
学習院大学の「人気学部」と「穴場学部」を調べたのですが、サイトごとに書いてあることがバラバラです。人気がない学部が穴場、という理解で合っていますか?














そこが最大の誤解です。先に結論を言います。2026年度一般選抜の学習院大学は、志願者数が最も多い人気学部が経済学部6,815人。一方、倍率が最も低い学部は文学部3.99倍です。全学平均5.30倍を下回る穴場は、文学部3.99倍・理学部4.14倍・経済学部5.10倍の3学部。志願者数が最少クラスの国際社会科学部は6.98倍で、むしろ平均より厳しい。つまり「人気がない=穴場」は成立しません。この記事は、その理由を実数で説明します。
受験生が「穴場」という言葉で本当に知りたいのは、同じ大学の中で相対的に合格しやすい学部はどこか、という一点です。ところが多くの記事は、志願者数の多さと倍率の高さを区別しないまま「人気学部=難しい」「不人気学部=穴場」と単純化しています。学習院大学の2026年度一般選抜の実数を並べると、この単純化ははっきり崩れます。本稿では学習院大学が公表している志願者数と合格者数だけを使い、「人気」と「穴場」を別々の物差しとして定義し直したうえで、全学平均倍率を下回る学部を機械的に抜き出します。公式が公表していない偏差値・配点・合格最低点は一切扱いません。
目次
- 学習院大学の人気学部と穴場学部は一致しない【2026年度の結論】
- 人気学部は志願者数で決まる|学習院大学6学部の集客力
- 穴場の基準線は全学平均5.30倍|学習院大学の倍率の作り方
- 全学平均を下回る穴場は3学部|文学部3.99倍・理学部4.14倍・経済学部5.10倍
- 志願者が少ない学部は穴場ではない|理学部と国際社会科学部の13人差
- 倍率を分けているのは合格者数|受け皿の広さで説明できる
- 文系・理系別に見た学習院大学の人気と穴場
- 人気と穴場を出願にどう使うか|3ステップの判断手順
- 「穴場」を鵜呑みにしない3つの注意点と確認のタイミング
- 学習院大学は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|学習院大学の人気と穴場は志願者数と合格者数で切り分ける
- よくある質問
学習院大学の人気学部と穴場学部は一致しない【2026年度の結論】
まず、この記事で使う二つの言葉を切り分けます。「人気学部」は志願者数が多い学部、「穴場学部」は倍率が低い学部です。志願者数は、その学部にどれだけ受験生が集まったかを示す数字。倍率は、集まった受験生に対して大学がどれだけ合格を出したかを示す数字です。母数が違うため、この二つは連動しません。学習院大学の2026年度一般選抜では、志願者数の順位と倍率の順位がほとんど噛み合っていないことが実数で確認できます。
| 見る指標 | 2026年度の1位 | 2026年度の最下位 | 言えること |
|---|---|---|---|
| 人気=志願者数 | 経済学部 6,815人 | 理学部 2,387人 | 経済学部に最も多くの受験生が集まった |
| 穴場=倍率の低さ | 文学部 3.99倍 | 国際文化交流学部 9.77倍 | 最も通りやすかったのは文学部 |
| 両者の関係 | 経済学部は志願1位かつ平均以下の倍率 | 国際社会科学部は志願5位でも6.98倍 | 志願者数の多い・少ないでは穴場を判定できない |
表の3行目が本稿の核心です。志願者数1位の経済学部は、全学平均5.30倍を下回る5.10倍。「一番人気なのに、平均より通りやすい」という状態が実際に起きています。逆に、志願者数が下から2番目の国際社会科学部は6.98倍で、全学平均を大きく上回ります。人気の大小と通りやすさが、まったく別方向を向いているわけです。
- 文学部: 人気2位で最低倍率
- 理学部: 志願最少でも低倍率
- 経済学部: 志願1位で平均以下
- 国際文化: 最も高い倍率














志願者が多いのに倍率が低いなんてことがあるんですね。なぜそうなるのですか?














