sugasawa 始めに：【英検】準一級を3つの軸で解説｜難易度や取得の利点なども紹介します！
鬼管理英語塾アシスタントのオニ坊です！
本日はどのような記事になりますか？
本日は
【英検】準一級を3つの軸で解説｜難易度や取得の利点なども紹介します！というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック！最後までご覧ください！
英検®️準1級は、その難易度において非常に挑戦的な試験であることが知られています。
今回は、英検®️準1級の特別な価値、その難易度、そして2級と比較した際の差異に焦点を当てて詳細に説明しています。さらに、英検®️準1級の取得がもたらす利点についても言及しています。
【英検準一級】高く評価される3つの理由
英検®️準1級の称賛される3つの理由 なぜ英検®️準1級の保持者が高く評価されるのか、その理由を解説いたします。
合格率が約15%という低さ
過去のデータによれば、2015年までの合格率はおよそ15%でした。これは、約7人に1人の割合で合格するということで、明らかに「低い」と判断できます。
この低い合格率は、英検®️の難易度の高さを物語っています。特に、英検®️では、リーディング、リスニングの一次試験だけでなく、スピーキング能力を測る二次試験にも合格しなければならず、この全体的な要求レベルの高さが合格率を抑えている要因の一つと考えられます。
TOEICに換算すると785点以上
英検®️準1級の評価をTOEICスコアで表すと、驚くべきことに785点以上に相当します。
これは、英検®️2級が550点以上と見積もられることと比較すると、顕著なスコアの違いを示しています。ただし、これら二つのテストは、試験の目的や試験形式において異なるため、直接の比較は難しいことを理解する必要があります。このことは、あくまで参考情報として受け取るべきでしょう。
2023年8月に実施されたTOEIC(IPテスト)における、高校生の平均スコアは427点、大学生は474点と記録されており、公開テスト全体での平均は608点です。
これらの数値を踏まえると、英検®️準1級がいかに高いレベルを要求するかが明らかになります。このような情報は、英検®️準1級の位置づけを理解する上で非常に重要であり、試験の準備をする際の指標となるでしょう。
英検®️準1級を目指す受験生は、自分が目指すスコアがどのような意味を持つのか、また、そのスコアを達成するためにはどの程度の英語能力が求められるのかを正確に把握することが大切です。英検®️準1級がTOEIC換算で785点以上という高いスコアに相当するという事実は、この試験の高い難易度を示しており、受験生にとっては、達成すべき目標のレベルを明確にします。
英検準1級で必要な英単語は7,500語以上
英検®️準1級をクリアするためには、非常に多くの英単語を覚える必要があります。その数は7,500語以上にも上り、これは英検®️2級の要求する4,000〜5,000語を大きく上回るものです。
これにより、英検®️準1級の保持者は、その語彙力の高さから広く尊敬を集めることがあります。教育機関での学習では、小学校から高校までに最大でも5,000語程度の英単語が教えられる予定ですが、これでは準1級の要求する語彙量には到達しないのです。
この事実は、英検®️準1級がどれだけ高い英語力を要求するかを示しています。特に語彙に関しては、広範囲に及ぶ知識が必要とされます。
例として、英検®️2級の受験生が合格するためには4,000〜5,000語の語彙が求められますが、準1級ではそれを大幅に超える7,500語以上が必要とされるのです。これは、単に日常的な会話を超えた、専門的な話題や複雑な表現を理解し、使いこなす能力が試されることを意味しています。
日本の教育課程においては、近年の見直しにより小学校から高校までの間に教える英単語数が最大で5,000語に増えることになりました。
しかし、この数は英検®️準1級の要求する語彙量には遠く及ばず、受験生にとっては自己学習による語彙の拡張が不可欠となります。これが、英検®️準1級を取得することが「すごい」と評価される一因であり、その資格が持つ価値を高めています。
英検®️準1級の語彙要求は、英語学習者にとって高い目標を設定します。7,500語という膨大な語彙をマスターすることは、英語力の高いレベルを示すと同時に、受験生の英語に対する深い理解と広範な知識を反映しています。このレベルの達成は、英語を使った幅広いコミュニケーション能力を身につける上での重要なステップとなります。
【英検準1級】英検2級との4つの違い
英検2級と準1級の違いをセクション別に解説します。
英検2級と準1級の違い：リーディング
