【英検準2級】リーディング対策|点数が取れない原因とは?対策方法を4つの軸で解説!
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本日は
【英検準2級】リーディング対策|点数が取れない原因とは?対策方法を4つの軸で解説!というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
英検準2級のリーディングパートの合格ライン
英検準2級の一次試験にはリーディング、リスニング、ライティングの三つのセクションが含まれており、これらを効率よくこなすためには時間管理が非常に重要です。
一次試験全体で必要とされる最低合格得点は総得点の65%以上です。これを点数に換算すると、最高点が83点の場合、少なくとも54点を獲得する必要があります。
リーディングセクションだけを見ると、全37点中18点以上、つまり49%以上の得点が必要です。これは、リーディングの問題を半数以上正解することが合格への鍵となります。
英検準2級リーディングの合格スコア表
英検一次試験級ごとの配点や合格点が以下の表になります。
級 | リーディング | リスニング | ライティング | 合計点 | 合格ライン |
5級 | 425 | 425 | – | 850 | 419 |
4級 | 500 | 500 | – | 1,000 | 622 |
3級 | 550 | 550 | 550 | 1,650 | 1,103 |
準2級 | 600 | 600 | 600 | 1,800 | 1,322 |
2級 | 650 | 650 | 650 | 1,950 | 1,520 |
準1級 | 750 | 750 | 700 | 2,250 | 1,792 |
1級 | 850 | 850 | 850 | 2,550 | 2,028 |
合格ラインはあくまで目安
最近の試験形式では、以前のように明確な合格点数を設定していないため、具体的な合格基準が示されていません。これまでは、公表されている合格点を基に自身の合格可否を判断することができましたが、2016年以降は異なる評価システムが導入されています。
この新しいシステムでは、CSEスコアと呼ばれる点数に基づいて合否が決定されます。この点数制度は、具体的な合格点を事前に把握することを難しくしています。
明確な合格基準が設けられていない現在でも、試験後の自己採点を行うことで、どの程度の準備が必要か把握し、追加の対策を早期に始めることができます。これにより、二次試験への準備を適切に進めることが可能になります。
英検準2級のリーディングパート対策方法
このセクションには、二つの短文が含まれており、一方には空欄が設けられています。最初のステップとして、各英文を読みながら、状況をビジュアル化して理解を深めることが推奨されます。このビジュアル化するプロセスは、テキストの内容を直感的に捉えるのに役立ちます。
続いて、不適切な選択肢を一つずつ排除する作業を行います。合わない選択肢を除外し、テキスト全体の流れと照らし合わせて整合性を確認する必要があります。
この問題は会話の流れを考慮して答えを選ぶ必要があるため、提供された解答が文脈に適しているかを評価することが求められます。解答が文法的に正確であっても、それが会話の流れに合致しない場合、適切なコミュニケーションとはみなされません。
解答を選ぶ際には、実際の会話シーンを想像し、各選択肢がその状況にどのようにフィットするかを考慮することが重要です。このアプローチにより、より自然で適切な返答を導き出すことが可能になります。
解答が終わった後は、選んだ答えが正確かどうかを再確認することも重要です。この検証プロセスを行うことで、不注意によるミスを減らし、より高いスコアを獲得することが可能です。
問題に取り組む前に選択肢の内容を確認することが長文読解において極めて効果的です。これは、文中の特定の情報を探す時間を減らし、効率的な解答が可能になるためです。
長文読解では、一度選択肢を読むことで、どの部分が問題の対象かを素早く把握でき、必要な情報を迅速に見つけることができます。これにより、文章全体を読む前に問題のポイントを理解しておくことができ、解答時間を大幅に短縮することが可能になります。
さらに、長文のタイトルを事前に読むことも有益です。タイトルは文章のテーマや核心を捉える手がかりを提供し、その情報を元に文脈を予測することができます。この予備知識は、文章全体の理解を深め、特定の部分に注目しやすくします。
長文読解の際には、事前に問題の質問と選択肢に目を通すことが非常に役立ちます。
全体の内容を理解するために、文書を初めから慎重に読み進めます。特にメール形式の問題では、メールの宛先、送信者、件名を確認することが解答に重要な手がかりを提供します。
文章中で語られている出来事や情報が選択肢とどのように一致しているかを見極めることで、正確な答えを導き出すことが可能です。適切な答えを見つけるためには、全体の文脈を捉えつつ、特に重要なポイントを把握することが鍵となります。
リーディングパート勉強方法のポイント
単語・熟語の勉強は毎日続ける
試験日までの単語と熟語の定着は、成績に大きく影響します。試験本番での記憶力の低下を防ぐためには、試験直前まで繰り返し学習を行うことが効果的です。
常に新しい単語や熟語を覚えることはもちろん、既に学習した単語を何度も復習することで、記憶に深く刻むことができます。このような学習方法は、筆記試験の成績を左右することが多いです。
特に英検では、短文の空所補充問題などで、予め覚えた単語が直接的に問われることがあります。これらの問題は、事前にしっかりと単語を記憶しておけば、容易に正解することが可能です。
