始めに:【英語】長文読解の攻略法
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
「【近畿の国公立大学】後期入試のある大学一覧。後期の特徴も紹介します!」というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
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英語長文読解
英語学習を効果的に進めるには、学習内容を順序立てて行うことが重要です。
学習の段階は以下のように分けられます:
- 単語と熟語の習得
- 文法の理解
- 構文と解釈の技術
- 長文読解とシャドーイング(必要に応じて)
追加で、英作文、整序問題、リスニング対策などの学習が必要な場合もあります。
現在の学習段階が単語、文法、構文と解釈の基礎部分であれば、まずこれらを終えてから長文読解に進むのが望ましいです。この基礎をしっかり固めた上で、次の段階に進むことが重要です。
では、構文と解釈まで終えたという前提のもと、長文読解に取り組んでいる方々へのアドバイスを提供します。
英語長文が読めない・解けない5つの理由
それぞれの人が長文を読む際に直面する困難は様々です。
ここで5つの一般的な理由を挙げるので、これらを参考に自分が直面している問題を特定し分析してみてください。
語彙力の不足
英語学習において語彙力の不足は一般的な問題の一つです。多くの学習者は単語帳で単語や熟語を覚えても、長文の中でそれらを適切に認識するのが難しいと感じます。
これは、単語や熟語の意味を知っているかもしれませんが、実際の文脈で遭遇すると、すぐにその意味を思い出せないためです。特に名詞や形容詞など、形が変化する単語については、文脈に応じてその形が異なるため、より一層の認識が必要になります。
この問題に対処するためには、単語の意味を即座に答えられるようにする必要があります。これは単に単語帳での暗記を超え、単語や熟語を実際の文脈で使えるようにすることを意味します。
例えば、単語帳で学んだ語彙を使用して自分で文章を作成する練習をすることや、実際の文章や会話の中でその単語を見つけ、文脈を理解する訓練をすることが効果的です。
語彙力の強化には単語の暗記だけでなく、実際の文脈での使用と理解が重要です。単語帳で学んだ単語や熟語を実際の文脈で使いこなせるようにすることで、長文読解の能力が向上し、英語学習全体の効率が高まることでしょう。
一文を正確に訳せない
英語学習において、文法力と構文解釈力の欠如は、一文を正確に訳す能力に影響を与えます。単語の意味を理解していても、文全体を正しく訳出するのが困難な場合があります。
これは、主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)などの基本的な文構造(SVOC)を理解していないことや、”That”や”As”などの接続詞の使い分けができないためです。
これらの問題に対処するためには、文法力と構文解釈力を強化することが不可欠です。例えば、文法書を用いた勉強や、構文解析の練習を通じて、文の構造を正確に理解する訓練が必要です。
また、実際の文章を用いて、異なる接続詞や文構造を含む例文を分析し、その使い分けを学ぶことも効果的です。
文法力と構文解釈力を向上させることは、英語学習の核心部分であり、一文をきちんと理解し、正しく訳出する能力を養うためには必要不可欠です。文法と構文の理解を深めることで、英語の文章をより正確に理解し、訳すことが可能になります。
文章全体の内容や主張できない
英語の長文読解において、文章全体の内容や主張を理解することは、読解力を高める上で重要です。多くの受験生は一文ずつは訳せても、全体の文脈やメッセージを把握することに苦労します。
これは、単語や文構造(SVOC)に焦点を当て過ぎることで、文章全体の流れや筆者の意図を見失いがちだからです。
文章を読む際には、ただ単語を追うだけでなく、段落ごとにメモをとり、全体の内容や筆者の主張を要約する練習が効果的です。
例えば、一段落読んだ後に10秒間その内容を振り返る時間を設けることで、次の段落の内容や展開を予測しやすくなります。このように段落ごとの振り返りを繰り返すことで、長文の全体的な理解が深まります。
