【英検】英検受験のメリット・デメリットは?級ごとの難易度・英検とTOEICの違いについて徹底解説します!
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【英検】英検受験のメリットデメリットは?級ごとの難易度・英検とTOEICの違いについて徹底解説します!というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
英検の各級レベル
英検を始める前に、どのレベルの試験に挑戦すべきかを理解することが非常に重要です。英検は複数の級が設定されており、それぞれの級は異なる英語力レベルを要求します。たとえば、中学生レベルの基本的な英語能力を問われる級から、大学生レベルの高度な英語使用能力が求められる級まであります。
自分の現在の英語力に不適切な級に申し込むと、時間や費用が無駄になるリスクがあります。このため、自分の英語力に合った級を選ぶことで、より効果的に学習を進めることができます。例えば、具体的な学習計画を立てる際には、各級の詳細な要件を理解し、それに基づいて学習項目を絞り込むことが有効です。
また、英検とTOEICの違いを理解することも、どちらの試験が自分に適しているかを判断するのに役立ちます。
【5級/4級】英語の基礎。主に中学生レベル
英検の5級と4級は、中学生レベルの英語力を測る試験で、基礎的な英語知識が評価されます。特に5級は約600語、4級では約1,300語の単語を習得していることが期待されます。この基礎語彙に加えて、中学で学ぶ文法がしっかりと身についているかが鍵となります。
5級では主に単語の空所補充や並び替え問題が、4級ではこれに加えて長文読解問題が出題されるため、読解力の拡張が必要です。リスニングも、会話や短文を聞いて内容を理解する問題が共通しています。
5級と4級で求められる合格点はそれぞれ419点(満点850点)と622点(満点1,000点)で、合格に必要なスコアを達成するためには過去問の練習が有効です。また、これらの級でスピーキング試験も実施されますが、主にリスニングとリーディングのスコアが合否に大きく影響します。
【3級】面接有:中学卒業・高校受験レベル
英検3級の試験は、中学卒業レベルの英語力が求められ、単語数は約1,300から2,100語に及びます。出題される内容は日常的なトピックから、人物紹介や歴史に至るまで多岐にわたります。試験では単語や熟語だけでなく、中学で学ぶ時制、不定詞、比較級などの文法知識も広く問われます。
加えて、3級では短文英作文が試験内容に含まれるようになり、これが試験の難易度をさらに高めています。また、スピーキングテストが合否を左右する要素として導入されており、この部分は面接形式で進行し、英文の音読や質問への回答が求められます。
合格には一次試験で1,103点(満点1,650点)、二次試験で353点(満点550点)を得る必要があり、これらの点数を目安にしながら、試験対策を進めることが推奨されます。
【準2級/2級】大学受験レベル・履歴書に書けるのは準2級から
進学やキャリア形成において、英語力を示す資格として英検準2級と2級は重要です。これらのレベルでは、高校卒業から大学入試レベルの英語知識が求められ、海外留学の準備にも適しています。
具体的には、準2級で必要な単語数は約3,600語、2級では約5,100語とされており、日常では使われないような専門的な単語や熟語の理解が求められます。例えば、「adopt」(採用する)や「deal with~」(~に対処する)などの表現が出題されることがあります。
試験は、筆記と面接の二部構成で、準2級の場合、筆記試験の合格点は1,322点(満点1,800点)、面接試験では406点(満点600点)が必要です。2級では、筆記試験で1,520点(満点1,950点)、面接で460点(満点650点)が合格基準とされています。このような点数設定からも、高度な英語運用能力が求められることがわかります。
【準1級】留学先でも困らないレベル。就職にも役立つ
英検準1級は大学中級レベルに相当し、単語数が7,100語以上となるため、留学や英語圏での生活に十分対応できる能力が求められます。このレベルでは、広範囲のトピックと高度な語彙の理解が必要とされ、参加者は英語環境での生活に必要なコミュニケーションスキルを身につけることができます。
