始めに:【英検準2級】面接対策|面接で聞かれる5つの質問の傾向を徹底解説!
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
【英検準2級】面接対策|面接で聞かれる5つの質問の傾向を徹底解説!というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
英検準2級面接の概要
英検準2級を受験する場合、受験生はまず一次試験の門戸を突破する必要があります。一次試験をクリアした受験生だけが、次のステージである二次試験の機会を得ることができるのです。二次試験は、より個人的な形式を取り、面接形式で行われます。
この面接試験では、通常、試験官一人が対応し、その試験官は日本人または英語のネイティブスピーカーが務めることが多いです。面接の全過程は約6分間にわたり、受験生は試験室に入る瞬間から退室するまで、一貫して英語でコミュニケーションを取る必要があります。
英検準2級面接の難易度
英検準2級を目指す際、高校2年生レベルの英語力が求められると言われています。この試験の最初の大きな障壁は、一次試験の筆記試験とリスニングテストです。
一次試験は、その複雑さと要求される英語の理解度から、多くの受験生にとって大きな挑戦となります。筆記試験では幅広い文法知識と語彙が試され、リスニングでは様々なアクセントと発音に対応する能力が求められます。
英検準2級面接の流れと内容
試験を受ける際、試験官や試験の監督者から室内への入室の合図を受けることになります。この合図を受けた後、受験者はドアを軽くノックして教室に入るのが一般的です。
「May I come in?」などのフレーズを言っても良いでしょう。
試験の面接が始まると、まずは面接官から受験カードの提出を求められることが一般的です。受験生はこの要求に応じて、受験カードを面接官に渡します。
面接官は「May I have your card please?」と尋ねるでしょう。これに対して受験生は、「Yes. Here you are.」と返答しながら受験カードを手渡します。このやりとりは、面接の序盤でのスムーズなコミュニケーションを確立し、印象を良くするために重要です。
面接官が「Please have a seat.」と言った場合、受験生は「Thank you.」と返答してから席に着くことが望ましいです。
このシンプルな返答と行動は、面接の正式な開始前に礼儀を示す良い機会であり、面接官に対する敬意を表現することにもつながります。
試験の面接セッションでは、受験者が席に着くとすぐに、受験者の氏名や試験の級に関する確認が行われます。
通常、面接官は受験者に対して「My name is [面接官の名前]. May I ask your name please?」と尋ねることで会話を開始します。受験者はこれに対し「My name is [自分の名前].」と返答することが期待されています。次に、面接官が「Mr./Ms. [受験者の名前], This is the Grade Pre-2 test, OK?」と言って、試験級の確認を行います。受験者はここで「Yes.」と答えることで、試験級に間違いがないことを確認します。
面接官が「How are you today?」というフレンドリーな質問で会話を和やかに始めることもあります。この質問に対して「I’m doing great.」とポジティブに答えることで、受験者は積極的かつ楽観的な態度を示すことができます。
面接の初期の挨拶が済むと、受験者には試験の問題カードが渡されます。問題カードには、短いパッセージと絵が2枚あります。
試験官は問題カードを受験者に手渡し、「Now, let’s start the test. Here’s your card.」と試験の開始を告げます。これに対して受験者は、「Thank you.」と言って受け取りましょう。
試験中に面接官から「Please read the passage silently for 20 seconds.」と黙読をするよう指示された際には、その指示に従ってパッセージを注意深く読むことが求められます。この短い時間を最大限に活用するために、受験者は文章のタイトルや内容を迅速に把握し、特に意味の区切りや単語の発音に注目することが効果的です。
試験で面接官がタイマーをセットした後、「Please read it aloud.」と指示されることが一般的です。これは、受験者が提供されたテキストを声に出して読むよう要求するもので、英語のタイトルから始めて文章全体を通して音読します。
音読の際、受験者は各単語の発音に注意を払う必要があります。また、文章の意味を適切に伝えるために、フレーズの区切りやイントネーションの適用が重要です。ゆっくりとしたペースで読むことで、これらの要素を効果的にコントロールすることが可能です。
試験の音読セクションが終わった後、受験生は一連の質問に答える必要があります。これらの質問は英検準2級の面接部分で典型的なもので、合計で五つの異なる質問があります。
No. 1: パッセージについての質問
No. 2,3: イラストについての質問
No. 4,5:受験者自身の意見などを問う質問
No.1〜3は質問カードを見ることが可能です。
No.4〜5の質問になると、「Now, Mr/Ms.[受験者の名前], please turn over the card and put it down.」と問題カードを裏返すよう指示されます。