英検®️2級のリーディングでは、比較的シンプルなテーマと選択肢を取り上げており、基本的な語彙力と文法の知識があれば、追加の特別な準備をせずとも合格することが可能です。
しかし、準1級になると、読解するテキストの内容が格段に複雑になり、より高度な理解が要求されます。
このレベルでは、単に語彙や文法の知識があるだけでは不十分で、英語の長文を正確に理解し解釈するための訓練が不可欠になります。準1級では、読むべき英文がより専門的なテーマを扱ったり、複雑な構造を持ったりするためです。
しかし、これらの問題は、テキストの内容をきちんと理解すれば解答できるように設計されており、意図的に解答者を混乱させるような「ひっかけ」は含まれていません。
このように、英検®️2級と準1級のリーディングの主な違いは、問題の難易度と必要とされる準備の程度にあります。
2級の場合、基本的な英語力があれば対応可能ですが、準1級では高度な読解能力が求められるため、具体的な読解練習を積む必要があります。例えば、長文読解の練習を通じて、文の流れや論点を捉え、複雑な表現や概念を理解する能力を養うことが重要です。
英検®️準1級のリーディングで成功を収めるためには、単語力や文法知識を超えた、英文読解の練習に力を入れることが不可欠です。つまり、高度な英文を効果的に読み解く技術を身に付けることが、この試験のリーディングで良い成績を得る鍵となるでしょう。
英検2級と準1級の違い：リスニング
英検®️2級のリスニング試験では、答えが直接的に音声に含まれる問題が多く、また、答えに関するヒントも複数回提供されることが一般的です。
これにより、全てを完全に聞き取れなかったとしても、正答を導き出すことが可能になります。選択肢の内容も明瞭で、判断を容易にします。
しかし、準1級では、答えが原文の「別表現」で示されることが多く、このレベルでは単に内容を聞き取るだけでなく、話されている内容を異なる言い回しで理解し、その状況から最適な選択肢を選び出す判断力が求められます。
さらに、選択肢にはあいまいな表現が使われることが多く、重要な情報を見落としてしまうと、正確な答えを選ぶことが困難になります。特に、準1級のリスニングに含まれる講義の問題では、一つの問いに対して1分間の長さの情報が与えられ、この情報から適切なものを選択するための高度な聞き取りと情報の選別能力が必要とされます。
この差異は、英検®️2級と準1級のリスニングの難易度をはっきりと区別しています。2級では基本的な聞き取り能力と選択肢から答えを導く推理力があれば対処できますが、準1級ではより高度な英語の聞き取り能力、複数の表現を結びつける推論能力、そしてあいまいな選択肢から正確な答えを選ぶ判断力が求められるのです。
例えば、講義の問題では、長い情報を聞き、重要な点を把握し、それに基づいて適切な答えを選ぶ必要があり、これには話の全体構造を理解し、重要な情報を取捨選択する能力が不可欠です。
英検®️準1級のリスニング試験では、細かいニュアンスや異なる言い回しを理解し、あいまいな選択肢の中から正しい答えを見極める能力が重要になります。これは、英語の高度な聞き取りと理解力、そして複雑な情報から必要なものを選び出す能力を身につけることの重要性を示しています。
英検2級と準1級の違い：ライティング
英検®️2級のライティングは、英語に自信のない人でも、基礎的な英語の知識があれば克服できる程度の難易度です。
この部分では、約80から100語の短文を用いて、自らの見解とそれを支持する2つの理由を簡潔に述べるだけで十分です。このため、多くの受験者にとって点数をとりやすいセクションとなっています。
一方で、英検®️準1級のライティングでは、英語の技術力に加えて、論理的な文章構成能力や社会問題に対する基本的な理解が求められます。
受験者は、120から150語の範囲で社会的な問題について自らの意見を述べることになりますが、これには序論、本論、そして結論を含む一定の構成を取ることが重要です。
特に、準1級のライティングでは扱われるテーマの幅が広く、時には受験者が普段考えたことがないような社会問題が出題されることがあります。このため、英語が得意な人でも、想定外のテーマに戸惑い、思わぬ落とし穴にはまることがあります。
比較してみると、英検®️2級と準1級との間で、ライティングの難易度差は最も小さいとは言え、この部分が他のセクションに比べて最も難易度が低いというわけではありません。
英検®️準1級のライティングで成功を収めるためには、単に英語を書く技術だけでなく、社会問題に関する理解と論理的な文章構成能力が必要です。受験者は、予期せぬテーマにも対応できるよう、幅広い知識と柔軟な思考力を身につけることが求められます。これは、英語力の向上だけでなく、世界に目を向け、多様な視点から物事を考える能力を養うことの重要性を示しています。
英検2級と準1級の違い：スピーキング
