始めに:【英検準1級】勉強法まとめ|受験のメリットと試験対策を3つの軸で解説します!
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
【英検準1級】勉強法まとめ|受験のメリットと試験対策を3つの軸で解説します!というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
英検準一級の難易度・合格点・合格率
難易度
英検準1級は、実用的な英語能力を要求される試験で、その合格には広範な語彙知識が必須です。語彙の範囲は約7,500から9,000語に及び、このレベルでは日常生活を超えた、専門的な内容にも対応できる語彙力が求められます。
この試験は、社会生活で遭遇する様々な状況でのコミュニケーションに対応する英語力を測ることを目的としています。これには、ニュース記事やビジネス文書、アカデミックなエッセイなど、多様なテキストの理解と、それに基づいた適切な反応が必要です。
具体的には、リスニングでは日常的な会話からビジネス会議までの幅広い場面での理解力が求められ、リーディングでは複雑な文書や指示の解釈が必要になります。ライティングとスピーキングでは、与えられたトピックに対して論理的で効果的なコミュニケーション能力が試されることになります。
このレベルの英語能力は、TOEICでいうと740から820点、TOEFLでは80から90点に相当し、これは大学中級程度の英語力と同等であると考えられています。この事実は、準1級が求める語彙力の広さと、日常を超えた英語使用の必要性を示しており、試験の難易度とその社会的な意義を強調しています。
CSEスコア・合格点・合格率
【英検準1級一次試験】問題数、目安時間配分、CSEスコア、合格ライン
試験形式 | 試験形式 | 大問番号・出題形式 | 問題数 | 目安時間配分 | CSEスコア | 合格ライン |
筆記 | リーディング | 大問1 短文の語句空所補充 | 25 | 25 | 750 | 1792 |
大問2 会話文の文空所補充 | 6 | 15 | 750 | 1792 | ||
大問3 長文の内容一致選択 | 10 | 20 | 750 | 1792 | ||
リーディング合計 | 41 | 60 | 750 | 1792 | ||
筆記 | ライティング | 大問4 英作文(内容/構成/語彙/文法) | 1 | 30 | 750 | 1792 |
ライティング合計 | 1 | 30 | 750 | 1792 | ||
リスニング | リスニング | 第1部 会話の内容一致選択 | 12 | 30 | 750 | 1792 |
第2部 文の内容一致選択 | 12 | 30 | 750 | 1792 | ||
Real-Life形式の内容一致選択 | 5 | 30 | 750 | 1792 | ||
リスニング合計 | 29 | 30 | 750 | 1792 | ||
全体合計 | 71 | 120 | 2250 | 1792 |
英検では、各技能ごとに一定の配点が設けられており、全技能で均等に得点することが求められます。具体的には、リーディング、リスニング、スピーキングの3つのセクションでそれぞれ750点の配点が設定されているため、これらの各セクションでバランス良く高得点を目指すことが重要です。
合格を目指す際には、全てのセクションで効果的な対策を行い、各セクションでバランスよく得点を伸ばす戦略が必要です。これには、各セクションの練習を均等に配分し、全ての技能を総合的に向上させる取り組みが欠かせません。
【英検準1級二次試験】問題数、目安時間配分、CSEスコア、合格ライン
試験形式 | 試験形式 | 大問番号 | 問題数 | 目安時間配分 | CSEスコア | 合格ライン |
個人面接 | スピーキング | ナレーション | 1 | 3 | 750 | 512 |
受験者自身の意見を問う問題(Q&A) | 4 | 5 | 750 | 512 | ||
受験者自身の意見を問う問題(アティチュード) | – | – | 750 | 512 | ||
合計 | 5 | 8 | 750 | 512 |
英検準1級の合格率は全体で約16.7%とされています。この数値を見ると、非常に多くの受験者がこの試験に挑戦しているが、合格するのは少数派であることが明らかです。詳しく見ると、合格者の内訳は社会人が約44%を占め、次いで大学生が約24%、高校生が約20%と続きます。これにより、各年代や背景を持つ受験者が英検準1級の挑戦を通じてそれぞれの目標やキャリア向上を目指していることがうかがえます。
