始めに:【英検2級】二次試験スピーキング対策|高得点を取るコツと勉強法を5つの軸で解説します!
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
【英検2級】二次試験スピーキング対策|高得点を取るコツと勉強法を5つの軸で解説します!というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
英検2級二次試験・面接スピーキング
試験構成
英検2級の試験プロセスは、筆記と聴解の評価を含む一次試験と、対面式のスピーキング評価を行う二次試験にわかれています。特に今回焦点を当てるのは、その二次試験のスピーキング部分です。この面接試験は受験生の会話能力、発音、語彙知識、そして状況に応じた適切な対応を評価するものです。
面接官は受験生の英語での表現力だけでなく、話題に対する理解度や論理的な考察も評価します。そのため、面接の準備としては、一般的な話題について自分の意見をまとめ、それを英語でスムーズに表現できるように練習しておくことが不可欠です。この段階で、受験生は具体的な例や理由を交えて自己の意見を展開する能力を高めることが期待されます。
目安時間
面接は7分間の持ち時間で実施され、その中に音読とイラスト説明の部分が含まれます。具体的には、英文を音読する前とイラストを説明する前に、それぞれ20秒の準備時間が設けられており、この時間を利用してどのように発言するかを考えることができます。
音読やイラストの説明自体に明確な制限時間が設けられているわけではありませんが、全体の流れをスムーズに進めるためには、効率的かつ簡潔に表現する技術が求められます
CSEスコア・合格ライン
英検2級を目指すには、高校卒業時の英語力が求められるため、適切な準備が必要です。このレベルでの試験合格に必要なCSEスコアは460点から650点の範囲に設定されており、合格率はおよそ80%と比較的高めです。これは、効果的な勉強方法を取り入れることで、多くの受験生が成功を収めていることを示しています。
英検2級では、広範な語彙や英文法の知識だけでなく、実際に英語を使ってコミュニケーションを取る能力も求められます。特に二次試験では、スピーキング能力が重要視されるため、日常的な英会話練習や模擬面接を積極的に行うことが推奨されます。受験者は、過去問を用いた実践練習を通じて、試験形式に慣れることが重要です。
2級二次試験は準2級とどれくらい違う?
英検2級への挑戦を考える際、準2級の経験者が多いことから、2級の内容についての理解が非常に重要です。多くの方が既に準2級の試験を通過しているため、その経験を活かしつつ、2級の更なる難易度に適応するための対策が求められます。
2級では、試験の基本構成は準2級と大きく変わらず、英語の4技能を総合的に評価する形式が踏襲されていますが、各部分の要求レベルが一段階高く設定されています。具体的には、語彙や文法の問題がより高度な内容を含むようになり、リスニングやリーディングのパッセージも長く、複雑なものが出題される傾向にあります。
注目すべき点を、いくつか取り上げてみましょう。
2級 | 準2級 | |
パッセージの語数 | 約60語 | 約50語 |
イラスト問題 | イラスト3枚の問題が1問 | イラスト1枚の問題が2問 |
意見を述べる問題 | 社会性のある話題について | 日常生活の話題について |
CSEスコア | 満点650点 合格点460点 割合70%で合格 | 満点600点 合格点406点 割合67%で合格 |
答えとなるパッセージの文章は調整が必要
英検2級の試験では、読解力と理解力を深く測る問題が多く出題されます。具体的には、与えられたパッセージから質問に対する答えを抽出する問題が含まれており、この過程では単に文章を見つけるだけでなく、適切な言い換えや文法の調整が求められます。
このタイプの問題では、パッセージ全体の内容理解が不可欠です。例えば、質問が特定の情報を求めている場合、その答えがテキスト内のどこに位置しているかを正確に把握し、その文脈に合わせて回答を構築する必要があります。その際、直接的な引用ではなく、問題文に沿った形での言い換えや文法の修正が必須となります。
イラスト問題はより的確な描写が求められる
英検2級への挑戦を考える際、準2級の経験者が多いことから、2級の内容についての理解が非常に重要です。多くの方が既に準2級の試験を通過しているため、その経験を活かしつつ、2級の更なる難易度に適応するための対策が求められます。
このような問題に対応するためには、事前にさまざまなシナリオを想定し、それぞれに適した語彙や表現を学習しておくことが重要です。また、練習では、自宅でイラストや写真を使って練習し、実際に口頭で説明することで、表現力を養成します。
