【英検1級】試験対策まとめ|勉強法と英検1級取得のメリットを4つの軸で解説します!

始めに:【英検1級】試験対策まとめ|勉強法と英検1級取得のメリットを4つの軸で解説します!

【英検1級】試験対策まとめ|勉強法と英検1級取得のメリットを4つの軸で解説します!
菅澤

英検合格に特化した
鬼管理英語塾
を運営しております
代表の菅澤です!

オニ坊

鬼管理英語塾アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?

菅澤

本日は
【英検1級】試験対策まとめ|勉強法と英検1級取得のメリットを4つの軸で解説します!というテーマで記事を書いていきます。

受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!

英検1級の難易度・合格点・合格率

英検1級の難易度・合格点・合格率
難易度

難易度

菅澤

英検1級は、国内の英語能力試験の中でも特に高度な英語スキルを求めるレベルで、大学の上級コースに匹敵します。この試験では約12,000から15,000語という広範囲な語彙が求められ、受験者は社会的に重要な多岐にわたるトピックについての深い理解と表現能力を試されます。これには、例えば国際関係や経済政策など、専門的な議論ができるレベルの英語力が必要です。

オニ坊

英検1級の取得者は、広く社会生活で要求される高度な英語を理解し、活用できることが証明され、この試験をクリアすることは、TOEICのスコアで言えば920から950点と非常に高いレベルに相当します。これは、990点満点中のスコアであり、英語使用のプロフェッショナルな場面でも通用する能力を持つことを意味します。

菅澤

英検1級合格者は、単に言語能力が高いというだけでなく、複雑な情報を理解し、それに基づいて適切に対応する能力があることを示しています。例えば、国際会議での交渉や、英語での論文作成など、専門的な場面での即応性が求められるタスクをこなすことが期待されます。このように、英検1級はただの語学試験を超え、受験者の実社会での英語使用能力を幅広く評価する重要な指標となっています。

合格点

合格点

菅澤

英検1級の評価は、2段階の試験プロセスによって行われます。この試験では、それぞれの段階で要求されるCSEスコアが定められており、受験者はこれらの基準を満たす必要があります。

1次試験:2,028点(3技能各850点満点)
2次試験:602点(850点満点)各技能の正答率が7割程度で合格点に達するため、4技能すべてをバランスよく得点する必要があります。

合格率

合格率

菅澤

英検1級の合格率については、2016年度以降、公式な発表はされていませんが、歴史的なデータや一般的な評価から推測するに、依然として約10%前後と見られています。

英検1級と準1級との違い

英検1級と準1級との違い

菅澤

英検1級への合格には、準1級と比較して大幅な語彙力の向上が必要です。1級に必要な語彙は約12,000から15,000語とされ、これは準1級の約7,500から9,000語と比べてほぼ倍の量になります。準1級を越えたこの段階では、専門的で多岐にわたる知識が求められます。例えば、1級のリーディングセクションでは、経済、科学、政治などの高度なトピックが登場し、それらについての深い理解と分析能力が必要です。さらに、スピーキング試験では、社会問題に関する複雑なディスカッションが求められるため、ただ情報を知っているだけではなく、それをどう組み立てて話すかが重要となります。

オニ坊

これらの課題に対処するためには、実際の新聞記事や専門書を読むことで知識を深め、多様な情報源から情報を得ることが効果的です。また、ディベートの練習を通じて自らの意見を論理的に構築する訓練も有効です。リスニングやリーディングの練習問題を解く際には、単に正解を見つけるだけでなく、なぜそれが正解なのか、また他の選択肢がなぜ不適切なのかを分析する習慣をつけることが重要です。

受験するメリット

受験するメリット
通訳案内士試験における「語学科目」試験の免除

通訳案内士試験における「語学科目」試験の免除

菅澤

英検1級の取得は通訳案内士試験の一部を免除するメリットがあります。具体的には、試験の語学科目を免除されるため、受験生は他の科目、特に知識を要する「歴史」や「地理」の学習に集中できるようになります。これは、これらの科目が情報量が多く、試験で高い得点を取るのが難しいため非常に有利です。

