始めに:【英検準1級】5つの攻略法
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
「【英検準1級】5つの攻略法|出題傾向も紹介します!」というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
【英検準1級】5つの攻略法
英検準1級の合格率は約16%
英検®準1級は、高度な英語能力を測る試験で、その合格は非常に重要な意味を持ちます。実際には、多くの高校の英語教師でさえこのレベルを保持しているわけではなく、合格率は約16%と低いのが現状です。
この試験の合格は、英語を使ってさまざまな情報を直接理解し、国際的な視野を広げる能力があることを意味します。
この資格を持つことで、国際的なニュースや文化、社会に関する深い理解が可能になり、さらに多様な人々との交流が活発になるでしょう。
特に、高校生や大学生にとっては、準1級の合格は進学やキャリアにおいて大きなアドバンテージとなります。高校生は大学入試での加点や、大学生は英語の単位として認められる場合があり、留学の際の語学力としても認定されることが多いです。
就職活動においても、準1級を持つことは仕事での英語使用能力を証明するものとして評価されます。
この資格は、職場で即戦力となるだけでなく、グローバルな業務を担う潜在能力を持っていることを示します。これにより、キャリアの選択肢が広がり、より良い職業的機会に恵まれる可能性が高まります。
英検準1級の一次試験
英検®準1級の一次試験は、120分の試験時間で構成され、筆記試験とリスニング試験が含まれます。筆記部分では主にリーディングとライティングの能力が試され、90分間で実施されます。リスニング試験は約30分間で、一連の音声を聞いて理解度を測定します。
試験の内容は、日常生活からビジネスシーン、学術的な話題まで幅広くカバーしており、家庭や学校、職場、公共の場所での交流から、文化、歴史、科学、環境保護、最新技術、政治情勢に至るまでの多岐にわたるテーマが扱われます。
これらのトピックは、受験者の英語を使用して情報を理解し、議論する能力を深く評価するために選ばれています。
単語・熟語
英検®準1級の語彙力は、広範囲な知識が要求されるため、7000語から9000語の語彙が必要とされます。
効果的な学習には、専門的な単語集が役立ちます。市販の『英検®準1級ターゲット単語1600』を使用すると、重要語彙を効率的に習得できます。音声ダウンロードが可能なアプリを活用して、リスニングとスピーキングの練習にも連動させると良いでしょう。
具体的な練習方法として、単語をただ覚えるだけではなく、それを使った例文を声に出して読むシャドーイングを取り入れると効果的です。
さらに、『英検®準1級練習問題集』で実際の試験形式に慣れることも重要です。このように、多角的なアプローチを取ることで、実践的な語彙力を身につけ、試験だけでなく、実生活やビジネスシーンでも役立つ英語力を養うことができます。
例えば、日常的に英語のニュース記事や雑誌を読んだり、英語でのポッドキャストを聞くことも有効です。特に国際ニュースや科学技術の最新情報は、語彙を自然に増やすのに役立ちます。
また、こうした活動を通じて、新しい単語や表現に触れることで、学習した語彙がどのように実際に使われているかを理解することができ、深い学びへと繋がります。
英検準1級の試験範囲と効果的な学習方法
英検®準1級試験は、受験者に広範囲な語彙知識を要求します。具体的には、家庭、教育、ビジネス、政治といった多岐にわたる領域から語彙が出題されるため、受験者は日常的に使われる単語から、専門的な用語まで網羅的に学習する必要があります。
このため、定番の単語帳や参考書を用いた学習は基本ですが、さらに効果的な学習方法として、英語のニュースサイトやビジネスジャーナルの定期的な閲覧をお勧めします。このようにして実際に使用されている英語に触れることで、単語の実践的な使い方を学び、記憶にも定着しやすくなります。
例として、政治関連の単語「sovereignty」(主権)やビジネス用語「merger」(合併)は、実際の英語メディアで頻繁に登場する語彙です。
実際の記事を読みながらこれらの単語を見つけたら、その文脈や使われ方をノートに記録し、定期的に復習することが重要です。
また、リーディングとリスニングの練習を通じて、実際の試験で求められるスピードと精度で情報を処理する能力も同時に養うことが可能です。
具体的には、BBCやCNNといった国際ニュースチャンネルのリスニング練習が有効で、これにより速聴力も向上します。このような実践的な学習アプローチを通じて、準1級試験における高い語彙力と言語処理能力を身につけることができます。
日常生活に関する表現
spoil one’s child「子どもを甘やかす」、sleep deprivation「睡眠不足」、pay the shipping charge「送料を負担する」、give away the movie’s ending「その映画の結末をネタバレする」、renew one’s health insurance policy「健康保険の契約を更新する」、energy-efficient LED bulb「エネルギー効率の高いLED電球」、run a red light「赤信号を無視する」、detach the lower half of the form「用紙の下半分を切り離す」、serene atmosphere「穏やかな雰囲気」congested with traffic「渋滞している」、have a job interview「就職の面接がある」、renew one’s driver’s license「運転免許証を更新する」