合格者数が違うからです。倍率は志願者数を合格者数で割った値なので、志願者が多くても合格者を多く出す学部なら倍率は下がります。経済学部は志願6,815人に対して合格1,337人、文学部は志願6,389人に対して合格1,603人。受け皿の広さが違えば、同じくらいの人気でも通りやすさは変わります。このあと、その仕組みを順番に確認していきます。
①志願者数で人気の序列を確認する → ②全学平均倍率5.30倍という基準線を作る → ③平均を下回る学部を穴場として抜き出す → ④志願者数が少ない学部が穴場にならない理由を見る → ⑤合格者数という受け皿の広さで説明する、という順に読むと、「学習院大学 穴場」で集めた断片情報が一つの出願判断にまとまります。
人気学部は志願者数で決まる|学習院大学6学部の集客力
最初に「人気」の側を確定させます。学習院大学が公表している2026年度一般選抜の志願者数を学部計で並べると、経済学部6,815人、文学部6,389人、法学部5,616人、国際文化交流学部4,951人、国際社会科学部2,400人、理学部2,387人でした。全学の志願者は28,558人で、学部別の合計とも一致します。上位3学部(経済・文・法)だけで18,820人、全体の約66%を占めており、学習院大学の一般選抜は伝統的な文系3学部に受験生が集中する構造だと分かります。
| 順位 | 学部 | 志願者数 | 全学に占める割合 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 経済学部 | 6,815人 | 23.9% |
| 2位 | 文学部 | 6,389人 | 22.4% |
| 3位 | 法学部 | 5,616人 | 19.7% |
| 4位 | 国際文化交流学部 | 4,951人 | 17.3% |
| 5位 | 国際社会科学部 | 2,400人 | 8.4% |
| 6位 | 理学部 | 2,387人 | 8.4% |
| — | 全学計 | 28,558人 | 100% |
📚 用語解説
志願者数:その学部へ出願した延べ人数。学習院大学の一般選抜は同一学部内に複数の方式があるため、一人が複数方式に出願すればその分だけ加算される。集客力=人気の大きさを測る指標であり、合格しやすさを直接表す数字ではない。














国際社会科学部と理学部は志願者数が13人しか違わないんですね。ほぼ同じ人気ということですか?














集客力という意味ではほぼ同じです。2,400人と2,387人ですから、差は0.5%程度。ところが倍率は6.98倍と4.14倍で、1.7倍近い開きがあります。この2学部を並べるだけで「志願者数が少ない=穴場」が成り立たないことが証明できる。この記事で一番覚えて帰ってほしい比較です。
ここで確認しておきたいのは、志願者数は「その学部が受験生からどう見られているか」の結果であって、合格難易度そのものではないという点です。学部別の倍率の序列を一覧で押さえたい場合は、学習院大学の学部ランキングは偏差値では出ないで全学部の倍率順を確認してください。本稿はランキングの再掲ではなく、「人気」と「穴場」がズレる仕組みの解説に集中します。
穴場の基準線は全学平均5.30倍|学習院大学の倍率の作り方
「穴場」を感覚で語らないために、この記事では明確な基準線を置きます。2026年度一般選抜の全学志願者28,558人を全学合格者5,386人で割ると5.3023…、すなわち全学平均5.30倍です。この5.30倍を下回る学部だけを穴場と呼びます。基準を先に決めておけば、「なんとなく通りやすそう」という印象論を排除でき、同じ物差しで6学部すべてを判定できます。
📚 用語解説
倍率(志願倍率):志願者数を合格者数で割った値。学習院大学は一般選抜の受験者数を公表していないため、本記事の倍率はすべてこの志願倍率で統一している。実際に受験した人数を分子にする実質倍率とは定義が異なり、一般に志願倍率のほうが高く出る。他大学の実質倍率とそのまま比較しないこと。
| 項目 | 2026年度一般選抜(全学) | 意味 |
|---|---|---|
| 志願者数 | 28,558人 | 6学部へ出願した延べ人数 |
| 合格者数 | 5,386人 | 大学が合格を出した人数 |
| 全学平均倍率 | 5.30倍 | 志願者数÷合格者数。穴場判定の基準線 |
| 受験者数 | 非公表 | 学習院大学は公表していないため実質倍率は算出しない |














受験者数が分からないのに倍率を出して大丈夫なんですか?














