始めに:偏差値40のレベルと難関大学合格までの勉強法を解説
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
「偏差値40って実際どんなレベル?偏差値40から難関大学合格までの5科目の勉強法を徹底解説」というテーマで記事を書いていきます。
偏差値40程度の受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
難関大学志望のみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
偏差値40のレベルって?
偏差値というのは、中央値である偏差値50を基準に、どの程度差があるのかを示すためのものです。例えば、偏差値40の場合、これは中央値から10ポイント低いことを意味します。
これを反対の観点から考えると、偏差値60も中央値から10ポイント離れているため、偏差値40と偏差値60は、理論上、同じ数の人々がそれぞれのスコアを持っていることになります。
偏差値50は中央の位置を示し、それは上位の半分、つまり50%の位置です。しかし、偏差値40はそれよりも低く、具体的には上位84%の位置に相当します。
これを具体的な数値で考えると、100人いる集団では、84人が偏差値40以上のスコアを持っていることになります。40人が在籍するクラスでこの状況を想像すると、約32から33人が偏差値40を超えるスコアを持っているということになります。だから、偏差値50と偏差値40の間には、実際には大きな違いが存在するのです。
偏差値の範囲は主に25から75までで、この範囲を基に点数に換算すると、偏差値75を最高の100点、偏差値25を最低の0点と見立てることができます。この視点で偏差値40を評価すると、30点相当となります。一般的な高校の評価基準では、30点は赤点の境界となることが多いですね。したがって、偏差値40は学業の評価で言えば、ほぼ赤点の域に近いと言えるでしょう。
偏差値って何?
偏差値は、テスト受験者の中で自分の実力がどの位置にあるのかを示す指標として使用されます。純粋に得点だけで評価する方法を絶対評価と呼ぶのに対し、偏差値は受験者全体の得点分布を基にした相対的な評価となります。
例えば、ある大学が入学試験の結果を公平に評価するために、特定の科目の得点を偏差値に変換することも考えられます。偏差値40という結果は、平均的なスコアから少し低い位置を示しており、十分な実力を発揮できなかったことが伺えます。
偏差値の一般的な範囲は25から75とされていますが、それが絶対的な最小や最大値を示すわけではない。実際には偏差値0や100を超えるようなケースも存在するのです。ただし、そのような極端な偏差値を持つ人の確率は非常に低く、実質的には稀な事象とみなされます。
試験を受ける人数が増えると、偏差値の範囲は25から75、あるいは20から80の間に集まりやすくなります。ちなみに、中央の位置を示す平均の偏差値は50とされています。
多くの学生が受験時に大学や高校を選ぶ基準として、偏差値を頼りにしています。この数値を参考にすることで、自身の学力と照らし合わせた適切な学校選びが可能となります。考えてみれば、偏差値という指標がない場合、学生は自らの能力に見合わない学校を選んでしまう可能性が高まります。
例えば、本来合格が難しい学校を受験したり、逆に自分の学力を遥かに下回る学校に合格してしまったりすることも考えられます。確かに、偏差値には様々な批判も存在しますが、学校選びの指標としての有用性は高いと言えるでしょう。
偏差値40って低い?