特に準1級の英作文では、指示に従って具体的な内容を書く能力が試され、これまでの級よりも詳細な指示に基づいて自分の意見を表現することが要求されます。たとえば、与えられたテーマに基づき、特定の視点から論じる必要がある場合、これは参加者の創造力だけでなく、情報の整理能力と言語の正確性を同時に試すことになります。
準1級の合格基準は、一次試験で1,792点(満点2,250点)、二次試験で512点(満点750点)と設定されており、これらのスコアを達成するには、高度な読解力、聞き取り能力、そして書き表現力が必須です。このような要求水準は、参加者が実際の英語使用環境において効果的に機能するための準備を整える目的も果たしています。
【1級】世界で活躍できる。ネイティブに近いレベル
英検1級は、海外での業務にも対応可能な高度な英語力を有していることを示す資格です。このレベルでは、ネイティブスピーカーと遜色ない語彙力と表現力が求められ、その語彙数は約10,000から15,000語に及びます。
この試験では、特に二次試験のスピーチが重要な評価ポイントとなります。2分間のスピーチを通じて、参加者は自らの意見や情報を明確に伝える能力を試されます。この部分では、ただ多くの単語を知っているだけでなく、それを効果的に使いこなすスキルが求められます。
1級を取得するための合格点は一次試験で2,028点(満点2,550点)、二次試験で602点(満点850点)と設定されており、これをクリアするには深い言語理解と高度なコミュニケーション能力が不可欠です。これにより、試験合格者は国際的な舞台での活動にも十分対応できると認識されます。
各級の勉強方法と対策を解説!効率よく勉強しよう
【5級】英語の基本をおさえよう。ひねった問題は少ない
英検5級を目指す際は、英語の基本知識がしっかりと身に付いていることが重要です。5級の試験は比較的単純な問題が多く、複雑な思考を要することは少ないため、基本を忠実に学ぶことが効果的です。
リスニングにおいては、発話のスピードが遅めであり、内容が2回繰り返されるため、理解しやすくなっています。もし初回のリスニングで内容を完全に捉えられなかった場合でも、パニックにならず二度目のチャンスで集中することが大切です。
具体的な学習方法としては、中学生レベルの単語と文法を中心に、それらをしっかりと習得するための単語帳や問題集を活用することが推奨されます。加えて、過去問題を解くことで試験形式に慣れ、実際のテストでの対応力を高めることができます。このような準備を通じて、5級の試験に臨むことで、確実に合格を目指すことが可能になります。
【4級】5級のレベルが実用的に。スピードもプラスして
英検4級では、実用的な英語力が要求され、これには5級の基本知識の応用が必須です。単に単語の意味を知っているだけでは不十分で、その単語が具体的な文脈でどのように使われるかも理解する必要があります。これは、単語知識を超えて、言葉の使い方を実際の状況で適用できる能力を測るものです。
4級では、時制の一致やその他の基本的な文法規則の理解も再確認されます。こうした文法的な知識は、効果的なコミュニケーションに不可欠です。
さらに、4級からは長文の読解問題が導入され、文章全体を通じての理解が求められます。この部分では、文の流れを把握し、情報を迅速に処理する読解力が試されます。効率的に問題を解くためには、過去問を利用して時間配分の練習を行い、試験中に時間切れにならないよう準備することが大切です。これにより、長文読解の正答率を高め、全体のスコア向上に繋げることができます。
【3級】面接対策が必須。英語をトータルで学ぼう
英検3級を目指す際には、単に単語や文法を覚えるだけでは不十分で、日常生活で応用できる英語能力が求められます。このレベルからは、ライティングとスピーキングが試験に加わるため、実際のコミュニケーション能力が重要視されます。
英検の公式ウェブサイトでは、スピーキング試験のバーチャル体験が提供されており、このツールを利用することで、試験当日の流れや求められるレベルの理解を深めることができます。特に3級では、全ての言語技能が評価の対象となるため、準備は総合的に行う必要があります。
具体的な学習方法としては、語彙力を中心に単語帳を活用して基礎を固め、さらには英語が得意な友人や家族にスピーキング試験のロールプレイをお願いしてみると良いでしょう。これにより、実際の会話で使える表現力や反応速度を鍛えることができ、試験でのパフォーマンス向上に繋がります。
