始めに:補欠合格者が正規合格になる確率は?
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
【大学入試】補欠合格者が正規合格になる確率ってどの程度?6つの軸で解説します!
というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
難関大学志望のみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
補欠合格と追加合格
補欠合格
補欠合格について理解することは、大学受験のプロセスの一部です。補欠合格とは、合格した受験生が何らかの理由で入学を辞退した際に、大学がその空席を補うために設けた追加合格のシステムです。
これは、初めの合格発表で正規の合格を得られなかった受験生にとって、合格への第二のチャンスを意味します。
例えば、ある大学で定員を100名と設定しているが、最初の合格発表後に10名が辞退した場合、その10名の枠は補欠合格者に提供されます。このように、補欠合格者は入学を辞退する合格者の数に応じて、合格の機会を得ることが可能です。
補欠合格は、大学が定員を満たすための重要な手段であり、受験生にとっては追加合格のチャンスを意味します。大学によっては、補欠合格から正規合格への移行率が高い場合もあり、受験生にとっては希望を持って待つ価値があるのです。
追加合格・繰り上げ合格
追加合格や繰り上げ合格に関する概念は、大学入試における重要な要素の一つです。これらの用語は、本来の合格者が入学を辞退した場合に、その空席を補うために待機している候補者が正規の合格者として採用される状況を指します。
つまり、追加合格や繰り上げ合格は、入学辞退者が発生した際に、別の受験生がその枠を埋める機会を得るということです。
例えば、ある大学が定員100名を設定しており、当初の合格者のうち数名が入学を辞退した場合、その空席は追加合格や繰り上げ合格の対象者に提供されます。このプロセスは、合格を逃した受験生にとって、まだ希望が残されていることを意味します。
追加合格や繰り上げ合格は、大学にとっては定員を満たすための効果的な方法であり、受験生にとっては追加の合格チャンスとなります。特に、多くの受験生が他の大学の合格を選択することで生じる入学辞退は、追加合格や繰り上げ合格の可能性を高める要因となるのです。
通常、補欠合格者は正規合格者が発表されると同時に公表される
補欠合格、追加合格、繰り上げ合格のプロセスについて理解することは、大学受験の重要な部分です。通常、補欠合格者は正規合格者が発表されると同時に公表されますが、青山学院大学のように複数回に分けて発表する場合もあります。
また、上智大学のように補欠合格者の中での順位を公開する大学も存在します。
例えば、前年の繰り上げ合格者数を参考にして、自分の補欠合格の順位から繰り上げ合格の可能性を予測することができます。追加合格や繰り上げ合格は、高い得点を持つ受験生から順に決定されます。
大学によっては、追加合格や繰り上げ合格の通知方法が異なります。一部の大学では合格した場合に書類が郵送されることもあれば、慶應義塾大学のように入試サイトで自己確認が必要な場合もあります。
このため、補欠合格者は大学からの通知を逃さないよう、定期的にサイトをチェックする必要があります。
補欠合格から追加合格や繰り上げ合格に移行することは、大学によって異なるプロセスを伴いますが、積極的に情報を追いかけることで、受験生はその可能性を最大限に活かすことができます。
補欠合格からの繰り上げ
補欠合格からの繰り上げ合格の可能性については、一概に確率を出すのは難しいものがあります。特に、高偏差値の大学や国公立大学では、受験生がその大学を第一志望とするケースが多く、入学を辞退する受験生が少ないため、繰り上げ合格の可能性は低めです。
これは、特に偏差値が高い大学や国公立大学における傾向と言えます。
一方で、私立大学では状況が異なります。私立大学は通常、募集人数が多く、また多くの受験生が併願を行うため、繰り上げ合格や追加合格の発生が比較的多い傾向にあります。
例えば、過去のデータを見ると、慶應義塾大学の経済学部A方式では補欠合格者数が307人で、そのうち183人が繰り上げ合格しており、約60%の補欠合格者が最終的に合格しています。
私立大学では補欠合格からの繰り上げ合格の可能性が十分にあると考えられます。ただし、具体的な確率は年度や大学によって異なるため、一概には言えませんが、一定の可能性は存在すると言えるでしょう。
補欠合格の注意点
補欠合格者としての立場にある場合、繰り上げ合格の通知がいつ届くかは予測が難しいです。2月に受験した大学から3月の中旬に繰り上げ合格の通知が届いたことがあったそうです。
このように、繰り上げ合格の結果は3月に入ってからも届くことがありますが、それまでに他の大学の入学手続きを終えてしまったり、下宿先を決めてしまったりすることがあります。
さらに、浪人を決意し予備校の入塾手続きを済ませた後に繰り上げ合格の知らせが来ることもあります。しかし、多くの場合、既に入学や入塾の手続きを行っていると、それを辞退しても支払ったお金が戻ってこないことが多いです。
補欠合格からの繰り上げ合格には、喜びだけではなく、金銭的なリスクも伴うことを理解し、注意深く検討する必要があります。繰り上げ合格が実現した場合の金銭面や手続きの問題を事前に考えておくことが重要です。
補欠合格は年々増加傾向にある
首都圏の私立大学における補欠合格者数の増加は、国の教育政策による定員厳格化の影響を受けています。この政策の背景には、大学に支給される助成金の基準が関係しています。
例えば、2015年度までは、定員対入学者数が1.2倍以上の場合、助成金が交付されない基準が設けられていました。しかし、文部科学省は都市部の大学への学生集中を抑制するため、2016年度からこの基準を徐々に厳しくし、2018年度には1.1倍まで引き下げました。この助成金は大学収入の約10%を占めるため、大学側は定められた基準を超えないようにする必要があり、結果として合格者数を減らす方向に動いています。
大学は入学者数を厳格な基準に合わせつつも、できる限り多くの学生を受け入れるために補欠合格を活用しています。
合格者を多く出しても辞退者が出なければ助成金を受け取ることができず、辞退者の数は予測が難しいため、補欠合格者を多く設定し、辞退者が多ければ繰り上げて合格させ、少なければ繰り上げないという戦略を取っています。
慶應義塾大学の経済学部の例を見ると、補欠合格者数が307人、繰り上げ合格者数が183人と約60%の人が最終的に合格しています。しかし、法学部や薬学部ではその年に繰り上げ合格者は0名でした。これは、大学が補欠合格の活用を通じて、助成金の基準に準拠しながらも入学者数を最適化しようとする試みの一例です。
最後に:志望大学に合格をするには?
ここまで補欠合格について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映