始めに:【早稲田大学】理工学部を3つの軸で解説
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
「【早稲田大学】理工学部を3つの軸で解説|難易度や偏差値などを紹介します!」
というテーマで記事を書いていきます。
早稲田大学を志望するならかなり気になるテーマですよね。
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【早稲田大学】3つの理工学部
早稲田大学には、理工学の学習に特化した3つの異なる学部が存在します!
これらの学部は一体何が違うのでしょうか…?
基幹理工・先進理工・創造理工
早稲田大学の理工学系には、基幹理工学部、先進理工学部、創造理工学部という3つの学部があり、それぞれにユニークな特色と目標があります。
基幹理工学部は、まるで人間の背骨のように、理工学の根幹をなす基礎学問から応用研究までを広く深く学ぶ場所です。ここでは、数学をはじめとする基礎科学に重点を置き、これらの学問を通じて理工学の基盤を築き上げます。
一方、先進理工学部は、最新の科学技術を追求し、新たな知識の創出を目指す場所として「頭脳」に喩えられます。この学部では、新しい科学の発展を先導する研究に焦点を当て、未来を形作る革新的な技術や理論の開発に取り組みます。
そして、創造理工学部は、実践的で目的志向のアプローチを重視し、「手と足」に例えられるように、社会や文化の中で具体的な問題解決を目指す学部です。ここでは、実社会のフィールドを直接的な研究の場とし、より良い社会環境を創造するための実用的な技術やデザインについて学びます。
3つの学部は、それぞれが理工学の異なる側面を探求し、相互に補完しながら、理工学全体の進歩に貢献しています。
3学部の学ぶこと・進路先
【早稲田大学】基幹理工学部
【早稲田大学】基幹理工学部で学ぶこと
基幹理工学部では、学生は初年度から数学やコンピュータ科学などの数理科学および工学の基本を学びます。これは、将来どのような専門分野に進むにせよ、その土台となる知識と技能を身につけるためです。
したがって、受験生は入学前に、自分が将来学びたい分野や専攻がどのような学問領域につながるのか、その概要を理解しておくことが重要になります。
さらに、この学部では「基幹共通科目」を通じて、専門分野に必要な数理的な能力を養います。これに加え、「基幹副専攻制度」を導入している点も特徴的です。
この制度により、学生は自分の専門分野だけでなく、理工学の他の分野についても学ぶことができ、より広い視野と知識を身につけることが可能になります。
基幹理工学部の進路先
早稲田大学の理工学部には、多岐にわたる専攻があり、それぞれの専攻で学ぶ内容と将来の職業パスが異なります。これらの専攻を通じて、学生は専門的な知識と技能を習得し、多様な分野で活躍することができます。
例えば、数学科数学応用数理専攻では、数学教師、情報通信業界の研究員、金融業界のアクチュアリーなど、数理分析を活用する職業に就くことができます。
一方、機械科学・航空宇宙学科では、自動車や航空宇宙産業の研究開発など、工学技術を応用した分野でのキャリアが見込まれます。
また、電子物理システム学科では、電気・電子機器の設計や開発、通信技術の研究など、先端技術を駆使した業界での仕事に就くことが可能です。情報理工学科では、ITコンサルタントや通信技術の専門家として、情報技術を駆使した業界で活躍することが期待されます。
【早稲田大学】先進理工学部
【早稲田大学】先進理工学部で学ぶこと
先進理工学部は、物理、化学、生物学、情報科学、数学といった基礎科学を軸に据え、学生が各専攻の独自性と深さを追求できるような教育体系を整えています。
これらの「共通基礎科目」を土台とし、さらに専門性の高い学問領域に特化した「専門基礎科目」を深掘りすることで、学生は幅広い知識と深い専門性を兼ね備えた研究者や技術者へと成長することができます。
上級年次に進むにつれて、学生はより先端的で学際的な分野に挑戦する機会が増えます。これには、最新の科学技術に関する研究だけでなく、社会的な課題解決に貢献するためのプロジェクトも含まれます。
こうした学際的な学習の場は、卒業論文研究配属を始めとする高学年次に集中して提供され、学生の独自の研究を深めるための支援が行われます。