学業に関する表現
enroll in summer school「サマースクールに登録する」、supplementary exercises「補充問題」、college tuition「大学の授業料」、major in psychology「心理学を専攻する」、credit「単位」、pay off one’s college loans「大学の学費ローンを払い終える」、get one’s child through college「子どもを大学に通わせる」、academic reputation「学術的な評判」
環境・災害に関する表現
disposable items「使い捨て製品」、habitat「生息地」、invasive species「外来種」、extinction「絶滅」、unspoiled environment「自然のまま手つかずの環境」、enter water supplies 「水道に入る」、live sustainably「持続可能な暮らしをする」、adopt new environmental regulations「新しい環境保護規制を採用する」、evacuate「避難する」、volcanic eruption「火山噴火」、issue a warning「警告を出す」、false alarm「誤報」
健康・医療に関する表現
nutritious「栄養価の高い」、healthy ingredients「健康的な食材」、drinks high in sugar「砂糖を多く含む飲料」、prescription「処方箋」、prevent dehydration「脱水状態を防ぐ」、infectious disease「感染症」、transmit the virus「ウィルスを伝染させる」、exposure to bacteria「細菌にさらされること」、organ donor「臓器提供者」、blood vessel「血管」
SNS・ICTに関する表現
text one’s buddies「友人に携帯メールを送る」、put photos up on one’s website「写真を自分のサイトにアップする」、gain praise on social media websites「ソーシャルメディアで褒めてもらう」、facial recognition「顔認証」、computers vulnerable to virus attacks「ウィルス攻撃に弱いパソコン」、use online crowdfunding to raise money「ネット上のクラウドファンディングで資金を募る」
ビジネス英語における動詞と前置詞
colleague「同僚」、supervisor「上司・監督者」、designate「指名する」、promotion「昇進」、transfer「異動する」、paid vacation days「有給休暇」、prepare handouts「配布資料を準備する」、staff turnover「職員の離職率」、boost productivity「生産性を高める」、eat up「(金・時間を)使い尽くす」、significant growth 「著しい成長」competitive advantage「競争上の優位性」、receive favorable publicity 「好意的に取り上げられる」、exaggerated claim「誇張された主張」、spring up「(店舗などが)急に現れる」、disclose information「情報を公開する」、be closed for remodeling「改装のため閉鎖される」
英語でのビジネスコミュニケーションにおいて、特定の動詞がどの前置詞と組み合わせられるかは、意味の正確性に直結します。同じ動詞でも異なる前置詞と結びつくことで、その意味が大きく変わる場合があるため、これらのペアを正しく理解し、使用することが重要です。
前置詞との組み合わせて使われる動詞
apply for「~の申請をする」、apply to「~に願書を出す、~に適用する」、interfere with「~のじゃまをする」、interfere in「~に口出しをする」、comply with「~に従う」、conform to「~に従う」、embark on「(新事業などに)乗り出す」
文法・長文
英検®準1級に挑戦する際は、まずは試験の形式と長文問題の特徴に慣れることが重要です。
ここでおすすめなのが、試験対策書籍として広く利用されている「英検®準1級総合対策 教本」と「DAILY30日間 英検®準1級集中ゼミ 新試験対応版」です。これらの教材を用いて学習することで、試験の形式に慣れるだけでなく、具体的な解答技術も身につけることができます。