同じ定義で全学部を揃えているので、学習院大学の中での比較には問題ありません。問題になるのは、他大学の実質倍率と混ぜて比べたときです。志願倍率と実質倍率は分子が違うので、数字の大小をそのまま比べると判断を誤ります。この記事の6学部の倍率は、あくまで学習院大学内部での相対比較として使ってください。
基準線を全学平均に置くことには、もう一つ利点があります。入試の難化・易化は年度全体で起きるため、絶対値の倍率だけを見ると「今年は全体的に高い/低い」という年度要因に引きずられます。全学平均との差で見れば、その年の学習院大学の中でどの学部が相対的に通りやすかったかを取り出せます。以降の判定はすべて、この5.30倍との比較で行います。
全学平均を下回る穴場は3学部|文学部3.99倍・理学部4.14倍・経済学部5.10倍
全6学部の倍率を計算し、低い順に並べます。文学部3.99倍、理学部4.14倍、経済学部5.10倍、法学部5.51倍、国際社会科学部6.98倍、国際文化交流学部9.77倍。全学平均5.30倍を下回るのは、文学部・理学部・経済学部の3学部でした。最も低い文学部3.99倍と最も高い国際文化交流学部9.77倍の間には2.4倍以上の開きがあり、「学習院大学」とひとくくりに語ることの危うさが数字に出ています。
| 倍率順 | 学部 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | 全学平均5.30倍との関係 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 文学部 | 6,389人 | 1,603人 | 3.99倍 | 下回る(穴場) |
| 2位 | 理学部 | 2,387人 | 576人 | 4.14倍 | 下回る(穴場) |
| 3位 | 経済学部 | 6,815人 | 1,337人 | 5.10倍 | 下回る(穴場) |
| 4位 | 法学部 | 5,616人 | 1,019人 | 5.51倍 | 上回る |
| 5位 | 国際社会科学部 | 2,400人 | 344人 | 6.98倍 | 上回る |
| 6位 | 国際文化交流学部 | 4,951人 | 507人 | 9.77倍 | 大きく上回る |
📚 用語解説
穴場学部:この記事では「同一大学・同一年度の全学平均倍率を下回った学部」と定義する。入りやすさが保証されるという意味ではなく、その年度の学内比較で相対的に合格者が出やすかった学部という意味に限定される。定義を明示せずに使われる「穴場」は、根拠を確認できないため信用しないこと。














経済学部が穴場に入るのは意外でした。志願者が一番多いのに、平均より通りやすいんですね。














合格者を1,337人出しているからです。志願6,815人は確かに学内最多ですが、受け皿も学内2番目に広い。分母だけを見て「激戦」と判断すると、この学部を落としてしまいます。逆に国際文化交流学部は志願4,951人と経済学部より2,000人近く少ないのに、合格507人なので9.77倍。志願者数だけを見た判断が、いかに当てにならないかが分かります。
ここで注意したいのは、この3学部が「楽に受かる」という意味ではないことです。3.99倍は、志願者4人に対して合格1人という水準です。穴場という言葉が示しているのは、学習院大学を志望すると決めたうえで、同じ大学の中でどこを選べば合格の期待値が上がるか、という相対的な話に限られます。大学そのものを変える判断材料にはなりません。
志願者が少ない学部は穴場ではない|理学部と国際社会科学部の13人差
「人気がない学部を狙えばいい」という発想が誤りであることを、学習院大学のデータは一組の比較ではっきり示しています。国際社会科学部の志願者は2,400人、理学部の志願者は2,387人。差はわずか13人で、集客力はほぼ互角です。ところが倍率は国際社会科学部6.98倍、理学部4.14倍。同じくらいの人数が集まったのに、通りやすさは1.7倍近く違いました。
| 比較項目 | 理学部 | 国際社会科学部 | 差 |
|---|---|---|---|
| 志願者数 | 2,387人 | 2,400人 | わずか13人 |
| 合格者数 | 576人 | 344人 | 232人 |
| 倍率 | 4.14倍 | 6.98倍 | 2.84ポイント |
| 全学平均との関係 | 下回る(穴場) | 上回る | 判定が逆 |
| 志願者数からの印象 | 志願最少で穴場に見える | 志願5位で穴場に見える | 印象は同じでも結果は逆 |














ほぼ同じ志願者数なのに結果が逆になるなら、志願者数を見る意味はあるんですか?














