始めに:英検1級対策を4つの軸で解説!おすすめ参考書・勉強法も紹介!
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本日はどのような記事になりますか?
本日は英検1級対策を4つの軸で解説!おすすめ参考書・勉強法も紹介!
というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
英検1級のレベルはどのくらい?
英検1級は日常生活を超えた「大学上級レベル」の英語能力を評価する試験とされています。このレベルでは、社会生活で広く求められる高度な読解力、文章力、および会話能力が測られます。
試験内容は日常的な話題から専門的な学術用語に至るまで多岐にわたるため、受験者は新聞や学術雑誌、オンライン記事など、ネイティブスピーカーが通常接する多様な情報源を網羅的に理解する必要があります。
さらに、試験で必要とされる語彙は約10,000~15,000語と広範囲にわたりますので、豊かな語彙力が不可欠です。
この試験の難易度は英検準1級を大きく上回り、それに対応するためには十分な準備と継続的な学習が必要です。例として、成功した受験者の中には、毎日の読書習慣を持ち、さまざまな分野の専門書や論文に触れることで語彙力を拡張し、理解力を高める努力をしている人々がいます。また、実際の会話練習を通じて、言語の流暢さと正確性を培うことが、試験成功の鍵となります。
英検1級の取得は、大学入試や就職市場での優遇、さらには通訳案内士試験の一部免除など、将来的なキャリア展望に直結する多くの利点をもたらします。このため、高い英語能力が求められる場面で活躍を期待される人々にとって、英検1級は非常に価値のある資格と言えるでしょう。この試験の合格は、英語を流暢に扱う能力の確かな証明となり、国際的なフィールドでの競争力を高めるために欠かせないステップです。
英検1級の合格点は?
英検の評価は「CSE(Common Scale for English)スコア」という統一された基準を使用して行われます。このスコアリングシステムは全レベルの英検に共通しており、「CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)」という国際的な言語能力評価基準と連携しています。このシステムにより、受験者の英語技能は客観的かつ標準化された方法で評価されます。
具体的には、一次試験でのリーディング、リスニング、そして3級以上で追加されるライティングのスキルが各850点のスケールで評価され、合計最大2550点が得られます。二次試験では、スピーキングが重視され、そのスコアも850点満点です。例えば、英検1級を目指す受験者は、一次試験で2028点以上、二次試験で602点以上を必要とします。これは、それぞれの試験で約80%と70%の成績を求めることに相当します。
英検1級は、CEFR基準で見てもB2からC2の間に位置づけられるため、非常に高度な英語力が求められます。このレベルは国際的にも高い評価を受けており、日本国内だけでなく、世界各国での英語使用能力を示す指標として機能します。
以上の点から、英検のCSEスコアシステムは、厳格で客観的な評価を提供し、受験者の真の英語能力を測定する効果的な手段であると言えます。このように国際基準と連動した評価システムを利用することで、英語学習者は自身の技能レベルを正確に把握し、さらなる向上を目指すことができるのです。
英検1級合格に必要な勉強時間の目安
英検1級の取得には、英語力の基礎レベルによって異なるが、相当量の勉強時間が必要です。具体的には、英検準1級を既に持っている場合、約500~600時間の追加学習で1級に合格することが見込まれます。一方、英検3級からスタートする場合は、約1100~1200時間の勉強が必要とされています。
このような時間投資が必要な理由は、英検1級が非常に高度な英語能力を要求する試験であるためです。たとえば、英検準1級保持者が英検1級を目指す場合でも、14ヶ月間の継続的な学習が必要とされ、英検3級からだと約37ヶ月もの学習期間が推奨されています。これは、言語の複雑な側面を理解し、実用的な能力を身につけるための時間が必要だからです。
