始めに:【英検3級】難易度について2つの軸で解説
英検合格に特化した
鬼管理英語塾を運営しております
代表の菅澤です!
鬼管理英語塾アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?
本日は
「【英検3級】難易度について2つの軸で解説|受験をおすすめしたい人の特徴3選も紹介します!」というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
【英検3級】難易度は中学卒業レベル
英検3級は、基本的な英語力を有することを目標とした評価であり、具体的には中学卒業時の学習内容に相当します。このレベルでは、日常的な英語を理解し、使いこなす能力が求められます。
試験は筆記試験とスピーキングテストに分かれ、これにより言語の総合的な使用能力が評価されます。
英検3級の試験内容は、従来の知識を土台として、より実践的なスキルへと応用を求めるものです。筆記試験では、語彙や文法だけでなく、リーディングとリスニングの理解力が重視されます。
一方、新たに導入されるスピーキングテストでは、実際に英語を話す力が測定され、この部分が受験者の成績に大きく影響を与えます。
多くの受験者は、スピーキングテストの導入により、ただ英語を理解するだけでなく、それを使って自分の意見を表現する能力の重要性を実感しています。
例えば、学校の授業で学んだ英語を使って、簡単な日常会話や自己紹介がスムーズにできるようになることが期待されます。
また、一部の受験者はこのテストを通じて、自信を持って英語でコミュニケーションを取る経験を積むことができました。
英検3級は中学校の英語の集大成としての役割を果たすとともに、英語を「使う」ための基礎を築くための重要なステップとなっています。それゆえに、この試験に合格することは、日常英語をある程度扱えるという証として、非常に価値があるとされています。
【英検3級】難易度:CEFR
英検3級の国際基準での評価をCEFRスケールで見ると、そのレベルはA2に位置づけられます。CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)は、言語能力をA1(入門者)からC2(熟練者)までの六段階で評価するヨーロッパの共通フレームワークです。
英検3級がA2レベルとされるのは、このレベルが基本的な表現の理解と使用ができることを示しているためです。A2レベルの学習者は、簡単な日常的な表現の理解とそれに応じた対話が可能です。
例えば、彼らは自分の個人的な背景に関する情報を交換したり、日常生活に密接な事項について簡単な言葉でコミュニケーションを取ることができます。
CEFR | 能力レベル別に「何ができるか」を示した熟達度一覧 |
A1 | 具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることができる。自分や他人を紹介することができ、住んでいるところや、誰と知り合いであるか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりすることができる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助けが得られるならば、簡単なやり取りをすることができる。 |
英検3級を目指す学習者は、これを通じて国際的な基準における自分の英語能力を確認し、さらなる学習の指針とすることができます。これは、彼らの英語学習の旅において重要なマイルストーンとなるでしょう。
世界と日本の英語能力をCEFRで比較
世界と日本の英語能力をCEFRスケールで比較してみると、英語力の違いが明確になります。CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)は、ヨーロッパ評議会が言語学習者の能力を評価するために開発したフレームワークで、A1(初級)からC2(上級)までのレベルが設定されています。
世界各国の英語力をこのスケールで見ると、特に北欧諸国やオランダなど英語教育が充実している地域では非常に高いレベルが記録されています。
たとえば、EF Education FirstによるEPIスコアでは、オランダはC1レベル、ヨーロッパの平均はB2レベルとされています。これに対し、アジアの平均はB1レベルであり、日本の平均もB1レベルに位置しています。
CEFR | EF EPIスコア |
Pre-A1 | 1-199 |
A1 | 200-299 |
A2 | 300-399 |
B1 | 400-499 |
B2 | 500-599 |
C1 | 600-699 |
C2 | 700-800 |
このデータをもとに、日本における英語教育の現状を見ると、日本の平均レベルがB1であることから、基本的なコミュニケーションは取れるものの、より高度な内容の理解や表現には限界があることがわかります。
具体的な例として、多くの日本人が海外での日常会話には困らないものの、ビジネスレベルでの交渉やプレゼンテーションでは苦労する場面が多いです。
TOEICのスコア換算
TOEICスコアで英検3級のレベルを解釈すると、おおよそ380点とされています。TOEICは国際的に認知されているビジネス英語のテストで、特に大人の受験者にとってスコアの意味が直感的に理解しやすいかもしれません。
