始めに:【英検レベル】1級~5級各級の難易度目安を徹底解説!
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本日はどのような記事になりますか?
本日は【英検レベル】1級~5級各級の難易度目安を徹底解説!
というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
英検(実用英語技能検定)とは
英検は、教育現場で注目されている英語の4技能(聞く、読む、書く、話す)を評価する試験体系を備えています。この試験は、レベル1からレベル5まで含む複数の級に細分化されており、レベルの番号が小さいほど、試験の難易度は上昇します。
この体系は、英語教育における新しい学習指導要領の方針に合致しており、言語の習得における包括的な能力を重視します。各級においては、基本的なコミュニケーション能力から高度な言語運用能力まで、幅広いスキルレベルが評価の対象となります。
たとえば、最高レベルである1級では、ネイティブスピーカーに近い理解力と表現力が求められ、その一方で、初級レベルである5級では、基本的な日常会話が理解できる程度の能力が試されます。
英検の試験内容
英検は、一次試験と二次試験に分けられる二段階の試験体制を採用しています。これらの試験は通常、異なる日に行われます。
一次試験では、受験者はリスニング、リーディング、ライティングの3つのセクションに挑戦し、試験時間は大体2時間程度です。これらのセクションの具体的な内容や問題形式は、受験する級によって若干異なり、各級に応じた対策が必要となります。
二次試験は、一次試験をクリアした受験者のみが挑戦する権利を得るスピーキングテストです。この試験の所要時間は、級によって6分から30分までと大きく異なり、上位の級になるほど試験時間が長くなる傾向にあります。特に、4級と5級では、スピーキング試験は選択制であり、一次試験のみで合格判定を受けることが可能です。
英検の問題形式は2024年にリニューアル予定
日本英語検定協会は、2024年度から3級以上の英検の一部を改訂する計画を公表しています。
(出典:2024年度(予定)より実用英語技能検定(英検)の問題形式 一部リニューアルのお知らせ|公益財団法人日本英語検定協会)
主な変更点はリーディングとライティングの設問数の増減です。
以下、変更になった点です。
・リーディング:設問数の減少
・ライティング:設問数を増加
・スピーキング:質問文に話題導入分を追加(準1級のみ)
これらの変更に伴い、準2級と3級の試験時間が延長されることも予定されています。
・準2級:2023年度までは75分→2024年度以降は80分
・3級:2023年度までは50分→2024年度以降は65分
このリニューアルの背後には、英語の4技能(聞く、読む、書く、話す)をよりバランス良く評価し、強化するという目的があります。
英検各級の難易度を知るための3つのポイント
➀単語レベル
②問題傾向
③合格正答率
① 単語レベル
英検を戦略的に準備する際に、最初に注目すべき点は、各級別に要求される語彙のレベルです。英検では、直接的に語彙を問う問題は全体の中で限定的なものですが、リーディングやリスニングのセクションで使用される語彙の難易度は、級が高くなるにつれて増していきます。
さらに、ライティングの評価基準においても、「語彙」は重要な要素の一つに数えられており、内容、構成、文法と並んで評価されます。
実際に、高度な級では、複雑なトピックを扱った文章や対話において、専門的かつ高度な語彙が頻繁に登場します。例えば、準1級のリスニングセクションでは、日常会話ではあまり使用されないような専門的な語句や成句が含まれることがあり、これらを理解し適切に処理できる能力が求められます。
同様に、ライティングセクションでは、論述の内容を豊かに表現するために、多様かつ高度な語彙の使用が評価の対象となり、その使いこなし度合いが得点に大きく影響します。
各級合格のために必要な単語数は以下のとおりです。
英検 | 必要単語数 | レベル |
5級 | 600語 | 中学1年生 |
4級 | 1,280語 | 中学2年生 |
3級 | 2,580語 | 高校受験 |
準2級 | 4,080語 | 高校2年生 |
2級 | 5,780語 | センター試験 |
準1級 | 7,630語 | 難関大学 |
1級 | 10,030語 | 上級 |