面接の質問に全て答えた後、試験官は通常、「Could I have the card back, please?」と言って、問題カードの返却を求めます。この時、受験生はカードを試験官に手渡す必要があります。
すべての面接が終了したら退室します。面接委員が、「You may go now.」 と退室を促してくれます。「Thank you. Have a nice day.」 などとあいさつをして退室しましょう。
英検2級・3級との違い
3級との違い
英検準2級の二次試験では、テストの内容が3級に比べて複雑さを増します。特に、読むべきパッセージの長さが30語から50語以上に増えることで、受験生の速読能力がより強く求められるようになります。
この変更は、試験の難易度を上げるだけでなく、受験生が短時間でより多くの情報を処理し、理解する能力を試すために設計されています。たとえば、パッセージの黙読時間が20秒と変わらない中で、より長い内容を読む必要があるため、受験生は読む速度を上げるとともに、情報の取捨選択を迅速に行うスキルが必要です。
加えて、問題カードに描かれるイラストが1枚から2枚に増えることもあり、これによって受験者が説明する必要がある要素が倍増します。この変更は、受験生の口頭での表現力や、複数の視覚情報を言語化する能力を試す効果があります。
2級との違い
英検2級の試験は、高校卒業レベルの英語力を測ることを目的としており、それには大学入試と同等の語彙力と理解力が要求されます。これは、試験の内容が高度な英語使用能力を見極めるよう設計されているためです。
このレベルの試験では、二次試験で求められる単語数が大幅に増加することにより、受験生にはより広範な語彙知識が必要とされます。このため、試験の準備には、日常的な学習を超えた専門的な学習が求められることになります。
面接時間が約7分と短い中で、質問数が4つと少なめなのは、受験生が各質問に対してより深い内容を話す機会を持つためです。これにより、論理的な理由や具体例を交えた答えが求められ、受験生の英語での表現力と思考力が試されます。
5つの質問の傾向と対策
準2級の面接で聞かれる5つの質問について解説します。
準2級の面接での質問は全部で5つです。
No.1:パッセージについての質問
No.2,3:イラストについての質問
No.4,5:受験者自身の意見などを問う質問
面接中の初めの質問は通常、受験生が黙読および音読したテキストの内容を基にしています。この質問は、内容の理解を確認するために設計されており、「Why〜?」または「How〜?」といった形式で問いかけられることが多いです。
試験官はしばしば、「According to the passage,」というフレーズを用いて質問を始めるため、受験生はこの導入部分に特に注意を払い、質問の詳細を正確に把握する必要があります。たとえば、「Why〜?」と問われた場合は、質問の背後にある理由を「Because…」と始めて説明することが期待されます。一方で、「How〜?」と問われた場合には、具体的な方法や手順を「By doing…」といった形で答えることが求められます。
質問No.2
面接の際には、提示された最初のイラストに基づく質問が行われます。この質問では、イラストに描かれている人物の行動を詳細に説明することが求められます。
このような場面では、各人物の活動を具体的に描写するために現在進行形を使用することが適切です。たとえば、イラストに一人の男性が本を読んでいる場面があれば、「A man is reading a book」と表現します。また、女性が絵を描いている場合には、「A woman is painting」と述べるのが一般的です。さらに、二人の男性が会話をしているシーンが描かれていれば、「Two men are talking」と答えます。
頻繁に出題される表現は、以下のような表現があります。
〜is opening the curtain(カーテンを開けている)
〜is watering the plants(植物に水をやっている)
〜is buying …(買い物をしている)
〜is counting…(何かを数えている)
〜 are shaking their hands(握手をしている)
〜are waving their hands(手を振っている)
質問No.3
イラストの二つ目に関する質問です。イラストに描かれている人物が直面している状況と、その背景にある理由について説明することが求められます。この段階での回答は、具体的な状況描写と論理的な理由づけを要求されるため、詳細な観察と状況分析が必要です。
質問No.4
面接の中で出される質問番号4は通常、受験生の意見や考えを引き出すことを目的としています。この質問は、問題カードに記載されているパッセージや示されたイラストに密接に関連しているため、受験生はテキストや画像の内容を理解しているかを示す必要があります。
質問形式は「Do you think〜?」として提起されることが多く、これに対する回答は「Yes」または「No」で始めることが求められます。これにより、受験生の即座の反応と意見の有無が試されます。万が一、質問の内容が聞き取れない場合は、教育的かつ礼儀正しく「Pardon me?」と尋ねることで、試験官に再度質問を繰り返してもらうことが推奨されます。ただし、これを複数回行うと減点の対象となる可能性があるため、注意が必要です。