試験前日には特に出題されやすい単語や熟語を集中的に復習することで、リーディング能力を最大限に引き出すことができます。これらの単語や熟語は、長文読解問題にも頻繁に登場し、しっかりと理解していれば読解問題を解く際にも役立ちます。
過去問・問題集を繰り返し解く
継続的に過去の問題集を利用して練習することは、試験における長文問題への慣れと自信を高めるために非常に有効です。これを実践することで、本番の試験環境でも冷静に問題に取り組むことができるようになります。
実際の試験と同様の時間制限を設けての練習を行うことで、効率的な時間の使い方を学び、解答速度を向上させることが可能です。時間管理のスキルは、試験時においても非常に重要です。
練習では、単に問題を解くだけでなく、設問の解答時間を測りながら進めることで、より速く正確に問題を解く能力を養うことができます。目標は、実際の試験時間よりも早く問題を解き終えることに設定し、その速度で練習を重ねることです。さらに、答え合わせの際には解答集を参照し、ただ正誤を確認するだけでなく、なぜその答えが正しかったのか、または間違っていたのかを深く分析します。このプロセスは、読解力と理解力をさらに深めるのに役立ちます。
リーディングパートで点数が取れない原因
単語や熟語の不足は、英文理解に深刻な障壁となります。これが原因で、短文の理解から長文の和訳まで、すべての段階で困難を感じるようになります。
読解の進行が困難になると、重要な情報を見逃し、結果として解答の質が低下します。英文を正しく理解できないために、誤った答えを選択してしまうことが多くなります。特に、試験の初期段階である大問1では、直接的に単語や熟語の知識が問われます。これらの知識がないと、問題文を理解し解答を進めることすら難しい状態に陥ります。
リーディングセクションでは各問題に約1〜2分の解答時間が設けられていることが一般的です。この限られた時間内で効果的に問題に対処するための戦略が必要です。戦略を立てずに臨むと、試験全体を通して時間が不足し、それが成績に直接影響する可能性があります。
時間配分に失敗すると、一部の問題に過剰に時間を費やし、その結果、他の問題に十分な時間を割けず、間違った答えを選んでしまうリスクが高まります。このため、リーディングパートの準備として、時間管理の練習と問題解答の効率化が極めて重要です。
長文読解を得点の主な源として活用するためには、大量のテキストに対する適応力を高めることが必要です。主に、連続して長い文章を読む集中力と速読能力は、リーディングスコアを大きく左右します。これらの能力が欠けていると、適切な時間内に解答を終えることが困難になります。
さらに、長文を読む際の持続的な集中力が途切れがちになると、文全体の流れや意図を見失い、斜め読みに陥ることがあります。その結果、問題文から重要な情報を見落としやすくなり、それが解答に直結するヒントを見逃す原因となり、スコアの損失に繋がることが多いです。
このため、長文読解のスキル向上は、試験成績に直接影響するため、特にこれに慣れる訓練を重ねることが推奨されます。
英検準2級と英検2級では何が違うの?
英検準2級と英検2級の合格基準はそれぞれ異なります。英検準2級の合格には得点率が49%必要であり、一方、英検2級では合格のためには少なくとも53%の得点が求められます。これらの数値は自己採点による目安として用いられ、具体的な合格基準として一般に公表されています。
ただし、実際の合格判定はCSEスコア(Common Scale for English)に基づき行われます。このスコアリングシステムでは、試験の難易度やその年の受験者の平均成績などを考慮して合否が決定されるため、単純なパーセンテージだけでは合格の判断ができません。したがって、受験者は自己のCSEスコアを正確に把握し、それに基づいて合格可能性を評価する必要があります。
英検準2級と英検2級の試験内容では、問題の構成に違いがあります。特にリーディングセクションにおいて、問題数に差が出ることが明確です。具体的には、英検準2級では総問題数が37問であり、対して英検2級では38問と設定されています。この一問の差は、長文読解問題の追加によるものです。英検2級の試験では、準2級で見られた「会話文の空所補充」問題が省略され、代わりにさらに複雑な長文問題が設けられています。
英検準2級と英検2級では出題される単語の総数に顕著な違いが存在します。この違いは、両級の試験内容の難易度を理解する上で重要な指標となります。具体的には、英検準2級の試験では約2,600から3,600の単語が出題範囲として含まれますが、英検2級ではその範囲が約5,000単語に拡大されます。これは、英検2級がより高度な語彙の理解を求めることを示しています。
実際の試験で直接問われる単語数はこれよりも少ないかもしれませんが、広範囲の単語を網羅していることが期待されています。そのため、試験の準備をする際には、これらの予想単語数に基づいて学習計画を立て、過去問題を利用して出題される可能性のある単語を把握し、習得しておくことが、英検準2級だけでなく英検2級を目指す受験生にとっても非常に有効です。
最後に:英検に合格をするには?
ここまでに【英検準2級】リーディング対策|点数が取れない原因とは?対策方法を4つの軸で解説!について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
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