加えて、個々の学習背景や方法によっても勉強の効率は大きく変わります。例えば、英語学校に通うことで専門的な指導を受ける場合と、独学で学習する場合では、必要な時間や効果が異なることが多いです。これは、教育環境が学習の進捗に大きな影響を与えるからです。
これらの点を考慮すると、英検1級の取得には長期的な計画と持続的な努力が不可欠であり、受験者は自身の英語レベルや学習環境を理解した上で、計画的に準備に取り組むべきです。このように段階的かつ計画的に対策を立てることが、高度な試験である英検1級をクリアするための鍵となります。
英検1級合格に向けて効率的に勉強するコツ
英検1級の単語レベルは高い!とにかく語彙力を上げる
英検1級の試験では、高度な語彙知識が必須であるとされています。この試験においては、単に日常的な英語を超えた専門的な語彙が頻繁に問われるため、語彙力の拡充は極めて重要です。
その理由は、英検1級が広範なジャンルにわたる単語をカバーし、時にはネイティブスピーカーでさえほとんど遭遇することのないような専門的な用語を含むからです。この高度な語彙は、リーディングセクションの長文読解やライティングタスクにおいても不可欠で、これらのセクションでは文脈を正確に理解し、適切な単語を用いて論点を展開する能力が試されます。
実際に、英検1級に特化した学習教材を用いた学習が推奨される例として、特定の専門分野の語彙リストを網羅的に学習し、それを実際の試験問題で適用していく練習が挙げられます。このような方法で、受験者は不慣れな用語に対する理解を深め、試験での応答精度を高めることができます。
したがって、英検1級の語彙問題だけでなく、全体の問題解答においても高度な語彙力が求められるため、専門的な学習教材を用いた徹底した準備が合格への鍵となります。これにより、受験者は試験全般にわたって高いパフォーマンスを発揮することが可能になるのです。
以下で英検1級の単語対策におすすめな単語帳を3つご紹介します。
おすすめ単語帳3選
1.『英検1級 でる順パス単 5訂版』
『英検1級 でる順パス単 5訂版』は、旺文社が発行する長年にわたるベストセラー英検対策教材です。この教材は、1998年の初版以来、英検1級を目指す多くの学習者に利用されてきました。
この書籍の大きな特徴は、過去10年間の英検1級試験から集計したデータに基づいて、最も頻繁に出題される2400の英単語を厳選している点です。この「出る順」方式により、受験生は試験で出会う可能性の高い単語から順に学習を進めることができ、より効率的に試験対策を行うことが可能です。
さらに、本書は英検の試験形式を再現した模擬試験を含むほか、学習をサポートする無料の音声資料が付属しています。この音声はスマートフォンにダウンロード可能で、利用者は通勤や通学の際の電車内、またはほかの移動時間を利用して勉強することができます。忙しい受験生にとって非常に便利であり、スキマ時間を活用して効果的に語彙力を強化する手段を提供します。
2.『改訂版 キクタン英検1級』
アルク出版からリリースされている『改訂版 キクタン英検1級』は、英検1級対策に特化した語彙学習のための教材です。このシリーズは、一般的な中学英語からTOEIC、TOEFLなどの様々な英語試験に対応する教材を提供しており、英検1級向けのものも例外ではありません。
本書は、特に出題されることが多い単語を厳選しており、各単語に対する詳細な解説とともに、実用的な例文が音声付きで提供されています。これにより、学習者は実際の試験で使える語彙を効率良く身につけることができます。
また、この教材は、学習者が毎日継続して学べるように、1日の学習量を適切に区分けしています。これにより、利用者は自分のペースで計画的に学習を進めることが可能です。たとえば、英検1級のための準備を始めたばかりの人や、日常的に多忙で学習時間が限られている人でも、無理なく一定のペースで学習を続けることができます。
3.『英検1級 文で覚える単熟語 三訂版』
旺文社から提供されている『英検1級 文で覚える単熟語 三訂版』は、英検1級の語彙を効率よく習得するための優れた教材です。この書籍は、単に単語や熟語を暗記するのではなく、それらが実際に使用されている文脈の中で学べるよう設計されています。
