始めに:【英検®️準1級対策】効率的な時間配分や解答の順番とは?おすすめ勉強法も紹介!
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本日はどのような記事になりますか?
本日は【英検®️準1級対策】効率的な時間配分や解答の順番とは?おすすめ勉強法も紹介!
というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
英検®️準1級の試験時間・問題数
筆記
リーディングとライティングは合わせて90分、リスニングは30分です。
リーディング
空所補充問題では、文脈から適した言葉を選び出して短文や長文に埋めるタイプと、文章の内容を正確に把握して適切な語句を選ぶタイプの問題が設けられています。
一方、内容一致選択問題においては、読み取ったパッセージの主旨や詳細を問う問題が出されます。
問題形式 | 問題数 | 問題文の種類 | 解答形式 |
空所補充(短文) | 18 | 短文 会話文 | 4肢選択 |
空所補充(長文) | 6 | 説明文 評論文など | |
内容一致選択(長文) | 7 |
ライティング
この試験には二つのセクションが含まれており、最初の部分では与えられたテーマに沿って英語でエッセイを作成することが求められます。このエッセイでは、「学生にボランティア活動を義務付けるべきかどうか」といった、賛成または反対の立場を取るよう促されることが一般的です。応答は、提示された4つの論点から選んだ2つを活用して、120~150語の範囲で構成されることが必要となります。
次のセクションでは、要約能力が試されます。ここでは、元のテキストの主旨を簡潔に60~70語で要約し、その内容が読者に明確に伝わるようにする必要があります。この課題の目的は、限られた語数の中で効果的に情報を凝縮し、伝達する能力を測ることにあります。
リスニング
試験では、一度きりの放送を聞いて、その会話やパッセージの詳細について質問に答える形式が取られています。
問題形式 | 問題数 | 問題文の種類 | 解答形式 |
内容一致選択 (会話) | 12 | 会話文 | 4肢選択 |
内容一致選択 (文) | 12 | 説明文など | |
内容一致選択(Real-Life形式) | 5 | アナウンスなど |
「Real Life形式」とは、日々の生活の中で遭遇する様々なアナウンスや、電話での案内メッセージなど、実際の生活環境に即した内容を指します。
英検®️準1級の時間配分の目安
試験時間の中で、リーディングセクションには31の問題があり、加えてライティングセクションでの2つの課題が設定されており、これら合わせて33の問題を90分で解答しなければなりません。
ライティングセクションに40分、その後の見直しの時間に5分を割り当てると、残りのリーディングセクションの31問を45分で処理する計算になります。これは、理論上、各問題に約0.6秒を割り当てることになります。
個々の受験生にはそれぞれ得手不得手があり、最適な時間配分は人によって異なります。そのため、上記のような時間割を一つの基準としながらも、自身にとって最も効果的な時間の使い方を見極めることが重要です。
タスク | 問題形式 | 問題数 | 時間配分 | 全体 |
リーディング | 空所補充(短文) | 18 | 10分 | 90分 |
空所補充(長文) | 6 | 15分 | ||
内容一致選択(長文) | 7 | 20分 | ||
ライティング | 英作文を書く | 2 | 40分 | |
見直し | 5分 |
リーディングセクションでは、さまざまなタイプの問題が出題されますが、これらの問題形式ごとに配点が異なるわけではありません。つまり、単語の意味を問う問題も、長文問題も、点数配分は同じです。これを踏まえ、どの問題にどれだけの時間を割り当てるかを決める際には、各問題形式の配点が同じであることを意識することが重要です。
英検®️準1級のセクション別対策法
短文の語句空所補充
リーディングセクションの初めに設置されているのは、文中の空欄を適切な語彙で埋めるタイプの問題であり、この部分では受験生の語彙知識が直接試されます。豊富な語彙を持つことは、このセクションで高得点を取るための鍵です。しかし、未知の単語に出会った場合、時間をかけても解決策を見つけるのは難しいため、このセクションには過度に時間を費やさない方が賢明です。