この比較によると、英検3級の取得者は基本的な英語力を有しているとみなされますが、TOEICのテスト全体を通じて高得点を取るには足りないことが示されています。
たとえば、380点はTOEICの中でも低めのスコアに位置づけられ、ビジネスシーンでの英語使用には限定的な能力を示しています。
具体的な例を挙げると、このレベルのスコアを持つ人は、簡単な英語のメールのやり取りや、基本的な日常会話は可能ですが、より複雑なビジネスディスカッションや専門的なプレゼンテーションを行うには不十分な場合が多いです。
TOEICスコアとしては英検3級が380点前後と評価されることは、基本的なコミュニケーション能力があることを示していますが、英語を仕事で広く活用するためには、さらに上のレベルの勉強が必要であることを意味しています。この比較を通じて、受験者は自身の英語能力の現状を理解し、どの程度追加の学習が必要かを把握することができます。
【英検3級】受験をおすすめしたい人
英検3級を取得していることが高校受験に有利になる
英検3級を取得していることが高校受験に有利になる
英検3級の取得は中学生にとって特に意義深いものです。この資格は、中学校の教育課程でカバーされる英語の基本的な知識とスキルを有していることを示します。
中学生が英検3級を持っていることは、彼らが基本的な英語能力を身につけている証拠となり、特に高校受験において有利に働くことが多いです。
多くの私立高校や一部の公立高校では、英検の取得レベルに応じて入学試験の加点があります。これは、英語の能力が一定以上であることを示すため、学校側が学生の英語力を正確に把握しやすくするためです。
例えば、英検3級を持つ生徒は、英語に関する特別な試験を受ける必要がない場合や、その他の科目に比べて英語で高い成績を得ることが期待されるため、入試の際に有利になることがあります。
実際の事例を見ると、ある私立高校では英検3級を取得している生徒には入学時の内申点にプラスアルファが与えられ、これが入学後のクラス分けや特進クラスへの選抜にも影響を与えています。
このように、英検3級を取得していることが、生徒の学業キャリアに直接的なプラスの影響を与えるケースは少なくありません。
中学生が英検3級の取得を目指すことは、彼らの学業だけでなく、将来的な教育の選択肢を広げる上で非常に有益です。この資格は、英語学習の基礎を固めるだけでなく、彼らが進学する際の有利なポイントとなるため、積極的に挑戦する価値があると言えます。
英語に自信がある中学2年生も受験する価値あり
英語に自信がある中学2年生も受験する価値あり
英検3級は通常中学3年生が受験することが多いですが、英語に自信がある中学2年生も積極的に挑戦してみる価値があります。
英語が得意な生徒にとって、早期に英検3級にチャレンジすることは、その後の学習においても大きなメリットをもたらします。
英語の学習は中学校だけにとどまらず、高校やその後の教育でも継続されるため、早い段階で英語の基礎を固めることは非常に重要です。
中学2年生で英検3級に合格することができれば、その後の学習でより高度な内容に挑戦する時間が確保できます。これにより、中学卒業までには更に上の級、例えば英検準2級の取得を目指すことも可能になります。
例えば、英語が得意な生徒が中学2年で英検3級に合格した場合、その達成感からさらなる学習意欲が促され、英語のさらなるスキルアップが期待できます。
また、早期に英語の公式資格を取得することは、進学や将来のキャリアにおいても有利に働くことがあります。
英語が得意な中学2年生が英検3級にチャレンジすることは、英語能力のさらなる向上、学習の先取り、そして将来的な学びやキャリアへの好影響という点で大きな利点があります。これらの理由から、英語に自信のある生徒は早いうちから英語の資格取得に挑戦することをお勧めします。
英語を一からやり直したいと考える大人
英語を一からやり直したいと考える大人
たくさんの大人たちが、英語を学び直すことに新たな価値を見出しています。多くは学生時代には英語に対して興味を持てなかったものの、職業上の必要性や個人的な関心から英語の習得に再挑戦することを決意します。
仕事で国際的なコミュニケーションが必要になったり、海外旅行を楽しむため、または外国語としての英語による趣味活動を広げたいと考える大人は少なくありません。こうした動機が、英語を学び直す理由としてよく挙げられます。
特に英語を一からやり直したいと考える大人にとって、英検3級は非常に適したスタートラインです。
このレベルは、中学校で習う基本的な英語の知識を要求するため、過去に学んだ内容の復習にもなり、自信を持って学習を進めることができます。
具体的には、英検3級のための学習を通じて、基本的な文法や語彙の再確認、聞き取りや読解の練習を行うことができます。これにより、英語の基礎固めが可能となり、更なるスキルアップに向けた土台が築かれます。
英検3級は、英語学習の初心者や、久しぶりに英語を勉強し直す大人にとって、効果的なリスタートポイントとなるのです。これを踏まえて、多くの大人が英検3級から英語の学び直しを始めています。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで英検3級の難易度について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映