その主な特徴として、各テーマに応じた読解文章を通じて新しい語彙を紹介し、リーディングスキルの向上にも寄与します。これは、実際の試験で遭遇する複雑なテキストを理解する訓練になります。さらに、同梱されているCDを使用することで、これらの単語や熟語の正しい発音を聞きながらリスニング能力の強化も可能です。
この教材の利便性は、その持ち運びやすさにも表れています。コンパクトなサイズで、赤いセルシートが付属しているため、外出先でも学習した単語の定着を確認することができます。また、単語の音声はオンラインでダウンロード可能で、どこにいても正確な発音での練習が行えるため、発音の習得にも非常に効果的です。
過去問をたくさんこなす
英検1級の試験対策として、適切な語彙訓練の後に過去問題集を利用することが非常に有効です。これにより、学習した内容を実践的な形で確認し、さらに理解を深めることができます。
過去問題を解くことは、これまでの学習がどの程度実用的であるかをテストする最良の方法の一つです。特に英検1級のような高度な試験では、解けなかった問題を集中して復習することが重要で、そのプロセスを通じて知識の定着を促します。例えば、語彙問題や長文読解でつまずいた場合、それらの点を特定して反復練習することで、次第に解答能力が向上します。
さらに、実際の試験環境を模倣して過去問を解くことも、効果的な学習方法です。英検1級では筆記試験に100分、リスニング試験に約36分が割り当てられています。この時間配分を事前に練習しておくことで、試験当日の緊張感に慣れ、時間を適切に管理するスキルを養うことができます。これは、実際の試験で平常心を保ち、習得したスキルを最大限に発揮するのに役立ちます。
したがって、過去問を活用することは、英検1級の準備において不可欠な戦略の一つです。これにより、学習内容の実践的な適用を確認し、試験本番での成功に向けて自信を持って臨むことができるようになります。
英検1級対策におすすめの過去問集
英検1級の勉強を始める際には、『2022年度版 英検1級 過去6回全問題集』を手に取ることをお勧めします。この問題集は、旺文社から出版されており、英検対策書籍の中でも特に評価が高いシリーズの一つです。
この問題集の魅力は、過去6回の試験問題が網羅されていることにあります。具体的には、2021年度の第1回と第2回、2020年度の第1回から第3回、そして2019年度の第3回の試験問題が含まれています。これにより、試験の傾向を幅広く把握し、それに対応する学習が可能になります。
さらに、オンラインマークシートを使用して答えると、自動採点が受けられるため、すぐに自分の弱点を把握し、効率的な対策を立てることができます。
また、リスニング力を鍛えたい場合は、この問題集に対応したCDを別途購入することができます。(『2022年度版 英検1級 過去6回全問題集CD』)
このCDは、実際の試験で使用された音声を収録しており、本番同様の練習が可能です。これにより、リスニングセクションの準備も万全に行えます。
単語学習ができていれば長文問題は慣れるだけでOK
英検1級の試験対策において、まず優先して取り組むべきは、幅広いジャンルから出題される膨大な語彙の習得です。英検1級はその難易度の高さで知られ、特に用語の多様性が試験の大きな特徴の一つとなっています。
この語彙の重要性は、リーディングセクションの長文問題を解く際に特に明らかです。多くの受験生や指導者が認めるように、適切な語彙知識があれば、複雑な長文も理解しやすくなります。例えば、科学、政治、経済などの分野で使用される専門的な単語や熟語を予め学習しておくことで、それらのテキストの内容がすんなりと頭に入るようになります。
具体的には、過去問を使っての実践練習が有効です。過去の試験問題を解くことで、不足している語彙を特定し、それに基づいて学習を強化することができます。また、過去問を解く際には、時間配分の練習も同時に行うことが重要です。時間内に問題を解く訓練を繰り返すことで、試験本番での時間管理能力が向上し、スムーズに問題を解くことができるようになります。
したがって、英検1級で成功を収めるには、まずは語彙力の強化に注力し、その後過去問を利用して実際の試験形式に慣れることが極めて有効です。この方法により、試験のリーディングセクションをはじめとする各セクションに対応する準備を整えることができるでしょう。