語彙力の向上には、単語帳を用いるだけでなく、多様なジャンルの記事や英語の新聞を読むことが推奨されます。単語を覚える際には、その意味を理解することに加え、発音や使われる文脈(コロケーション)も同時に学ぶことで、その単語をライティングやリスニングの際にも効果的に使用することが可能になります。
また、一度の接触では単語を完全に覚えることができないため、反復学習が非常に重要です。反復することで初めて、学習した単語が記憶にしっかりと定着し、長期記憶に移行します。そのため、単語帳などの学習ツールを何度も繰り返し利用することが、語彙力の向上には欠かせません。
長文の語句空所補充
長文読解問題を解く際には、まずタイトルと質問を先読みして全体の流れを理解することが重要です。物語や議論の大枠を掴むことで、空所を埋めるのに必要な情報を効率的に見つけ出すことができます。この種の問題は、文章のつながりや論理的な展開を追うことで答えが見えてくることが多いので、特に連結詞や転換の表現に注目しながら、空欄の直前直後の文を丁寧に読むことが解答への鍵となります。
長文読解のテクニックとして、文章の構成を早い段階で把握することは、問題解決に向けた効果的なアプローチです。例えば、文章がある論点に賛成するか反対するかの立場を提示している場合、その主張の流れを理解することで、空所に適した語句を選ぶ際の手がかりを得ることができます。
また、物語の場合は、登場人物の動機や展開の流れを捉えることが、空所補充に適した単語やフレーズを見つける上で役立ちます。これらの手がかりは、特に空欄の直前直後の文脈を注意深く読むことで明らかになることが多いです。
長文読解
長文読解における有効なアプローチの一つとして、冒頭で「タイトル」と「設問」の内容を事前に把握することが挙げられます。この手法により、文章全体のテーマや設問が求める情報の方向性を早い段階で理解できるため、解答を探す過程がより効率的になります。
通常、問題の内容は文書内で順を追って提示されるため、この順序に沿って読み進めることで、解答を見つけやすくなるのです。
英作文
ライティングの際には、予め定めた構成に沿って文章を組み立てることが極めて重要です。このプロセスでは、先に具体的なフレームワークを設定しておき、その枠組み内でアイデアを展開していくことが推奨されます。
文章を書く過程で主題から外れてしまうと、後からの修正作業に多くの時間が費やされる可能性があります。そのため、書き始める前に、簡単なアウトラインを作成し、どのような内容を書くのか計画を立てることが重要です。この段階で、文章の流れや主な議論のポイントを明確にしておくことで、書き進める際の指針となります。
加えて、文章を完成させた後には、細かな文法的ミスや表記の誤りがないかを慎重にチェックすることが不可欠です。例えば、冠詞の漏れや、主語と動詞の一致の誤り、時制の不一致などはよくあるミスであり、これらを見逃すと文章の質が低下する原因となります。そのため、最終的な校正の時間を確保し、こうしたケアレスミスを防ぐことが、高品質なライティングを実現する上で重要となります。
リスニング
リスニングセクションでは、音声を聞きながら問題を解く必要があり、音声は一度しか流れないため、効率的な時間管理が難しくなっています。このセクションの特徴として、選択肢は予め確認することが可能ですが、設問自体は音声とともに初めて提示されるため、事前の準備が重要となります。
このため、以前の試験問題に慣れ親しむことで、一般的な問題の形式や求められる回答のタイプを理解し、試験時の対応を改善することが推奨されます。
選択肢を事前に読むことは、聞き取りの際に重要な情報を見逃さないための有効な戦略です。このアプローチにより、解答を導くための手がかりを事前に得ることができ、音声を聞きながら必要な情報をピックアップすることが容易になります。
さらに、選択肢の先読みは、解答に要する時間を短縮し、より多くの問題に集中する余裕を生み出します。
英検®️準1級のおすすめ解答順
試験での効果的なアプローチとして、「英作文」「語彙」「長文」の順で取り組む方法が推奨されます。これは、ライティングのパフォーマンスが試験の成績に大きな影響を与えるからです。
特に、英検®️準1級のような試験では、各セクションのスコアが等しく配分されており、ライティングセクションだけで最大750点を獲得することが可能です。
具体的には、以下の流れで進めていくことをお勧めします。
1.ライティングのテーマを確認して、構成を考える
2.執筆する
3.短文の語句空所補充問題 (語彙問題)
4.長文の語句空所補充問題 (語彙問題)