英検準1級と2級との違い
必要語彙数
準1級の語彙要求は、約7,500〜9,000語とされており、2級の要求語彙数である4,000~5,000語から大幅に増加します。これは、準1級がより高度な英語理解力を測るための設定であることを示しています。
特に、試験の初めに位置する語彙問題は、受験者の語彙力を直接的に試すためのセクションです。ここで出される語彙は日常的な会話ではあまり使われず、専門的なテキストやビジネスシーンで遭遇する可能性が高い言葉が含まれています。
長文読解
準1級試験でのリーディングセクションは、読解力を徹底的に試される場となります。特に長文問題においては、テキストの長さと内容の複雑さが増すため、単なる語彙力以上の総合的な理解力が要求されます。これは、多様なテーマに対応するため、幅広い知識と高度な読解技術を必要とするからです。さらに、厳しい時間制限の中で効率的に情報を処理する能力も求められます。
例として、英検準1級のリーディングでは、一つの長文が500語を超えることも珍しくなく、科学、政治、経済など様々な分野からの抽出されるため、その題材の前提知識がないと理解が困難になることがあります。このような状況に対処するためには、日常的に英語の新聞記事や学術論文などを読むことが効果的です。この習慣は、長文を素早く読み、要点を把握するスキルを養うのに役立ちます。
結論として、準1級で成功を収めるには、日常からの積み重ねが非常に重要です。特にリーディングセクションでは、継続的な読書と練習によってしか、試験の厳しい要求に応える準備はできません。したがって、試験に向けて、さまざまな分野の長文に慣れることが合格への鍵となります。
TOEICやTOEFLとのレベル比較
TOEIC、GTEC、TOEFLと、英検準1級レベルの比較表です。参考にしてみてください。
合格点 | 満点 | |
英検CSE | 512 | 750 |
TOEIC | 740~820 | 990 |
GTEC | 1190~1349 | 1400 |
TOEFL | 80~90 | 110 |
受験するメリット
準1級は、その高い難易度により、特に適切な準備がなければ合格が難しいとされる試験です。このレベルをクリアするには、単に言語知識を深めるだけでなく、複雑なテキストを理解し、効果的にコミュニケーションする能力が必要です。しかし、この努力が報われるメリットも多くあります。
資格に対する高い信頼度
英検は日本で非常に認知されており、準1級を取得することは高い英語運用能力を示すものとされています。この試験の受験者には、特に高等教育機関や公的な場での評価が与えられる場合が多く、具体的には大学での単位認定や教員採用試験における加点など、様々な利点があります。準1級は、英語の堪能さを公式に証明する重要な手段として広く利用されており、その価値は社会的にも高く評価されています。
その理由として、英検が長年にわたり確立した信頼性と公平性を持ち、多くの教育機関や企業に認められているからです。英検の準1級は、特に英語を使った高度な学術活動やビジネスシーンで求められる能力を持つことを証明します。例えば、ある大学では英検の成績に基づいて単位が与えられるシステムを導入しており、英検準1級を持っている学生は特定の英語の授業を免除されます。これは、彼らが既に高いレベルの英語能力を有していると認識されているからに他なりません。
最終的に、英検準1級を持つことは、高度な英語力があると広く認識され、学術的な場や職場での信頼を一層深めることができるため、取得を目指す価値は非常に大きいと言えます。そのため、英検準1級の取得は、目標とする多くの分野でのキャリアや学業に有利な影響を及ぼす可能性があります。
社会人生活での高評価
準1級を取得することは、英語運用能力が高いと広く認められるため、職場での評価向上につながります。この資格は、特にグローバルな業務を扱う企業においては、採用段階での有力なアピールポイントとなり得ます。例えば、ある企業では、準1級を持つ新入社員は英語を使用するプロジェクトへの参加が優先される傾向にあります。これにより、そのようなプロジェクトに参加することで、さらに実践的なスキルを磨く機会を得ることができます。
