始めに:【英検準2級】リスニング攻略法を5つの軸で解説します
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
「【英検準2級】リスニング攻略法を5つの軸で解説します|効果的な学習方法3選も紹介します!」というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
英検準2級は高校中級レベルの英語能力が求められる試験です。この試験に合格するためには、まず筆記試験での合格が必要であり、その後に面接試験でも合格点を取る必要があります。
準2級の筆記試験の合格率は約35%とされており、多くの受験者が難しいと感じる試験となっています。合格にはリーディング、ライティング、リスニングの各セクションで65%以上の得点を獲得することが求められます。
この記事では、そのような厳しい試験をクリアするための準2級リスニングの学習方法や、効果的な英語学習テクニックについて解説しています。
【英検準2級】リスニングの合格ライン
英検準2級のリスニング部分では、全体の評価基準として65%以上のスコアを獲得する必要があります。この基準は、筆記試験全体の65%と一致しており、特にリスニングでは30点中27点を目標点数としています。
しかし、この目標点数はあくまで一つの目安に過ぎず、全体のバランスで評価されるため、リスニングで90%を下回っても他のセクションでカバーすれば合格が可能です。
英検準2級の合格には、リーディング、ライティング、リスニングの三つの技能が総合的に評価されます。全体で1800点満点中、合格点は1322点以上が必要であり、各セクションは600点ずつ配分されています。
特にリスニングのセクションでは、問題文が一度しか流れないため、聞き逃しや誤解がないように集中力を持って取り組む必要があります。設問に対して正確に応答する能力を身につけることが不可欠です。
具体的には、リスニングセクションでは30問が出題され、これには日常生活や学校生活に関する対話が含まれます。これらの対話を聞き取り、その内容を理解することが求められます。
試験対策としては、日頃から英語のニュースやポッドキャストを聞く習慣をつけることや、英語教材を使っての練習が効果的です。また、実際の試験と同様の条件で模擬試験を行い、時間管理と集中力を鍛えることも重要です。
英検準2級のリスニングを含めた試験対策は、各セクションのバランスを考えながら、総合的な英語力を高めることが合格への鍵となります。
【英検準2級】リスニングの問題
準2級のリスニング試験は、計30問から成り立ち、第1部、第2部、第3部の三段階に分かれており、それぞれ10問ずつ配分されています。
試験の全体時間は25分で、リーディングとライティングセクションの後に行われます。各問題は3択または4択の形式で提供され、受験生は最も適切と思われる選択肢を選びます。
リスニング試験の具体的な内容は以下の通りです。
第1部では、日常的な短い対話が中心で、通常の会話の理解が求められます。第2部では、やや長めの対話や短いスピーチが含まれ、詳細な情報の把握能力が試されます。最後の第3部では、より複雑な話題に基づいた質問が出題され、高度な聞き取り能力と内容の解析が必要とされます。
試験を受けるにあたっては、各部の特性を理解し、それぞれのタイプに適した対策を行うことが重要です。
具体的には、日常会話から学術的な話題まで幅広く対応できるリスニング能力を養うことが望まれます。また、時間制限内で効率良く問題を解く練習も必要となります。
会話応答形式での問題
準2級リスニングの大問1では、会話応答形式での問題が10問設定されており、男女のペアが繰り広げる会話に基づく内容となっています。この部分では、主に日常生活でよくある状況が想定され、特に家庭や友人間、またはショッピングのシーンなどが取り上げられます。
会話は、具体的には男性(A)と女性(B)の二人が交互に話を進めていく形式で展開され、最終的にはBの発言に対する適切な応答を選ぶ問題が出題されます。
試験では、各会話が二回ずつ放送されるため、受験者は最初の放送を通じて会話の流れを把握し、二度目の放送で特にBの最後の発言に注意を集中させる必要があります。
問題用紙には何も記載されておらず、選択肢も含めてすべての情報を音声だけでキャッチしなければならないため、聞き取り能力だけでなく、迅速な判断力も試されることになります。
実際の試験では、各会話の状況を的確にイメージし、それぞれの会話に最も自然な応答を選べるよう、事前にさまざまな日常場面で使われる表現や対話のパターンに慣れておくことが重要です。これにより、試験中に聞かれる会話の背景や文脈を素早く理解し、正確な答えを導くことが可能になります。
会話の内容一致選択
