択肢が限られることが受験生にとって大きなメリットとなり、自身の得意分野での受験を可能にすることで、受験成功の確率を高めることができるのです。
難易度
後期試験の挑戦が、多くの受験生にとって一見して難易度が高いように映る理由は、問題の質そのものではなく、むしろ試験を取り巻く状況にあります。
具体的には、後期試験での募集人数が著しく少ないために競争率が高まり、また、後期試験に臨む受験生が前期試験に比べて共通テストで高い平均得点を持つ傾向にあるためです。
これらの要因が重なることで、後期試験は前期試験に比べて通過するハードルが高くなるという印象を受験生が持ちやすくなります。
例えば、ある大学の後期試験では、募集人数が大幅に限られており、その結果、競争率が前期試験の時点よりもはるかに高くなります。
さらに、後期試験に進む受験生は、一般的に共通テストで優秀な成績を収めていることが多いため、受験生間の競争はさらに激化します。
たとえば、ある大学の後期試験の場合、前期試験に比べて受験者の共通テストの平均得点が高い傾向にあり、このことが後期試験の受験生にとっての追加のプレッシャーとなっています。
このような状況は、後期試験の難易度を事実上高める要因となり、受験生にとって後期試験を前期試験よりも困難なものと感じさせる原因となっています。
後期試験が難しいと感じられるのは、問題の質そのものよりも、募集人数の少なさや受験者の質の高さによる競争率の上昇に起因していると考えられます。これらの要素が後期試験の挑戦を、受験生にとってより高い壁として立ちはだからせるのです。
後期試験の攻略法
成功するためには、前期試験後のモチベーションの維持が不可欠です。多くの受験生が前期試験が終わった後、一息つきたいと感じるのは自然なことです。
しかし、前期試験の結果発表と後期試験の間は思ったよりも短く、この期間に緩んでしまうと、後期試験の準備に影響が出てしまいます。
前期試験の結果が出るまでの期間、そして後期試験までの日々は、継続的に学習を行うことが求められます。特に、前期試験と後期試験の間隔が短い場合、この時期に学習のペースを落とすことなく、モチベーションを保ち続けることが、後期試験での成功につながります。
たとえば、周囲の受験生が試験を終えた解放感でいっぱいになっている中で、自分だけが勉強を続けることは精神的に大変なことかもしれません。しかし、このような状況でも学習に集中し続けることができる受験生が、最終的には後期試験での合格を勝ち取ることができます。
また、前期試験の結果によっては、後期試験への参加が決定し、その瞬間からの心理的プレッシャーは相当なものです。しかし、この限られた時間を最大限に活用し、気持ちを切り替えて集中することが、後期試験で良い結果を出すためには絶対に必要です。
前期試験の結果に関わらず、後期試験に向けてモチベーションを維持し、継続して勉強を行うことが、後期試験の合格への鍵となります。後期試験までの期間は短いですが、この時期を有効に使うことが、受験成功への道を開くのです。
後期試験のある国公立大学
難関国公立
・北海道大学(理・工・農・薬・歯・医・保)
・東北大学(理・経済)
・名古屋大学(医医)
・九州大学(理の一部・工・農・薬)
・京都大学(特色入試のみ)
・東工大(第七類)
・神戸大学(理・工・農・海事科学・医保)
・一橋大学(経済)
※東京大学、大阪大学は後期入試なし
北海道の国公立
・北海道教育大学
・帯広畜産大学
・旭川医科大学
・北見工業大学
参考:北海道教育大学(教育養成・芸術スポーツ文化)、北見工業大学(工学部の一部の学部)は後期の募集人数が50%程度と高い
北海道大学の後期
北海道大学は、多くの大学の中でも特に、後期試験を提供する学部や学科の数が豊富な大学として知られています。この情報は受験計画を立てる際に役立つでしょう。
理学部
・数学科
共通テスト300点
個別試験300点(数学200・理科100)
※物化生地から1科目
・物理学科
共通テスト300点
個別試験300点(数学100・物理200)
・化学科
共通テスト300点
個別試験300点(化学200・物理100)
・生物科学科(生物学専修分野)
共通テスト300点
個別試験300点(生物(必須)200・理科他100)
・生物科学科(高分子機能学専修分野)
共通テスト300点
個別試験300点(数学150・理科150)
※選択→数学・理科(物化生)から2科目
・地球惑星科学科
共通テスト300点
個別試験300点(数学150・理科150)
※選択→数学・理科(物化生地)から2科目
薬学部
共通テスト450点
個別試験300点(理科2科目 150/150)
※物化生から2科目
農学部
共通テスト450点
個別試験300点(理科2科目 150/150)
※物化生地から2科目
工学部
・情報エレクトロニクス学科
共通テスト450点
個別試験300点(数学150・物理150)
・応用理工系学科
共通テスト450点
個別試験300点(数学150・理科150)
※物化生から2科目
・環境社会工学科
共通テスト450点
個別試験300点(数学150・理科150)
※物化から2科目
獣医学部
共通テスト450点
個別試験500点(理科2科目300・面接200)
※物化生から2科目
水産学部
共通テスト450点
個別試験300点(物化生地から2科目)
後期試験を利用した人の口コミをまとめてみました。
浪人生の後期試験戦略
浪人を経験し、前期試験の不安を抱えつつも、最初から後期試験の受験を視野に入れていました。理科の得意さを活かし、最終的には神戸大学と北海道大学の選択肢から、理科2科目を試験科目とする北海道大学を選びました。特に農学部と理学部(化学)で迷った末、農学部を受験することに決め、前期試験終了の翌日から北大への準備に取り掛かりました。
受験対策の内容
対策としては、物理と化学を選択し、基礎的な問題に焦点を当てた学習を行いました。センター試験の結果はB判定で、個別試験で約6割取れれば合格圏内と判断。後期試験を受験する学生は一般にレベルが高いため、基礎の復習を中心にして、確実に得点できる問題を逃さないよう努めました。物理の穴埋め形式については、特に注意深く対策をし、間違いやすい部分を明確にしておくことが重要でした。
ホテルの予約タイミングと選択
ホテルは、前期試験の合否が判明した瞬間に、親が即座に予約しました。農学部付近のホテルを予約したものの、実際の試験会場は北側にある高等推進機構であり、ホテルからは約30分の距離でした。北海道大学のキャンパスは広大であるため、受験会場の位置を事前に確認し、適切な宿泊場所を選ぶことが受験生には勧められます。
最後に:志望大学に合格をするには?
ここまで国公立大学の後期入試について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映