理想的な英語読解においては、脳の半分をミクロな視点に割り当て、単語や文構造に注目し、もう半分をマクロな視点に割り当てて、全体の流れや筆者の意図を理解することが大切です。これにより、文章全体の内容を考えながら読む、効果的な脳の使い方が実現できます。このアプローチを採用することで、英語の長文読解力が向上し、より深い理解が可能になるでしょう。
問題解決能力に課題がある
英語の読解力があるものの、問題に正確に解答できない場合、問題解決能力に課題がある可能性があります。
文章を読んで内容を理解できているにも関わらず、問題に適当に解答してしまうことがよくあります。これは、共通テストなどの標準的な試験で頻繁に見られる現象です。
具体的には、文章の内容を把握しているように感じても、それを問題に適用する際に、選択肢の内容を丁寧に吟味せず、本文のどこに答えの根拠があるかを確認しないことが原因です。その結果、「内容は理解しているのに、なぜか答えが間違っている」という状況が生じます。
この問題を克服するには、リーズニング(論理的思考)を重視することが重要です。つまり、各選択肢が本文のどの部分に基づいているのかを、一つずつ慎重に確認することです。
問題解決のプロセスを、現代文の読解のように一つずつ丁寧に行うことで、正解にたどり着きやすくなります。この方法で問題解決の能力が向上したら、次はスピードを心がけて、時間内に問題を解く練習をすることが望ましいです。
このアプローチにより、読解力はあるが問題に正解できないという課題を克服し、英語の問題解決能力を向上させることができるでしょう。
スピード
英語の読解スピードの向上は多くの学習者にとって重要な目標ですが、効果的なアプローチには段階が必要です。
まず、文章を読む速度が遅いと感じる場合、シャドーイング(音読)の練習不足が一因となっている可能性があります。
スピードアップを図る過程では、まず単語や熟語の知識が十分か確認することが重要です。次に文法、構文、解釈の理解度を見直し、本文の内容をしっかり把握できているかを確認します。その上で、問題を一問ずつ丁寧に解く練習を行い、最終的に読解スピードを上げるよう努めます。
ただし、初めから速読にこだわりすぎると、読み終わった後に文章の内容が頭に残っていないという問題が発生しやすくなります。
したがって、最初は時間制限を設けず、自分のペースで読むことが重要です。1回目の読解では時間を気にせず、理解を深めることに重点を置きます。復習時には速読の練習を行い、段階的に読解スピードを上げていくのが効果的です。
英語の読解スピードを向上させるためには、単語や文法の基礎知識から始め、段階的に速読へと進むことが重要です。このプロセスを通じて、読解力とスピードの両方をバランスよく向上させることが可能になります。
英語長文の攻略法と参考書の活用法
『大学入試レベル別英語長文問題Solution1』を例に解説
『大学入試レベル別英語長文問題Solution1』の特徴
「大学入試レベル別英語長文問題Solution1」という参考書は、特に大学入試に向けて英語の長文読解を強化したい受験生に適した特徴を持っています。
この参考書の特性は、各長文が約300語程度と比較的短い範囲にまとめられていることです。
さらに、全6レベルで各10題ずつ、合計60題の問題が含まれており、解説部分では全文にわたる構文解釈が提示されています。また、この参考書は「肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本」という著者である肘井学氏によって書かれたものです。
この参考書の利用により、受験生は長文読解の基本を固めることができます。例えば、300語前後の文章を扱うことで、受験生は長い文章に圧倒されることなく、理解を深めることができます。
さらに、各レベルに分かれた60題の問題は、初級から上級まで段階的にスキルを向上させるのに役立ちます。また、全文にわたる構文解釈の解説は、文法的な理解を深めるのに非常に効果的です。
「大学入試レベル別英語長文問題Solution1」は、長文読解の基本から応用までをカバーし、効率的な学習を可能にする参考書です。文の長さ、問題の量、詳細な解説という特徴を生かして、受験生は大学入試の英語長文問題への対策を総合的に強化することができます。
