始めに:補欠・追加合格の仕組みを徹底解説
志望大学合格に特化した大学受験塾
鬼管理専門塾を運営しております
代表の菅澤です!
鬼管理専門塾アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?
本日は
「【大学受験ガイド】補欠・追加合格の仕組みを徹底解説。補欠・追加合格の可能性はどのくらい?」というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
難関大学志望のみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
【私立大学】補欠・追加合格の仕組み
「補欠合格」という制度は、大学入試においては非常に重要な位置を占めています。これは、正規の合格者が何らかの理由で入学を辞退した際に、その空き枠を埋めるために設けられた追加合格の機会のことを指します。補欠合格者が正規合格に昇格することは「繰上げ合格」と称され、多くの受験生にとっては第二のチャンスとなります。
繰上げ合格の可能性は、たとえば、ある学生が複数の大学に合格した場合に現れます。この学生が最終的にどの大学にも進学せず、他の合格先を選択した場合、その学生が辞退した大学の枠が空きます。そして、その空き枠に補欠合格者が繰上げられる可能性が生まれるのです。実際に、国公立大学や有名私立大学に合格した学生が、別の大学を選ぶことで、滑り止めとしていた大学の合格を辞退し、その結果、補欠合格者が繰上げによって正規合格となるケースはしばしば見られます。
ただし、全ての大学や学部で補欠合格者への繰上げのシステムがあるわけではありません。大学によっては補欠合格のシステムを持たない場合もありますし、持っていてもその運用方法は異なります。したがって、受験生は自分が受験する大学の具体的な入試システムをしっかりと理解し、補欠合格という可能性に備えることが重要です。この制度の理解は、万が一の時に受験生が次のステップに進むための手助けとなります。
【私立大学】補欠・追加合格の仕組み
多くの私立大学において、正規の合格者が決定した際に補欠合格者のリストも同時に発表されるのが通例です。このリストに名前があることは、入学のチャンスが完全に消えたわけではないことを意味しています。しかし、補欠から正規の合格者に繰り上がるかは、他の合格者の入学辞退の数に左右されるため、確実性はありません。
例えば、多くの受験生が複数の大学に合格すると、その中から最終的に進学する大学を選択します。この選択によって入学辞退者が出ると、補欠合格者の中から追加で合格者が選ばれることになります。実際に、毎年多数の受験生が国公立大学や他の私立大学へと流れるため、補欠合格者にも十分なチャンスが回ってくるのです。
さらに、補欠合格者の中には、その順位が公表されるケースとされないケースがあります。順位を公表する大学では、高い順位の補欠合格者から順に追加合格の可能性が高くなります。これにより、補欠合格者は自分がどの程度繰り上がりの可能性があるのかを推測することができます。確実な合格を約束するものではありませんが、補欠合格者にとっては重要な情報源です。
受験生は、これらの情報を把握するためにも、志望する大学の最新の募集要項を事前に確認することが推奨されます。このように、補欠合格は受験生にとって希望を持ち続けるための制度であり、様々な可能性を秘めています。
追加合格の可能性はある?
私立大学では、追加合格の機会が比較的多いと言われています。これは、私立大学が国公立大学よりも早い時期に入試を実施することが一因です。また、地域によっては国公立大学を優先する風潮が根強く、これが私立大学での入学辞退者を増加させる要因となっています。私立大学に合格しても、国公立大学をはじめとする他の選択肢を持つ受験生が多いため、追加合格の可能性が高まります。
たとえば、受験生が複数の私立大学に合格しているケースでは、最終的にはその中の一つを選択し、他は辞退することが多いです。また、国公立大学の合格発表後には、私立大学の合格を辞退する受験生が一定数存在します。これにより、補欠合格者が正規合格へと繰り上げられるケースが生じるのです。私立大学の場合、追加合格になる具体的な人数は毎年変動し、多くの大学がその数を公開していませんが、補欠合格者には確実にそのチャンスが残されています。
したがって、補欠合格を受けた受験生は、まだ希望を持つべきです。確かに、正規合格への道は保証されてはいませんが、追加合格の可能性は存在し、その状況に柔軟に対応する準備をしておくことが求められます。これは、受験生にとって次のステップに進むための重要な機会となるでしょう。
【国公立大学】補欠・追加合格の仕組み
国公立大学の入試システムでは、補欠合格者を事前に公表することは一般的ではありません。これは、追加合格の可能性がある受験生にとって、自分がそのリストに含まれているかどうかが未知の状態であることを意味します。もし欠員が出た場合は、成績上位者から順に追加合格のオファーが行われるため、連絡を受け取った時点で、受験生は自分が正規の合格者になったと考えることができます。
例えば、ある受験生が追加合格の連絡を受け取った場合、その時点で国公立大学からの正式な合格が保証されます。しかしこれは、全ての入試、特に後期試験が終了した後に行われるため、通知の時期は3月下旬になることが多いです。その時期になると、多くの受験生は既に他の大学への入学手続きを終えていたり、新生活の準備を進めていることがあります。特に、入学金を支払ってしまっている場合、その金額は返金されないことが多く、結果的には受験生が二重の費用負担を背負うリスクを伴います。
このような状況を考慮すると、国公立大学における追加合格のシステムは、確実性はあるものの、受験生にとっては複雑な局面を迎えることがあり得ます。追加合格の可能性を待つ際は、そのようなリスクがあることを認識し、入学手続きや入学金の支払いに際しては慎重に行動することが求められます。国公立大学の追加合格は価値ある機会ですが、その機会が現実のものとなるまでには、様々な要因を慎重に考える必要があります。
追加合格の可能性はある?