英検の準備をする上で、最初に行うべきことは、目指す級に応じた語彙レベルを把握し、それに見合った語彙力を養うことにあります。このアプローチは、試験の全セクションに渡って要求される語彙知識を基礎から構築し、総合的な英語能力の向上に寄与するものです。
② 問題傾向
英検の各級における問題傾向を理解することは、試験対策を立てる上で欠かせない要素の一つです。
【一次試験】
・リーディング
・リスニング
・ライティング(5級、4級はなし)
【二次試験(面接)】
・スピーキング(5級、4級は希望者のみのスピーキングテスト)
この基本構造は全級で共通していますが、大問ごとの問題形式は級によって異なり、これが難易度に大きな影響を及ぼします。
たとえば、5級と4級のリーディングセクションでは、文章の順序を整理する整序問題が登場しますが、3級以上ではこのタイプの問題は出題されません。
また、準2級以上ではリスニングの音声が一度きりしか流れないため、受験者は初回の聞き取りで重要な情報を捉えなければならず、これがリスニングの難易度を高める要因となります。
したがって、英検の各級における問題傾向を把握することは、試験の準備において極めて重要です。各級に特有の問題形式を理解し、それに適した学習戦略を立てることで、受験者は試験で求められる技能を効率的に向上させ、成功に近づくことができます。
英検における各級で出題される英文は、レベルに応じてその難易度が変わります。
この難易度は主に以下の4点によって決定されます。
英文の難易度
・語彙レベル:どのくらい難しい単語や熟語が使われるか?
・文法レベル:どのくらい難しい文法が使われるか?
・内容レベル:話の内容の難易度がどの程度か?
・長さ:英文の長さはどの程度か?
級が高くなるにつれて、これらの要素はより高度なものになっていき、受験者にはそれに対応する高い理解力と言語運用能力が求められます。
③ 合格正答率
最後にチェックすべき点は各級における合格に必要な正答率です。
英検協会のウェブサイトでは、合格基準スコアのみが公開されています。
引用元:各級の合格基準スコア|英検
英検では、合格か不合格かを決める基準は、単純な素点(テストで得られた直接の得点)ではなく、CSEスコアという特定の計算方法に基づいたスコアで判断されます。素点とは、各問題を正答した場合に得られる点数の合計であり、英検におけるCSEスコア換算前の生のスコアを意味します。
【英検5級の問題傾向】中学1年生レベル
英検5級の難易度は中学1年生レベルです。
・単語レベル:600語
・勉強時間の目安:50時間(約3ヵ月)※小学生〜中学1年生の場合
問題形式はリーディングとリスニングの2つで、問題数も25問ずつとなっています。
英検5級のリーディング
英検5級のリーディングセクションは、三つのパートに分かれており、最初の二つのセクションでは空所に入る適切な単語を選ぶ穴埋め式の問題が、最後のセクションでは与えられた日本語の意味に基づいて英語の単語を正しい順序に並べ替える問題が出題されます。
これらの問題で扱われる英文は、約5単語程度の比較的短いものであり、日常生活で使われる簡単な会話が主なテーマです。
英検5級のリスニング
英検5級のリスニング試験は、2つの異なるセクションで構成されており、それぞれ独特の形式を採用しています。
第一セクションでは、問題冊子に描かれた2人のキャラクターの会話のシナリオがあり、受験者は流れる音声の中からこのイラストと一致する選択肢を見つけ出す必要があります。このパートは主に、視覚的な手がかりを用いて、音声情報との一致を見つける能力を試すものです。
第二セクションでは、視覚的な補助はなく、単純に音声で提供される会話や質問を聞いて、書かれた質問に最も適切な答えを選択する形式をとります。この部分では、音声のみから情報を抽出し、理解する能力が重視されます。
【英検4級の問題傾向】中学2年生レベル
英検4級の難易度は中学2年生レベルです。
・単語レベル:1,280語
・勉強時間の目安:100時間(約6.5ヵ月)※小学生〜中学2年生の場合
問題形式は英検5級と同じくリーディングとリスニングの2つで、問題数はリーディングが35問、リスニングが30問の計65問です。
英検4級のリーディング
英検5級の空所補充と語句整序の問題に加えて、読解問題が含まれるように構成されています。この読解部分では、メールや掲示物、説明書などの形式で書かれた比較的短い長文が問題用紙に掲載され、提示された文章の内容を基にした質問に対して、4つの選択肢から正しい回答を選ぶ形式になっています。