英語長文の攻略法:基本的な勉強サイクルを行う
英語長文読解の効果的な学習方法には、基本的な勉強サイクルがあります。このサイクルは、文章の内容の理解、構文の把握、速読力の向上を目的としています。
まず、問題を解く際には、短い文章を使って長文の内容を理解し、設問に取り組む練習を行います。
これにより、長い文章を効率的に処理し、問題の要点を把握する力を養うことができます。
次に、「肘井学の読解のための英文法」などの参考書を使用して構文解釈の精読力を鍛えます。この段階では、文章の各構文を深く理解することで、読解力を高めることを目指します。最後に、音声を使用した音読練習を行い、速読力を向上させます。
このサイクルを実践することで、英語長文読解の各段階での能力が向上し、総合的な読解力が高まります。ただし、重要なのは、解いた問題をただ終わらせるのではなく、参考書を活用して徹底的に学習することです。この方法を通じて、英語長文の読解力を効果的に高めることができます。
英語の構文解釈を効果的に行うためには
英語の構文解釈を効果的に行うためには、文中の様々な要素を区別して理解することが重要です。
そのため、異なる種類の括弧(例えば、丸括弧(), 角括弧[]、山括弧<>など)を使って文の構造を分析する方法が有効です。このアプローチを用いることで、名詞、形容詞、副詞などの各要素とその役割を明確に区別し、文章全体の理解を深めることができます。
例えば、名詞のまとまりは主語(S)、目的語(O)、補語(C)に対応し、形容詞のまとまりは補語(C)や名詞を修飾する役割を果たします。
また、副詞のまとまりは名詞以外の要素を修飾する役割を持ちます。SVOCのほかにも、これらの要素を文章中で視覚的に区別することで、文章の理解が深まります。
多くの参考書では、このような括弧の使用方法が説明されていますので、学習者はそれを参考にして自分の理解を深めることができます。この手法を採用することにより、英語の構文解釈のスキルを高めることが可能になります。文章の各部分を明確に分けて考えることで、より理解が深まり、英語の読解力が向上します。
日々の勉強の進め方
効率的な毎日の英語学習方法として、演習と復習のサイクルを確立することが重要です。
まず、1日1題の演習を行い、理解できなかった単語や文、解答根拠が不明瞭な部分にマーキングすることで、自身の不明点を明確にします。
その後、何も参照せずに再度問題に挑戦し、復習時に不明点を解消することで、理解を深めます。
具体的には、全文の解釈を行う際には、括弧振りやSVOCの構造を明確にし、修飾される要素へ矢印を引くことで、文章の構造を理解します。時間が許せば、全文の和訳を行うことで、さらに理解を深めます。
また、音読も重要な学習手段の一つです。実際の音声に合わせて音読することで、リスニング力とスピーキング力の向上を図ります。
演習と復習、全文解釈、音読を組み合わせることで、英語の総合的な理解とスキルが向上します。学習の際には、不明点を明確にし、それを復習することで、効率的に学習を進めることができます。
英語の長文学習において、計画的なペース設定と復習が重要
英語の長文学習において、計画的なペース設定と復習が重要です。
例えば、2週間で特定の参考書を終えることを目標に設定した場合、計画的な進行が必要です。10題の演習問題がある場合、5日間で半分を進め、残りの日は復習に充てることが理想的です。
復習日には、理解できなかった単語や構文、設問を再度解き直すことで、理解を深めます。
さらに、各演習問題に対して最低1回以上の音読を行うことも大切です。音読は発音の練習だけでなく、文章のリズムや構造を身につける効果もあります。
英語長文の学習では、単に問題を解くだけでなく、丁寧な解答と復習、そして音読の繰り返しを行うことが、実力向上につながります。一度解いて終わりではなく、解いた問題を再度見直し、理解を深めるプロセスを経ることで、確実に英語力を向上させることができます。このような継続的かつ計画的な学習アプローチにより、英語長文の理解と解答能力を高めることが可能です。
最後に:志望大学に合格をするには?
ここまで英語の長文について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映