青山学院大学専門塾【鬼管理青山学院大学塾】の代表菅澤です。
このページでは、青山学院大学合格に必要な「共通テスト日本史B」の傾向や特徴を解説させていただきます。
青山学院大学に合格するには、共通テストの対策もしないといけません。
青山学院大学に合格するための解説を行いますので最後までご覧いただけますと幸いです。
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共通テスト「日本史B」の前提情報
試験時間 | 60分 |
大問数 | 6題 |
解答形式 | マークシート |
頻出単元 | 社会経済 |
共通テストの日本史Bで時間が足りないという人はあまりいないかもしれません。
センター試験の時と同様、大問1がテーマ史、大問2が原始・古代、大問3が中世、大問4が近世、大問5・6が近現代となっています。
センター試験と比べて出題形式に若干の変更はあったものの、奇をてらった問題は出題されていないため、盤石な基礎力があれば怖くない試験です。
共通テスト「日本史B」の傾向
共通テストの日本史Bの出題形式の傾向は6つあります。
①正誤判定問題
②資料問題
③年代並べ替え問題
④空欄補充問題
⑤一問一答問題
⑥目的問題
一つ一つ見ていきましょう。
① 正誤判定問題
例:
選択肢の正誤を判定する問題は、センター試験から引き続き出題されています。
共通テスト日本史Bの出題傾向1つ目は、「正誤判定問題」です。
共通テストの正誤判定問題には、大きく分けて2つ種類があります。
1つ目は、オーソドックスな正誤判定問題で、4つの選択肢の中から正しいものを1つもしくは誤っているものを1つ選ぶ問題です。
2つ目は、上の画像の問題のように、各選択肢の正誤を判定する問題です。
難易度としては後者の方がやや難しいことが多いです。
なぜなら、前者は1つでも知っているものがあれば解ける可能性がありますが、後者は選択肢の数だけ知識を持っておかないと正解できないからです。
しかし、対策の仕方としては両者に差はありません。
正誤判定問題の対策としては、過去問を使用した学習が有効です。
共通テストは始まってからまだ日が浅いですから、センター試験日本史Bの過去問を使って学習しましょう。
幸いなことに、正誤判定問題は前身のセンター試験でも頻出の出題形式でした。
つまり、センター試験の過去問は共通テスト対策に十分使えるということです。
さて、過去問の具体的な使い方をお話しします。
まずは何も見ずに過去問を解いてみてください。
次は丸付けです。
ここまでが「作業」です。「勉強」ではありません。
次に解答の根拠をチェックしていきます。
自分が正誤判定問題を解いた時の筋道が本当に合っていたのか、解説や教科書を見ながらチェックしていきます。
このとき、正しい解答の根拠を直接問題に書き込むと良いでしょう。
直接問題に書き込んでも良いように、事前に過去問をコピーするか印刷しておくと安心です。
さて、書き込みをした過去問は、どこにでも持ち歩きましょう。
電車やバスの中、トイレ、学校、自習室など、様々な場所で隙間時間を見つけて読み返すようにしてください。
この方法を使えば、出題されやすいポイントを効率よく学習することができます。
②資料問題
例:
「史料問題」とは、統計資料や歴史的史料を引用して出題される問題のことです。共通テストの前身であるセンター試験でも頻出の出題形式でした。
共通テスト日本史Bの出題傾向2つ目は、「資料問題」です。
「史料」ではなく「資料」とここで読んでいる理由は、歴史的史料だけでなく統計情報も出題されるからです。
資料問題では、資料の読み取りに加えて背景知識も問われます。
その資料に関連する知識を持っていなければ、資料問題を解くことはできません。
しかし、そこまで恐れる必要はありません。
日ごろから資料集を使って学習したり、教科書に出てくる図表を眺めたりしていれば、十分に解ける問題です。
見たことがない資料が試験本番で出てきても焦らないでください。
共通テスト日本史Bでは、教科書レベルの基本事項が頭に入っていれば解ける問題しかほぼ出題されません。
いざ試験が始まったら、これまでの自分の学習に自信をもって試験問題を解くことだけに集中しましょう。