加えて、先進理工学部では、講義だけでなく演習やゼミナール、実験など、多様な学習形態を通じて、理論だけでなく実践的なスキルも身につけることを重視しています。
これにより、学生は実世界の問題解決に向けて、知識をどのように応用するかを学び、将来的に様々な分野で活躍するための基盤を築くことができるのです。
先進理工学部の進路先
早稲田大学の理工学系学部では、学生は物理学、化学、生命科学、電気・情報技術などの幅広い分野を学び、その知識を活用して様々な業界で活躍することができます。
物理学科と応用物理学科の卒業生は、電機メーカーや精密機械、自動車産業、通信業界、さらには商社や金融、コンサルティング分野に至るまで、多岐にわたる職種で需要があります。これらの分野では、物理学の原理を理解し、それを応用する能力が求められます。
化学生命科学科では、物理化学、無機・分析化学、有機化学、生命化学の各研究室があり、卒業生は化学業界や製薬会社、さらには公務員や教育分野での職に就くことが多いです。これらの業界では、化学の専門知識と研究スキルが重宝されます。
応用化学科の卒業生は、化学・材料メーカーでの研究職が主な就職先であり、電気電子・情報通信、エネルギー、自動車・機械、エンジニアリング、製薬業界など、多岐にわたる分野で活躍の場があります。
生命医科学科では、製薬業界をはじめ、IT・電子・機械・運輸、金融・証券・商社・コンサル、バイオ・化学分野など、生命科学の知識を活かせる多様な職種に進むことができます。
電気・情報生命工学科の学生は、電気機器・情報機器、機械・重工・プラント、鉄道・航空・運輸、電力・エネルギー、情報通信、精密機器・医療機器、金融・商社・コンサルティング、メディア・教育業界など、電気や情報技術を基盤とする幅広い分野での需要が高いです。
【早稲田大学】創造理工学部
【早稲田大学】創造理工学部で学ぶこと
創造理工学部は、現代社会が直面する複雑な課題に対応するため、「人間」「生活」「環境」という3つの重要なテーマを中心に据え、科学技術を通じてより良い未来を構築することを目指しています。
この学部では、建築やエンジニアリングなど、人と社会の生活基盤を支える分野に加え、持続可能な環境や社会インフラの構築に貢献する5つの学科が設けられています。学生はこれらの学科を通じて、具体的な社会課題の解決に向けた知識と技術を学ぶことができます。
創造理工学部の特徴は、単に技術的なスキルの習得に留まらず、社会文化領域のカリキュラムを通じて、広い視野と深い教養を持ったエンジニアの育成にも力を入れている点です。
この学部では、理系の知識に加えて、文系の教員が担当する授業を通じて、コミュニケーション能力や文化的な理解を深めることが強調されています。これにより、技術だけでなく、人間と社会の豊かさを創出するための感性や価値観を持った人材を育成することを目指しています。
創造理工学部の教育は、未来の社会を支える新しい価値を創造し、人々の生活を豊かにするための科学技術の発展に貢献することを目標としています。学生は、理工学の基礎知識に加え、社会的な課題に対する理解と解決策の提案能力を身につけることで、幅広い分野で活躍することが期待されています。
創造理工学部の進路先
創造理工学部では、将来社会に貢献できる多様な分野で活躍するための教育を提供しています。この学部の特色は、人間と自然環境の調和を図りながら、持続可能な社会の実現に向けて、学際的なアプローチを取り入れた学びを提供している点にあります。
学部内の各学科・専攻は、それぞれの専門分野において、理論と実践を組み合わせた教育を行っており、卒業生は幅広い分野での就職が可能です。
建築学科の学生は、建築設計や都市計画、環境デザインなど、建設業界や情報サービス、不動産業界などでのキャリアを築くことが期待されます。
総合機械工学科では、自動車産業、重工業、精密機器製造など、製造業界を中心に幅広い分野での就職が見込まれます。経営システム工学科では、製造業から情報通信業、金融や保険業、さらにはコンサルティングやサービス業界まで、多様な業界での活躍が期待されることでしょう。
また、社会環境工学科では、公共事業や建設、エネルギーや通信インフラの整備、ITや金融業界でのソフトウェア開発など、社会基盤を支える重要な役割を果たすことができます。