【準2級】全部門が一気に難易度UP!3級までの基礎を応用できるように
英検の階層を昇るにつれて、5級から3級までの段階では比較的緩やかに難易度が増していますが、3級から準2級にかけてのレベルの差は著しく、試験の形式も大きく変わります。特に準2級では、長文の穴埋め問題が導入され、リスニングセクションでも音声が一度しか流れないため、一度で内容を把握する能力が求められます。
これらの変化に対応するためには、基本となる単語、熟語、文法の知識をしっかりと修得することが必須です。この知識をベースに、過去問を繰り返し解くことで試験形式に慣れ、さまざまな長文に触れることで読解スピードを高めることが推奨されます。
また、リスニングスキルの向上のためには、日常的にシャドウイングを行うことが有効です。これにより耳が英語のリズムや発音に慣れ、同時に正確な発音の練習にもなり、スピーキング試験でのパフォーマンス向上につながります。これらの準備を通じて、準2級の難易度に対応するための万全の体制を整えることが可能です。
【2級】高校英語を完璧に。幅広いテーマに対応した語彙力を
英検2級の試験では、日常生活のトピックに加え、医療、IT、自然科学など多岐にわたる分野から問題が設定されます。これらのテーマは社会的な広がりを持つため、特定分野に関する語彙の拡充が不可欠です。
このレベルの試験では、ただ単に長文を読むスピードが重要であるだけでなく、重要な情報を効率的に見つけ出す読解戦略を身につけることが求められます。文章を読む際には、どの部分が中心となる内容かを意識して把握するスキルが必要です。
また、ライティングやスピーキング試験では、与えられたテーマから逸脱すると減点対象となるため、正確にテーマに沿った内容を展開することが重要です。試験前には、英語教育の専門家による英作文の添削やスピーキングの模擬面接を行うことで、実際の試験での表現力を高めることが推奨されます。これにより、広範な知識を持つだけでなく、それを効果的に表現する能力も身につけることができます。
【準1級】10,000語近く暗記が必須!速読も対策を
英検準1級は、その下の2級と比較しても格段に難易度が高い試験です。このレベルで求められる語彙数は7,100語以上に及び、特に試験冒頭の空所補充問題には高度な単語が頻出します。
この試験で成功するためには、単語帳を繰り返し利用することは基本であり、さらに過去問に出てきた語彙もしっかり把握しておく必要があります。不明な単語をできるだけ少なくすることが、試験対策の鍵となります。
また、長文読解セクションでは文章量が増え、論文のような複雑な内容が出題されることもあります。ゆっくりと読んでいると時間が足りなくなるため、速読技術を磨くことが不可欠です。過去問を使って実際に時間を測りながら読む練習を行うことが推奨されます。
リスニング試験においては、難解な単語が頻出するため、聞き逃した単語に囚われ過ぎてはいけません。すべての単語を完璧に聞き取る必要はなく、主要なポイントと話の流れを把握することが重要です。日頃からこの点に注意してリスニングの練習を行うことで、試験本番での聞き逃しを防ぐことができます。
【1級】単語は準1級の2倍。難しいテーマでも論理的な回答ができるように
英検1級の取得は非常に困難で、一度の試験での合格は珍しいほどです。この試験では、単に文法を問うような問題は少なく、与えられた文脈の中で最も適切な単語を選ぶ能力が要求されます。ライティングセクションでは、単語力だけでなく、提出する文章の論理的な構成も評価されます。序論、本論、結論の形を持つ論理的な構造を持たないと、高得点を獲得することは難しいです。
効果的な対策としては、日常的に新聞やニュース記事を読み、それに基づいた自分の意見を英語で論理的に組み立てる練習が推奨されます。このような活動はライティング能力の向上に直結するだけでなく、スピーキング能力の向上にも寄与します。特にスピーキング試験では、限られた時間内で自分の意見を構造的に表現する訓練が必要です。
スピーキングの練習では、ストップウォッチを使って時間を計りながら演習することが有効です。これにより2分間のスピーチの長さを体で覚え、試験のプレッシャーに慣れることができます。この方法で実践的なスキルを身につけることが、試験当日の成功につながります。
英検受験のメリット・デメリットは?