また、試験日が近づくにつれて、旺文社が出版する「英検®準1級過去6回全問題集」を用いて時間を計りながら問題を解く練習を重ねることが効果的です。
この練習を通じて、実際の試験時間内で効率的に問題を解くコツや時間配分の方法を身につけることができます。
特に英検®準1級の長文問題においては、知らない単語に遭遇したときに文脈から意味を推測する力が求められます。そのため、試験によく出るテーマや分野ごとに頻出単語を学習しておくことが大切です。
例えば、政治、経済、科学、技術などの分野で使われる専門用語を中心に、しっかりとした語彙力を築くことが試験成功の鍵を握ります。
ライティング
英検®準1級のライティングセクションでは、エッセイの構造を理解し、それに従って文章を構成することが不可欠です。特に、序論、本論、そして結論の明確な分け方を心掛けることが重要です。
事前に自分だけの型を作っておくと、書く際にスムーズに文章を展開できます。また、実際のトピックについては、社会的な課題や現代の問題に関連するものが多く出題される傾向にあります。
効果的な練習方法として、『英検®準1級 英作文問題完全制覇』などの専門書を利用するのが良いでしょう。このような参考書には、様々な視点からのサンプルエッセイが豊富に含まれています。
音読を行いながら、自分でエッセイを書いてみると、効率的に表現力を高めることができます。更に、そのエッセイを音読し、口頭で発表する練習を行うことで、ライティングだけでなくスピーキング能力の向上にも繋がります。
練習を重ねる中で、120から150語の範囲でしっかりと意見を表現する能力を養うことが求められます。序論と結論で30語前後を割り当て、本論にはより多くの語数を割くことが一般的です。
この形式に慣れることで、本番の試験でも時間内に効果的に自分の意見を展開することができます。
リスニング
英検®準1級のリスニング試験に成功するためには、実際の試験の速さと難易度に慣れることが必要です。この段階では、英語の速い流れや複雑な語彙に耳を慣らすために過去問のシャドーイングが非常に効果的です。
シャドーイングは、話者の発話を聞いた直後にその内容を繰り返し口に出す練習で、これによりリスニング能力だけでなく発音の正確さも向上します。
特に、通勤や通学など日常の移動時間を利用して、イヤホンを使用し内部発声(心の中で話す)でシャドーイングを行うことは、実践的でありながらも非常に効果的な方法です。
さらに、「実戦ビジネス英語」などのNHKラジオ講座を活用することで、ビジネスシーンで使われる専門的な表現や実際の対話のニュアンスを把握するのに役立ちます。
英検®準1級では、30分間の連続したリスニングが求められるため、長期間の集中力も必要になります。このため、毎日少しずつでも実際の試験と同じ長さのリスニング練習を積み重ねることが重要です。
この継続的な練習により、リスニング中に情報を効率的に処理し、理解を深める能力が養われます。
二次試験
英検®準1級のオーラル試験では、約8分間の面接テストが行われます。この試験では、あなたのスピーキングスキルが試されます。
ライティング対策で学んだ表現や構造を口頭で再現する能力が求められるため、ライティング練習が直接スピーキングの練習にもつながります。
試験には四コマ漫画を用いたストーリーテリングのセクションが含まれており、与えられたイラストのストーリーを英語で2分間にわたって説明することが要求されます。
このため、視覚的な情報を正確にかつ流暢に英語で説明するスキルが必須です。特に、各コマの動作や表情から感情や行動を読み取り、それを英語で表現する訓練を積むことが重要です。
具体的な練習方法としては、まず漫画や写真を使って日常的なシーンを英語で説明する練習から始めます。
次に、物語の流れを自然に繋げるために必要な接続詞や前置詞の使い方を強化し、論理的なつながりを持たせるトレーニングを行います。これには、「then」、「next」、「finally」などの時間を示す副詞や、「because」、「therefore」などの因果関係を示す接続詞の使用が含まれます。
また、リアルな練習として、友人や家族との会話や学校、職場でのプレゼンテーションでも積極的に英語を使用し、フィードバックを得ることも有効です。
実際の面接でのパフォーマンスを向上させるためには、日々のコミュニケーションの中で積極的に英語を使うことで、言語への慣れと自信を同時に養うことができます。
各言語試験の評価基準と英検準1級の位置付け
英語能力評価試験は、TOEIC®L&R、TOEIC®S&W、TOEFL iBT®といったものがありますが、それぞれの試験が持つ特徴や問題形式に違いがあるため、一概にどれが上かを決めることはできません。
これらの試験は、ヨーロッパの言語学習、教育、評価の共通枠組みであるCEFR(Common European Framework of Reference for Languages)によって評価されることが多いです。CEFRでは言語スキルをA1(初級)からC2(熟達)までの六段階に分類しており、英検®準1級はこの中でB2レベルに相当します。
このB2レベルは、自立した言語使用者のカテゴリーに入り、高度な日常会話や専門的な内容の理解及び表現が可能であることを意味します。