環境資源工学科では、資源開発やエネルギー生産、環境保全など、地球規模での課題解決に貢献する分野での就職が見込まれます。
これらの学科・専攻からは、建築から機械、経営システム、社会環境、環境資源という多岐にわたる分野で、将来的に社会に大きな影響を与えることができる人材が育成されます。
創造理工学部の学生は、専門知識と技術を身につけるだけでなく、問題解決能力やチームワーク、コミュニケーション能力も磨かれ、社会のさまざまな分野で活躍する準備を整えることができるでしょう。
理工学部に進学する際は、大学院進学を視野に入れるべき
理工学部への進学を考えている学生は、将来性を見据えて計画を立てることが重要です。
理工学部の学生の多くが将来、技術や研究分野でのキャリアを目指しており、そのためには大学院でのさらなる専門知識の習得が欠かせません。理系分野では、専門性を深め、最新の技術や研究に携わるために、修士号や博士号を取得することが一般的です。そのため、理工学部に進学する際は、大学院進学を視野に入れた長期的なキャリアプランを考える必要があります。
理工学部は、文系学部と比較して実験や研究に関わる機会が多く、学生生活が忙しいことが特徴です。このため、進学前にはその厳しい学習環境を理解し、自分がそれを乗り越えられるかどうかをしっかりと考えることが重要です。
また、理工学部の学生にとっては、国公立大学と私立大学の間で学費の差も大きな検討点となります。特に、早稲田大学のような私立大学に進学し、さらに大学院に進む場合は、それに伴う学費の負担についても家族と十分な話し合いを持つことが必要です。
早稲田大学理工学部の学生の多くが大学院へ進学する傾向にあることは、その学部から高度な専門知識を身につけ、将来的に研究者や技術者として活躍するための基盤を築くためです。
大学院では、さらに専門的な知識や技術を深めることができ、国内外のトップレベルの研究機関での研究に携わることも可能になります。また、大学院進学は、理系分野でのキャリアアップや専門性の向上にもつながります。
理系分野でのキャリアを目指す学生は、早い段階から大学院進学を含めたキャリアプランを検討し、それに向けた準備を始めることが推奨されます。その過程で、早稲田大学だけでなく、他の大学院への進学も視野に入れ、最適な環境で学び、自分の夢や目標を実現するための道を探求することが大切です。
早稲田大学理工学部の穴場学部
理工学部内の様々な専攻は、その名前から直接的には何を学ぶのか、将来どんな職業に就くことができるのかを判断しにくい場合があります。
このため、特定の学部の入学競争率が比較的低く設定されている傾向があります。しかし、これはあくまで一般的な印象であり、各学部にはそれぞれ独自の研究分野や学習内容が存在します。
早稲田大学のウェブサイトやオープンキャンパスを利用して、具体的な研究内容や学習プログラムについて積極的に情報を収集することが重要です。また、理系学部の場合、どのような教授が在籍しているか、そしてその教授がどのような研究を行っているかが、学生の学びや将来のキャリアに大きな影響を与えることがあります。
そのため、進学を検討している学部のウェブサイトを訪れる際には、単に進学実績やカリキュラムだけでなく、教員紹介ページを確認し、教授のインタビューや研究テーマに目を通すことが推奨されます。
このようなアプローチを取ることで、学部選びにおいてより具体的で実践的な情報を基に判断することが可能となります。また、将来のキャリアを考慮した上で、自分にとって最適な学部を見つけ出すことができるでしょう。早稲田大学理工学部の中には、入学競争率が比較的低い「穴場」の学部が存在するかもしれませんが、その選択は自分の興味や将来の目標に基づいて慎重に行う必要があります。
基幹理工学部
学科・専攻 | 偏差値 | 2023年度入試倍率 | 2022年度入試倍率 |
学系I | 65.0 | 2.6 | 3.1 |
学系II | 65.0 | 4.4 | 3.7 |
学系III | 65.0 | 5.1 | 4.8 |
早稲田大学理工学部における学系Iの数学コースは、その入学競争率を見る限りでは、他の学系に比べて人気が落ちる傾向にあるようです。
