始めに:【英検3級】配点・問題・試験時間を解説します
英検合格に特化した
鬼管理英語塾を運営しております
代表の菅澤です!
鬼管理英語塾アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?
本日は
「【英検3級】配点・問題・試験時間を解説します|英検の点数配分が公開されていない理由も紹介します!」というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
【英検3級】配点・問題・試験時間
英検3級の試験形式について詳しく説明していきます。
【英検3級】筆記
語彙問題 | 文脈に合った正しい語句を4つ選択肢から選択 | 15問 |
会話問題 | 文脈に合った正しい会話フレーズを4つの選択肢から選択 | 5問 |
長文読解 | 長文の内容を掴んで問題に答える | 10問 |
ライティング | 質問に対する答えを英作文する | 1問 |
英検3級の試験構造を詳しく見てみましょう。英検3級の試験は、特に筆記試験が重要な部分を占めます。
このレベルでは、語彙問題、会話問題、長文読解、そしてライティングという4つのセクションで自分の英語力を証明する必要があります。具体的には、語彙問題では15問、会話問題で5問、長文読解で10問、そしてライティングが1問出題され、総計で31問を50分間で解答しなければなりません。
この試験で特に注目すべき点は、ライティングセクションの導入です。これは英検4級では要求されていなかった部分で、明確な違いとして挙げられます。
英検3級では、受験者が短い英文を作成する能力も試されるため、ただ読み書きするだけでなく、実際に自分の言葉で英語を表現するスキルが求められます。
英検4級まで、筆記のみであれば選択問題が中心でしたが、3級からは自分の考えを文章にするという新たな挑戦が加わります。このため、受験生はただ単語を覚えるだけではなく、それをどのように使って意見を表現するかも考える必要があります。
この変化は、英検を通じて英語をより深く理解し、実用的に使えるようになるための重要なステップとなります。
英検3級筆記試験における理想的な時間配分
英検3級の筆記試験の効果的な時間の割り振りを考えると、受験者のスキルと準備に応じて適切な調整が求められます。
特に、語彙問題、会話問題、長文読解、ライティングというセクションのそれぞれにどの程度の時間を割り当てるかが成功の鍵を握ります。理想的な時間配分について具体的に述べてみましょう。
語彙問題 | 10分 |
会話問題 | 5分 |
長文読解 | 20分 |
ライティング | 15分 |
見直し | 5分 |
最初に、語彙問題には10分間を割り当てることを推奨します。このセクションは基本的に覚えている語彙がそのまま問われるので、迅速に解答することが可能です。
次に、会話問題には5分を割り当てます。この部分も比較的早く解答できるため、時間を短く保つことができます。
長文読解セクションは比較的時間がかかるため、全体の40%にあたる20分を割り当てるのが適切です。文章を慎重に読み解き、問題に対して正確に答えることが重要です。
最後に、ライティングセクションには約30%の時間である15分を割り当て、残った5分を見直しの時間として計画します。
語彙力や読解力が高ければ、語彙問題や長文読解で時間を短縮し、ライティングにより多くの時間をかけることも一つの戦略です。効果的な時間管理は、英検3級の筆記試験を成功に導くために不可欠です。このアプローチによって、各受験者は自身の強みを活かし、弱点を補うための時間を最適に配分することができるでしょう。
【英検準2級】リスニング
会話応答文 | 会話の最後の部分を4つの選択肢から探す | 10問 |
会話内容確認 | 聞いた会話情報と一致するものを選択 | 10問 |
文の内容確認 | 聞いた文の情報と一致するものを選択 | 10問 |
英検3級のリスニング試験は、全体的に30問の問題があり、これらは主に3つのパートに分かれています。
まず、「会話応答文」では、与えられた4つの選択肢の中から適切な応答を選ぶ10問があります。次に、「会話内容確認」では、聞いた会話の内容に基づいて正しい情報を選ぶ10問が設けられています。最後の「文の内容確認」では、聞いた文の内容を理解し、一致する情報を選択する10問があります。
このテストの構成は英検4級のリスニング試験と同じですが、問題の内容や難易度は少し上がっています。全問を25分で解く必要があるため、時間管理も非常に重要です。
英検4級を経験した受験者にとっては、このテスト形式には慣れているかもしれませんが、3級のリスニングではさらなる集中力が求められます。
したがって、準2級リスニングの成功の鍵は、既存のリスニング技能を活かしつつ、より高度な聴解能力を身につけることです。
具体的なトレーニングとしては、多様な英語のアクセントや速度に慣れるために、英語のニュースポッドキャストや映画を利用することが効果的です。これにより、実際の試験で遭遇するであろうさまざまな言語状況に柔軟に対応できるようになります。
問題の種類に応じた適切な対策を行うことで、得点を大きく伸ばすことが可能です。例えば、会話応答文では速い反応が求められ、会話内容確認や文の内容確認では内容を正確に理解する力が試されます。これらのセクションを効率的にこなすことで、合格への道が大きく開けます。
英検の点数配分が公開されていない理由は、テストの採点方式
具体的には、英検では各試験回ごとに全受験者の解答を分析し、そのデータを基にしてItem Response Theory(IRT)という統計的手法を使用して各問題の配点を決定します。
この理論によって、試験の各問題の難易度や受験者の能力を精密に測定し、公平な評価を行うことが可能になります。
IRTは、単に正解数を数えるのではなく、どの問題が正解されたかに基づき受験者の能力を推測する方法です。例えば、多くの受験者が間違える問題を正解した受験者は、その能力が高いと評価される可能性が高くなります。
これにより、各問題に対する正解の価値が異なるため、一律に1問あたりの点数を定めることができません。
この採点方法の影響で、受験生自身が試験後に自己採点を行っても、公式のスコアとは大きく異なる可能性があるため、試験結果の自己評価は困難です。結果的に、正確な得点計算と評価の透明性を保つために、詳細な配点情報は内部に限定され、外部には公開されないのです。
受験者に公平な評価を提供するために設計されていますが、それには高度な統計的分析が必要であり、それが配点情報の非公開の理由となっています。
【英検3級】スピーキングテストが本格導入
英検3級からの新たな挑戦として、スピーキングテストが重要視されています。これまでは筆記とリスニングの成績だけで合否が決まっていましたが、現在は二次試験としてのスピーキングが完全に組み込まれています。二次試験をクリアしないと、たとえ一次試験で高得点を取っても級認定は受けられません。
この変更によって、受験者はリスニングと筆記だけでなく、実際に英語を話す能力も問われるようになりました。
実際の会話能力が求められるため、英検3級を目指す人はスピーキングの練習もしっかりと行う必要があります。これは英語の総合的な使用能力を測るための重要なステップとされています。
具体的な対策としては、日常的に英会話の練習を行うことが挙げられます。たとえば、言語交換パートナーを見つけたり、オンラインの英会話クラスに参加するなどが有効です。
また、過去のスピーキング試験の例を参考にして、実際の試験でどのような質問がされるか予習し、それに対する回答を用意しておくことも一つの方法です。
英検3級では、英語を実際に使う能力がより強く求められるようになったため、スピーキング対策は避けて通れない要素となっています。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで英検3級の配点・問題・試験時間などについて見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映