明治大学専門塾【鬼管理明治大学塾】の代表菅澤です。
このページでは、明治大学文学部の政治経済入試問題の傾向や特徴を解説しております。
明治大学に合格するには学部別の対策と同時に、科目別の対策も必要になってきます。明治大学文学部に合格したい方は「政治経済」の特徴や傾向を理解したうえで勉強に励みましょう。
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明治大学文学部とは
明治大学文学部「政治経済」の前提情報
試験時間 | 60分 |
大問数 | 4題 |
解答形式 | マーク式 |
頻出単元 | 比較問題 |
明治大学文学部の政治経済は、すべてマークにより解答を行うのが特徴です。そして、解答時間に対して試験時間が短いです。そのため、時間配分に注意が必要です。
明治大学文学部「政治経済」の傾向
それでは、明治大学文学部「政治経済」の特徴・傾向を見ておきましょう。
この記事では明治大学文学部の政治経済について記述しますが、他の大学の政治経済について対策をしたい方はこちらの記事もご確認ください。
■対策法
全てを記載しています。
少しでも合格可能性を上げたい方は最後まで見てみてくださいね。
明治大学文系他学部の記事はコチラにまとめておきます。
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明治大学文学部の政治経済の問題は、このように分けられます。
❶語句挿入問題
❷歴史問題
❸資料読み取り問題
以下で順番に解説していきます。
■語句挿入問題
例:
語句挿入問題とは、問題文中の空欄に当てはまる最も適切な選択肢を選んで答える問題です。
みなさんは語句挿入問題において、問題文を軽視していませんか。
語句挿入問題において、問題文中の前後からヒントを得ることが大切です。たとえ全くわからない問題に遭遇してもヒントを活かして解答しましょう。
■歴史問題
例:
歴史問題とは、政治経済に関する歴史的事実に関して問われる問題です。
政治経済の歴史問題に対しては「歴史的事実の背景」を知ることが重要です。
上記の例では「TPPの加盟国はなぜTPP に加盟したのか」などが「歴史的事実の背景」になります。
「歴史的事実の背景」を知るためには、歴史的事実に対して「疑問」を持ってください。「疑問」を持つことで歴史的事実に対してより深い知識を得ようとします。そして深い知識を得る過程で「歴史的事実の背景」を掴めます。
■資料読み取り問題
例:
資料読み取り問題とは、与えられた資料を読み取り、適当な選択肢を選ぶ問題です。
資料読み取り問題においては自分が持っている知識から推測することが必要になります。問題で問われている知識をそのまま持っている場合は楽に解答できます。
しかし、そうでなくても自分が持っている他の知識を用いて推測しましょう。
例えば,上記の問題では主要国のキャッシュレス決済比率のグラフが与えられており、日本が位置する箇所を答える問題です。この問題においてキャッシュレス決済比率における日本の順位を知らなくても、解答の手掛かりはあるはずです。
例えば、あなたが「日本に来て、みんなが現金を持ち歩いていることに驚いた」というアメリカから来た観光客の言葉を覚えていたとしましょう。この記憶から日本のキャッシュレス決済比率はアメリカのそれよりも低いと推測できますね。
このように資料読み取り問題では、自分が持っている知識を総動員して推測しましょう。
明治大学文学部「政治経済」の攻略法
続いて、明治大学文学部の政治経済攻略法を記します。
ここに該当してない場合、合格は厳しいです。
しかし、これらに該当している場合は合格の可能性が高いと言っていいでしょう。
❶ 正確なインプット・正確なアウトプット
明治大学文学部政治経済攻略法1つ目、「正確なインプット・アウトプット」を行うことです。「正確なインプット・アウトプット」とは政治経済の知識を正確に定着させる(インプット)ことと、知識を正確に用いる(アウトプット)ことです。
それでは、なぜ明治大学文学部政治経済を攻略するためには「正確なインプット・アウトプット」が必要なのでしょうか。
それは、「正確なインプット・アウトプット」ができていないと、多くの知識を身に付けていても得点が伸び悩むからです。