大問2では、特定の会話に基づいた質問への回答を求める形式で、全10問が出題されます。具体的には、男性と女性が参加する対話が数回にわたって展開され、この対話を聞いた後で関連する質問がされます。
この問題では、会話の内容が直接的に問題用紙には記載されず、選択肢のみが提供されます。対話が終了すると、それに関連した質問が読み上げられ、受験者は提供された四つの選択肢から最も適切な答えを選びます。
このセクションの会話は一般的な日常のシーンから取り上げられるため、幅広いシナリオに精通しておくことが重要です。
例えば、家庭内でのやりとり、友人同士の交流、またはレストランやお店での対話が含まれることがあります。これらのシチュエーションを想定し、適切な単語や表現に慣れることが成功の鍵となります。
具体例として、ある会話が「友人同士が週末の計画を話している」というシチュエーションを扱っている場合、質問は「彼らが何をするか決めたか?」という形で出されるかもしれません。受験者は選択肢から最も適切と思われる答えを選ぶ必要があります。
この種の問題を解くためには、リスニングスキルのみならず、会話の流れや話された内容の詳細を迅速に理解し、適切に反応できる能力が求められます。
日常的に様々な会話を英語で聞く練習をしておくことが、テストで成功するための重要な戦略です。この練習を通じて、どのような質問が来ても柔軟に対応できるようになります。
文の内容一致選択
大問3は、10問からなるナレーションに基づく内容理解のセクションです。ここでは、1人の話者による連続した話が流れ、それに関連する質問に答えます。この問題では、選択肢のみが問題用紙に提示され、質問文自体は放送されます。
ナレーションは比較的早口で進行し、一般的な会話よりも情報量が多くなるため、注意深く聞くことが求められます。使用される言語は、複雑な関係代名詞や時制の変化を含む長文で、リスニング力だけでなく、文法理解も試されます。
例として、ある著名な作家の日常や特定のイベントについての説明がナレーションされる場合があります。この場合、話者はその日に何をしたか、どのような特別な出来事があったかについて述べることが多いです。
また、駅のアナウンスや特定の地域の食文化について説明することもあり、それに関連する具体的な固有名詞や専門用語が含まれることがあります。
リスナーはナレーションの全体的な内容を迅速に把握し、具体的な詳細を理解することが不可欠です。これには、予め類似のトピックスに触れ、専門用語や重要な文法構造に慣れておくことが有効です。
このようにしてリスニングスキルを鍛え、質問に対して迅速かつ正確に答える能力を高めることが、準2級リスニングで成功する鍵となります。このプロセスを通じて、試験の総合的なスコア向上にも寄与します。
【英検準2級】合格するには
準2級で成功を収めるためには、特にリスニングセクションで高得点を狙うことが重要です。
リスニングで9割という高いスコアを目指すには、効果的なリスニング技術や戦略を身につけることが不可欠です。
選択肢を事前に確認する
選択肢を事前に確認する
リスニング問題においては、選択肢を事前に確認する戦略が非常に有効です。この方法を活用すれば、リスニングの成績を格段に向上させる可能性があります。
例えば、選択肢が書かれた部分だけが印刷される大問2と大問3では、放送される会話やアナウンスの前に選択肢を見て、話の内容を予測することができます。この予測により、聴くべきポイントを絞り込むことが可能となり、効率的に正解を導き出すことができます。
大問1では、選択肢の確認が必要ないものの、大問2と3においては、リスニング開始前や各セクションの説明が流れる間に選択肢を読むことが推奨されます。これにより、何が聞かれるかの予測ができ、どのキーワードに注目すべきかが明確になります。
また、選択肢の中には、具体的な場面やアクションを示唆する単語が含まれていることが多く、これが話の内容を予測する手がかりとなります。たとえば、選択肢に「supermarket」や「restaurant」といった単語が含まれていれば、その場面が買い物や食事に関連している可能性が高くなります。
リスニング中に注意すべきポイントを事前に把握し、放送される内容に即座に反応できるように準備することが、高得点を獲得するための鍵となります。選択肢を効果的に活用することで、リスニングの精度を向上させ、リスニングセクション全体のパフォーマンスを高めることができます。
話者の意図と会話の文脈を理解する
話者の意図と会話の文脈を理解する
リスニング問題を解く際には、話者の意図と会話の文脈を理解することが鍵となります。特に英検のようなテストでは、会話が設定された状況や話者の関係を速やかに把握することが求められます。