社会性のあるトピック
英検2級のスピーキングテストでは、話題の深さと範囲が少し広がります。公式には、このレベルで求められるのは社会性のある話題に対してコミュニケーションが取れる能力ですが、実際には準2級の日常生活の話題から大きく逸脱することはありません。つまり、2級の試験では、もう少し広い知識が求められるものの、話題自体は身近なものが多いです。
たとえば、環境保護や地域社会のイベントなど、比較的身近で意見交換がしやすいテーマが多く取り上げられます。これらの話題について、試験では具体的な事例や自分の考えを述べることができるかがチェックされるわけです。実際のテストでこれらの話題に触れる際には、例えば地元で行われた環境活動に参加した経験や、その活動が地域にどのような影響を与えたかといった自分の体験を交えて話すことが求められます。
全体的にちょっとずつ難しくなる
英検2級の語彙と表現は、準2級に比べて明らかに高度になっています。準2級では日常会話に登場する基本的な語句が中心であるのに対し、2級ではより専門的かつ抽象的な語句が多く含まれるようになります。この変化が、試験の難易度をグッと引き上げる要因となっています。
たとえば、2級のリーディングセクションでは、政治、経済、文化などの分野に関連した内容が登場し、それに対応する専門語や成句が求められます。準2級の範囲を理解していても、これらの新しい語彙に慣れていなければ、テキストの意味を正確に把握するのが困難になります。
英検2級では、単に言語の使用能力を問うだけでなく、より専門的な知識も要求されるため、単語や表現の理解だけでなく、それらを使った実際のコミュニケーション能力が試されます。そのため、準2級での経験を活かしつつも、新たな語彙や表現に慣れるための積極的な学習が必要になります。
TOEICやTOEFLとのレベル比較
TOEIC、GTEC、TOEFLを英検2級レベルと比較した表です。ぜひ参考にしてみてください。
合格点 | 満点 | |
英検CSE | 1980 | 2600 |
TOEIC | 440~600 | 990 |
GTEC | 880~1159 | 1400 |
TOEFL | 61~68 | 110 |
試験内容・流れ
試験内容
英検2級の二次試験では、受験者は様々な社会的トピックについてのディスカッションが求められます。これらのトピックは、日常生活よりも少し専門的な領域にわたることが多く、具体的には環境保護、テクノロジーの利用、健康といった広範な分野が含まれます。
この試験段階で特に注目すべきは、受験者がどのように情報を処理し、それに基づいて自分の意見を構築し表現できるかという点です。例えば、環境に優しい素材に関するディスカッションでは、その利点と欠点をバランスよく説明し、個人的な見解を述べることが期待されます。
面接試験では、問題カードに印刷された3コマのイラストを用いて、そのシナリオを説明したり、与えられたトピックについての短いプレゼンテーションを行うことが一般的です。この部分で、受験者は自分の理解度を示すとともに、語彙力、文法の正確さ、発音の明瞭さを評価されます。
たとえば、オンライン会議の利便性や効率性に関する議論では、そのメリットを明確にし、同時に可能な限りの具体的な例を挙げて説明する必要があります。これにより、試験官は受験者の言語運用能力だけでなく、トピックに対する深い理解を評価することができます。
自由会話:面接委員との簡単な日常会話
音読:英文を20秒間黙読後、60語程度の英文を音読
質問No.1:英文についての質問に答える
質問No.2:3コマのイラストについて説明する
質問No.3:イラストのトピックに関する質問に対し自分の考えを述べる
質問No.4:一般的な事柄についての質問に対し自分の考えを述べる
試験の流れ
試験は下記の流れで実施されます。
①入室する
②試験官に面接カードを渡す
③名前と受験級を確認し、簡単な挨拶をする
④問題カードを受け取り、面接を開始する
⑤問題カードを返却する
⑥退室する
英検2級の二次試験で高得点を取るためのポイント
英検2級のスピーキング試験においては、音読、質問への応答、そして態度が評価の対象となり、全体の採点基準はCSEスコア650点中460点以上と設定されています。これは、合格に必要なスコアが約70%に相当します。評価は六つのカテゴリーに分けられており、各カテゴリーで安定した得点を取ることが重要です。
対策としては、まず各セクションで最大限の点数を目指すことが肝心です。例えば、音読では発音の正確さと流暢さが求められるため、日頃からの練習を通じて、自然なリズムとイントネーションを身につけることが重要です。また、質問に対する反応では、ただ答えるだけでなく、提供された情報を基に発展的な答えを用意することが求められます。
