【英検2級】大学受験にもたらすメリットと対象となる優遇大学の全解説！

千葉大学

千葉大学の入試では、英検の成績を使って一般選抜入試の外国語の得点に大きなプラスをもたらすことができます。これには学部ごとに特定のルールがあり、とくに国際教養学部では英検の成績によって大きな恩恵を受けることが可能です。英検による加点や得点換算は、受験生にとって重要な戦略の一つとなり得ます。

例を挙げると、国際教養学部では、英検のスコアに応じて加点があり、1950点以上を獲得すると10点の加点が、2180点以上であればさらに20点の加点が得られます。これは英検2級の合格基準である1次試験1520点、2次試験460点を大きく上回るスコアであり、受験生が英語の実力を高く評価される絶好の機会を提供します。

また、千葉大学は英検のCSEスコアを合格基準に用いるため、合否判定に際しても英検の成績が直接影響します。この制度は、国際教養学部において特に顕著で、英検の高スコアを持つことが個別学力検査の免除や、満点換算など、入試における大きなアドバンテージにつながるのです。

東京海洋大学

東京海洋大学で学びたい学生は、出願する際に英検の成績を提出することが求められます。特に、海洋生命科学部と海洋資源環境学部を目指す受験生には、最低でも英検準2級以上の資格が出願条件として定められています。一方で、海洋工学部に関しては、英語の資格による出願要件が設けられていないため、この部門を希望する学生はその点を考慮に入れることができます。

東京海洋大学では、英検資格の取得時期について特に規定がなく、過去にいつ取得した資格でも出願に際しては有効とされています。しかしながら、出願要件を満たしているとしても、得点が基準点を大きく上回っていたとしても、そのスコアによる加点は行われません。さらに、東京海洋大学では学生が次の学年へ進級するためには、英語力がCEFR B1レベル以上であることが求められています。この基準を満たしていない場合、学生は4年生への進級が許可されないため、早い段階での英語能力の向上が推奨されます。

金沢大学

金沢大学における大学入試では、英検の成績を積極的に利用することができます。具体的には、英検をはじめとするTOEICなどの英語能力を示す外部試験のスコアを、大学入試共通テストの英語科目のスコアと比較し、どちらか高い方を受験の際に使用できるシステムが導入されています。

この制度を利用するために金沢大学が設けている基準は、英検でのスコア1950点以上と定められています。この点数をクリアすることで、英検2級（1980点以上）の保持者は、自分の英語能力を最大限に活かした受験が可能になります。英検2級の合格基準は1次試験で1520点以上、2次試験で460点以上となっており、このスコアを上回ることができれば、英語試験において有利な立場を得ることができるわけです。

大阪教育大学

大阪教育大学では、受験生が英検を持っていることにより、受験時に特別な待遇を享受することができます。この大学では、英検の級に基づいて、受験生の共通テスト得点に追加点が加えられる制度を導入しています。追加される点数は、受験する学部や選抜方法によって変わります。

例えば、教科教育専攻の英語教育コースを目指す学生が、学校推薦型選抜または一般選抜（前期日程）を受験する場合、英検準1級を取得していると共通テストの得点に30点のプラスが適用され、英検2級の場合は15点が加算されます。これにより、英検を有している受験生は、試験の得点面で他の受験生よりも有利な立場に立つことができるわけです。

茨城大学工学部

茨城大学工学部の選考において、英検2級を持っていると大きなアドバンテージがあります。この試験では、英検2級のスコアが直接、学力試験の得点に反映されるシステムを採用しています。具体的には、100点満点のうち、英検2級を持っているだけで90点が保証されるという驚くべき制度です。

さらに細かく見ると、実用英語技能検定（英検）での得点によって、この90点がさらに上乗せされる可能性があります。1950点を超えると90点、2300点を超えるとなんと満点の100点とみなされるのです。これは英検2級の合格基準が、1次試験で1520点以上、2次試験で460点以上であることを考えると、英検2級合格者は少なくとも90点を確実に獲得できるというわけです。