英検4級で出題される読解問題は、受験者が実際の生活シーンで使用される英語の基本を理解しているかを確認するためのものです。このセクションを通じて、受験者は日常的なコミュニケーションに必要な読解スキルを身につけ、さらに英語学習の基礎を固めることができます。
英検4級のリスニング
英検4級のリスニング試験では、5級に引き続き会話に基づいた選択式の問題が設けられていますが、ここに物語や説明文といった短い文章を聞いて内容を理解するタイプの問題が追加されます。
これらの問題では、5級のリスニングと比較して、音声で提供される情報量が大幅に増加し、問題文自体の長さもおよそ2倍に拡大します。これにより、受験者はより多くの情報を処理し、重要な点を把握しながら聴解する能力が求められるようになります。
【英検3級の問題傾向】中学3年生レベル
英検3級の難易度は中学3年生レベル(高校受験レベル)です。
・単語レベル:2,580語
・勉強時間の目安:200時間(約13ヵ月)※小学生〜中学3年生の場合
英検3級の特徴は、一次試験の設問にライティング(英作文)が追加され、二次試験としてスピーキングの試験も課されることです。
一次試験の問題数はリーディングが30問、ライティングが1問、リスニングが30問の計61問です。二次試験ではスピーキングの問題が6問出題されます。
英検3級のリーディング
英検3級の問題形式は、英検4級に引き続き、空所補充問題、語句整序問題、そして読解問題を含んでいます。特に、3級のレベルでは読解セクションの難易度が増し、長文読解が試験の主要な挑戦となります。
文章全体を詳細に読むことが難しいため、文章の主要なポイントや概要を速読で把握する技術が重要になります。
英検3級のライティング
英検のライティングセクションでは、受験者に25~35語の範囲で、特定の質問に対して自らの意見や考えを文章にする課題が与えられます。
出題されるテーマは、友人や家族との日常的な会話をテーマにしたものが多く、基本的な英語の語彙と文法を理解していれば、小学生でも自分の意見を表現することができます。
英検3級のリスニング
英検3級のリスニングセクションは、形式的には4級と大差ないものの、提供される選択肢の単語数が2~5語程度と、4級に比べてやや長く設定されています。この変更により、受験者は音声情報の聞き取りと、それに伴う選択肢の読解をより効率的に行う能力が求められます。
特に、3級のリスニング問題では、日常生活や学校生活における基本的な会話を理解することが求められ、このレベルに合格することで、英語を効果的に聞き取り、読み取ることができる基本的なコミュニケーション能力の証となります。
英検3級のスピーキング
英検3級で導入されるスピーキングテストは、直接的な面接方式で行われ、受験者はテストの初めに提示されるイラストカードに基づいた質問に答える形式をとります。
この試験では、主に音読、イラストや短文に基づく質問への回答、そして受験者の個人的な意見や考えを尋ねる質問の三つのタイプの問題が出題されます。
【英検準2級の問題傾向】高校1〜2年生レベル
英検準2級の難易度は高校1〜2年生レベルです。
・単語レベル:4,080語
・勉強時間の目安:400時間(約2年3ヵ月)※小学生〜高校1年生の場合
準2級の問題数は、一次試験ではリーディングが37問、ライティングが1問、リスニングが30問の計68問です。二次試験ではスピーキングの問題が6問出題されます。
英検準2級のリーディング
長文読解とは別に、準2級レベルでは、文脈を把握して3〜4語の範囲で最適な選択肢を選ぶ長文の空欄埋め問題が加わります。これは、単に短文の空所補充や語句の並べ替え問題に加えて、読み手が文章全体の意味を理解し、その流れに基づいて適切な単語やフレーズを選択することを要求するものです。
この新たな形式の導入は、単語の知識や文法の理解を超えた、より高度な読解力と文脈からの推測能力が求められることを意味します。
英検準2級のライティング
準2級の試験では、社会的な側面を含む質問に対して、自分の見解とその根拠を約50~60語で述べるライティングの課題が設けられます。
これらの質問は、「病院は祝日にも診療をするべきか」「学生は新聞を読むすべきか」といった、日常生活に根差したテーマを取り上げており、その内容は小中学生でも理解しやすいものとなっています。
英検準2級のリスニング