例として、ある受験生が質問を聞き取れずに一度だけ「Pardon me?」と尋ねた後、しっかりと聞き取り、その内容に基づいて自己の意見を「Yes, I think〜」と開始し、複数の理由を述べて詳細に答えたことがあります。その後、通常「Why?」または「Why not?」という形で追加の質問がされるため、受験生は初回の回答を補強する詳細な説明を加えることが望まれます。
質問No.5
No.5は、面接の最終段階で受験生に提示される意見を求めるタイプの問題です。この質問はしばしば問題カードの内容とは無関係であり、受験生が一般的な知識や個人的見解を示す機会を提供します。
試験官がこの質問の前提となる内容や具体的な質問を読み上げるため、受験生は非常に注意深く聞く必要があります。聞き取れなかった場合は、前の質問で行ったように、適切に「Could you repeat that, please?」と聞き返すことが重要です。このように聞き返すことで、正確な回答を準備するための情報を確実に得ることができます。
英検準2級面接の注意点
細かい確認はできない
面接中に試験官の質問の内容を理解できなかった場合、試験のルールにより、その内容や文の意味を再度説明してもらうことは許されていません。同様に、「話をゆっくりしてください」といった要求も受け入れられないため、受験生はこの点を事前に認識しておく必要があります。
このような状況では、受験生は自らの集中力を最大限に発揮し、質問を正確に聞き取ることが求められます。緊張が高まる中でも、冷静さを保ち、試験官の言葉から意味をくみ取ることが非常に重要です。
日本語は使わない
試験中に日本語を使うと、それが大幅な減点の原因となることは明白です。特に、英語の試験では、全ての応答を英語で行うことが求められています。
このルールには、「あ〜」や「え〜」といった日本語の間投詞の使用も含まれます。これらを使わずに、英語のフィラーワードや静かな一時的沈黙を利用することが適切です。また、お好み焼きやたこ焼きなど、日本固有の文化的要素を含む単語は、英語での適切な訳語が存在しないため、これらの言及も避けるべきです。
態度よくハキハキと応答する
試験中の評価には態度点というものが含まれており、これには受験生のコミュニケーション能力がどれだけスムーズであるかが評価されます。この点数は、受験生がどれだけ自然に英語で話せるかに基づいています。
試験中には、明瞭かつ流暢に話すことが求められます。たとえば、言葉をはっきりと発音し、思考を整理した上で迅速に答えることが、良いコミュニケーションの証となります。また、話す際に不自然な長い間を空けずに、適切なスピードで応答することも重要です。
英検準2級面接に役立つテクニック
困ったときの表現がすぐ出るよう準備しておく
面接中に質問を正確に理解できなかった場合は、迅速に「Pardon me?」や「Could you repeat that, please?」と尋ねることが望まれます。これは、質問をクリアに理解するために必要な対応であり、試験官に対しても礼儀正しい態度を示します。
すぐに聞き返すことで、コミュニケーションの流れをスムーズに保つことができます。例えば、試験官が質問を素早く繰り返した場合、受験生は迅速に応答を整理し、適切な回答を提供することが可能になります。ただし、聞き返す回数が二回を超えると減点の対象となるため、最初の聞き返しでしっかりと内容を捉えることが重要です。
また、回答を準備するためのわずかな時間を作る場合、「Well…」や「Let me think…」といったフレーズの使用が効果的です。これにより、受験生は考えるための一時的な猶予を得ることができます。しかしながら、これらのフレーズの過度な使用は避けるべきであり、また長時間の思考は減点や質問の打ち切りに繋がることがあるため、注意が必要です。
どうしても質問に答えられない場合は、「Sorry, I’m unable to answer that question right now.」と正直に述べることで、次の質問に進むことが許されます。それでも、面接の残りの部分で力を尽くし、前向きな姿勢を維持することが重要です。
本番に近い状況で練習を繰り返そう
英検の面接試験において、十分な事前準備は成功の鍵となります。これには、発話の明瞭性や自信を持って話す能力の向上が含まれます。
試験前には自分の話し方がはっきりしているかどうかを確認するために、ボイスレコーダーやスマートフォンの録音機能を使用して自分の声を録音し、再生してみることが有効です。これにより、発音の明瞭さや声の大きさ、抑揚を評価し、必要に応じて改善を行うことができます。
さらに、家族や友人、あるいは学校や塾の先生に練習の協力を求めることも重要です。実際に人前で質問に答える練習をすることで、本番の試験においても自然に流暢に話すスキルが向上します。たとえば、過去の試験問題を使って模擬面接を行うことで、実際の試験形式に慣れ、質問に対する反応速度を上げることができます。
もし身近に練習の協力者がいない場合は、英会話スクールの試験対策コースに申し込むのも一つの選択肢です。プロの指導を受けることで、特に発話技術や英語の流暢さを格段に向上させることが可能です。
最後に:英検に合格をするには?
ここまで【英検準2級】面接対策|面接で聞かれる5つの質問の傾向を徹底解説!について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映