③年代並べ替え問題
例:
年代並べ替え問題は、年号の知識があった方が解きやすいです。センター試験から引き続き出題されていますので、過去問演習が有効です。
共通テスト日本史Bの出題傾向3つ目は、「年代並べ替え問題」です。
各出来事に対する年号の知識を持っていた方が、自信をもって解答できるでしょう。
しかし、共通テストレベルの年代並べ替え問題では、完璧に年号を暗記していなくても正解がわかることもあります。
なぜなら、歴史の大まかな流れがわかっていれば正解できるように問題が作られているからです。
そうは言っても、共通テストの後に控えるGMARCH受験のことを考えると、年号は覚えておくに越したことはありません。
年号はゴロ合わせを使って覚えると良いでしょう。
年号のゴロ合わせが載っている参考書がいくつか販売されていますので、どれか1冊を完璧にしておくと試験本番でどんな問題が出ても安心できますね。
ゴロ合わせで年号を覚えようとしても、どうしても覚えられない年号が出てくるでしょう。
そんなときにおススメの勉強法があります。
それは、紙に出来事と年号と語呂合わせを書いて、自分の部屋の壁やドア、トイレなどに貼っておくことです。
油性ペンを使って大きな文字で書くと、より印象に残るようになります。
この方法を使えば、嫌でも毎日その情報が目に入るようになりますから、勝手に脳が覚えてくれますよ。
これは他の科目でも使える勉強法です。
ぜひ他の科目にも応用して、暗記を進めていってください。
例:
共通テスト政治・経済では、空欄補充問題が数問出題されます。これはセンター試験でも出題されていた形式で、大学の個別試験でも必ずと言っていいほど出題されています。
共通テスト日本史Bの出題傾向4つ目は、「空欄補充問題」です。
空欄補充問題が出ない日本史の入試問題はほぼゼロだと言っても過言ではありません。
この出題形式に慣れておくに越したことはありません。
空欄補充問題の対策として過去問を解くのも悪くはないのですが、最もおススメなのは一問一答形式の参考書を使って学習することです。
そのなかでも特に、実際の大学入試で出題された過去問を集めた一問一答や、空欄補充形式になっている一問一答の参考書を選ぶと良いでしょう。
一問一答の参考書を使うときに気を付けてほしいことがあります。
それは、繰り返し取り組まなければ意味がないということです。
一回解いただけで覚えられる天才の人は一回だけやれば良いでしょう。
しかし、多くの受験生は一回では覚えられないはずです。
問題集や参考書を一回だけやるのはただの「作業」です。
一回目の演習で「できる問題」と「できない問題」とに分けてください。
この時、できない問題にだけ印をつけておくと後から役立ちます。
二回目以降の学習では、印がついているできなかった問題だけを繰り返し学習していきます。
なぜなら、「できないこと」を「できること」に変えることが勉強だからです。
既にできる問題を何時間眺めていても、成績は上がりません。
ですから、一問一答形式の参考書を使うときは、できないところだけを何度も繰り返し学習することを心がけてくださいね。
⑤一問一答問題
例:
共通テストで出題される一問一答形式の問題は、あまりひねりが無く素直な問題ばかりです。ぜひ得点源にしましょう。
共通テスト日本史Bの出題傾向5つ目は、「一問一答問題」です。
この出題形式も、大学入試で出ないことはほぼないと思っておいた方がよいでしょう。
共通テスト日本史では、基礎的な単語の一問一答が出題されます。
教科書に載っていないような難しすぎる単語は出題されません。
対策をすれば必ず点数が取れるお得な出題形式だと思って、対策を進めていきましょう。
一問一答形式の問題を解けるようになるには、もちろん一問一答形式の参考書を使って学習するのが効率的です。
まずは教科書か参考書を一章分読んでみてください。
次に、それと同じ範囲の一問一答を解いてください。
一問一答形式の参考書の使い方については、先ほどご説明した④空欄補充問題の解説をご覧ください。
できなかった問題に印をつけて、何度も取り組みます。
だいぶできない問題が減ってきたと思ったら、最初に読んだ教科書や参考書をもう一度読んでみましょう。