偏差値40は高くない
偏差値の概念において、50は中央値を示す数字です。それに基づいて、偏差値40は中央よりもやや低めの成績を示唆します。実際、偏差値40の位置は上位84%に位置しています。これを具体的な数字で考えると、100人いる集団で考えた場合、成績が84番目となり、逆に考えると頭の良さで言えば16番目に位置することになります。この事実を踏まえると、平均よりも低い偏差値40は、ある程度頭が良くないと評価されるのは当然と言えるでしょう。
何を基準とするかで偏差値の見方が変わる
偏差値40という数値は、テストを受けた集団の中での位置付けを示すもので、その集団の特性によって評価が異なると言えます。なぜなら、偏差値は参加者の平均値との差を示すものであり、参加者がどれほど優秀であるかによってその値の意味が変わるからです。
具体的には、例えば、東京大学の学生だけで行われるテストで偏差値40を取ったとしたら、その学生は東京大学の中では下位の成績であるとされます。しかし、その学生が一般の高校生と同じテストを受けた場合、その偏差値は大きく上がる可能性があります。
これは、東京大学の学生が一般の高校生よりも高い学力を持っているため、同じテストであっても得点が高くなるためです。このように、偏差値は参加者の特性によって大きく変わることがあるため、評価の際にはその背景を正確に理解することが重要です。
偏差値によって学校の雰囲気が違う
偏差値40の高校には、学業への興味が薄い学生が一定数存在するとされ、集団としては多様な背景を持つ生徒が集まることが考えられます。このような傾向が出る理由として、偏差値が低いとされる高校には、伝統的な学業への取り組みよりも他の価値観や興味を持つ学生が集まりやすいという事情があるからです。
例えば、都市部の一部の高校では、厳しい校則や伝統的な教育方法に対する反発から、独自のカルチャーを持つ学生が多いことが知られています。一方、地方の特定の職業高校やスポーツ重点の学校では、学業よりも専門的なスキルやスポーツに情熱を持つ生徒が多く、その結果として学業の偏差値が低くなることがあります。しかしこれらの学校には、活動的で独自の文化や価値観を持つ学生が集まるため、非常にエネルギッシュで魅力的な学校生活が繰り広げられているのです。
偏差値40の高校の生徒たちは、しばしば活気があり、ある意味でエネルギッシュとも言える存在が多いようです。このような傾向が現れる背景には、学業に対する関心の低さや、自らの興味・関心を優先する気質があるからではないかと考えられます。
たとえば、全校集会の際には、そのエネルギーが散漫になりがちで、先生方からの指導や注意が頻発する場面も目にすることが多いです。授業中でも、興味を引かない内容に対しては私語を続けたり、逆に興味がある内容に対しては熱心に参加するなど、その日の気分や関心に応じた態度が目立ちます。そうした中で、授業に集中して静かに取り組む生徒の姿は、少なからず特別な存在となることもあります。
偏差値40の高校を一緒くたに見てしまうことがよくありますが、その中でも学力にはかなりのばらつきが存在します。特定の部活やクラブ活動が盛んな学校では、大学への推薦枠を得るために高学力の生徒が選んで入学することもあるのです。
例えば、ある学校の吹奏楽部が有名で、そのためにより高い学力を持つ生徒が意図的に入学するケースなどが考えられます。一方で、他の生徒は地域や家庭の事情でその学校を選んだ可能性もあり、その結果、学力的には偏差値40よりも低い生徒が存在するのです。このような事情から、一つの学校内での学力のバラつきが大きいと言えます。
一般的な印象として、偏差値の低い学校では生徒のやる気が低いと見られることが多いです。そして、そのような環境の中で、ドラマの「ドラゴン桜」のように熱血で情熱的に生徒のために尽力する教師が現れるケースは、実際には稀です。大半の教師も、生徒たちのモチベーションの低さや、学校全体の雰囲気に影響されることが避けられないのです。
例として、授業中の生徒の態度や集中力の低さに挫折感を感じる教師も少なくありません。当然、例外的に情熱的に生徒指導を行う教師もいますが、その効果や影響は一概には言えません。
偏差値40の高校は辞めたほうがいい?
偏差値40の高校への感じ方は、それぞれの背景や経験によって異なることが考えられます。例えば、指定校推薦のチャンスを目指して、わざと偏差値の低い学校に入学した生徒は、他の人たちと比較して自分の学力や能力に自信を持っているため、学校の偏差値に対して照れくさい感じを抱くことがあるかもしれません。一方、自分の実力や環境に合った場所として、偏差値40の学校を選んだ生徒たちは、その環境に感謝や愛着を持っている可能性が高いです。さらに、長い間学校を休んでいた生徒が、再び学びの場に戻ることができたのが偏差値40の高校だった場合、その学校に対する評価や感じ方は、純粋に感謝の気持ちで満たされているかもしれません。このように、同じ偏差値の学校でも、感じ方は一人一人異なり、その背景や理由によって変わることが考えられます。
このように、同じ偏差値の学校でも、感じ方は一人一人異なり、その背景や理由によって変わることが考えられます。
偏差値40から難関大学合格までの勉強法を徹底解説
偏差値40でも難関大学を目指していいの?
