始めに:【英検1級】ライティングを5つの軸から解説
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
「【英検1級】ライティングを5つの軸から解説|有用なフレーズも紹介します!」というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
受験生の皆さん、英検1級の一次試験への準備は順調に進んでいますか?この試験は英語の全てのスキル(リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング)に対して高度な能力を要求する、認められた難易度の高い資格試験です。
特に、ライティングは、単独で準備を進めるのが難しい部分であり、多くの受験生がどのように取り組めばよいのかで悩んでいることでしょう。
この記事では、英検1級を目指す受験生に向けて、ライティングの概要や有効な対策法、役立つテンプレートなどを紹介しています。一次試験を乗り越えるための参考になればと思います。
英検1級の概要
一次試験
技能 (試験時間) | 試験時間 | 問題形式 | 問題数 |
---|---|---|---|
リーディング | 100分 | 短文の語句 空所補充 | 22 |
会話文の文 空所補充 | 6 | ||
長文の内容 一致選択 | 7 | ||
ライティング | 英作文 | 1 | |
要約問題 | 1 | ||
リスニング | 約35分 | 会話の内容 一致選択 | 10 |
文の内容 一致選択 | 10 | ||
Real-Life形式の内容 一致選択 | 5 | ||
インタビューの内容 一致選択 | 2 |
二次試験
技能(試験時間) | 試験時間 | 問題形式 |
---|---|---|
スピーキング | 約10分 | 自由会話 |
スピーチ | ||
Q&A |
合格基準スコア(英検CSEスコア)
英検では、受験者の成績を「英検CSEスコア」として定量化しています。このスコアは、各受験者の生の得点を元に、統計的処理を施して算出されるため、直接的に生の得点から変換することは不可能です。
特に英検1級の場合、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングという4つの技能領域ごとに、それぞれ最大850点のCSEスコアが設定されています。
そして、一次試験を通過するための基準スコアは、合計2550点中2028点とされています。このスコア設定は、英検1級が高度な英語運用能力を求める資格であることを示しており、受験者は各領域で均等に高いスコアを目指す必要があります。
英検1級のライティング
以下では、英検1級のライティングに焦点を当て、その構造と答案作成の際に役立つヒントを提供します。英検1級でのライティング課題では、特定のトピックに関して自らの見解を述べ、その立場を支持する根拠を英語で論述することが求められます。
評価のポイント
英検1級のライティングは、審査基準において4つの重要な要素が挙げられています。これには、提示された課題に対する回答の充実度、文章構造の明瞭さと論理性、題材に見合った語彙の使用、そして文法的多様性と正確性が含まれます。
この基準は、受験者が英語において高度なコミュニケーション能力を持っているかを判断するためのもので、全ての側面で高いスコアを獲得することが求められます。
①内容: 課題で求められている内容が含まれているか
②構成: 英文の構成や流れが分かりやすく論理的か
③語彙: 課題に相応しい語彙を正しく使えているか
④文法: 文構造にバリエーションがあるか、それらを正しく使えているか
英検1級のライティングで高評価を得るためには、まず課題の要求に完全に応える内容を提供することが不可欠です。これは、課題文を慎重に読み、問われていることに対して適切な情報と見解を組み込むことを意味します。
次に、その情報を論理的かつ明確な構造で展開することが重要です。これには、導入部で課題に対するアプローチを示し、本文でそのアプローチを具体的な例や理由で支え、最後に結論を通じて自分の立場を明確にするという流れがあります。
また、適切かつ豊富な語彙の使用も重要です。これは、課題に対して深い理解と考察を示す手段であり、また読者に対しても理解しやすい表現を用いることが求められます。さらに、文法的な正確性と多様性も同様に重要です。
これには、複雑な文構造を正確に使いこなし、文の形式を変えることで文章全体の読みやすさと興味を高めることが含まれます。
「TOPIC(お題)」
英検1級のライティング試験では、様々な社会的テーマに基づいた「TOPIC(トピック)」が提示されます。
このセクションの成功には、日頃から世界の出来事に目を向け、英語のメディアを通じてそれらのテーマに関する知識と専門的な語彙を蓄積しておくことが欠かせません。実際、幅広い分野にわたる問題への理解と関心は、試験で求められる複雑な問いに答える上で、不可欠な土台となります。
日常的に社会問題に関心を持ち、それについて英語で読み書きする習慣をつけることは、英検1級ライティングで成功するための鍵となります。
再び結論を述べると、英検1級のライティングセクションでは、多様な社会問題に対する理解と、それに関連する専門的な語彙の知識が、評価の高いレスポンスを書く上で非常に重要であると言えるでしょう。
英検1級ライティング試験で高い成績を得るためには、多様な社会問題に対する深い理解が不可欠であると言えます。
【TOPIC例】
①Is a university degree in literature worth the cost?
②Can remote work replace offices?
③Agree or disagree: Educational background will become more important in the future.
