中央大学専門塾/予備校CHU-PASSの代表菅澤です。
このページでは、中央大学文学部の英語入試問題の傾向や特徴を解説しております。
中央大学に合格するには学部別の対策と同時に、科目別の対策も必要になってきます。中央大学文学部に合格したい方は「英語」の特徴や傾向を理解したうえで勉強に励みましょう。
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中央大学文学部「英語」の前提情報
試験時間 | 分 |
大問数 | 題 |
解答形式 | マークシート・記述併用型 |
頻出単元 |
中央大学文学部「英語」の傾向
それでは、中央大学政治経済学部「英語」の特徴・傾向を見ていきましょう。
中央大学文学部の問題は、大きく分けて4つの問題形式が存在します。
■四択の文法・語法問題
■整序英作文+α
■正誤判定問題
■長文問題
以上の問題形式が存在します。
各形式について一つずつ見ていきましょう。
■四択の文法・語法問題
例:
選択肢が4つ提示されるタイプの文法・語法問題は、どの大学でもよく出題されます。専用の問題集も沢山販売されているため、対策がしやすい出題形式と言えます。
このタイプの問題を集めた問題集は書店に沢山並んでいます。
自分に合った問題集を一冊選び、それを繰り返し学習することが合格への近道です。
この形式の問題集に取り組む際には、コツがあります。順に説明します。
まずは、答えや文法書を見ないで、自力で一章分解いてみましょう。
次に、丸付けをします。このとき、間違えた問題に印をつけてください。
丸付けをしながら、解説を読んだり文法書を読んだりして理解を深めていきます。
丸付けが終わったら、間違えた問題だけを何度も繰り返し解いてください。
このとき、さきほど印をつけたことが効いてくるのです。
勉強とは、できないことをできるようにすることです。
つまり、問題集を解いて印がついたところ、間違えたところだけ何度も繰り返し取り組めば学力が伸びます。
何周やっても出来ない問題には、付箋を貼ってみましょう。
付箋がついたところだけをバスや電車の中でチェックする習慣をつけてください。
このようにして繰り返し取り組んだ問題集を、受験当日に中央大学に持参する自分の姿を想像してみてほしいです。
どんなに努力した人でも受験当日は緊張するものです。
そんな緊張した空気の中で自分を鼓舞してくれるのが、これまで繰り返し取り組み、沢山の付箋や印がついた問題集や参考書なのです。
受験当日のことを考えて、直前に復習しやすいように事前に用意しておくことがポイントです。
■整序英作文+α
例:
整序英作文とは、与えられた英単語を正しい順番に並べる問題のことです。
整序英作文は整序英作文だけが載っている問題集でも対策することが出来ますが、先ほど紹介した文法・語法の問題集でも対策することが出来ます。
しかし、受験がすぐそこに迫っている受験生にとって最も有効な対策は、大学受験の過去問を使って学習することです。
おススメなのは、過去問の整序英作文の解答を丸暗記してしまうことです。
解答を丸暗記するというのは答えの番号を暗記するということではありません。
ここでおススメしているのは、正解になっている正しい文章、出来上がった一文をそのまま覚えてしまうことです。
何度もノートに書いたり、何度も口に出したりして、答えの一文をまるまる覚えてしまうのです。
なぜこれが有効かというと、整序英作文で出題されやすいイディオムや構文はある程度決まっているからです。
覚えていないと解けないものを出題すると差がつきやすいので、大学側としても出題しやすいのです。
そのため、文法・語法の基礎的な知識をおさえたうえで、整序英作文の実践的な問題に取り組み、答えを覚えてしまうことが一番の対策になるのです。
■正誤判定問題
例:
正誤判定問題では、出題されやすいポイントがある程度決まっています。対策をすれば確実に得点できる出題形式です。
正誤判定問題だけが載っている問題集が発売されています。そちらを活用してみるの良い対策法です。
しかし、受験がすぐそこに迫っている場合は、参考書に取り組むよりは実践的に過去問を解くなかで出やすいポイントを知るのが良いでしょう。
解説が充実した過去問集を使うか、もしくは信頼できる先生などに質問できる環境を用意するかして、丁寧に大量の問題演習をこなすことが重要です。
過去問を使って正誤判定問題の対策をする場合は、受験する学部だけにこだわらず、他の学部や他の大学の問題にも広く取り組むことが有効です。
なぜなら、演習量を確保する必要があるからです。
出題パターンがある程度決まっているということは、他の受験生も必ず対策してきているということですから、絶対に落としたくないですよね。
大量の問題演習を通して出題パターンをつかみ、確実に得点を積み重ねましょう。
■長文問題
中央大学文学部では、長文問題の大問が1つしか出題されない傾向にあります。
長文読解だけがずば抜けて得意な方は、長文読解の大問が多い大学や学部も併せて受験すると合格可能性が上がるでしょう。
一口に長文問題といっても、その中には多様な出題形式があります。
今回は、実際に中央大学文学部の英語で出題されてきた多様な出題形式を一つ一つ見ていきましょう。
■穴埋め問題
穴埋め問題は、文脈をヒントに解くものと、文法や語法の知識を使って解くものの2種類があります。
穴埋め問題には2種類あります。文脈をヒントに解くものと、課題文を深く読まなくても解ける形だけで解くものの2種類です。
文脈をヒントに解くものは、課題文の読解を丁寧にすることはもちろん、選択肢として与えられている単語の意味を確実に知っておくことが必要です。
せっかく長文の意味が分かっていても、選択肢の単語の意味が分からなければ正解は導けませんよね。
日ごろから単語帳を使って単語を確実に覚えておく必要があります。