難関大学に進学するという夢は、偏差値40からスタートする者にとっても実現可能です。なぜなら、多くの偏差値40の学生は正しい勉強方法を知らずにこの点数に留まっていることが多いからです。
適切なアプローチと努力を組み合わせれば、驚くほどの進歩が期待できます。疑念を持つ人々もいるかもしれませんが、持続的な努力と継続的な学習により、難関大学への道は開かれます。
偏差値40から難関大学合格までの各教科ごとの勉強法
国語の能力を上げるためには、基本的なスキルの補完から始めることが重要です。多くの生徒は、基本的な語彙や文法の知識が不足していることで、文章の内容を正確に理解できていないことが多いのです。このため、初めのステップとして、基礎を固める参考書を使用して、語彙や文法の基本を学ぶことがおすすめです。
そして、次のステップとして、文章を音読して理解する練習を行い、徐々に読解力を養っていく必要があります。このような段階的なアプローチを取ることで、国語のスキルは確実に向上し、難関大学への進学も夢ではなくなるでしょう。
数学も地道な努力が求められます。中学レベルから数学を見直し、1つずつ基礎力をつけていくことが大切です。数学に関しては毎日取り組んでいき、基礎的な知識をつけていきます。暗記などは基礎力をつけてからの方が定着しやすいので、時間をかけてもいいのでまずは中学数学を完璧にし、高1、高2と高めていきます。基礎が分かる段階で偏差値50程度まで上げられ、あとは応用あるのみです。
英語に関しては単語を覚えることを最優先に取り組みましょう。文法は偏差値40レベルだとbe動詞からやり直すぐらいが求められるため、時間がかかる恐れがあります。そのため、単語を覚えて単語だけで文章を理解するような状態に持っていくのが手っ取り早いでしょう。その後、文法などを覚えていき、読解力の精度を高めていく感じで取り組めば、苦手意識をある程度払拭して取り組めます。
理科系科目は物理基礎、化学基礎のように高1で学ぶ基礎から始めるのがおすすめです。内容は基礎的なものが多く、本格的な物理や生物、化学を学ぶ前段階として機能します。科目によって暗記量が異なり、物理や化学のように計算を必要とするものも。生物はその点暗記が少ないので、生物に特化して勉強していく手もあります。
社会系科目は基本的に通史理解から始めていきます。日本史や世界史などの知識がほとんどない場合は、マンガやYouTuberが解説する歴史などを見ながら興味を持ち、講義形式の参考書で学んでいきます。
最初は歴史の流れを中心に勉強を行うことを心がけ、文化史などは通史理解が済んでからでいいでしょう。暗記科目なので歴史クイズに挑むような感覚で勉強を行い、楽しい気持ちを持てるように取り組めるのが理想です。
偏差値40から難関大学合格までの年間スケジュール
偏差値40の段階から、難関大学を目指しての1年間の勉強の取り組み方を検討すると、4月から6月の3ヶ月間は、基本の知識をしっかりと身につける期間として捉えるべきです。特に私立大学志望者の場合、この時期にどの科目に焦点を当てるかを決め、それに沿った学習計画を立てることが大切です。
例えば、英語では語彙や基本的な文法の勉強を重点的に、国語では古典や漢文の基礎知識をしっかりと覚え、日本史では大まかな時代背景や重要な出来事を頭に入れておくことが重要です。
つまり7月から9月にかけては、その基礎の上にさらに知識を積み上げるフェーズとなります。英語では長文読解のスキルを高めるための訓練を始め、国語では現代文の読解方法や語彙の深化を目指すことが推奨されます。日本史についても、通史の大枠をしっかりと理解しておくことが大切ですが、最も時間を割くべきは、英語と国語の2科目となるでしょう。
10月から12月の期間は、総合的な問題演習に取り組む時期です。英語では、長文の中で不明瞭な部分や新しい語彙に触れることで、さらなる理解を深めていくのが良いでしょう。国語や選択科目も同様に、過去問や模擬試験などで知識と技能を試す時間を増やしていきます。この段階での積極的な努力は、受験本番に向けた自信をつけるために不可欠です。
年末から受験日にかけての期間は、過度なストレスを避けつつ、微細な知識の補強や疑問点の解消を進めるステージとなります。この時期に大きな学習の変更や焦燥は避けるべきで、既に身につけた知識をしっかりとアウトプットできる状態を保つことが求められます。この流れに沿った取り組み方が、受験を成功に導くための最適な方法です。
最後に:志望大学に合格をするには?
ここまで偏差値40のレベルと難関大学合格までの勉強法について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映