試験の準2級では、3級まで見られた問題冊子のイラストがなくなりますが、出題される内容は日常生活における会話が主体となります。
ただし、これらの会話のシナリオには、職場環境でのやり取りが含まれる場合があり、それに伴い若い受験生にとっては馴染みの薄い、専門的または高度な語彙が使用されることもあります。
英検準2級のスピーキング
準2級の口頭試験では、英文の音読、与えられた質問への回答、そして自己の見解を述べるという、3級試験で見られた同様の形式の問題が続けて提示されます。このレベルでは、音読する文章の長さが3級より約1.5倍に増加し、視覚的な材料として提供されるイラストの量も倍増し、全体的な情報量の拡大が見られます。
さらに、試験では使用される語彙の難易度が上がるため、受験者は流暢な発話能力のみならず、迅速に情報を処理し理解する能力も求められます。
【英検2級の問題傾向】高校3年生レベル
英検2級の難易度は、高校3年生(大学受験)レベルです。
・単語レベル:5,780語
・勉強時間の目安:800時間(約4年4ヵ月)※小学生〜高校3年生の場合
2級の問題数は、一次試験ではリーディングが38問、ライティングが1問、リスニングが30問の計69問です。二次試験ではスピーキングの問題が5問出題されます。
英検2級のリーディング
2級の読解試験では、3級までに慣れ親しんだ短文の空欄埋めや長文の読解及び空欄埋め問題が継続して出題されるものの、このレベルでは問題の複雑性が格段に増します。特に長文読解部分では、3〜4パラグラフに及ぶテキストが普通であり、環境問題や社会問題といった重要なテーマを扱うのが一般的です。
これらのトピックは、しばしば現在の社会的、環境的な課題に根ざしており、受験生がこれらの分野に対して日常的に関心を寄せていないと、「言葉は理解できるが、テーマの本質を把握することが難しい」と感じることがあるかもしれません。
英検2級のライティング
2級のライティングセクションでは、受験者は自身の見解とその根拠をそれぞれ80〜100語で構成し、2つの質問に答える必要があります。これらの質問は、日本の外国人労働者の増加やキャッシュレス決済の普及といった、現代社会の動向や問題点に焦点を当てたものです。
これらの問題に対処するには、受験者が日々、社会的な課題に関して思索し、自らの意見を形成しておくことが求められます。
英検2級のリスニング
準2級の試験と同じく日常生活における会話が中心になっていますが、各質問では発言が一回あたり約10語の文で構成され、1~2文続く形式で提示されます。これらの会話は2回の応答を含むため、全体として各問題の内容はかなり長めになります。
特に、ビジネスシーンを題材とする会話が増えているため、10代の受験生にとっては馴染みの薄いシチュエーションが含まれることがあります。
英検2級のスピーキング
2級の口頭試験では、前のレベルである3級や準2級で見られた音読、質問応答、意見表明の問題が継続して設けられています。
このレベルではさらに、イラストとそれに付随するセリフ(英文)が示され、受験者がそのイラストのシナリオを説明するイラスト解説の問題が新たに導入されます。この問題では、描かれている人物がどのような行動をしているか、その場面を言語化して説明することが求められます。
【英検準1級の問題傾向】国内の難関大学入学レベル
英検準1級の難易度は、国内の難関私大や国立大学に合格できるレベルです。
・単語レベル:7,630語
・勉強時間の目安:1,600時間(約4年以上)
準1級の問題数は、一次試験ではリーディングが41問、ライティングが1問、リスニングが29問の計71問です。二次試験ではスピーキングの問題が5問出題されます。
英検準1級のリーディング
準1級の読解試験では、短文の空欄埋め問題と、長文における読解問題及び空欄埋め問題が主要な形式を占めています。特に、短文の問題では受験者がこれまでに蓄積してきた語彙力と慣用句の知識が重要になります。
試験の長文部分は、一般的に3から4パラグラフの長さであり、環境問題や政治といった社会的なトピックに焦点を当てています。解答を始める際には、まずタイトルを参考にして文章の大まかな内容を予測し、その後、文章の流れに合わせて読み進める戦略が効果的です。
英検準1級のライティング
準1級のライティングセクションでは、受験者が社会的な課題についての自己の見解を120〜150語で展開することが要求されます。この試験では、与えられた4つのポイントの中から2つを選び、それらを自分の回答の根拠として利用することが特別な指示となっています。