あります。志願者数は「人気の把握」には必要な数字です。ただし、それ単独では穴場判定に使えないというだけ。必ず合格者数とセットで見て、割り算をしてから判断してください。受験情報サイトが志願者数だけを載せている場合は、合格者数を自分で公式データから取ってきて計算する。この一手間が、判断の精度をまるごと変えます。
学習院大学の2026年度データでは、志願者数が下から2番目の国際社会科学部が6.98倍で全学平均を上回りました。志願者数の少なさだけを根拠に出願すると、平均より厳しい学部を選んでしまう可能性があります。必ず合格者数まで確認し、倍率を計算してから判断してください。
倍率を分けているのは合格者数|受け皿の広さで説明できる
なぜ志願者数と倍率がズレるのか。答えは合格者数、つまり大学が用意している受け皿の広さにあります。2026年度の学部別合格者数は、文学部1,603人、経済学部1,337人、法学部1,019人、理学部576人、国際文化交流学部507人、国際社会科学部344人。最多の文学部と最少の国際社会科学部では4.7倍近い開きがあり、これが倍率の差をそのまま生み出しています。
| 学部 | 志願者シェア | 合格者シェア | 差から言えること |
|---|---|---|---|
| 文学部 | 22.4% | 29.8% | 集めた以上に合格を出す=倍率が下がる |
| 理学部 | 8.4% | 10.7% | 志願は最少でも合格者の割合は高い |
| 経済学部 | 23.9% | 24.8% | 志願1位でもシェアが釣り合い平均以下 |
| 法学部 | 19.7% | 18.9% | ほぼ均衡し平均をやや上回る |
| 国際社会科学部 | 8.4% | 6.4% | 集めた割に合格が少ない=倍率が上がる |
| 国際文化交流学部 | 17.3% | 9.4% | 志願4位でも合格シェアは最下位クラス |
📚 用語解説
合格者数:大学がその学部で合格を出した人数。募集人員(定員)とは別の数字で、入学手続きの歩留まりを見込んで募集人員より多く出されるのが一般的。倍率の分母になるため、この数字を確認しないと通りやすさは判定できない。














志願者シェアと合格者シェアの差を見れば、倍率を計算しなくても傾向が分かりそうですね。














いい着眼点です。合格者シェアが志願者シェアを上回っている学部は、全学平均より通りやすい。文学部は22.4%集めて29.8%の合格を出しているので穴場側、国際文化交流学部は17.3%集めて9.4%しか出していないので激戦側になります。この見方なら、学部数が増えても一目で当たりをつけられます。
受け皿の広さで説明できるということは、翌年度に合格者数が変われば倍率も変わるということでもあります。倍率は志望動向だけでなく、大学側の合格者の出し方にも左右される数字です。だからこそ、過去に穴場と言われたという伝聞ではなく、最新年度の志願者数と合格者数を自分で確認する必要があります。
文系・理系別に見た学習院大学の人気と穴場
学習院大学の学部構成は、文系が法学部・経済学部・文学部・国際社会科学部・国際文化交流学部の5学部、理系が理学部の1学部です。したがって理系志望の場合、学部を横に比べて穴場を探すという選び方がそもそも成立しません。理学部を受けるか、受けないかの二択になります。この構造の違いを踏まえないと、文系向けの「穴場探し」の発想をそのまま理系に持ち込んで判断を誤ります。
| 区分 | 該当学部 | 志願者数の合計 | 合格者数の合計 | 選び方への影響 |
|---|---|---|---|---|
| 文系 | 法・経済・文・国際社会科学・国際文化交流の5学部 | 26,171人 | 4,810人 | 5学部を倍率で比較して出願先を選べる |
| 理系 | 理学部のみ | 2,387人 | 576人 | 学部間の比較は不可能。学科と方式の選択が判断の中心になる |
文系5学部の中では、倍率の低い順に文学部3.99倍、経済学部5.10倍、法学部5.51倍、国際社会科学部6.98倍、国際文化交流学部9.77倍。全学平均5.30倍を下回る文系学部は文学部と経済学部の2つだけです。一方の理学部4.14倍は、文系を含めた全6学部の中でも2番目に低い水準でした。理系志望で学習院大学を検討している受験生にとっては、学内の相対比較では不利な位置にいないと言えます。
- 文学部: 受け皿最大
- 国際文化: 最も高い倍率
- 国際社会: 受け皿最小
📚 用語解説
学部系統:学問分野による学部の区分。学習院大学の一般選抜では文系5学部・理系1学部という構成のため、理系志望者は学部間の倍率比較という選択肢を持てない。同じ大学でも文系と理系で出願戦略の作り方が変わる点に注意する。