また、社内でのキャリアパスにおいても、英検準1級の保持者は海外部門での職務への抜擢が期待されやすくなります。具体的には、海外クライアントとの交渉や、国際会議でのプレゼンテーションなど、高度なコミュニケーション能力が求められる場面で重要な役割を果たすことが可能です。これらの経験は、個人の市場価値を高め、専門性を深めることに寄与します。
外国人にも通用する実践的な英語力の獲得
準1級試験の対策をすることは、日常的にネイティブが使う英語表現を習得する絶好の機会です。これは、洋書などで頻繁に登場する用語やフレーズが試験にもしばしば使用されるためです。洋書を読む習慣をつけることで、リアルな英語に触れる頻度が高まり、自然と流暢な表現が身につきます。
実際に、洋書で学んだ表現は、準1級のスピーキングセクションで大いに役立ちます。例えば、ある受験者は、日常的に英文の小説を読むことで、スピーキングテストでの質問に対して柔軟に反応する能力を身につけることができました。試験中、彼は緊張することなく流暢に回答し、試験官からのさらなる質問にも自信を持って対応することができたと言います。
このように、準1級の学習はただ単語を覚えるだけでなく、実際のコミュニケーションで使える英語力を養うことに直結しています。これは、英語を学ぶ上で非常に価値のあるプロセスであり、自信を持って英語を話すために必要なステップなのです。
試験内容
一次試験
英検の一次試験は、リーディングとリスニングがマークシートで評価され、ライティングは記述式で対応する必要があります。この試験は、その設問が多様な生活シーンを反映しており、家庭内での会話から職場でのやりとり、さらには公共の場での講義まで、さまざまな状況が取り上げられます。
・試験時間
筆記(リーディング、ライティング)(90分)
リスニング(約25分)
・リーディング(4肢選択式)
短文の語句空所補充、長文の語句空所補充、長文の内容一致選択
・ライティング(記述式)
英作文(指定されたトピックについて、Eメールなどのやりとり形式で返信文を英語で書く。)
・リスニング(4肢選択式)
会話の内容一致選択、文の内容一致選択、Real-Life形式の内容一致選択(いずれも放送回数は1回のみ)
二次試験
対話形式のスピーキングテストでは、単に英語を話す能力だけでなく、テーマの理解度、語彙力、文法の正確性に加え、コミュニケーションを積極的に取る姿勢が評価されます。テストでは、社会的な問題について議論することが求められるため、受験者はそれに関連する用語や表現を適切に使いこなす必要があります。
例えば、過去のテストでは在宅勤務の利点と欠点、公共の場での喫煙の是非、チャイルドシートの法的義務化、地域活動への参加意義など、日常生活だけでなく、倫理的または法的な問題を含むトピックが出題されることがあります。
・試験時間
英語での面接(約8分)
・スピーキング(個人面接形式)
自由会話、ナレーション、受験者自身の意見を問う質問
英検準一級対策・勉強法
語彙力を高める
英検準1級の成功には広範な語彙の習得が欠かせません。語彙が豊富になると、難解な長文もスムーズに読めるようになり、理解度が向上します。この理解力はリーディング試験でのパフォーマンスを大きく左右し、長文読解の効率を大幅に高めることができます。
たとえば、準1級の試験で出会う複雑なテキストには、日常生活ではあまり使用されない専門的な単語や表現が数多く含まれています。これらの単語を予め学習しておくことで、試験中にスムーズに読み進めることが可能になります。実際、語彙力が向上すると、文の意味を素早く掴み、関連する知識をリンクさせながら読むことができるようになります。
英文解釈力をつける
英文の長文を効率的に読解するためには、文の構造と流れを把握することが重要です。これにより、単に文を追うのではなく、全体の意味を理解することが可能になります。具体的には、各段落の主題とサポートする詳細を特定し、文章全体の目的とつながりを見極めることが求められます。
例えば、ある段落が特定のテーマについての導入部分であれば、その後に展開される内容がどのようにそのテーマを掘り下げ、説明しているのかを認識することが重要です。この技術を磨くことで、リーディング中に遭遇する未知の単語や表現があっても、文脈から意味を推測することが容易になります。
過去問に挑戦する
英文の長文を読む能力が向上したら、次のステップとして英検準1級の過去問題に取り組んでみることが推奨されます。過去問を解くことで試験の形式や問題の難易度を理解できるだけでなく、自分の現在の英語力の位置も正確に把握することができます。問題をただ解くだけではなく、解答後には解説を読み、正解だけでなく間違った問題についても詳細に分析することが重要です。
