始めに:英検準一級リーディング対策!長文問題で高得点を取るためのコツを5つの軸で解説!
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本日はどのような記事になりますか?
本日は英検準一級リーディング対策!長文問題で高得点を取るためのコツを5つの軸で解説!
というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
英検準一級の概要
英検とは
英検は、日本英語検定協会が実施する検定試験で、正式名称は「実用英語技能検定」といいます。
1963年に創設、1968年に「文部省認定の技能検定」の認定を受け、日本での英語に関する検定を牽引してきました。英検の特色は、英語の「読む」、「書く」、「聞く」、「話す」の4つの技能を測定できる点です。年間の受験者数は250万人を超え、大学入試、就職など様々な場面で英語力を証明できる資格として活用されています。
検定は年3回、全国各地の会場で実施されています。試験は易しいレベルから順に5級、4級、3級、準2級・2級、準1級・1級の7つのレベルに分かれています。試験後は、合否の結果と英検CSEスコアが通知されます。検定料は級によって異なり、準1級の場合は7,600円で本会場でのみ受験することができます。
引用:英検準1級に合格するための勉強法対策総まとめ
英検準一級の試験内容・流れ
英検では、初級の5級から上級の1級まで、総計7段階で英語の能力を評価します。特に、最上位に位置する1級とその一つ下の準1級は、非常に高度な英語力が要求されるカテゴリーになっています。
準1級は、日常生活以上の複雑な英語が必要とされるレベルで、具体的には大学での中級レベルの授業が理解できる程度の英語能力を目安としています。この試験では、実社会でのコミュニケーションに必要な英語力を測定するための幅広いスキルが求められます。以下、この試験についてさらに詳細な説明を加えていきます。
英検準一級の難易度
英検準1級は、非常に高い水準の英語力を要求される試験であり、その難易度は、大学入試センター試験での英語科目における満点と同等であるとされています。
実際、多くの大学が英検準1級の保持者に対して、英語のセンター試験の成績を満点と見なすか、または入試の英語科目を免除する制度を設けています。これは、準1級の保持が示す英語力が、高等教育機関における要求水準を満たすことが認められているからです。
合格点・合格率の目安
英検準1級の合格率は約16.7%と、非常に高い難易度を誇っており、合格者の多くが大学生や社会人であるというデータがあります。この試験は、リーディング、ライティング、リスニングの三つの技能を要求し、各部門で最高750点、合計で2250点の得点が可能です。
合格には、CSEスコアで1792点以上を獲得する必要があります。日本英語検定協会によると、2016年度第1回1次試験での合格者は、大半が各セクションで約7割の正答率を達成しており、これは各750点満点のセクションで約525点以上を獲得していることになります。
試験内容・得点目安
英検準1級の1次試験では、全体で86点が満点で設定されており、試験の各セクションごとに満点の得点が設定されています。一般的に、合格に必要な得点は全体の約60~70%に設定されており、これを目標得点として受験者は準備を進めることが推奨されます。
この得点を達成するためには、各セクションでバランスよく点数を取ることが重要です。合格基準の525点を超えるためには、実際の試験に対する具体的で実践的な対策が必要です。
試験内容は以下の通りです。
【筆記】
・リーディング
大問1:短文の語句空所補充
大問2:会話文の文空所補充
大問3:長文の内容一致選択
・ライティング
大問4:英作文
【リスニング】
第1部:会話の内容一致選択
第2部:文の内容一致選択
第3部:Real-Life形式の内容一致選択
時間配分
効果的な時間管理を取り入れた勉強法は、英検準1級の一次試験での成功にとって不可欠です。この試験では、筆記部分に90分、リスニング部分に30分の解答時間がそれぞれ割り当てられており、受験者は特に筆記試験の時間配分に注意を払う必要があります。
筆記試験では、リスニング問題の先読みも含めて全体の時間を有効に使うことが期待されています。実際に、筆記試験で長文問題に割り当てられる時間は約45分となりますが、この短い時間内で効率よく情報を把握し、問題を解く能力が求められます。