理系は学部を選べないなら、学習院大学の理学部を受けるかどうかはどう判断すればいいですか?














他大学の理系学部と横に並べて比較することになります。ただし比較のときは倍率の定義を揃えてください。学習院大学は受験者数を公表していないので志願倍率、他大学が実質倍率を出している場合は分子が違います。定義の違うものを並べて「こちらのほうが低い」と判断するのが、最も多い失敗です。
5学部を志願者数ではなく倍率の順に並べ直し、全学平均5.30倍との上下で二つに分けます。そのうえで、学びたい分野と重なる学部が穴場側にあるかを確認する。学びたい分野を無視して倍率だけで選ぶと、入学後に続かなくなります。
人気と穴場を出願にどう使うか|3ステップの判断手順
ここまでの数字を、実際の出願判断へ落とし込みます。手順は3ステップです。第1に、志望する学問分野で候補学部を絞る。第2に、候補学部の倍率を全学平均と比較して相対的な位置を確認する。第3に、その学部の入試科目と自分の得点力を照合する。順番が重要で、倍率から入ると学びたい分野を見失い、科目照合を飛ばすと出願しても得点が届きません。














倍率が低い学部を第一志望にするのは、動機として弱いでしょうか?














弱いというより、順番が逆だと危ないという話です。学びたい分野が先にあって、その中に穴場があるなら迷わず優先していい。逆に、興味のない学部を倍率だけで選ぶと、対策のモチベーションが持たず、結果的に得点も伸びません。倍率は候補を並べ替えるための道具であって、候補そのものを作る道具ではありません。
「穴場」を鵜呑みにしない3つの注意点と確認のタイミング
この記事の数字は2026年度一般選抜の実数ですが、そのまま来年の合否予測になるわけではありません。注意点は3つあります。第1に、倍率は年度で動くこと。第2に、この数字は学部計であり、学科別・方式別の倍率とは別物であること。第3に、対象は一般選抜のみで、推薦や総合型選抜は含まないことです。この3点を押さえずに「学習院大学の穴場は文学部」とだけ覚えると、出願の段階で判断を誤ります。
| 注意点 | 内容 | 確認すべきこと |
|---|---|---|
| 年度で動く | 倍率は志望動向と合格者数の両方で変わる | 出願年度の最新データを公式サイトで取り直す |
| 学部計である | 本稿の数字は学部単位の集計値 | 志望学科・志望方式の倍率を入試要項と入試結果で確認 |
| 一般選抜のみ | 推薦・総合型選抜の志願状況は含まない | 一般選抜以外を検討するなら別途データを確認する |
📚 用語解説
一般選抜:学力試験の結果を主な判定材料とする入試区分。本記事が扱う学習院大学の志願者数・合格者数はすべてこの一般選抜のもので、学校推薦型選抜や総合型選抜の数字は含まない。選抜区分が違えば競争の構造も変わるため、混ぜて比較しない。














穴場と言われた学部に人が集まって、翌年は倍率が上がる、ということもありますか?