国公立大学では追加合格の枠が限られているため、受験生が追加合格を期待することは難しいです。これは、国公立大学において一般的な入学辞退者の数が少ないことに起因します。受験生は一つの大学しか同時に受験できないため、自然と入学辞退者の数は私立大学に比べて少なくなる傾向にあります。
たとえば、ある国公立大学では、追加合格が出るとしてもその数は非常に限られており、多くても数名程度です。しかし、追加合格が全くないわけではなく、毎年幾らかの追加合格者が出ることはあります。追加合格の発表は通常、3月下旬と他の大学の入学手続きが進む時期と重なるため、追加合格があったとしてもその情報を活用するためには慎重な準備が必要です。
このため、受験生は追加合格の可能性を完全には捨てず、一方でそれに伴うリスクも理解しておくべきです。たとえば、他の大学への入学手続きを進めたり、入学金を支払った後に追加合格の通知が来た場合の対応を考えておく必要があります。追加合格のチャンスは低いかもしれませんが、実際にその機会が来た際には、それに応じた行動をとる準備が求められます。国公立大学の追加合格はまれなケースではありますが、可能性がゼロではないため、その機会が生じた際の対策を立てておくことは受験生にとって有益です。
追加合格者は増えている⁉
最近の動向を見ると、私立大学の補欠合格者が増えている可能性が高まっています。これは国の私立大学に対する定員制限政策の影響が大きいです。国は、一極集中を避けるために数年前から定員数を厳しく管理し、過剰な学生の受け入れを抑制しています。大学によっては、受け入れ数を超えると国からの補助金が削減されるため、大学側は定員の上限近くまで学生を確保するよう努めています。
実際に、都市部の私立大学では、国の政策により合格者数を抑えざるを得ない状況です。しかし、多くの受験生が他の大学に流れてしまう現象が発生しており、その結果として追加合格の枠が生まれています。例えば、定員に達しない場合、補欠合格者の中から追加で合格者を出す必要があるため、近年はその数が増加しています。
そのため、追加合格は今後も受験生にとって重要な要因となり得ます。一見すると私立大学の入試は難化しているように見えますが、補欠合格者には追加合格となるチャンスがあるのです。受験生は、このような状況を踏まえて、補欠合格からの追加合格の可能性にも注意を払うべきでしょう。国の定員厳格化政策の影響は無視できないため、これからの受験戦略においては、補欠合格の可能性を考慮に入れ、それに対する準備をしておくことが推奨されます。
追加合格のお知らせはいつ頃?その手段についても解説
現在、国公立大学と私立大学の追加合格の通知方法には違いがあります。国公立大学は通常、後期試験が終了した3月下旬に追加合格の通知を行いますが、私立大学では複数のタイミングで追加合格が発表されることが一般的です。これは、私立大学の入試スケジュールにより、前期、後期にわたって複数の納入金の支払い期日が設定されており、これらの期日が過ぎると追加合格の通知が行われるからです。
例えば、ある私立大学が前期入試で合格を通知した後、納入金の支払い期限が過ぎれば、その時点で空席が出ていることが確認され、追加合格の通知が出されることがあります。そして後期入試でも同様のプロセスが繰り返されるため、追加合格のチャンスは複数回訪れる可能性があります。
通知方法に関しては、多くの大学では郵送または電話による通知が標準となっています。余裕を持ったスケジュールであれば郵送が用いられ、締切が迫っている場合には迅速な対応が可能な電話通知が選ばれることが多いです。受験生はこの点を十分に認識し、受験した各大学の追加合格の通知方法を事前に確認しておくことが重要です。
万一のために、通知があった場合に迅速に対応できるよう、準備を整えておく必要があります。このように、私立大学では追加合格の可能性が複数回あり、それに応じた準備が求められるため、受験生は常に注意を払うべきです。
最後に:志望大学に合格をするには?
ここまで補欠合格・追加合格について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映