このような時間制限の中で、長文問題に対する対策として効果的なのは、時間を計測しながら問題を解く練習を繰り返すことです。例えば、過去問を用いて実際の試験時間を設定し、その時間内で問題を解き終えることができるかを試すことが有効です。これにより、実際の試験状況においても時間内に余裕を持って答えられるようになることが期待されます。
英検準一級のリーディング
英検準一級のリーディングは、大きく分けて3つの大問で構成されています。
大問1:短文の語句・空所補充(25問)
大問2:長文の語句・空所補充(6問)
大問3:長文の内容一致選択(10問)
この中でも長文問題が難関だと言われています。
文法レベルは英検2級
英検準1級の長文問題には、「空所補充問題」と「内容理解問題」の2つの大問があります。これらの問題は専門的な内容を含むため、一見すると非常に困難に感じることがありますが、実際のところ、使用されている英語自体は極めてアクセスしやすいものです。
事実、準1級で使用される英文法は、高校英語の範囲内に収まるものであり、英検2級が「高校卒業程度」とされることを考えると、準1級の英文もまた高校レベルの知識で十分対応可能です。
長文の単語レベルも英検2級
英検準1級の試験では、長文読解に登場する単語の難易度が意外と高くないことが多く、大問1の中でも特に難しいと感じる単語はそれほど頻繁に出現しません。試験を受ける際には、いくつか見慣れない単語や理解しづらい文構造に遭遇する可能性はありますが、これらを完全にスキップしても、問題の解答には大きな影響がない場合がほとんどです。
これは、試験の設計が受験者の広範な語彙力よりも、文脈からの推測や情報の取捨選択能力を試すことに重点を置いているからです。
しかし、もし大問2や3で使用されている単語のほとんどが理解できなかったり、その内容が全く頭に入ってこない場合は、それは受験者がまだ準1級のレベルに達していないというサインです。そのような場合は、先に英検2級で必要とされる語彙や文法をしっかりと学び、身につけることが必要です。
英検準一級が超難問な理由
制限時間が短い
英検準1級の試験では、多くの長文読解問題が出題され、これらを制限時間内に処理するためには、速読能力が不可欠です。試験で長文を効率的に読み解くには、英文をそのまま理解する能力が求められます。日本語に訳しながら読む方法では時間が足りなくなるため、直接英語で内容を把握することが重要です。このスキルは、日常生活で英語の書籍や新聞を読む習慣がある人にとっては特に有利です。
例えば、日々英語のニュースサイトを閲覧したり、英語の小説を読んだりすることは、試験の長文問題に直接的に対応する訓練になります。実際に、英語のまま速く理解できる能力を持つ受験者は、長文読解のセクションで高い得点を取ることが多いです。これは、彼らが情報を迅速に処理し、試験の厳しい時間制限内で効果的に問題にアプローチできるからです。
したがって、英検準1級の試験においては、長文を速く読み、その英語の内容を直接理解することが極めて重要です。これを達成するためには、普段から英語のメディアに触れる習慣を身につけることが推奨されます。このような練習を通じて、試験での時間管理と問題解決の能力を養うことができるのです。
トピックが専門的
英検準1級の長文読解セクションでは、芸術や科学、政治など、非常に広範なトピックが取り上げられます。これらの題材は専門的な知識を必要とし、そのため受験者にはそれぞれの分野に対する深い理解が求められます。
たとえば、問題が「日本の大学でのキャリア教育」に関するものであれば、教育政策や労働市場のトレンドに精通している必要があります。このような専門的な内容の理解が求められるため、準1級では帰国子女を含む多くの受験者が難易度に苦戦し、不合格となるケースも少なくありません。
実際の試験で出題された例として、医療分野に関する最新の研究成果を扱った問題がありました。この問題では、専門的な医学用語や研究手法についての理解が必要とされ、一般的な英語力だけでは対応が難しい内容でした。そのため、事前にこれらの分野についての広範な読解練習をしていない受験者は、問題を解くのに苦労することになります。
したがって、英検準1級を目指す受験者は、単に英語の読解力を高めるだけでなく、特定の専門分野における知識も深める必要があります。このような準備を行うことで、試験の多様なトピックに対応する能力が養われ、成功への道が開けるのです。
効率良く高得点を取るための3つのコツ
英検準1級の試験では、特にリーディングセクションの大問2「語句空所補充」は、点数を効率良く獲得できる重要な部分です。2級や3級の長文読解問題では特に「内容一致選択」の解き方に焦点が当てられることが多いですが、今回は準1級のリーディングで得点源となりうる「語句空所補充」問題の攻略法について詳しく説明します。