例えば、誤答した問題があれば、その問題がなぜ間違えたのかを深堀りし、基本的な文法の見直しから、より複雑な構文の理解まで再学習する必要があります。この方法により、一度間違えた問題が再び出題された際には正解できる確率を高めることができます。
英検準1級のライティングセクションでは、特定のトピックに基づいたエッセイの執筆が要求されます。この試験で求められるのは、与えられたテーマに対して構造的かつ論理的に整理されたエッセイを書く能力です。このライティングの形式では、明確な導入部、本文、結論の三部構成をもつことが一般的です。
例えば、トピックが「地球温暖化の影響とその対策について」である場合、まず導入部で地球温暖化とは何か、なぜ重要なのかを述べます。次に本文で具体的な影響を挙げ、可能な対策を複数提案します。それぞれの対策について、その効果や実現可能性を評価することで、議論に深みを加えます。最後に結論で、提案した対策の中で最も効果的だと思われるものを強調し、再びトピックの重要性を確認する形で締めくくります。
ライティング試験の模範構成
「主張」
I think that ~.(私は〜だと思います。)
「理由①」
First of all, ~.(一つ目の理由は、〜。)
「理由②」
Second of all, ~.(二つ目の理由は、〜。)
「再主張」
According to the reasons stated above, I think that ~.(上で述べた理由から、私は〜だと思います。)
英検準1級の二次試験は、一次試験の合格者の中でも特に高い成功率を誇るステージです。ここに到達したら、それ自体がすでに一定の英語能力を証明しています。このチャンスを生かし、スピーキング試験においても成功を収めることが重要です。ここでは、効果的なスピーキング試験対策について詳しく説明します。
成功の鍵は、実際のスピーキング試験を想定した練習を積むことにあります。具体的には、過去の試験で出題されたテーマに基づいて自己紹介や意見表明、議論ができるよう準備することです。たとえば、環境問題について話す準備をする際には、最新の環境技術や国際的な取り組みについて調査し、それらの情報を使って自分の意見を明確に表現できるようにします。
さらに、日常的な会話から専門的なトピックまで、幅広い分野に対応できるようにすることも大切です。これにより、試験官が投げかけるさまざまな質問に自信を持って応答することが可能になります。また、自分の発言に対する反応を読み取り、それに応じて適切に対話を展開できる能力も身につけることが求められます。
英語で自分の意見を即答する訓練
スピーキングの能力を向上させるためには、日常の何気ない瞬間を英語で表現する練習から始めると良いでしょう。例えば、通勤中や散歩している際に目にする景色や出来事を英語で述べることからスタートします。このような活動は、英語を自然な形で使う訓練になり、思考を即座に英語に変換するスキルが養われます。
実際にこの練習を続けることで、脳は英語での思考に慣れ、次第にスムーズに英語で会話ができるようになります。最初はシンプルな表現から始め、徐々に複雑な表現や自分の意見を織り交ぜた会話へと進展させることが重要です。たとえば、見た映画についての感想を英語で話す、最近のニュースに対する意見を英語で述べるなど、少しずつ内容を複雑にしていくと効果的です。
実際に声を出しアイコンタクトを取る練習
スピーキングの試験対策としては、ただ単に練習問題を解くだけでなく、実際に声を出して話す練習が非常に重要です。実際に声を出して練習することで、試験の状況においても自然と言葉が出てくるようになります。ただ頭の中で練習するだけでは、実際の試験時に思ったように声が出なかったり、発話がスムーズに行かなかったりするリスクがあります。
具体的には、家族や友人との会話を利用して、日常的に英語でのコミュニケーションを行うことが効果的です。たとえば、週末の予定を英語で話し合う、最近見た映画について意見を交換するなど、様々なトピックで実際に声を出して会話することが重要です。これにより、言葉の即時性と流暢さが自然と身につきます。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで【英検準1級】勉強法まとめ|受験のメリットと試験対策を3つの軸で解説します!について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映