たとえば、TOEIC®L&R TESTでは、主に職場での英語のリスニングとリーディング能力が評価され、一定のスコアがB2レベルに相当するとされますが、スピーキングやライティング能力は測られません。
これに対してTOEFL iBT®はアカデミックな場面での英語使用能力を測る試験で、リスニング、リーディングのほかにスピーキング、ライティングも評価されます。
例を挙げると、英検®準1級で求められる能力は、日常生活で遭遇するさまざまな状況に対応することができるほか、一部の専門的な話題についても意見交換ができる程度のものです。
TOEFL iBT®で高スコアを取る学生は、英語での学術論文の作成や講義の理解が可能ですが、この能力は英検®準1級の試験内容とは異なる面が多いため、試験の目的に応じた準備が必要とされます。
それぞれの試験が異なる目的で設計されているため、受験する試験を選ぶ際には自身の英語使用目的と照らし合わせることが大切です。英検®準1級が求めるB2レベルのスキルを身に付けることは、多岐にわたる状況で自分の意見を英語で表現する自信につながります。
CEFR対照表
CEFR | 英検®準1級 | TOEIC®L&R TEST | TOEIC®S&W TESTS | TOEFL iBT® |
B2 | 合格スコア 2304~3000 | Listening 400~ Reading 385~ | Speaking 160~ Writing 150~ | Total 72 |
・英検® 公式HPより 英検®CSEスコアとは
・ETS (2008) “Linking English-Language Test Scores Onto the Common European Framework of Reference: An Application of Standard-Setting Methodology”
・ETS TOEFL® 公式HPより Comparing Scores
【英検準1級】 出題傾向
【英検準1級】 筆記1
英検®準1級では、語彙の豊富さが試されます。試験全体で出題される25の問題のうち、大半が語彙力を測るものです。
具体的には、前半21問が各種語彙知識を問う形式で、その中には名詞、形容詞、動詞、そしてごく稀に副詞が含まれます。名詞と形容詞がそれぞれ7から8問、動詞が5から6問出題され、副詞は1問出るか出ないかの確率です。
試験の終盤4問は、熟語や句動詞に関する知識を問う形式になっており、これらの問題には文脈理解が不可欠です。それぞれの単語や熟語がどのように使用されるか、コロケーションや言い換え表現といった点を理解していることが求められます。
この試験での単語知識の要求レベルは大学中級程度で、約7,500語の語彙が必要とされます。これは、単に単語の日本語訳を覚えるだけでなく、それが実際の文脈でどのように用いられるかを把握することが重要です。
例えば、「enhance(強化する)」という動詞はビジネスの文脈でよく使用され、正しい前置詞や目的語と合わせて使用することが一般的です。このような実際の用法を把握することで、試験の文脈に基づいた問題でも正解を導き出すことが可能になります。
対策としては、日常的に英語の新聞や雑誌を読むことで、広範なトピックに対する語彙を自然に増やしていくことが効果的です。また、単語カードやアプリを利用して、熟語や句動詞に特化した学習を行うこともおすすめします。
特に英検®準1級では、多様な意味を持つ単語や、似た意味を持つ単語群の微妙なニュアンスの違いを理解することが重要です。たとえば、「determine(決定する)」、「decide(決める)」、「resolve(解決する)」といった動詞はそれぞれ異なる文脈で使用され、その使い分けが試験での得点に直結します。
さらに、積極的に語彙の使用例を記録し、自分で例文を作る練習をすることも、語彙を記憶に定着させる効果的な方法です。
これにより、単語の意味だけでなく、その単語が使われる具体的な状況や文脈も一緒に学習することができ、試験時に文脈を理解して正しい単語を選ぶ力が身につきます。
【英検準1級】 筆記2
英検®準1級の筆記試験では、一回の試験で2つのテキストが提供され、それぞれ約250語の長さです。これらのテキストは、それぞれ3つの質問が設けられ、合計で6つの質問に答える必要があります。
各テキストは3つの段落で構成されており、段落ごとに1つの空欄が設定されています。受験者は、文脈に合った単語やフレーズを選び、空欄を埋めることが求められます。
主に科学や技術に関するトピック、または人文科学や社会科学に関するトピックが出題され、例として「Wrestling with Regulations」と「Vultures」(2017年度 第1回)、また「The Tasmanian Effect」と「Medical Reversals」(2017年度 第2回)が挙げられます。
また、出題される文章は新聞や雑誌の記事に基づいており、小説の形式での出題はありません。最近では、科学系と人文系のトピックがバランス良く組み合わされていることが特徴です。さらに、論理的なつながりを示すディスコースマーカーが頻繁に出題される傾向にあり、「As a result」や「For instance」などの表現がよく使われます。
