始めに:防衛大学校について3つの軸から解説!
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
防衛大学校について3つの軸から解説!入学方法・進路など紹介します!
というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
難関大学志望のみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
防衛大学校
防衛大学校は、戦前の士官学校の伝統を受け継ぎ、自衛隊設立と共に現代に設置された教育機関です。この学校は、国際的に見ても士官を養成する士官学校に相当する教育機関であると理解すると良いでしょう。
防衛大学校は、他の国立大学と異なり、防衛省の管轄下にあり、教育施設としての役割のみならず、訓練施設としての側面も併せ持っています。
防衛大学校に入学すると、学生は一般の大学生とは異なる扱いを受け、国家公務員としての身分が与えられます。このため、学費は免除されるだけでなく、毎月給与が支給され、食事も無料で提供されます。
ただし、美味しさについては保証されていないようです。公務員の身分であるため、副業やアルバイトは許されません。
教育内容に関しては、一般的な学科教育に加え、軍事教育に特化した防衛学を学びます。
座学だけでなく、実際の野外での戦闘訓練も行われることが特徴的です。理系学科の学生が多く、男女比では女性の数が圧倒的に少ないのも防衛大学校の特色の一つです。
防衛大学校は独特の教育システムと厳格な規律を持ち、将来の自衛官を育成するための環境が整っています。学費免除や給与支給といった経済的メリット、実践的な軍事訓練による専門性の高い教育を受けることができるのが、防衛大学校の大きな魅力と言えるでしょう。
防衛大学校に入学するには
防衛大学校への進学を志望する場合、入試制度には二つの重要な側面があります。最初に注目すべきは、応募するための年齢制限です。
最近、自衛官候補生の採用年齢が30歳まで引き上げられたことが報じられましたが、防衛大学校の応募資格には依然として年齢制限が設けられています。
具体的には、入学希望者は21歳未満である必要があるとされ、これは推薦入試と一般入試の両方に適用されます。
次に、試験の実施時期の特徴についてです。他の多くの大学が推薦入試を秋期に、一般入試を翌年初めに行うのに対し、防衛大学校では両方の入試が年内に集中して行われる点が特筆されます。
この比較的早い時期に試験が実施されることは、入試準備において志望者が留意すべき点です。
防衛大学校の受付期間は、応募区分によって異なります。
- 推薦: 令和5年9月5日(火)~8日(金)
- 総合選抜: 令和5年9月5日(火)~9日(金)
- 一般: 令和5年7月1日(土)~10月18日(水)
防衛大学校の試験日は、次のとおりです。
- 推薦:令和5年9月16日(土)~17日(日)
- 総合選抜1次:令和5年9月16日(土)
- 総合選抜2次:令和5年10月21日(土)・10月22日(日)
- 一般1次:令和5年10月28日(土)
- 一般2次:令和5年11月28日(火)~12月2日(土)までの間の指定された日
入試においては、学力試験のほかに身体検査や面接が含まれます。学力試験に関しては、理系と文系で異なる偏差値基準が設けられており、一定水準の学力が求められます。
特に、文系学部の偏差値が高めに設定されている傾向にあります。
面接では、応募者の志望動機や集団生活への適応能力、そして入隊に対する覚悟などが試されます。面接の準備としては、自衛隊の地方協力本部への問い合わせが推奨されます。
これらの組織は、受験希望者へのアドバイスや支援に非常に積極的で、面接対策についても具体的な指導を受けることが可能です。
防衛大学校への入学を目指すには、年齢制限や試験時期、入試内容の理解が必要不可欠です。適切な準備と対策を行うことで、防衛大学校入試の挑戦を成功に導くことができるでしょう。地方協力本部などのサポート機関を活用しながら、入試に必要な条件を満たし、適切な準備を進めることが、受験生にとって重要な戦略となります。
防衛大学校の特徴的な学生生活
防衛大学校での生活は、他の一般的な大学と比較して顕著な特徴がいくつかあります。
入学すると、学生は大学の寮で共同生活を送ることになり、一つの部屋に異なる学年から2人ずつ、合計8人が同居します。この生活は、将来的に自衛隊内での階層関係や協調性を養うためのものです。各部屋では、4年生が部屋長となり、下級生の指導や世話を行いながら、組織内の連携と責任感を学びます。
特に1年生の日常は、先輩のための食事準備や共用施設の清掃など、多忙を極めます。
間違いや手違いがあれば、上級生からの厳しい指導が行われるため、この過程で退学を選択する学生も少なくありません。これは、防衛大学校の生活が精神的、身体的に要求されることを示しています。
さらに、学生は4つの学生隊のいずれかに配属され、野外訓練に参加します。これは、将来的に部隊での活動に必要な団体行動を学ぶためです。
隊のリーダーは最上級生で、特に成績優秀な学生が選ばれます。
防衛大学校では、体力の維持向上も重要な目標の一つであり、すべての学生が何らかの運動部に所属することが義務付けられています。
提供されるスポーツは多岐にわたり、伝統的な陸上競技から、銃剣道やヨット、グライダー部など、将来の任務に直結するような活動も含まれます。中でもラグビー部は、その強固な絆と高い競技レベルで知られています。
独自の制度と活動は、防衛大学校の学生に、高いレベルの身体能力、優れた協調性、そして強い精神力を育成することを目的としています。共同生活や厳しい訓練、スポーツへの参加は、学生を将来の自衛隊員として育て上げるための重要な要素であり、防衛大学校での生活が持つ特色と言えるでしょう。
防衛大学校からのキャリアパスとその選択肢
防衛大学校からの進路は、学生が2年生に進級するタイミングで、陸上、海上、航空のいずれかに振り分けられることから始まります。
この振り分けは学生の希望に加えて、成績や身体検査の結果に基づき決定され、特に航空分野への進路は、視力や平衡感覚といった固有の身体能力が重視されるため、希望しても条件を満たさない場合があります。
振り分けられた分野に応じて、卒業後はそれぞれの自衛隊幹部候補生学校に進み、さらに1年間の専門教育を受けた後に正式に任官します。これにより、防衛大学校入学から任官まで、合計5年間の教育・訓練期間を経ることになります。
一方で、防衛大学校卒業後に自衛隊への任官を選ばず、民間企業への就職を選ぶ道も存在します。
ただし、この選択をする場合、防衛大学校での教育・訓練にかかった費用を返済する義務が生じます。具体的には、4年間の学費約250万円や、幹部候補生学校を卒業して1年以内に退職する場合の勤務期間に応じた返金が必要です。
実際に、防衛大学校出身者は、集団生活で鍛えられた上下関係の理解や協調性が評価され、民間企業の面接でも好印象を持たれることが多いです。
しかし、自衛官としての退職は防衛大臣の承認が必要であり、退職願の提出から承認までには長期間を要する場合があるため、この選択を考える際には慎重な検討が必要です。
防衛大学校からのキャリアパスは多岐にわたり、自衛隊内でのキャリア形成や民間企業への転職といった選択肢があります。学生は自身の能力、興味、将来像を総合的に考慮して進路を選択する必要があり、どの道を選ぶにしても、防衛大学校での厳しい訓練と教育がその後の人生に大きな影響を与えることになるでしょう。
最後に:志望大学に合格をするには?
ここまで防衛大学校について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映