不合格になる主な理由として、「緊張によるパフォーマンスの低下」や「言葉が出てこない」という問題が挙げられます。これを克服するためには、模擬試験を多く経験し、実際の試験と同じプレッシャーの下で演習を行うことが有効です。これにより、緊張を感じても落ち着いて答えられる力を養うことができます。
スピーキング能力は、コミュニケーション能力の一環として、リスナーの質問やコメントに対して即座に適切に反応する能力が求められます。したがって、反射神経を鍛えることも、スコア向上のためには不可欠です。このような総合的な対策を施すことで、英検2級のスピーキング試験において高得点を目指すことができるでしょう。
音読はゆっくりと大げさに
英検のスピーキング試験では、特に音読セクションでの発音の正確性が重要視されます。試験では、発音やアクセントに焦点を当てて採点されるため、音読の際は緊張による早口を避け、適切なスピードと抑揚を意識することが求められます。
この部分での効果的な対策としては、日頃から英語の音読練習を行うことが推奨されます。例えば、英語のニュース記事や短いストーリーを用いて、ゆっくりと声に出して読む練習を繰り返すことで、自然なリズムと抑揚を身につけることができます。また、特に注意が必要なのは英語特有の発音であり、”th”や”f”、”v”の音、複数形や三単現の”s”、過去形の発音などに特化した練習をすることが効果的です。
実際に、これらの発音を正確に行えるようになると、試験の音読セクションで高評価を得ることが可能となります。スピーキング試験では、ただ速く読むのではなく、適切なスピードと正確な発音で読むことがスコアアップに直結します。そのため、日頃からの音読練習に加えて、録音を活用して自己チェックを行うことも一つの有効な方法です。これにより、自身の発音の弱点を客観的に評価し、改善していくことが重要です。
NO.1の問題はパッセージから答えを探す
英検の試験では、文章の解釈に基づく理解が問われることが多いです。特に、理由や方法を問う問題では、パッセージから適切な情報を抜き出し、それを用いて答える能力が重要です。問題が「According to the passage,」と始まる場合、それに続く「Why~?」や「How~?」といった質問は、文章の理解を深めるための良い練習になります。答える際には、直接的な言葉遣いを使うことが一般的です。例えば、「Why」の質問には「Because…」と答えることで、その理由が直接的に表現されます。一方、「How」の質問には「By doing…」と答えることで、行動や手段が明確に伝わります。
これらの質問に効果的に答えるためには、事前にさまざまな質問形式に対する答え方を練習しておくことが重要です。パッセージから正しい情報を抽出し、それを自分の言葉で再構成する訓練を重ねることにより、試験でスムーズに反応することができるようになります。また、この種の問題は、読解力だけでなく、情報の整理能力や論理的思考力も同時に養うことができるので、総合的な英語力の向上に寄与します。
英検2級では、解答に求められる精度が高く、特に理由を問う質問は注意が必要です。試験では、Whyから始まる質問に対して、パッセージから理由を示す部分を選び出す必要があります。理由を示すキーワードとして「so」、「as a result」、「therefore」、「which」などが挙げられますが、これらの語句の前後の文脈を理解し、適切な答えを形成することが不可欠です。
イラスト問題は直接話法+過去形で
2問目では、参加者は与えられた3コマのイラストを基にして、各シーンを英語で説明することが求められます。この問題の初めには20秒間の準備時間が設けられており、その間にイラストを分析し、描写の準備を行います。イラストの上部に位置する太字で記された英文は、描写の出発点として役立ちます。さらに、イラスト内に表示されるキャラクターのセリフや、コマ間をつなぐ矢印の中に書かれたテキストも、直接的な説明として読み上げるべき内容です。これらのセリフを効果的に使うには、そのままの言葉を直接話法で用いる必要があります。
試験において、イラストに基づいた質問への対応で重要なのは、登場人物の行動と感情を的確に捉え、それを英語で表現することです。ここで効果的なアプローチとして推奨されるのは、①実際に起こっているアクションや状況を具体的に記述し、②その状況での登場人物の感情や反応を推測し表現することです。