英検受験のメリット・デメリット
英検は日本国内で高い認知度を誇り、特に進学や就職においてそのスコアが重宝される点が大きなメリットです。多くの学校や企業が英検の成績を推薦入試や採用評価の基準として採用しています。これは、英検が日本の教育段階に沿った英語の習熟度を測る試験だからであり、学生や求職者にとっては、自身の英語力を証明する有力な手段となります。
例えば、英語教員や通訳案内士など、特定の職業においては英検の一部試験が免除されるなどの特典が存在します。このような特典は、英検が持つ独自の位置づけによるものであり、受験者にとっては大きな利点となり得ます。
ただし、英検の欠点として、国際的な場ではその価値が十分に認められていない点が挙げられます。海外の大学や企業では、主にTOEFLやIELTSのスコアが求められることが多く、英検のスコアが直接的な利点になることは少ないです。
さらに、英検は合格・不合格の二元的な評価のみを提供するため、高い英語力を持つ人でもわずかな点数不足で不合格となる可能性があり、その点で不便さを感じる人もいます。
国内での進学や就職においては英検が非常に有効であり、そのメリットは明白ですが、国際的な文脈での活用や評価の観点からはその限界も認識する必要があります。これらの点を踏まえ、英検を受験する際は自身の目的と合致するかを慎重に考えることが重要です。
自分の英検レベルをチェックするにはどうしたらいい?
英検を受験する際に自分のレベルに適した級を選ぶことは重要です。まずは日本英語検定協会の公式ウェブサイトにアクセスし、利用可能な過去問を確認することから始めてください。これにより、自分にとって適切な難易度を見極めることができます。特に、「このレベルなら挑戦できそうだが少し難しそう」と感じる級が、あなたの成長につながる目標となるでしょう。
さらに、インターネットで「英検 レベル チェック」と検索すると、自分の英語力を客観的に評価するオンラインテストを受けることができます。これらのテストは通常、10分程度で完了し、すぐに詳細な分析結果が提供されます。このサービスは無料で利用できることが多いので、積極的に活用すると良いでしょう。
これらの方法を用いることで、自分に最適な英検の級を見つけ出すことが可能となり、より効果的に英語学習を進めることができます。実際に過去問にチャレンジすることや、オンラインテストで自分のレベルを確認することは、自己評価を精確にするのに役立ちます。
英検の各級をTOEICと比較・特徴の違いは?
英検の各級をTOEICと比較・特徴の違いは?
英検とTOEICは日本で最も知名度の高い英語試験のひとつですが、両試験のスコアを直接比較しようとすると、多くの人が疑問に思うでしょう。特に、英検1級の難易度がTOEICのどのスコアレンジに相当するのかは一般的な関心事です。
たとえば、英検1級はネイティブレベルの英語能力を求める試験であり、TOEICで言えば950点以上が相当すると考えられています。これは、両試験が異なるスキルセットを測定することを意味しています。英検はリスニング、リーディングの他にライティングやスピーキングも評価し、総合的な英語運用能力を問うのに対し、TOEICは主にビジネス英語のリスニングとリーディングのスキルに重点を置いています。
実際に、英検1級合格者はTOEICでも高得点を取ることが多いですが、これは試験の形式が異なるため一概に比較は難しいとされています。英検1級は高度な語彙知識、複雑な文法構造への理解、そして流暢な表現能力を要求し、これらはTOEICのスコアと直接的にリンクするものではないためです。
このように、英検1級とTOEICスコアの比較はあくまで目安に過ぎず、両試験の異なる評価基準と目的を理解することが重要です。これにより、自分の英語学習の目標やキャリアプランに応じて最適な試験を選択する助けになります。
英検 | TOEIC(L&R) |
---|---|
1級 | 945~990点 |
準1級 | 785~945点 |
2級 | 550~785点 |
準2級 | 225点~550点 |
3~5級 | 120点~225点 |
重要な点として、TOEIC L&Rはリスニングとリーディングの能力のみを評価するため、スピーキングやライティングを測定したい場合は、TOEIC S&W試験も受験する必要があります。この区別はTOEICの受験者にとって重要な選択肢となります。
さらに、英検とTOEICは評価の焦点が異なります。英検は一般的な学校教育で求められる英語力を測るのに対し、TOEICはビジネスシーンでのコミュニケーション能力を重視しています。この違いは受験する試験を選ぶ際に考慮すべき重要な要素です。
個々の得意不得意に応じて、どちらの試験が自分に合っているかを判断するためには、実際に両試験の過去問を解いてみることが推奨されます。これにより、自身の英語力がどの分野に強いか、またどのような形式の試験に適しているかを明確にすることができます。このアプローチにより、最終的な試験選択に対してより戦略的な判断が可能になります。
最後に:英検に合格をするには?
ここまでに【英検】英検受験のメリットデメリットは?級ごとの難易度・英検とTOEICの違いについて徹底解説します!について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映