例えば、ある問題で「May I help you?」というフレーズが使用されている場合、これが一般的に店員が客に対して使う表現であることから、その会話が店内で行われているシーンであると推測することができます。
このように会話の設定を理解することで、その後の会話の流れを予測しやすくなります。さらに、登場人物が何を意図して発言しているのかを捉えることで、彼らの会話の意味を正確に理解することが可能になります。
例えば、店員が商品について説明している場合、その内容が購買決定にどのように影響するかを考慮する必要があります。これは、具体的な応答選択肢を選ぶ際の判断材料となります。
この戦略を具体的に活用する方法としては、まず会話の文脈を把握し、次に各話者の発言が何を意図しているのかを考えることです。このプロセスを通じて、リスニング問題の正解を効率的に導くことができます。
全体の意図を捉えることができれば、個々の単語や文の意味が完全に理解できなくても、適切な答えを選ぶことが可能になります。
会話の流れと登場人物の役割に注目することが、適切な応答を導き出すための鍵となります。このアプローチにより、リスニングセクションで高得点を目指すことができるでしょう。
話されている内容を視覚的なイメージや感情的な反応に変換する
話されている内容を視覚的なイメージや感情的な反応に変換する
リスニングセクションでの成功のためには、実際に話されている内容を視覚的なイメージや感情的な反応に変換する能力が非常に役立ちます。
これは、単に英語を理解するだけでなく、情報をより効率的に処理し、記憶に留めるのに助けとなります。
例えば、リスニングの練習中に「電車が遅延している」というアナウンスが流れた場合、単に英文を理解するのではなく、その状況を頭の中で映像として思い描いてみることです。駅のプラットフォームに立っている自分を想像し、周りの人々の反応や環境の詳細を思い浮かべることができます。
この技術は、リスニングが自動的に処理され、瞬時に反応するのを助けるため、特に有効です。
実際にこの技法を使う場合、ある問題で「次の列車は15分遅れます」とアナウンスされたとき、その情報をただ聞くだけでなく、急いでいる乗客のイライラした様子や、ゆっくりコーヒーを飲んで時間を潰す人の姿など、具体的なシーンを想像することができます。このプロセスは、リスニングスキルを向上させるだけでなく、情報の記憶にも効果的です。
リスニング問題を解く際に視覚化や感情を結びつけることは、英語の聞き取り能力を高めるだけでなく、次の質問に素早く対応できるようにするためにも非常に重要です。問題を通じてこの技術を使用することで、リスニングセクション全体のパフォーマンスを大幅に向上させることができるでしょう。
【英検準2級】リスニング向上のために効果的な学習方法3選
英検準2級のリスニングセクションでは、定期的に英語を聴く習慣を持つことが成功への鍵です。リスニング能力は短期間で向上するものではないため、日常的に英語に触れることが重要となります。
毎日少しでも英語の音声に触れることで、自然にリスニングスキルが向上します。さらに、ただ問題を解くだけでなく、解答後には必ず音声を再度聴き、正確な発音やイントネーションを音読することで、聞き取り能力をより強化することができます。
過去問題を積極的に使う
過去問題を積極的に使う
英検準2級のリスニング試験対策には、過去問題を積極的に使う方法が推奨されます。英検の公式サイトから入手可能な直近3回分の試験問題は、特に重要です。
これらにはリスニング音声とそのスクリプトも含まれており、実際の試験環境を体験しながら学習を進めることができます。
さらに、複数年にわたる過去問題集を使用することで、試験の傾向と対策を広範囲にわたって理解することが可能です。実際の試験で自分の点数が合格基準に達しているかを確かめることは、進捗を測る上で非常に有効です。
また、問題集に含まれる解説を読み、各問題に対する詳細な理解を深めることも重要です。この過程で出会った未知の単語やフレーズは、何度も聞いて口に出しながら覚えることで、実際の試験でのリスニング力向上に繋がります。
問題を解くだけでなく、新しい語彙や表現を積極的に覚えることも大切です。さらに、準2級試験で頻出する具体的なシチュエーション、例えば家庭内の会話やお店でのやり取り、公共のアナウンスなどに焦点を当てた学習を行うことで、試験での対応力を高めることができます。
繰り返し過去問題にチャレンジすることで、試験の形式に慣れ、どのような質問がどのような設定で出題されるかを予測しやすくなります。
音声を聞いて場面を具体的に想像する訓練を積む
音声を聞いて場面を具体的に想像する訓練を積む
リスニング試験における効果的な学習方法の一つとして、音声を聴きながら具体的なシチュエーションを想像することが推奨されます。