すると、用語はもう頭に入っているため、歴史の流れがすらすら入ってくるはずです。
そこからさらに仕上げとして、範囲分の一問一答を全て解きなおしましょう。
一度目の演習でできたものもできなかったものも全て解くのがポイントです。
このように学習することで、定着度が効率的に上がっていくでしょう。
⑥目的問題
例:
センター試験には無かった、新しい形式の問題です。しかし恐れることはありません。
共通テスト日本史Bの出題傾向6つ目は、「目的問題」です。
新形式ですが、難易度が高すぎるということはありません。
対策をすれば十分正解することができます。
目的問題の対策として有効なのが、日ごろの日本史学習の時点で「自分で自分に説明する」ことです。
参考書や教科書を読む際に、ただ漫然と読むだけでは正直足りません。
自分で自分に説明してみてください。
特に、出来事の概要と原因と結果を説明できるようにしてください。
出来事の概要に関しては一問一答でも覚えることが出来ますが、原因と結果に関してはこの勉強法でやるしかありません。
出来事の原因と結果が説明できるようになれば、政策の目的や背景を問う共通テスト日本史Bの問題にも正解できるようになるでしょう。
共通テスト「日本史B」の攻略法
❶正確なインプット・正確なアウトプット
共通テスト政治・経済の攻略法1つ目は、正確なインプットとアウトプットです。
暗記とは、インプットとアウトプットから成り立っています。
「暗記=インプット」だと思っていた人は、ここで考えを改めてほしいです。
インプットとアウトプットの両方がないと、暗記したことにはならないのです。
このような経験はありませんか?
「CMに出てきたあの有名女優の名前を知っているはずなのだけれど、名前が出てこない・・・」
この状況はまさに、インプットはできているけれどアウトプットができていない状態です。
アウトプットができていなければ、試験で点数はもらえませんよね。
このように、受験勉強においてはインプットとアウトプットの両方が必要なのです。
では、どのようにしてインプットとアウトプットをすれば良いのでしょうか?
インプットの方法としては、教科書や参考書、資料集を繰り返し読むと良いでしょう。
アウトプットの方法としては、一問一答形式の参考書や問題集を使って思い出す練習をすると良いでしょう。
テキスト系と問題集系の参考書の使い方に関しては、先ほどご説明した⑤一問一答問題の解説を参考にしてください。
❷原因・概要・結論を説明できるように
共通テスト政治・経済の攻略法2つ目は、原因・概要・結論を説明できるようにすることです。
物事には必ず原因と結果があるといっても過言ではありません。
原因と結果を把握することで初めて、物事の本質をとらえることができるのです。
先ほど⑥目的問題でご説明したとおり、共通テストでは出来事の概要だけでなく原因と結果まで答えられなくてはいけません。
原因と結果をおさえるために有効なのが、自分で自分に説明することです。
教科書や参考書をただ漫然と読むのではなく、原因と結果を意識して自分に説明することで、日本史の実力が向上していきます。
論述問題が出る大学や学部の個別試験を受験する方にとっては、共通テストの目的問題の対策と個別試験の論述問題の対策が一気にできるので、一石二鳥ですね。
❸史料問題への慣れ
共通テスト政治・経済の攻略法3つ目は、史料問題に慣れることです。
学校の定期テストでも模試でも大学入試でも、史料が出ない日本史の試験はほぼありません。
史料に対して苦手意識があると、それだけで損をしてしまいます。
大切なのは、史料に対して苦手意識を持たないように日ごろから史料に触れておくことです。
具体的には、教科書や参考書を読むときに同時に資料集を開いておくと良いでしょう。
資料集には大量の史料が載っています。
共通テストでは史料自体の名前を問うことはほぼありませんが、問題の中で史料は必ず出てきます。
また、大学の個別試験では史料の名前を問うてくることもあります。
これらを勘案すると、資料集を活用しない手はありません。
日ごろから沢山の史料に目を通しておくことで、試験本番で焦らなくて済むようにしておくことが大切です。