起こり得ます。だから本記事も「文学部は毎年穴場」とは書いていません。2026年度は3.99倍だった、という事実を提示しているだけです。大事なのは結論を暗記することではなく、志願者数と合格者数から倍率を出して全学平均と比べる、という手順を自分で回せるようになること。手順さえ持っていれば、来年のデータが出ても同じ判断ができます。
もう一点、学部計のデータを学科の判断に流用しないことも重要です。学習院大学の文学部のように複数学科を抱える学部では、学科ごとに志願状況が異なります。学部計で穴場と判定されても、志望学科が学部内で最も集まっている学科であれば、実際の競争は数字より厳しくなります。出願前には必ず、学科単位・方式単位の公式データまで下りて確認してください。
学習院大学は「普通の対策」では受からない
結論から言います。穴場学部を見つけただけでは合格しません。最も倍率が低かった文学部でも3.99倍、志願6,389人に対して合格1,603人です。全学では28,558人が出願して5,386人しか合格していません。穴場を選ぶことで期待値は上げられますが、4人に3人が不合格になる選抜であることは変わらない。必要なのは情報収集ではなく、決めた学部の科目で得点を積み上げる行動を毎日続ける仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、学部選びと科目対策が結びつかない
志願者数と合格者数を自分で調べて倍率を出すところまでは、独学でもできます。問題はその先です。文学部3.99倍と国際文化交流学部9.77倍のどちらを狙うかで必要な得点は変わり、今日どの科目に何時間使うかも変わります。情報を集めても日々の行動へ変換されない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が、同時に表面化します。
映像授業・アプリだけでは、答案の弱点が残り続ける
映像授業は理解を助けますが、視聴後の答案を毎回点検する仕組みではありません。学習院大学の一般選抜で問われるのは講義を理解したかどうかではなく、試験時間内に得点できるかどうかです。万人向けの講義を受けるだけでは、自分の失点原因と学部別の必要得点を結ぶ個別の行動計画が作られません。
集団授業の大手予備校では、学部別の戦略まで届かない
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、経済学部志望と理学部志望に同じ密度で対応することは構造的に困難です。全学で5,386人しか合格しない選抜の中で、自分の答案にだけ残る弱点を埋めるには、平均的な進度とは別に組んだ個別の計画が必要になります。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行量を追い切れない
個別指導であっても授業が週単位なら、次の授業までの6日間に何をどこまで進めたかは把握しきれません。授業中に理解しても、実行量と定着が確認されなければ失点は同じ場所に残り、倍率の低い学部を選んでも合格ラインには届きません。














穴場を見つけることと、そこに受かることは別問題ということですね。














そのとおりです。倍率の情報は誰でも公式サイトから取れます。差がつくのは、その情報を「今日は何をどこまで進めるか」に変換し、翌日も続けられるかどうか。鬼管理専門塾は、まさにそこを1日単位で設計して毎週の確認へつなげる塾です。
だからこそ、学習院大学を本気で狙うなら、学部データの分析だけで終わらせず、それを毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、志望する学部の入試データと現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別の行動プラン、毎日毎週の管理、講師体制、コース、相談窓口という固定の六つの特徴が、学習院大学の学部別対策にどう接続するかを整理します。














管理されると言っても、学習院大学向けには具体的に何が変わるのですか?














志望学部が決まれば必要な科目と得点が決まり、今の答案との差も数字で出ます。その差を埋めるために今日何をどこまでやるかを数値化し、確認テストと答案で定着を確かめる。大学名だけの一般論ではなく、選んだ学部と自分の失点に合わせて毎日の行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
学習院大学の志望学部が決まったら、必要な科目と得点を1日単位の実行量へ落とします。何をするか迷う時間を減らし、答案を直す時間そのものを増やします。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ学習院大学志望でも、文学部を狙う受験生と理学部を狙う受験生では必要な科目も配分も違います。学部別の入試データと現在の答案を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
倍率の低い学部を選んでも、日々の実行が止まれば得点は伸びません。毎日の進捗と毎週の確認テストで、計画の遅れや同じ誤答の繰り返しを早い段階で修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
学部ごとに違う出題傾向を答案から読み解くには、指導側にも難関私立大学の受験理解が必要です。専属の講師陣が、失点の原因を具体的な次の行動へ変換します。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化対策として、学習院大学の各学部に合わせた計画を組めます。総合型選抜や英語資格の対策とは混同せず、一般選抜の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、学習院大学のどの学部を志望しているか、今どの科目の答案に不安があるかから相談できます。入会前に管理方法と計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、学習院大学のどの学部を軸にするか、そこからどの科目を優先して整えるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
学習院大学の学部選びと学習計画を無料説明会で相談できます
まとめ|学習院大学の人気と穴場は志願者数と合格者数で切り分ける
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 人気学部(志願者数1位) | 経済学部 6,815人。次いで文学部6,389人、法学部5,616人 |
| 穴場学部(全学平均5.30倍未満) | 文学部3.99倍・理学部4.14倍・経済学部5.10倍の3学部 |
| 最も倍率が高い学部 | 国際文化交流学部 9.77倍。志願4位でも合格507人 |
| 志願者数が少ない=穴場か | 成立しない。国際社会科学部は志願5位でも6.98倍 |
| 倍率を決めているもの | 合格者数(受け皿の広さ)。文学部1,603人と国際社会科学部344人 |
| 最初の行動 | 学びたい分野で候補を絞り、倍率を計算して5.30倍と比べる |