1980点を超えるスコアを英検2級で出すことができれば、受験生は自動的に高得点を確保できます。このシステムは、たとえ英検2級で不合格だった場合でも、1950点以上のスコアを出していれば、90点の高評価を受けることができるため、英検のスコアを最大限に活用するチャンスです。

佐賀大学

佐賀大学を目指す受験生には、英検を保持していることで受けられる特別な優遇制度があります。具体的には、英検の成績を活用して、一般選抜試験（前期日程および後期日程）における「英語」の科目で得られる得点を向上させることができます。受験生は、英検のスコアに基づいて共通テスト「英語」の得点を換算し、この換算得点または共通テストで直接得た得点のうち、より高い方を自分の得点として使用することができます。

得点の換算は、英検の獲得点数によって異なります。換算される得点率は以下の通りです。

• 英検スコアが2250点以上の場合、共通テスト「英語」の得点率として90%が認められます。
• 英検スコアが2150点から2249点の場合は、得点率が80%に設定されます。
• 英検スコアが2050点から2149点の場合は、70%の得点率が適用されます。

この制度により、英検を有効に利用することで、佐賀大学入試において有利な立場を確保することが可能です。受験生は自分の英検スコアを最大限に活かして、入試における英語の成績を向上させることができるのです。

宮崎大学工学部

宮崎大学工学部では、受験生が持つ英検の資格を有効に活用することができます。具体的には、英検2級を取得している受験生に対して、英語の個別学力検査を免除し、自動的に英語試験を満点でクリアしたとみなすという制度が導入されています。これは、受験生が英語の基本的な能力を既に有していると認め、その成果を評価するための措置です。

さらに、英検2級だけではなく、TOEICで500点以上のスコアを持つ受験生や、GTECで4技能合計970点以上を獲得している受験生も、同様の優遇措置を受けることができます。このように宮崎大学工学部では、英検のほかにもTOEICやGTECのスコアを英語試験の代替として認めることにより、受験生が持つ様々な英語能力証明書を幅広く受け入れています。

この制度を利用することで、英語の個別学力検査における時間と労力を省き、他の科目への準備に集中することが可能になります。宮崎大学工学部を志望する受験生は、これらの資格を有効活用して、入試に臨むことが推奨されます。

兵庫県立大学

兵庫県立大学の国際商経学部では、英検のスコアを受験の得点に換算することが可能です。この制度は、選択するコースや受験方式に応じて異なる換算基準を設けています。具体的には、一般選抜で応募するグローバルビジネスコース（試験は400点満点）を例にとると、英検2級保持者には240点が、英検準1級保持者には320点が、そして英検1級を有する受験生には満点に相当する400点がそれぞれ換算されます。

このように、兵庫県立大学では英検の各級に応じて大きく異なる得点換算が行われ、受験生の英語能力を幅広く評価しています。英検の級が高いほど、受験における有利な条件を得られることから、受験生は英語のスキルアップに向けて英検の取得を目指すと良いでしょう。これにより、国際商経学部への進学を目指す学生は、自分の英語能力を証明し、入学試験での競争力を高めることができます。

明治大学

明治大学においては、英検の成績に基づき、全学部共通の入学試験である「外国語」科目を免除することが可能です。英検で一定のスコアを達成した受験生は、その成績を直接、80点、90点、または100点として評価される点数に換算できます。ただし、各学部が設定する「外国語」の配点によって、得られる点数は調整される場合があります。

具体的な基準は以下の通りです：

• 英検2級を取得し、かつ1980点以上のスコアを有する場合、80点として評価。
• 英検2級を取得し、かつ2088点以上のスコアを記録した場合、90点として認められます。
• 英検準1級を合格している場合には、最高評価の100点が与えられます。

この制度は、英語能力を証明する資格を持つ受験生にとって大きなメリットとなり、英語試験の準備負担を軽減しつつ、入試で高得点を目指す機会を提供します。明治大学を志望する学生は、英検を積極的に活用して、入学試験における有利な立場を確保することが期待されます。