もう一つの文法や語法の知識だけで解けるものは、先ほどご紹介した文法・語法の学習法を使えば十分対応できます。
どうしても覚えられない文法や語法がある場合は、例文をそのまま暗記したりフラッシュカードを作ったりすることもおススメです。
■日本語の内容一致問題
中央大学文学部の内容一致問題は、共通テストやセンター試験の国語の内容一致問題と似ています。オーソドックスな出題形式です。
このタイプの問題は、どこの大学でも大抵出題される形式です。それだけオーソドックスで、受験生の実力を正当に評価できる形式なのです。
この形式の問題が出来ていないということは、長文の意味が正しくとらえられていないということです。
後ほどご紹介する「精読・音読」のやり方を読んで実行することで、長文読解の実力は確実につくはずです。
過去問演習をする中でこの形式の問題で大量に失点してしまった場合は、まだ過去問を解く時期ではない可能性があります。
基礎に立ち返って学習することも必要です。
■挿入問題
与えられた一文を長文の中の正しい位置に挿入する問題形式です。長文の論理構成や文脈がとらえられているかが見られています。
この形式の問題に正解するためには、長文全体の論理の流れ、話の流れをおさえておく必要があります。
長文の論理の流れをおさえるためには、ディスコースマーカーに着目して読み進めると良いでしょう。
ディスコースマーカーとは、However や In fact など、これから始まる文章の役割を示してくれる言葉のことです。
日ごろから長文を読むときは、ディスコースマーカーを参考に、各パラグラフの役割や各文章の役割を考えて読む癖をつけてください。
■英語の内容一致問題
中央大学文学部の英語の内容一致問題の特徴は、正しいものを複数選ぶ必要がある点にあります。
中央大学文学部の英語で書かれた内容一致問題は少し特殊です。
正しい選択肢を複数選ばせる出題だからです。
しかし恐れる必要はありません。
オーソドックスな内容一致問題を解く時から、あることに気を付けていればこの問題形式にも対応することが出来ます、
それは、解答根拠がどこにあるか、全ての選択肢において明らかにすることです。
「この選択肢は×だ。なぜなら何段落の何行目にこう書いてあるからだ」というのを一つ一つの選択肢で手抜きせず確認しておく癖をつけておけば、中央大学文学部のような問題に出会っても恐れることなく正解を導き出すことができるでしょう。
中央大学文学部「英語」の攻略法
続いて、中央大学文学部の英語攻略法をご紹介します。
ここに該当してない場合、合格は厳しいです。
しかし、これらに該当している場合は合格の可能性が高いと言っていいでしょう。
❶英語の認識速度は0.1秒 英語を英語として認識できるまで英単語帳をやりこむ
中央大学文学部英語攻略法1つ目は、「英語を英語として認識できるまで単語帳をやりこむ」ことです。
単語帳の単語を覚えるとき、思い出すのに20秒かかった単語も0.1秒で思い出せた単語も同列に「覚えた」ものとして扱ってしまっていませんか?
今日からはやり方を変えて、0.1秒で意味を思い出せた単語だけを「覚えた」ものとして扱ってください。
勉強のやり方を変えなければ、成績は上がりません。今のままの学習法では、今のままの偏差値のまま受験が終わります。
結果を出したければ、違うやり方を試してみることが必要なのです。
単語帳を使う際には、赤シートを使って自分でテストする方法が有効です。
この際、覚えられた単語(0.1秒で答えられた単語)の中でも特に自信があるものに印をつけてください。
「これから印をつける単語はもう一生確認しなくても覚えている」という覚悟で印をつけてください。
印がついていない単語だけ何度もテストしてください。
その単語帳のすべての単語に印がついたら、もうその単語帳を卒業しても良いでしょう。
❷英文法は解説できるように
中央大学文学部英語攻略法2つ目は、「自分で自分に英文法を解説する」ということです。
どのような根拠で文法問題を解いたのか、説明できますか?
根拠をよどみなく説明できるようになって初めて「できた」ことになります。
単になんとなく正解しただけの問題は、本当にできたことにはなりません。
問題の解き方を説明できるレベルでない場合は、解説を読んだり文法書を読んだりして解答の根拠をおさえるようにしましょう。
❸精読&音読による英語長文問題集の徹底的な理解
中央大学文学部英語攻略法3つ目は、「精読&音読による英語長文問題集の徹底的な理解」です。
精読と音読をすることで長文読解の力は身についていきます。
逆に言うと、精読と音読をしなければ爆発的に学力を伸ばすことは難しいでしょう。
精読とは
精読とは、一文一文を緻密に読むことです。
「この文章の主語と述語はどこだ?」「この文章に使われているイディオムは?構文は?」と問いかけながら、ゆっくりでもいいので読んでいきましょう。
その作業が終わって初めて音読に入ることが出来ます。
音読とは
音読とは、声に出して文章を読むことです。反対語は「黙読」ですね。
音読を始める前に、その文章の主語と述語、ディスコースマーカー、単語、イディオムを全て把握してください。
これらがわかっていないのに音読しても無駄です。
精読の後に音読するようにしてください。
音読は1回して満足するのではなく、1つの長文につき30回くらいしましょう。
CDがついている長文問題集の場合は、シャドーイングやオーバーラッピングをしても効果的です。
なぜ音読をするのか?
それは、長文の読解スピードを上げるためです。
想像してみてください。黙読より早く音読はできませんよね?
ということは、音読のスピードを上げれば黙読は早くなるのです。
また、音読することにより、英文をそのままの順番で理解できるようになります。
なぜなら、音読していると前に戻れないからです。
どんどん次に進むことで、「直読直解」の練習ができるのです。
音読は非常に効果がある学習法ですから、ぜひ実践してください。