文章を理解し、適切な語彙を選ぶことは、英語を使用する上で非常に重要なスキルです。実際の生活や職場でのコミュニケーションでは、正確な言葉を選ぶことが求められる場面が頻繁にあります。
たとえば、科学記事を読解する際には、専門的な用語の正しい理解が必要ですし、人文科学の議論では、文脈に沿った適切な表現を見つけることが不可欠です。ディスコースマーカーを正しく使うことも、文章の論理的な流れを読者に明確に伝える上で役立ちます。
【英検準1級】 筆記3
合計で10問が設けられており、三つの異なる長文がそれぞれの中心となっています。最初の長文は約300語、次に400語、最後の長文は500語と、読む量が徐々に増加する構造になっています。
これらの文章は、一般的な雑誌や新聞の記事の形式をとっており、文学的な作品は含まれていません。
過去の例として、「The Fairy Circle Debate」や「Early Childhood Memories」、「Orthorexia」といった題材が取り上げられたことがあります。
これらは科学的なテーマから人文科学に関連する話題まで幅広く、試験は参加者に多岐にわたる知識と理解を求めています。また、これらの文章には高度な専門用語が頻出し、文脈を読み解きながら新たな概念を理解する能力が試されるのです。
このような形式は、参加者が慣れ親しんでいないトピックについても柔軟に対応できる英語力を養うために非常に効果的です。文章ごとに難易度が増すことで、読解スキルだけでなく、論理的思考や語彙力の拡充にもつながります。
結局のところ、この試験は英語を使った広範なコミュニケーション能力を高めることを目的としているのです。
【英検準1級】ライティング
英検®準1級のライティングセクションでは、受験者は特定のトピックに基づいて120語から150語の範囲でエッセイを書くことが要求されます。この試験では、トピックに関連する4つの主要なポイントが与えられ、その中から2つを選んで詳細に論じる必要があります。
エッセイは、導入部、本文、結論の3部構成に分けて整理するよう指示されています。トピックには「賛成か反対か」の選択肢が提供され、それぞれの立場から使えるポイントが示されています。事前にどちらの立場から書くかを決め、その選択がエッセイの書きやすさにどのように影響するかを考慮することが推奨されます。この方法によって、個人的な意見がどちらの立場にも対応可能であるため、戦略的にアプローチを選ぶことができます。
英検®準1級のライティングは、言語の使い方だけでなく、論理的思考と情報の整理が重視される部分です。例えば、トピックが「インターネットの教育への影響」である場合、賛成と反対の両方のポイントが示されることがあります。
受験生は、インターネットが教育に有益であるという点と、一方で依存が生じる可能性についての懸念をバランスよく扱う必要があるでしょう。
自分の考えを明確に表現し、理論的に裏付けられた意見を形成することは、学術的な場だけでなく、日常生活や将来的な職業生活においても極めて重要です。
また、このプロセスは、自分の意見を客観的に評価し、相手の立場を理解するための基礎を築くのに役立ちます。これは英検®準1級の試験が、単に言語能力を測るものではなく、総合的なコミュニケーションスキルを養成するツールとして機能する理由です。
【英検準1級】リスニング
英検®準1級のリスニング試験は、三部構成で展開され、各部で異なる形式の問題が出題されます。第1部では、対話形式のショートトークを聞き、その内容に基づいて質問に答える形式です。
各対話は、70~85語の長さで、およそ30秒間続きます。会話のシナリオは日常生活や業務上の交流が中心で、例えば、店員と顧客間のやり取りや職場の同僚間の会話が含まれます。質問は主に「What」と始まる疑問形式で、将来の行動に関するものが多いです。また、このセクションではイギリス英語の使用が導入されており、アメリカ英語との発音の違いに慣れることが求められます。
第2部では、もっと長いモノローグを聞いた後で、内容を理解して関連する質問に答えます。各モノローグは140~150語で約65秒間の放送がされ、様々な専門的な話題が取り上げられます。ここでのテーマは例えば「Expat Employees」や「Service Animals」など、多岐にわたります。
第3部では、特定の状況設定が提示された後に長文が放送され、それに基づいて問題に答えます。この部分では、状況を正確に把握し、適切な行動を決定する能力が試されます。例として、医者の助言に基づく適切な行動を選択する問題が出題されます。
異なるアクセントへの適応や、日常的な会話と専門的な内容の両方を理解する能力は、グローバルな環境でのコミュニケーションにおいて非常に重要です。実際には、これらのスキルは学業や専門職の場で直接的に役立つだけでなく、新しい環境や未知のトピックに対して柔軟に対応するための基盤を築くのに役立ちます。
英検®準1級のリスニング試験は、これらの能力を全面的に評価し、受験者が実際の英語使用環境で効果的に機能する準備ができているかを判断するための重要な指標となっています。
最後に:英検に合格をするには?
ここまでに英検準1級の攻略法について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映