「人気がないから穴場」ではなく、志願者数と合格者数の両方を見る。この手順さえ覚えれば、他の大学でも同じように判断できそうです。














まさにそこが持ち帰ってほしい結論です。学習院大学の2026年度で言えば、志願1位の経済学部が穴場側に入り、志願5位の国際社会科学部が平均超えでした。印象ではなく割り算で判断する。そして判断が終わったら、選んだ学部の科目で得点を積み上げる行動へすぐ戻ってください。数字を調べている時間は、合格には直結しません。
最後に、この記事の数字の出典を確認しておきます。本稿で扱った志願者数・合格者数は、学習院大学が公表している2026年度一般選抜の公式入試データのみを使い、学部別の合計が全学計28,558人・5,386人と一致することを検算したうえで掲載しています。偏差値や合格最低点は学習院大学公式が公表していないため扱っていません。出典が確認できない数値を根拠に出願先を決めないでください。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| どこが穴場か | 全学平均を下回る3学部の章 |
| どこが人気か | 志願者数で見る集客力の章 |
| 志願者が少ない学部 | 理学部と国際社会科学部の13人差の章 |
| 文系・理系の違い | 文系5学部と理系1学部の章 |
| 出願での使い方 | 3ステップの判断手順の章 |
Q. 学習院大学の穴場学部はどこですか?
A. 2026年度一般選抜では、全学平均5.30倍を下回った文学部3.99倍、理学部4.14倍、経済学部5.10倍の3学部です。ここでの穴場は「同一年度の学内平均より倍率が低い」という意味に限定した定義で、合格が容易という意味ではありません。
Q. 学習院大学で一番人気の学部はどこですか?
A. 志願者数で見ると経済学部の6,815人が最多で、全学28,558人の23.9%を占めます。次いで文学部6,389人、法学部5,616人です。ただし経済学部は合格者も1,337人と多いため、倍率は5.10倍と全学平均を下回っています。
Q. 志願者数が少ない学部が穴場ではないのはなぜですか?
A. 倍率は志願者数を合格者数で割った値だからです。学習院大学の2026年度では、国際社会科学部の志願2,400人と理学部の志願2,387人が13人差でほぼ同じでしたが、合格者数は344人と576人で大きく違い、倍率は6.98倍と4.14倍に分かれました。
Q. 学習院大学で最も倍率が高い学部はどこですか?
A. 国際文化交流学部の9.77倍です。志願者は4,951人で学内4番目ですが、合格者が507人と少ないため倍率が最も高くなりました。志願者数の順位と倍率の順位が一致しない典型例です。
Q. この記事の倍率は実質倍率ですか?
A. 志願倍率です。学習院大学は一般選抜の受験者数を公表していないため、本記事では志願者数を合格者数で割った値に統一しています。受験者数を分子とする実質倍率とは定義が異なるので、他大学の実質倍率とそのまま比較しないでください。
Q. 理系志望でも学習院大学に穴場はありますか?
A. 学習院大学の理系は理学部のみのため、学部間で穴場を選ぶことはできません。ただし理学部の4.14倍は全6学部中2番目に低く、学内比較では不利な位置ではありません。理系志望の場合は学科と方式の選択、および他大学との比較が判断の中心になります。
Q. 来年も同じ学部が穴場になりますか?
A. 保証はありません。倍率は志望動向と大学側の合格者数の両方で動きます。本記事の数字は2026年度一般選抜の実数です。出願前には必ず最新年度の志願者数と合格者数を公式サイトで取り直し、同じ手順で計算し直してください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