このアプローチは、受験者の英語能力に加えて、社会問題に対する理解と、多角的な視点から考察を深める能力を測るものです。
英検準1級のリスニング
準1級の聴解試験における問題形式には、内容が一致するかを判断するタイプの問題があり、これには会話とナレーションの二つのバリエーションが存在します。会話形式の問題では、一人の話者が2文程度の発言をするものが4ターン以上続くという、2級試験の構造を踏襲しつつも内容量が増大します。
一方、ナレーション形式では、長文読解に匹敵する長さのテキストが用いられ、その内容はニュースの報告や製品紹介など様々です。
英検準1級のスピーキング
準1級の口頭試験では、試験官との日常的な対話で始まります。この初期段階の会話は評価の対象ではないものの、受験者が積極的に交流しようとする様子は、意欲や態度として評価にプラスされることがあります。
このセクションの後、受験者は与えられたイラストを基にしてそのシナリオを2分間で説明する問題に挑戦し、さらにそれに基づいた自身の意見を述べることになります。加えて、社会的な話題に対しても自分の見解を表明することが求められます。
【英検1級の問題傾向】海外の大学入学レベル
英検1級は、留学先でも活かせるような実践的な英語力が身についているレベルです。
・単語レベル:10,030語
・勉強時間の目安:2,800時間(約7年以上)
1級の問題数は、一次試験ではリーディングが41問、ライティングが1問、リスニングが27問の計69問です。二次試験のスピーキングは、設問数自体は1問ですが、準1級までよりも臨機応変な回答が求められる内容です。
英検1級のリーディング
1級のリーディング試験は、空所補充の問題を含む短文と、さらに詳細な読解が求められる長文問題から構成されています。ここでの長文問題は、350語の短いものから、500語と800語のより長い文章までと、非常に多岐にわたります。
この試験レベルの際立った特色は、出題される語彙とトピックが、英文の専門書や雑誌に匹敵するレベルの専門性と多様性を備えている点にあります。このため、受験者は試験対策として、英語のニュースサイトを日常的に閲覧するなど、英語での読解習慣を身につけることが推奨されます。
英検1級のライティング
1級のライティングセクションでは、社会的な議題に対して個人の見解を展開することが求められますが、このレベルでは序論、本論、結論から成るエッセイ形式での回答が必要とされます。また、自己の意見を裏付けるための理由を最低3つ提示する必要があり、答案は200~240語の範囲で記述することが指定されています。
試験時には文字数を一つ一つ数えることが現実的ではないため、予め練習問題や参考書を用いて適切な長さのエッセイを書く感覚を養っておくことが推奨されます。
英検1級のリスニング
1級のリスニングセクションでは、準1級で見られた会話やナレーションに加えて、「実生活シナリオ」と「インタビュー」の2つの新しい問題形式が導入されています。実生活シナリオでは、試験冊子に記述された特定の状況や質問を事前に10秒間黙読した後、そのシナリオに基づいた実際の生活から抜粋されたと思われる音声が流され、その内容に最も合致する選択肢を選ぶ形式の問題です。
一方、インタビュー形式の問題では、500~600語の長さを持つ音声が再生され、聞き取った内容に基づいて最適な選択肢を選ぶ能力が試されます。
英検1級のスピーキング
1級の口頭試験では、準1級で見られたような非公式な日常会話で試験が開始された後、受験者は指定されたトピックについてのスピーチと、そのスピーチに基づく質疑応答のセッションに進みます。
評価されるのは主にスピーチとその後の質疑応答の部分であり、スピーチのトピックは事前に用意されたカードから選択します。このスピーチは2分間と設定されており、その間に自身の意見や理由を明確に伝えることが重視されます。質疑応答の段階では、試験官からの質問に対して、スピーチで提示した点について更に詳しく説明することが求められます。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで【英検レベル】1級~5級各級の難易度目安を徹底解説!について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映