オニ坊

例えば、歴史の勉強には年代や出来事の詳細を覚える必要があり、地理では地域ごとの特徴や観光地の情報が求められます。これらの科目により多くの時間を割くことができれば、それだけ試験の準備が充実し、合格率を向上させることが期待できます。

教員採用試験における英語試験の免除

教員採用試験における英語試験の免除

菅澤

英検1級を取得することによって、多くの地域で教員採用試験の英語の科目が免除されます。これは、教員採用試験の準備において大きなアドバンテージとなります。通常、教員採用試験では、一般教養や専門科目など多岐にわたる分野をカバーする必要があり、それぞれの科目に充分な時間を割くことが求められます。

オニ坊

たとえば、2017年には19の県や市が英検1級を持っている候補者に対して英語試験の免除を提供しました。この免除により、受験者は英語の勉強に費やす時間を大幅に削減でき、その分他の試験科目、特に出題範囲が広い一般教養や専門教科の深い理解に時間をかけることができます。

大学での単位互換・認定

大学での単位互換・認定

菅澤

英検1級の取得が大学の単位に換算される制度が存在します。この制度を利用することで、学生は英語の学習を通じて直接的に学位取得に必要な単位を確保することが可能です。多くの大学では、この英検1級取得に対して2から8単位を与えており、大学によってはこれが卒業に向けての大きな助けとなります。

オニ坊

たとえば、ある国立大学では、英検1級を取得した学生に対して外国語学部の必須科目として6単位を付与しています。これにより、学生はその他の授業にもっと集中でき、また留学やインターンシップなど他の教育的機会を追求する余裕ができます。また、私立大学の一部では、英検1級を取得することで最大8単位まで認定されることがあり、これにより学生は学士取得に必要な単位を早期に満たすことが可能です。

菅澤

この単位互換制度は、学生が語学学習に対してより積極的に取り組む動機付けにもなります。また、将来的に国際的なキャリアを目指す学生にとっては、学位取得の過程で得た高い語学力が就職活動においても有利に働くことが期待されます。

就職活動での英語力の証明

就職活動での英語力の証明

菅澤

英検1級を取得することは、高度な英語能力を持つことの証明となり、国際的なビジネス環境で求められるスキルの一つです。今日のグローバル化された経済では、多国籍企業や海外プロジェクトで活躍できる多言語スピーカーの需要が高まっています。この資格を持つことにより、就職やキャリアアップの場面で競合他者に差をつけることができます。

オニ坊

例えば、ある国際商社では、海外のクライアントとの交渉を担当するために、英検1級を持つ従業員を優先的に選考しています。また、国際関係の専門職で活躍するある公務員は、英検1級の資格が採用面接での評価を大きく左右し、結果的に彼のキャリアにおける大きなターニングポイントとなりました。

菅澤

これらの事例からも分かるように、英検1級は単なる試験の合格以上の価値を有しており、それを活用することで、専門性の高い職業への扉を開く助けとなるでしょう。特に国際会議での通訳や、海外事業を担当する企業での職務など、英語を日常的に使用する職場での信頼性と専門性を示す手段として、その価値は計り知れません。

試験内容

試験内容

英検1級一次試験

菅澤

英検1級の一次試験では、リーディングとリスニングのセクションはマークシート形式で解答し、ライティングセクションでは記述形式が要求されます。試験の内容は日常から専門的なトピックまで多岐に渡り、様々なシチュエーションがシミュレートされるため、受験者は広い知識と高度な言語能力を持っている必要があります。

オニ坊

例えば、ビジネス会議のシナリオや大学の講義内容を理解し、それに関連する質問に答える能力が問われます。また、日常生活に関するシンプルな対話から、技術的な説明や歴史的な解説を含む複雑なテキストに至るまで、内容の難易度は大幅に上がります。