英検®️2級のスピーキングテストでは、読み上げるパートが含まれており、純粋なスピーキング能力だけでなく、読み上げによってもポイントを獲得することが可能です。
また、イラスト描写のセクションでは、絵に直接関連するセリフや英語の説明があるため、仮に必要な単語を忘れてしまっても、これらの情報を利用して説明を行うことができます。
対照的に、準1級のスピーキングでは、4枚のイラストに基づいて2分間の説明を行いますが、2級の時と比べて補助となる情報がほとんど提供されません。
さらに、受験者はイラストの内容だけでなく、自身の意見も述べなければならず、これにはイラストの状況を素早く判断し、それを言葉に変換する高度な語彙力と反応速度が求められます。
この違いから、英検®️2級と準1級のスピーキングテストでは、受験者に求められる能力に大きな差があります。2級では、図や提供された文を基にして話すことで、言葉を見つける際の手がかりとすることが可能です。
これは、語彙力に自信がない人でも比較的アプローチしやすい構造です。例えば、イラストに描かれているシーンに直接言及することで、流暢でなくても内容を伝えることができます。
しかし、準1級では、補足的な情報が少ないために、受験者はイラストを見て直ちに状況を理解し、それを自らの言葉で表現する必要があります。これには、イラストを素早く解釈し、その内容を瞬時に英語に変換する能力が必要です。
加えて、自分の意見を織り交ぜることで、単なる描写を超えたコミュニケーション能力が試されます。
準1級のスピーキングで良い成績を収めるためには、ただ英語を話すだけではなく、高度な理解力、瞬時に情報を処理し表現する語彙力、そして自分の意見を明確に述べる能力が求められることになります。これは、英検®️準1級が、高いレベルの英語コミュニケーション能力を有していることを証明するテストであることを示しています。
英検準一級を取得する5つの利点
短期大学や大学入試で使える
多くの短期大学や大学では、英検®️準1級を持つ受験生に対して、特別な考慮を与える制度を設けています。
これには、試験成績に加える追加点や、特定の科目の成績換算、場合によっては入学試験の一部免除などが含まれます。さらに、一部の高等教育機関では、英検®️準1級の取得が入学申込みの資格条件となっている場合もあります。
具体的には、英検®️準1級を取得していると、いくつかの大学や学部で受験生が享受できる優遇策があります。これらの優遇措置は、受験生の英語能力が高いことを評価し、その成果を入学試験のプロセスで認めるものです。
例えば、英検®️準1級を持っていることで、言語学部や国際関係学部などの出願資格を満たすことができます。また、英検®️準1級の成績に基づいて、ヨーロッパ言語共通参照枠（CEFR）レベルが「B1」または「B2」として評価される場合もあり、受験生は自分の成績表を確認することで、どのレベルに位置するかを把握できます。
英検®️準1級を取得することは、大学へのアクセスを広げるだけでなく、入学試験において有利な立場を確保する重要な手段となり得ます。英検®️準1級の取得は、受験生の英語能力が一定の基準を満たしていることを示す証明として機能し、教育機関による受験生の能力評価において重要な役割を果たします。
受験生は、英検®️準1級を取得することで、自らの英語能力を客観的に証明し、高等教育機関への道をより広げることができるのです。
奨学金や授業料の免除
英検®️の特定の級に合格した学生に対して、奨学金や授業料の免除などのメリットを提供している大学は少なくありません。
これらの大学では、英検®️準1級以上の資格を持つ学生を対象に、経済的な支援を行っています。これにより、優れた英語能力を持つ学生が学費の負担を軽減し、より充実した学生生活を送ることが可能になります。
例えば、大阪工業大学では、全学部の学生に対して5万円の奨励金が提供されます。また、宮崎国際大学の教育学部児童教育学科では、1年間の授業料が全額免除される制度があります。
さらに、岡山県立大学では、デザイン学部、情報工学部、保健福祉学部の学生に対して、1万円の給付金が支給されます。これらの支援は、学生が学業に専念するための大きな助けとなります。
加えて、英検®️の受験料を補填する制度や、最大20万円までの給付を提供する大学も存在します。これらの制度は、英語学習のモチベーション向上にも寄与し、学生にとっては非常に魅力的なオプションです。
ただし、具体的な制度内容や対象条件は、時期によって変更される可能性があるため、最新の情報を得るためには、直接大学に問い合わせることが推奨されます。
英検®️準1級以上の資格を持つ学生に対して、経済的な支援を提供する制度は、学生にとって学業を進める上で大きな支えとなります。英検®️の資格取得は、単に英語能力の証明に留まらず、学費の負担軽減や奨学金の獲得といった具体的なメリットをもたらし、学生の学びを豊かにするための重要なステップとなるのです。