また、状況の説明は一貫した時制で行うことが求められます。この例では、行動が現在進行している場面の描写のため、過去進行形を使用する場合があります。しかし、通常はイラストに基づいた状況描写では、全ての動作を過去形で統一して説明することが一般的です。
この方法を採用することで、英語での表現が自然になり、試験官に対しても明確で理解しやすい答えを提供することができます。さらに、準備段階での事前の計画により、実際の試験でのパフォーマンスも向上し、より高い評価を受けることが可能になります。
意見を述べる英文のバリエーションを増やす
3問目の問題では、あらかじめ提示された意見に対して賛成か反対かを明確に述べ、その後で自身の意見をさらに2つの文で補足説明する必要があります。4問目の問題では、最近のトレンドに関する質問に対して肯定的か否定的かを示し、その理由を2文で展開します。
たとえば、環境保護がテーマの場合、3問目で「私は環境保護活動を支持します」と答えた後、「それは持続可能な未来に不可欠だからです」と説明し、「例えば、再生可能エネルギーの使用拡大はCO2排出量を削減します」という具体的な例を挙げることができます。4問目で、環境保護活動が増えているかという質問に「はい」と答え、「最近のデータでは再生可能エネルギーの利用が急速に増加しています」と述べ、「これは環境への意識が高まっている証拠です」と続けることができます。
スピーキング試験で意見を述べるセクションは、様々な意見表明がスムーズに行えるよう、多彩な表現方法を身に付けることが非常に有効です。この準備を怠ると、問題の趣旨に応じて適切な表現を即座に使いこなすことが困難になります。
さらに、迷ったときは肯定的な回答を用意しておくことも一つの技術です。なぜなら、肯定的な回答から話を展開する方が反対意見よりも情報を豊富に提供しやすいため、コミュニケーションが活発になりやすいからです。このアプローチにより、受験者は流暢に話すことができ、自信を持って意見を述べることができるようになります。
アティテュード
スピーキング試験において、単に英語を正確に話す技術だけでなく、「アティテュード(態度)」も重要な採点対象とされています。これは、試験中に示すコミュニケーションへの取り組み方や意欲を評価するものです。英語を話す際には、ただ正確な文法や単語を使用するだけでなく、相手とのやり取りに積極的に参加する姿勢が求められます。
例えば、スピーキングテストで問題を解答する際、話す内容の正確性だけでなく、どれだけ相手に自分の意見や感情を伝えようとするかがポイントになります。明るくはっきりとした声で話し、相手の目を見て反応を示すことが、良い「アティテュード」につながります。また、言葉に詰まったときには、「Um」や「Let me think」などのフィラーを使って時間を稼ぎつつ、次の表現を考える姿勢も評価されます。
実際に、試験でうまく言葉が出てこない時、諦めずに「Could you repeat that?」と質問を繰り返すことや、「In other words…」と言い換えてみる試みは、試験官に積極的なコミュニケーションを取ろうとする意欲を示すことにつながります。これらはすべて、試験で高評価を得るために役立ち、また実生活の言語使用場面での適応力を高めるためにも重要です。
スピーキング力を上げるおすすめの勉強法
スピーキングテストにおいて確実に成果を出すためには、単に英語を話すだけではなく、実際に声を出して練習することが不可欠です。これは、言葉を聞くだけではなく、自分で発音してみることで言語の流れや発音のニュアンスを身体で覚えるためです。特に、スピーキングテストでは相手との対話形式で進むため、実際に声を出して練習することが自然なコミュニケーション能力を高めます。
例えば、自宅での練習時に鏡を使って自分の口の動きや表情をチェックすることは、発音が正確であるか、自信を持って話しているかを視覚的に確認するのに有効です。さらに、友人や家族との実際の会話練習では、即興の質問に対する反応の速さや、適切な文法を使って迅速に応答する能力が養われます。
さらに、自分の声の録音を行い、それを聞き返すことで、普段意識していない発音の誤りや、文法的な間違いを客観的に捉えることができます。このプロセスを通じて、実際の試験場面でのパフォーマンスが向上し、より自然で流暢なスピーキングが可能になります。このように具体的な練習方法を実践することで、スピーキングのスキル全体が格段にアップし、試験での成功に直結します。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで【英検2級】二次試験スピーキング対策|高得点を取るコツと勉強法を5つの軸で解説します!について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映