試験時間:筆記(リーディング、ライティング)(100分)/リスニング(約35分)
・リーディング(4肢選択式)
短文の語句空所補充、長文の語句空所補充、長文の内容一致選択
・ライティング(記述式)
英作文 (指定されたトピックに関する英作文を書く。)
・リスニング(4肢選択式)
会話の内容一致選択、文の内容一致選択、Real-Life形式の内容一致選択、インタビューの内容一致選択(いずれも放送回数は1回のみ)

英検1級二次試験

菅澤

英検1級の面接試験では、対話形式で行われるスピーキングテストにおいて、候補者は英語での流暢なスピーチとそれに続く質疑応答を通じて、彼らの言語能力が測定されます。このテストでは、語彙の豊富さや文法の適正さ、さらには発音のクリアさなどが厳しく評価されます。

オニ坊

面接官とのやりとりでは、単に話題について知っているかどうかだけでなく、どれだけ論理的にかつ効果的に自己の意見を表現できるかが求められます。そのため、受験者は事前に広範囲の社会的、科学的な問題についての知識を深め、それについての自身の意見や立場を明確にする必要があります。さらに、過去に取り上げられたテーマに対する理解を示すことで、試験官に対する自己の語学力と批判的思考能力をアピールすることができます。

試験時間:英語での面接(約10分)出題形式
・スピーキング(個人面接形式)
自由会話、スピーチ、Q&A

勉強法・対策

勉強法・対策
リーディング対策

単語、熟語の知識問題

菅澤

英検1級のリーディングセクションでは、出題される問題の大半が単語知識に依存しています。実際に、この試験の大問1で、問題の大部分を占めるのは語彙問題です。英検1級では、12,000から15,000語の語彙力が求められ、これは英字新聞や専門的な記事を理解するために必要な語彙数と同等か、それ以上のレベルです。このことからも、英検1級で成功するには、広範囲に及ぶ単語を精通している必要があります。

オニ坊

それにもかかわらず、多くの受験者は全ての語彙問題に確信を持って答えられるわけではありません。このため、見知らぬ単語に遭遇した際には、文脈からその意味を推測するスキルが非常に重要となります。単語の意味を効率的に推測する能力は、語彙問題を解く際だけでなく、長文読解においても役立ちます。実際、未知の単語を遭遇しても、その文脈から意味を推察し適切な答えを導くことが求められます。

菅澤

このように、英検1級では単に語彙を暗記するだけでなく、未知の語彙に遭遇した際にそれを如何にして解釈するかという高度な理解力が試されるため、受験者は語彙学習とともに文脈を読む訓練にも励むことが望まれます。これによって、英検1級のリーディングセクションにおける挑戦に対処する準備が整います。

長文読解問題

菅澤

英検1級の試験においては、長文問題が特に重要な要素となります。これらの問題はしばしば、欧米の政治、歴史、または経済に関する高度な内容を含んでおり、これらのテーマに対する深い理解が必要です。そのため、日常的にTIMEやNewsweekのような国際的な雑誌を読むことは、試験対策に非常に有効です。これらの出版物は、多様なトピックを扱っており、試験で出会うであろう複雑な文章構造や専門的な語彙に慣れる絶好の機会を提供します。

オニ坊

さらに、これらの雑誌は現代の議論や議題を取り上げているため、実際の試験で出題されるトピックに関連する背景知識を深めるのに役立ちます。具体的には、記事内で使われる表現や、特定のテーマについての詳細な説明が、試験の理解を助けることになります。英検1級の長文読解には速読と精読のスキルが必要であり、これらのスキルは実際の雑誌記事を用いた練習によって磨かれます。

菅澤

試験本番では、効率的な読解のために問題文の先読みが推奨されます。長い記事や複雑な内容を速やかに理解するために、先読みによって問題の意図や必要な情報を素早く把握することが可能となります。このようにして、本試験での読解問題へのアプローチ方法を事前に構築することが、英検1級合格へのカギとなります。

ライティング(英作文)対策
菅澤

英検1級のライティングセクションでは、政治や社会問題など複雑な題材に基づいたエッセイを要求されます。これに対応するためには、普段から時事ニュースへの関心を持ち、それについて英語で考え、文章を書く練習が不可欠です。特に、適切なライティングの構造を理解し、それに従ってエッセイを構成する能力が求められます。