学習院大学理学部物理学科・国際社会科学部

学習院大学において、特に理学部の物理学科と国際社会科学部では、入試の一環として英検を含む英語の資格証明書の提出が必須とされています。これらの学部では、プラス試験と呼ばれる追加の試験プロセスが設けられており、英語能力の証明が受験生に要求されます。特に注目すべき点は、英検などの英語資格の取得から2年以内の成績である必要があるということです。この規定は、学習院大学が受験生の最新の英語能力を把握しようとする意図を反映しています。

このため、受験生は最近2年以内に受験した英検の成績証明書を準備し、そのスコアを入試に活用する必要があります。英語能力の証明は、学習院大学が学術的な知識だけでなく、国際的な視野を持つ学生を求めていることを示しています。理学部物理学科や国際社会科学部を志望する学生は、この要件を満たすために、英語の学習にさらに力を入れ、最新の成績を確保することが推奨されます。

立教大学

立教大学の受験生は、大学入学共通テスト利用入試および一般入試の両方で英検の成績を利用することによる優遇措置を享受できます。この制度では、英検のスコアに応じて共通テストの「英語」科目の得点が換算され、受験生の英語能力を評価します。具体的な換算基準は次の通りです：

• 2300点のスコアを持つ受験生は、共通テストの「英語」で85%の得点相当とみなされます。
• 2400点を獲得した場合は、95%相当と評価される。
• さらに高い2450点のスコアを達成した受験生には、共通テスト「英語」で満点に相当する100%の得点が与えられます。

一般入試に関しては、「英語」科目の試験を受ける代わりに、英検の成績証明書を提出し、それを英語の成績として使用することが可能です。この場合、高いスコアを持つことが、合格に向けた重要な要素となることが予想されます。

立教大学を志望する学生にとって、英検の成績は入試で有利に働く重要なファクターです。適切なスコアを獲得することで、英語の試験負担を軽減し、他の科目の準備により多くの時間を割くことができるため、英検の準備と成績向上に努めることが推奨されます。

駒沢大学

駒沢大学では、受験生が英検の成績を利用して一般選抜入試の「英語」科目の点数向上に繋げることができる特別な制度が設けられています。この制度により、1950点以上の英検スコアを有する場合、そのスコアは一般選抜の「英語」科目で75点として扱われます。このことは、英検2級の成績を持っている受験生にとって、一般選抜で「英語」の得点が74点以下であったとしても、最低でも75点を保証されるという意味です。しかし、もし受験生が76点以上を「英語」で獲得していた場合には、その高得点が評価の基準となります。

この優遇措置は、英検のスコアを活用して英語の成績を安定させ、他の科目の勉強にもっと集中できるようにするためのものです。駒沢大学を目指す受験生は、英検の成績を提出することで入試の英語科目で有利な条件を得ることができます。したがって、受験生は英検2級以上の取得を目指し、その成績を駒沢大学の一般選抜入試に活かすことを検討するべきです。

日本大学経済学部・商学部

日本大学では、経済学部と商学部のA個別方式入試（第1期・第2期）にて、英検の資格を活用し、外国語試験の得点に変換することが可能です。この特典を享受するには、最低でも英検2級の試験に合格している必要があります。

得点の換算は、英検でのスコアを基に行われますが、受験生が合格しているかどうかは考慮されません。重要なのは、この制度が4技能（読む、書く、聞く、話す）を測るものであるため、これら4技能すべてのスコアを保持していることが必須条件となります。

専修大学

専修大学では、英検を持っていることが大きなアドバンテージになる入試制度を設けています。特に、「英語」の試験科目に関して、英検の成績に基づき試験免除や得点換算の特典が用意されています。受験生は、英検の成績次第で、「英語」の得点が80点、90点、または満点の100点として認められる可能性があります。

具体的な得点換算の基準は次の通りです：

• 英検2級を取得し、スコアが1980点から2303点の範囲にある場合、80点として換算されます。
• 英検2級でスコアが2150点から2303点に達している場合、90点として評価されます。
• 英検準1級を超える資格を持つか、またはスコアが2304点以上であれば、最高評価の100点が与えられます。

この制度により、専修大学は英検を有効に活用して英語力を証明できる受験生を幅広く受け入れる体制を整えています。受験生にとっては、英検の成績を最大限に活かして、専修大学での学びのチャンスを広げる絶好の機会となるでしょう。