この問題は、効果的なアプローチを用いることで高得点を目指すことができるパートであり、具体的な戦略を用いることで、試験全体のスコアを大きく向上させることが可能です。
ただし、ここで紹介する方法はあくまでも試験での得点を最大化するためのテクニックであり、これだけで英語力が向上するわけではありません。しかし、英検準1級のような高度な試験においては、このような戦略的アプローチが得点を伸ばす上で非常に有効です。このため、リーディングスキルを伸ばしながら、同時に戦略的な問題解決技術を駆使することが推奨されます。
タイトルから読む、設問は先に読まない
英検の試験では、長文読解に取り組む前にそのタイトルを読み、内容の概略をつかむことが有効です。2級以下の試験においても同様のアプローチが推奨されていますが、準1級では特にこの手法が役立ちます。タイトルが未知の単語を含んでいる場合でも、慌てずに最初のパラグラフを読むことで、大抵の場合は文章の主旨が掴めます。これにより、文章全体の理解が深まり、読解作業がスムーズに進むことが期待されます。
この方法は特に効果的であると示されています。例えば、ある受験生がタイトルに馴染みのない専門用語が含まれていたにも関わらず、文章の最初の部分を注意深く読むことで、全体のコンテクストを理解し、問題に効率よくアプローチできたケースがあります。このアプローチにより、受験生は記事全体の流れを掴みやすくなり、試験でのパフォーマンスが向上しました。
また、準1級の読解問題では、内容一致選択問題の解き方と異なり、設問を先に確認する必要がないことが特徴です。長文を読み進める中で初めて空所に遭遇した際に、それに関連する設問を見ることで、情報の整理と解答の適切な位置付けが可能になります。この方法は、文脈を無視することなく、自然な流れで理解を深めるのに寄与します。
したがって、準1級試験においては、タイトルから文章の全体像を予測し、その後具体的なパラグラフに基づいて内容を把握することが、効果的な読解戦略として非常に重要です。この戦略を用いることで、試験のリーディングセクションにおける効率と理解が大幅に向上し、より高い得点を目指すことが可能となります。
空所の前後の文はじっくり読む
英検準1級の試験においては、限られた時間内で長文を効率良く読み進めることが求められます。このレベルでは、文章全体を細部にわたって精読することは現実的ではなく、時間内にすべての問題を解き終えるためには、一部の知らない単語や理解しづらい文構造を見逃して、全体の流れを追うことが必要です。
ただし、空所補充問題に関しては、空所の直前と直後の文を特に注意深く読む必要があります。これは、これらの文が正しい選択肢を選ぶための鍵を握っているためです。
このアプローチが有効であることは、実際の試験結果からも明らかです。たとえば、一連の問題を通じて時間を効率良く使用しながらも、空所補充部分においては周囲の文脈をよく理解することで、適切な答えを導くことが可能となります。具体的には、過去の試験で受験者が空所の前後の文をしっかり読むことで、文脈に合った単語を選び、高得点を獲得しています。
このようにして、準1級では、全体の文章を素早く読み進めつつも、特定の重要な部分、特に空所補充問題の前後の文にはじっくりと時間をかけて取り組むことが合格への鍵となります。このバランスがうまく取れたとき、効率良く高得点を獲得することが可能です。この戦略を実行することで、時間の制約の中でも確実に点数を確保し、英検準1級の合格に近づくことができるでしょう。
時間の感覚を体で覚える
英検準1級では、受験者の多くがすでに高度な英語力を持っています。これには長期間の学習者や英語を職業で使っている方々が含まれますが、彼らも「時間内に試験を完了できなかった」という理由で合格に至らないことがしばしばあります。この試験の制限時間は特に厳しく、すべての長文と問題をじっくりと解くことは現実的ではありません。したがって、特定の問題に対する迅速な読解と解答が必要とされます。
試験の中で特に時間管理が求められるのは、大問2と大問3です。大問3は内容が長く複雑で、内容一致選択問題を解くのに時間がかかります。また、リスニングの問題を先読みする時間を確保するためには、大問3を解き終わった時点で少なくとも5分の余裕を持っておくことが望ましいです。
そのため、大問2の問題を解く際には、速度を意識した対応が必要となります。大問2では、2つの長文とそれぞれ3つの問題を10から12分で解くことが理想的なペースです。