5.長文読解
6.見直し
英検®️準1級の時間配分のコツ
わからない問題は飛ばす
試験中、解答に苦戦する問題に対しては、無理に時間を割かず、早めに見切りをつけることが重要です。特に、語彙問題のように、知識がなければ答えを導き出すことが不可能なタイプの問題では、すぐに次の問題へ移るべきです。これにより、より解答可能な問題に集中し、有効に点数を稼ぐことができます。
英検®️のような試験では、各問題の配点が一律であり、ライティング、語彙問題、長文の穴埋め問題、長文読解問題など、どのセクションをどの順番で解答しても影響はありません。このシステムは、受験者にとって、時間を効率的に使い、得点を最大化する戦略を立てることを可能にします。
つまり、解けそうにない問題に固執するのではなく、自信がある問題から順に解いていくことが、全体のスコアを向上させる鍵となります。
英作文に十分な時間を確保する
ライティングセクションでは、限られた数の問題が高い配点を占めているため、ここでのミスは全体の成績に大きく影響します。特に、2つのエッセイ問題を解く際には、十分な時間を割り当て、最初に取り組むことが望ましいです。これにより、慎重に答えを構築し、内容の質を確保する余裕が生まれます。
文章を書いた後の見直しは、ライティングの品質を高める上で欠かせない工程です。ただし、全てを一気に書き上げてから見直すという方法は、時間的に非効率であり、小さなミスを見落とすリスクが高まります。
そのため、いくつかの文ごと、または一つのパラグラフを完成させる毎に見直すことが推奨されます。この習慣を取り入れることで、スペルの誤りや文の構成、論理展開の不備など、細かな点を逐一チェックし、修正することが可能となります。
リスニングの選択肢を先読みする
英検®️においては、設問の内容を事前に知ることはできませんが、「選択肢」を先に確認することが可能です。筆記試験を速やかに終えた後、残された時間を利用してリスニングの選択肢を予め確認し、どのような質問がされる可能性があるかを推測しておくことが推奨されます。この準備は、試験のリスニングセクションにおける効率的な対応を促し、より高いスコアを目指す上で有益です。
たとえば、選択肢に特定の日付や人物の名前が含まれている場合、それらの情報に特に注意を払い、音声の中で言及されるかを確認することができます。
英検®️準1級を時間配分内に解く勉強法
過去問でセクション毎にかかった時間を記録する
試験対策において、各セクションに費やす時間を計り分析することで、改善すべき領域を特定することができます。実践を重ねることにより、個々の受験者にとって最も効果的な時間配分を発見することができます。
過去の問題を繰り返し解く過程で、自分自身に最適な時間配分や問題へのアプローチ方法を見つけ出すことが重要です。特に、英作文は多くの試験で高い配点を占めており、これを最初に取り組むことで、残りの時間を他のセクションに有効に割り当てることが可能になります。
しかし、語彙力に自信がある場合は、語彙問題から始めることも一つの戦略として有効であり、これにより確実に得点を積み上げてから、より時間を要するセクションに進むことができます。
単語力を強化してスピードをつける
英検®️準1級では、高度な語彙の理解が求められ、このレベルに挑戦する受験者は、2級に比べて著しく難易度が高い単語に直面します。十分な語彙力がないと、単に語彙問題だけでなく、試験の全セクションの成績に影響を及ぼすことになります。即座に単語の意味を理解する能力を養うことは、試験全体を通じて迅速な理解と解答を可能にします。
語彙力を高めることは、英文を英語として直接理解する能力を向上させることに直結します。読解速度が遅い人の多くは、英文を読む際にそれを日本語に翻訳する過程を経ていますが、語彙力が充実していると、文章をそのままの言語で迅速に理解し、順を追って読み進めることができます。例えば、特定の単語を瞬時に認識し、その文脈での意味を直ちに把握することができれば、読解の速度と効率が格段に向上します。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで【英検®️準1級対策】効率的な時間配分や解答の順番とは?おすすめ勉強法も紹介!について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
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