ライティングは幅広いトピックに対応できるようアイディア出しをする
英検1級のライティングセクションでは、200から240語の範囲内で、与えられたトピックに基づいて意見を論じることが求められます。この試験では、多様なトピックに対して効果的に自己の見解を表明できる能力が重要です。
特に、ライティングでは、整理された構成で意見を述べることが求められます。一般的には、序論でトピックを導入し、本論で少なくとも3つの理由や例を挙げて主張を支持し、結論で意見を再確認する形式が基本です。この形式を事前に理解し、各セクションの目的に応じて内容を展開することが、説得力のあるエッセイを書く鍵となります。
効率的な練習方法としては、ライティングの専用問題集の使用が推奨されます。これらの問題集は、過去の出題傾向を踏まえつつ、多様なトピックを網羅しているため、様々な問題形式やトピックに慣れることができます。また、役立つ表現やフレーズを予め覚えておくことで、実際の試験でスムーズにアイディアを文章化することが可能になります。
以上のように、英検1級のライティングで成功を収めるには、適切な問題集での練習と、事前の準備による構成力と表現力の強化が不可欠です。これにより、どんなトピックにも柔軟に対応し、自分の意見を明確に伝えることができるようになるでしょう。
リスニングのスピードに慣れておく
英検1級のリスニング試験は、迅速な理解と反応が求められる試験形式です。このセクションの特徴は、速い話速と長い文節であるため、受験者は事前にこれらの条件に慣れている必要があります。
リスニング力を強化するためには、まず広範囲の語彙の習得が重要です。練習を通じて、様々なアクセントや発音に耳を慣らし、実際の試験で流れるようなスピードの英語を理解できるようになる必要があります。
例えば、英語のニュース番組やポッドキャストを聞くことで、自然なスピード感に慣れることができます。これにより、実際の試験での音声を聞き逃すことなく、効率的に情報を処理できるようになります。
さらに、リスニング試験では解答時間が非常に限られており、各問題に対してわずか10秒しか与えられません。これに対処するためには、試験問題の選択肢を予め読む「先読み」の技術をマスターすることが有効です。この技術を使うことで、音声が流れる前に何に注目すべきかを事前に把握し、限られた時間内で正確な回答を選ぶことが可能になります。
したがって、英検1級のリスニング試験に効果的に対応するためには、広範囲の語彙の習得と、速い話速に慣れることが重要です。日常的なリスニング練習を通じてこれらのスキルを強化し、解答時間の短さと問題の内容に迅速に対応できるように準備することが、試験での成功につながります。
二次試験はベースの英語力があり話すことへの抵抗がなければOK
英検1級の二次試験で成功するためには、事前に英語での会話に慣れておくことが非常に重要です。この試験のスピーキングセクションでは、既に高いレベルの語彙力や文法知識を持っていることが前提となりますが、これらの知識を効果的に話す練習に移行することがクリティカルです。
実際に、英語でのコミュニケーションに抵抗がなければ、試験でのパフォーマンスも自然と向上します。具体的には、ライティングセクションで学んだ表現や構造を口頭で使う練習を積極的に行うことが効果的です。たとえば、日常的に英会話スクールに通うことで、実際の会話の流れの中で即座に反応し、適切な表現を見つけ出す訓練ができます。
さらに、過去の試験問題を利用して模擬試験を行うことも重要です。これにより、試験の形式に慣れ、実際の試験状況を想定した練習が可能となり、試験時の緊張を軽減することができます。
したがって、英検1級の二次試験のスピーキングで成功を収めるためには、単に英語を話せるだけでなく、試験特有の形式と圧力の下で効果的にコミュニケーションできるよう、具体的な練習を重ねることが必要です。このような準備を通じて、受験者は試験で自信を持って話すことができるようになります。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで英検1級対策を4つの軸で解説!おすすめ参考書・勉強法も紹介!
について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映