これにより、単に言葉を理解するだけでなく、会話の背景や文脈を自然に捉えることができるようになります。
実際に音声を聞く際には、会話や説明の全体像を掴むことを心掛け、一度にすべての内容を理解しようとするのではなく、大まかな流れや話の設定を把握することから始めましょう。
例えば、ある人物が旅行の計画について話している場面では、その人物がどこに行きたいのか、何を楽しみにしているのかを想像することが役立ちます。
この方法は、すべての英文を聞き終えた後に、そのシチュエーションに基づいてどのような質問がされるかを予想しやすくします。
具体例として、ある学生が夏休みの計画について友人に話す場面を聞く場合、その学生がどのような活動に興味を持っているかを想像しながら聞くことで、会話のポイントをより明確に捉えることができます。
音声を通じて具体的なイメージを構築する練習を重ねることで、リスニング能力全体の向上を図ることが可能です。音声を聞く際は、途中で止めずに一通り聞き流すことが大切ですが、ポイントとなる部分は何度も繰り返し聞くことで、より詳細な理解を深めることができます。
繰り返しリスニングで英語耳を鍛える
繰り返しリスニングで英語耳を鍛える
英検準備において、リスニングセクションのスコア向上は、ただ問題を解くだけでなく、英語の音声を繰り返し聞くことからも達成できます。
特に、聞き取れなかった部分や理解が浅かった箇所を中心に、何度も聞き返すことが重要です。
この方法は、単に答えを覚えるのではなく、英語の自然な音の流れやリズムを耳に馴染ませることを目的としています。
例えば、一つの音声ファイルを選んで、内容が完全に理解できるまで何度も聴くことが推奨されます。最初は全体の意味をつかみ、次に細かい単語やフレーズの意味を理解し、最後には発音やアクセントまで注意深く聞き取るようにします。
実際の試験や実生活での会話において、リスニング能力は聞き取った内容をすぐに理解し反応する能力が求められます。
そのため、練習では、音声を聞いた後にその内容を誰かに説明する、または自分の言葉で要約するといった活動を行うことで、聞いたことをアウトプットする練習にもなります。
音声を何度も聴くことで、未知の語彙や複雑な表現に出会ったときの処理能力も向上します。これにより、リスニングセクションでより高いパフォーマンスを発揮することが可能になります。
【英検準2級】リスニング対策のための参考書3選
英検準2級リスニングを強化するためのおすすめの参考書をご紹介します。効果的な学習を進めるためには、実際の試験形式を想定した問題集が最適です。これにより、繰り返し音声を聴く練習とともに、各種問題への対応力を高めることができます。
「DAILY20日間 英検準2級 集中ゼミ 新試験対応版」
「DAILY20日間 英検準2級 集中ゼミ 新試験対応版」
準2級の英検試験に向けて、日々の30分の学習を20日間に渡って計画的に行うことができる内容になっています。
毎日の学習でリーディング、ライティング、そしてリスニングの三つのセクションに分けて対策を進めることができるため、全体的なスキルアップを図ることが可能です。
特にリスニング部分では、繰り返し聞くことにより理解を深めることができ、音声ファイルを使った実践的なトレーニングが効果的に行えます。この一冊で、準2級試験の各種問題に精通することが目指せます。
「英検準2級 過去6回全問題集」
「英検準2級 過去6回全問題集」
この教材は、英検準2級の試験対策に最適で、過去6回分の試験問題が収録されています。実際の試験環境を想定して、タイムマネジメントを意識しながらの演習が可能です。
試験の一ヶ月前には、集中的な演習を始めることが理想的です。初めての演習では、自己採点を行い、自分の強みと弱みを把握することが重要です。
これにより、効果的な学習計画を立てることができ、特に弱点を集中的に強化することが可能になります。この方法により、試験本番でのパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。
「英検準2級過去問題集」
「英検準2級過去問題集」
この問題集は、英検準2級の試験に向けて、詳細な解説と豊富な練習問題が用意されています。特に、リスニング対策には付属のCDを使用することが推奨されており、さらにアプリとの連動でどこでも練習が可能です。
過去の試験から抽出した5回分の問題に加え、実力を試すための模擬テストも収録されており、これらを通じて総合的な英語力の向上が見込めます。
定期的にこれらの資料を使用して学習を繰り返すことで、試験に臨む際の自信と対応力を養うことができます。
最後に:英検に合格をするには?
ここまでに英検準2級リスニングの攻略法について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映