このような速度感を身につけるには、過去問や問題集を使用して練習することが重要です。多くの受験者は正答に集中するあまり、解答に要する時間をおろそかにしてしまいます。
しかし、実際の試験では、問題を解く際に常に時間を計測し、それに応じたペースで解答する練習をすることが不可欠です。この訓練を通じて、試験中にも問題を迅速に処理し続けることができるようになるため、合格への道が開けるのです。
従って、英検準1級の試験においては、速読と迅速な問題解決能力が非常に重要です。これには、実際の試験環境を模した練習を通じて、適切なペースで問題を解く能力を養うことが求められます。このアプローチにより、試験時間内にすべてのセクションを適切に完了させることが可能となり、より高い成果を得ることができるでしょう。
間違った英語長文勉強法
文章丸暗記や書き写し
英検準1級の長文読解においては、単に過去問の文章を暗記することは有効な学習戦略ではありません。この試験で求められるのは、文章を迅速かつ正確に解釈し、理解する能力です。過去の問題文を丸暗記することや、その内容を書き写すことは、本質的な英文解釈力の向上には寄与しないからです。
実際に、英検準1級を目指す多くの受験者が、過去問をただ暗記する方法で学習するケースがありますが、これは試験の長文問題を解く上で本質的なスキルを養うことにはつながりません。
長文問題に対する効果的なアプローチとしては、文章構造を理解し、その内容を正確に把握する訓練を重ねることが推奨されます。このような練習を通じて、受験者はどのような新しい文章にも柔軟に対応する能力を身につけることができるのです。
したがって、英検準1級の試験においては、速読と正確な内容理解のスキルが非常に重要であり、過去問を暗記するだけの学習方法では、これらのスキルを養うには至らないことが明らかです。したがって、受験者は過去問を活用する際には、その内容を深く理解し、解釈する訓練に重点を置くべきであると言えるでしょう。
復習せずに長文を読みまくる
英検準1級の長文読解セクションを攻略するには、単に英語の長文を読むだけでは不十分です。過去問や予想問題を利用する場合も、解いた問題に対する解答と採点のプロセスを丁寧に行い、間違った部分については徹底的に復習することが必要です。この継続的なプロセスを通じて、問題の構造や頻出の表現を理解し、実際の試験での対応力を高めることが可能になります。
このアプローチの重要性は、具体的な学習成果にも表れます。たとえば、過去問をただ解くだけではなく、なぜその解答が正しいのか、間違った答えの場合はどのようにすれば正解に辿りつけるのかを分析することで、試験で求められる解答スキルを身につけることができます。
従って、英検準1級での長文問題に対する効果的な準備方法としては、単に量をこなすのではなく、各問題に対する深い理解と復習を行いながら、出題傾向や使用される英文のスタイルを学ぶことが推奨されます。このようなアプローチを取ることで、試験の要求に適した英語力と試験技術を身につけ、長文問題に自信を持って取り組むことができるようになるでしょう。
準一級の長文読解勉強法・対策
英文解釈
英文解釈の能力は英検準1級で求められる核心的なスキルの一つです。このスキルは、単なる文法知識を超え、文章全体の流れや段落の文脈を把握しながら、意味のかたまりを順に追っていく能力を意味します。
こうした能力は、英文を読む際に、自然で流れるような理解を可能にし、特に長文問題において効率的な読解を実現します。
初級レベルの洋書を多読・音読
多くの初級洋書は、実はネイティブの子供たち向けに書かれていますが、これらの本を頻繁に読むことは、英語学習者が英文に親しむ上で非常に有効です。このような読書は、英文を迅速に読む能力を自然に向上させる訓練になり、読む速度を高めるとともに、英語の構造への理解も深めます。
英語の長文読解力を高めたい場合、最初に取り組むべきは、自分のレベルよりも少し簡単な洋書を選んで読むことです。このアプローチは、読解スキルの向上に効果的であり、特に未知の単語が少ないことで、ストレスなく継続的に読書を楽しむことが可能となり、長期的な学習効果につながります。
したがって、このようにして英文に慣れることを優先することが、英検準1級のような高度な試験に向けた効果的な準備となるでしょう。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで英検準一級リーディング対策!長文問題で高得点を取るためのコツを5つの軸で解説!
について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映