特に、IT情報技術や宇宙工学を扱う学系II、またはメディア、統計学、工学など多岐にわたる領域と結びついた学系IIIが、社会からの需要が高く人気を博しています。これは、現代社会における技術革新や情報化の波が、これらの分野に対する関心を高めているからでしょう。
しかし、この傾向は数学コースの価値を低下させるものではありません。数学は、エンジニアリングやデータ分析、アナリストの職に就く際に不可欠な基礎知識を提供します。
数学コースでは、論理的思考や問題解決能力、分析技術を養うことができ、これらのスキルはあらゆる分野で応用可能です。さらに、数学は他の学問の基盤となる科学であり、その知識は新しい技術の開発や既存の問題への新たなアプローチを可能にします。
学系Iの数学コースは、その実用性や将来性を考えると、決して過小評価されるべきものではありません。むしろ、数学が好きで、その力を社会で生かしたいと考える学生にとっては、大きな可能性を秘めた選択肢と言えるでしょう。
先進理工学部
学科・専攻 | 偏差値 | 2023年度入試倍率 | 2022年度入試倍率 |
物理 | 67.5 | 4.6 | 4.0 |
応用物理 | 65.0 | 3.9 | 3.0 |
化学・生命化学 | 65.0 | 2.9 | 3.1 |
応用化学 | 65.0 | 3.0 | 4.1 |
生命医科学 | 67.5 | 3.7 | 4.0 |
電気・情報生命工 | 65.0 | 3.5 | 3.9 |
倍率を見てみると、応用物理や化学生命化学の学科は、他の学科に比べて入学競争率が比較的低いようです。
創造理工学部
学科・専攻 | 偏差値 | 2023年度入試倍率 | 2022年度入試倍率 |
建築 | 65.0 | 4.1 | 4.1 |
総合機械工 | 62.5 | 3.4 | 3.4 |
経営システム工 | 65.0 | 3.8 | 3.9 |
社会環境工 | 65.0 | 3.5 | 3.1 |
環境資源工 | 62.5 | 2.9 | 3.6 |
見ると、総合機械工学科の競争率は他よりも低く、求められる偏差値も相対的に低めです。
創造理工学部における志望者は、独特な学科の建築学や情報システムに強い関心を持つ傾向にあります。この点で、総合機械工学科は機械工学を主題に据えているため、基幹理工学部との共通点があるとも見られがちです。
ただし、宇宙工学やロボット工学など、基幹理工学部で扱われるような先端的なテーマも総合機械工学科で学べることがあります。このため、基幹理工学部を目指している学生も、創造理工学部の総合機械工学科への出願を検討する価値があるでしょう。
早稲田理工の勉強戦略
早稲田大学理工学部を目指す受験生への勉強戦略は、特に数学の強化がカギを握ります。
数学を得意とする学生にとっては有利な一方、苦手とする人には難易度が高いため、夏までに模試での数学の偏差値を基準に受験の可否を見極めることが重要です。数学の偏差値が60未満では挑戦が困難な可能性が高いとされます。
また、英語試験は他の科目よりも難易度が高く配置されるため、全問題に挑戦する持久力と解きやすい問題から順に取り組む戦略が求められます。
さらに、理科の2科目についても、基礎知識を夏までに固め、その後は得意分野を中心に深く学習することで、安定した高得点を目指すことが大切です。
最後に:早稲田大学に合格をするには?
ここまで早稲田大学教育学部の理工学部についてを見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が早稲田大学では必要です。
そんな早稲田大学に合格するためには?
と考える受験生のために現在、早稲田大学専門塾/予備校WASE-PASSという塾を運営中。
もし少しでも「早稲田大学に合格したい」と考える受験生は共に早稲田大学を目指しましょう。
現状のレベルが「偏差値30~40」でも大丈夫。
「受かりたいという気持ち」が少しでもあるなら
アナタの合格を早稲田大学専門塾/予備校WASE-PASSが応援します。
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本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映