オニ坊

具体的には、エッセイの開始部分でテーマを明確に提示し、次に論点を展開するための幾つかの理由を詳述し、最後にその理由を基にした結論を述べるという流れで書きます。この際、序論で主張を明確にし、本論で具体的な理由や例を挙げて主張を支持し、結論で主張を再確認する形をとります。

菅澤

このようなライティングスキルを養うためには、日常的にニュース記事を読み、それに対する自分の意見を英語で日記形式で書き留めることが有効です。さらに、過去問の分析を通じて出題傾向を理解し、タイムマネジメントを意識しながら実際にエッセイを書く練習を繰り返すことが重要です。練習したエッセイは他者に添削してもらい、語彙や文法の誤りを修正することで、より洗練された文章力を身に付けることができます。

リスニング対策
菅澤

英検1級のリスニング試験において、初期のセクションでは、基本的なリスニング技術が要求されます。ここでは、音声を聞きながら直接内容をイメージし、和訳せずに理解する訓練が役立ちます。このスキルは、準1級のレベルでも同様に有用であり、初心者が中級者に進む際の重要なステップです。しかし、この段階を抜けた後、特に最後のパートであるインタビューセッションでは、さらに高度な聴解力が求められます。

オニ坊

このパートでは、数分にわたるインタビューの音声が流れた後、具体的な内容に関する質問に答える必要があります。このため、効率的に重要な情報を抽出し、メモを取る技術が必要とされます。この技術を習得するためには、リアルタイムで情報を処理し、要点をまとめる練習が不可欠です。

菅澤

練習方法としては、例えばNHKの衛星放送を利用した2ヶ国語放送を活用することが推奨されます。この方法では、英語のニュースをまずは英語だけで聞き、その後で日本語訳を聞くことで、理解した内容の確認と、聴解力の向上が図れます。このような練習を通じて、英語の速度感や表現に慣れ、実際の試験でのパフォーマンスを向上させることができます。このプロセスは、英検1級のような高度な試験を目指す受験者にとって、具体的な対策として非常に有効です。

スピーキング(二次試験・面接)対策
菅澤

スピーキングテストにおける効果的な準備としては、日常的に英語でのプレゼンテーションスキルを養うことが不可欠です。これには、友人や同僚の前での短いスピーチの実践が有効です。その際、リスナーに自分の発言内容が適切に伝わっているかフィードバックを求めることで、実際のスピーチの質を高めることができます。習得が進むにつれて、スピーチの構成を「意見→理由→具体例→結論」という流れで組み立て、これを2分間で遂行する練習を重ねることが重要です。

オニ坊

この練習方法は、試験の日にスムーズに話すための自信と能力を築くのに役立ちます。特に英検1級のスピーキングでは、日常的な話題から政治、社会問題まで幅広いテーマが扱われますので、幅広い知識と意見を持っておくことが有効です。したがって、日常生活でニュースに触れることは、これらのテーマについて自らの意見を形成し、表現する練習に直接的に結びつきます。

菅澤

試験本番で短い時間で思考し、意見を組み立てる能力を養うためには、あらゆる社会問題に対して自分なりの見解を持ち、それをスピーチの形で表現できるようトレーニングすることが不可欠です。この練習を日常から行うことで、試験時にはスムーズに自己の見解を展開し、効果的なスピーチが可能となります。

最後に:英検に合格をするには?

英検に合格をするには?
菅澤

ここまで【英検1級】試験対策まとめ|勉強法と英検1級取得のメリットを4つの軸で解説します!について見てきましたが…。

オニ坊

1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。

菅澤

そんな英検に合格するためには?
と考える受験生のために現在、鬼管理英語塾という塾を運営中。
もし少しでも「英検に合格したい」と考える受験生は共に英検合格を目指しましょう。

「受かりたいという気持ち」が少しでもあるなら
アナタの合格を鬼管理英語塾が応援します。

本記事監修者 菅澤 孝平

シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。

出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映

この記事を書いた人

Goda Shinnosuke