単位として認定される大学がある
英検®️準1級を取得することで、単位として認定される大学が存在します。このような制度を設けている教育機関では、英検®️の成績を学業の一環として評価し、特定の級を取得していることで得られる単位を通じて、学生の学位取得過程をサポートしています。
例えば、お茶の水女子大学では英検®️準1級を取得した学生に対し4単位が付与され、佐賀大学や信州大学では1単位が、秋田大学ではさらに4単位が認定されます。
これにより、学生は入学前または入学後に英検®️準1級を取得することで、卒業に必要な単位数の一部を補うことが可能になります。ただし、この単位認定には、学部や学科によって異なる条件が設けられていることが多く、詳細は各大学の規定によります。
この制度の存在は、英検®️準1級の取得が、大学入学のための資格だけでなく、学生生活や将来のキャリア構築においても有益であることを示しています。
特に、英語能力を証明することができる英検®️準1級は、大学によっては学位取得に直接寄与するだけでなく、学生が国際的なフィールドで活躍するための基礎を築く重要なステップとなり得ます。
英検®️準1級の取得は、大学での学びを有意義に進め、より幅広い選択肢を持って将来に臨むための強力なツールとなります。学生にとっては、これらの資格が開く可能性を最大限に活用することが、充実した大学生活への鍵となるでしょう。
就職活動やキャリアアップの過程で大きな利点
英検®️準1級の取得は、就職活動やキャリアアップの過程で大きな利点となり得ます。
この資格は、特に英語を使用する職業や国際的な業務に従事する場合において、その保持者が高度な英語コミュニケーション能力を有していることを示す有力な証明となります。
例えば、多くの企業では英語のコミュニケーションスキルを重視しており、英検®️準1級を持つ応募者は、求人応募時や面接の際に、この資格を通じて自身の英語力を効果的にアピールすることができます。
さらに、英語教員を目指す場合、一部の自治体では教員採用試験において、英検®️準1級の保持者に対して優遇措置を提供しています。これにより、試験の一部が免除されたり、評価が高くなるなどのメリットがあり、教員としての採用チャンスを高めることが可能です。ただし、このような優遇措置は自治体によって異なるため、具体的な内容を事前に確認する必要があります。
これらの事例から、英検®️準1級の資格は、英語を要する職種に就く際や、特定の専門職に進むための有力なアドバンテージとなることがわかります。
英検®️準1級の保持は、単に英語の試験に合格したという証明以上の価値を持ち、職業選択やキャリア形成において、その人の可能性を広げる重要な要素となります。
英検®️準1級の取得は、就職やキャリアアップに向けた努力の一環として、高い英語力を示すための非常に効果的な方法であると言えるでしょう。
英検のスコアが留学生の英語力の証明
英検®️準1級は、海外の大学やカレッジに留学を考えている学生にとって、英語力の証明書として幅広く活用されています。
通常、留学を目指す際にはIELTSやTOEFLが要求されるケースが多いですが、英検®️が認められている教育機関も増えてきています。特に、北米の約400の大学やカレッジ、さらにはオーストラリアの5州にわたる州立高校が英検®️のスコアを留学生の英語力の証明として受け入れているのです。
これらの情報は、英検®️留学情報センターを通じて確認することが可能で、将来的に留学を考えている学生や、英語力を証明したい人にとっては大変有益なリソースとなります。
英検®️準1級を含む英検®️の資格が認められていることは、留学を志す学生が英語の公式試験を受験する際の選択肢を広げることを意味します。
このように英検®️を持っていることが、海外の教育機関での学習機会を拡大することにつながることから、英検®️準1級の取得は留学を目指す学生にとって重要なステップの一つと言えるでしょう。
英語力の証明として国際的に認知される試験の選択肢が増えることは、留学を成功させるための準備として非常に価値が高いです。この事実は、英検®️がただの国内資格にとどまらず、国際的な教育の場においてもその価値を認められていることを示しています。
英検®️準1級の取得は留学を目指す学生にとって重要なステップの一つと言えるでしょう。
最後に：英検に合格をするには？
ここまで英検準一級について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組：カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送：テレビ東京など全国15局に放映