解答形式
解答形式として、意見論述問題では5つの段落から成るエッセイが求められます。推奨される語数は200から240語の範囲内です。以下に、エッセイの各段落で扱うべき内容について説明します。
Introduction(序論)第1パラグラフ
序章では、将来、教育背景がより重要になるという主題に対して自らの立場を示します。この議論を具体的な例に基づいて展開し、それによってなぜこの見解を支持するか、または反対するかを論じます。
例えば、Agree or disagree: Educational background will become more important in the future.(同意するかしないか:今後、学歴はさらに重要になる。)
第1パラグラフでは、”I agree that educational background will become more important in the future.”の立場でエッセイを書くのか、”I disagree….”の立場でエッセイを書くのか、自分の立場を明確にします。
Body(本論)第2〜4パラグラフ
エッセイの中心部では、初めに提示した自身の立場を裏付けるために、3つの異なる角度からの支持点を提供します。
このセクションは、英検準1級の経験者ならお馴染みの形式を採用しており、各支持点を個別のパラグラフで詳述します。
Firstly, …
Secondly, …
Lastly, …
というフレーズを使い、提出した意見に対する支持論点を順に展開します。
Conclusion(結論)第5パラグラフ
自分の主張(意見)を再度、表現を変えて述べます。
要約問題では、特定の文章を90から110語の範囲で短縮して表現する技術が求められます。この課題の核心は、読者が元のテキストに触れずとも、要約から全体の内容と主旨を把握できるかにあります。
“From my experience….”をなるべく使わない方が無難
英検®️1級対策として重要なのは、論理的な議論を展開する際に個人の体験に依存しないことです。主張を支持するためには、より広い視野からの根拠やデータを用いる必要があります。
例えば、教育の価値について論じる場合、「個人的な経験からではなく、広範な研究や統計に基づいた事実を提示すること」が推奨されます。このアプローチは、評価基準の中でも特に「論理的な構成と流れ」を評価する部分に直接関連しています。
たとえば、自分自身が大学を卒業していなくても成功しているという個人的な体験に基づく主張は、議論を支持するのに必ずしも有効ではありません。なぜなら、これは一般的な状況や他の人々には当てはまらないかもしれないからです。
むしろ、社会全体を見渡した際に教育が果たす役割に注目し、たとえば「現在の経済状況下での学歴の重要性」など、より広い視野からの議論が求められます。コロナウイルスの流行による経済的影響や就職市場の変化など、具体的な事例を引き合いに出すことで、学歴がなぜ今後さらに重要になるのかを論理的に説明することができます。
個人の体験ではなく、一般的なデータや情報をもとにした客観的な議論を構築することで、英検®️1級の論文で高い評価を得ることができるでしょう。また、このスキルは、試験の枠を超えて、社会人としてのコミュニケーション能力を高める上でも非常に有効です。結局のところ、広い視野で物事を捉え、多様な情報源から情報を収集し、それを基に論理的な議論を展開する能力は、あらゆる場面での成功に不可欠な要素なのです。
英検1級受験生向けの有用なフレーズ
英検1級のエッセイライティングにおいて、”Generally speaking”や”In conclusion”のような基本表現は、すでに習得していることでしょう。しかし、それらの重要性を再確認する機会として、ここでそれらを振り返りましょう。
テンプレート(基本編)
It is largely recognized that ____.
(____であると広く知られている。)
例:It is largely recognized that Greta is a young environmental activist..
People these days are more/less ____.
(現代人はより一層____している。)
例:People these days are more concerned about virus.
____ is vital to us all.
(私たちに____は欠かせない。)
例:Good sleep is vital to us all.
There are numerous cases that ____.
(____というケースは多数ある。)
例:There are numerous cases that children get injuredby their parents.
____ has been plaguing our society.
(____ は我々の社会を苦しめている。)
例:COVID-19 has so far been plaguing our society.
apart from A, B could allow _____
(Aと比較すると、Bは_____できる)
例:Apart from health issues, economic issues could allow employees to unite one another and cooperate.
Nowadays, _____ has been increasingly important.
(昨今、____の重要性は増加している。)
例:Nowadays, the university entrance examination has been increasingly important.
Under these circumstances, I noticed that _____.
(このような状態で私は____ということに気が付いた。)
例:Under these circumstances, I noticed that work style reform would not solve the situation.
Nonetheless, some insist that ____.
(それにも関わらず、____と主張する人もいる。)
例:Nonetheless, some insist that coming to the office is necessary for the Japanese work style.
____ would offer another invaluable benefit.
(____ はもう一つ重要な利点を与えてくれる。)
例:A genuinely open society would offer another invaluable benefit.
All things considered,_____
(全てを考慮してみると)
例:All things considered, working from home remotely offer many popular and convenient features.
テンプレート(応用編)
次に、幅広いテーマに適用可能なテンプレートをご紹介します。これは少々複雑なフレーズですが、一度身につけてしまえば、試験時に大いに役立つことでしょう。
The government has numerous tools for _____.
(政府は_____に関する多数の手段をもっている。)
The greater focus on ….. has led to a shift in_____.
…..により焦点をあてたことで_____へと交替していった。
Our reliance on ….. is doing enormous damage on _____.
(私たちが…..に依存することで_____にダメージを与えている。)
It is hard to imagine how today’s people could fully function in a world without_____.
(現代人が_____なしで生活を機能させることは想像できない。)
Given the current situation, it is hard to imagine a scenario in which _____ do not pose a challenge to the international community in the coming decades.
(これらの状況から、今後 _____ が国際社会へ難題をもたらずには終わらないことが予想できる。)
最後に:英検に合格するには?
ここまで英検1級の試験概要とライティングについて見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映