明治大学文学部政治経済においては非常に多くの知識を身に付ける必要があります。そのため、多くの知識を身に付けようとするあまり、「正確なインプット・アウトプット」が疎かになりがちです。
「正確なインプット・アウトプット」が疎かになれば、たとえ多くの知識を得ていたとして本番の試験において小さな間違いが生まれます。その小さな間違いが重なることにより点数が伸び悩むのです。
「正確なインプット・アウトプット」を身に付けることで本番での小さな間違いが減り、点数は着実に上がるでしょう。
では、どのようにして「正確なインプット・アウトプット」ができるようになるのでしょうか。
まず、正確なインプットについて。
ここでは復習における、知識の正確なインプットに焦点を当てます。
みなさんは政治経済の問題を解いた後の復習を疎かにしていませんか。政治経済では復習において「正確なインプット」が行えます。例えば選択肢の中に、「BRICs」、「ASEAN」、「アジアニーズ」という語句が出てきたとしましょう。すべての語句を説明できますか。もし説明できなければ教科書や資料集に戻り復習しましょう。この努力が正確なインプットにつながります。
つまり、問題の復習で、欠けている知識を確認することで、正確なインプットができるようになります。
次に、正確なアウトプットについて。
正確なアウトプットのためには知識を他の知識と結びつける必要があります。ここでは「ジャン・ジャック・ルソー」を例に挙げて説明します。
ルソーは『社会契約論』を著しましたね。この知識を他の知識と結びつけます。
社会契約説と関連する思想で有名なのは、フーゴ―・グロティウス、トマス・ホッブズ、ジョン・ロックなどです。彼らの思想は関連していますが、それぞれに特徴があります。これらの知識を互いに結びつけるとルソーや『社会契約論』に対して深い理解を身に付けられます。
例えば、ルソーの『社会契約論』の背景を理解することができます。知識に対する深い理解は、獲得した知識を整理することに役立ちます。そして、知識が整理されていると、正確なアウトプットがしやすくなります。
つまり、1つの知識からと他の知識を結びつけることで正確なアウトプットができるようになります。
❷ 原因・概要・結論を説明できるように
明治大学文学部政治経済攻略法2つ目、「原因・概要・結論を説明できるようになる」ことです。
「原因・概要・結論を説明できるように」なるとはどのような状態を言うのでしょうか。それは、ある出来事をAとすると、「Aの原因となった事実を述べられ、Aとの関連性を説明できる・Aの概要を説明できる・Aがその後の世界に与えた影響を説明できる」状態です。
なぜ、「原因・概要・結論を説明できるように」なる必要があるのでしょうか。政治経済に限らず事実には「流れ」が存在しています。
「原因・概要・結論」を理解することにより事実の「流れ」を理解できるのです。
そして、事実の「流れ」が理解できればその事実に対する理解で深まります。
では、どのようにして「原因・概要・結論を説明できるように」なるのでしょうか。
それは事実に対して暗記ではなく、理解するように努めることです。理解するためには政治経済での知識に対して「なぜ」と問いかけましょう。その疑問により政治経済での事実を理解できます。
理解ができると「原因・概要・結論を説明できるように」なります。
ここで、先ほども紹介した「社会契約説」という考え方を用いて「原因・概要・結論の説明」を例示します。では、「社会契約説」の「原因・概要・結論を説明」できますか。
まず、原因としてフーゴー・グロティウスを挙げます。
前提として当時は王が国民を統治していました。そして王権神授説(王の権利は神から与えられた者であり、王が国を統治するのは自然であるという考え)が王による統治の理論的背景でした。
この王権神授説に対して、グロティウスは自然法思想を唱えました。この自然法思想は、人間が理性で把握できる普遍的な法(自然法)に基づいて社会が統治されるべきだという考え方です。
この自然法思想は社会契約説を生み出す原因となりました。
次に、概要として「社会契約説」の内容を説明します。上記でも述べたようにホッブズ・ロック・ルソーらが社会契約説を唱えました。彼らは社会契約説において、社会での契約(同意)に基づいて国は統治されなければならないと語ります。
彼らの論旨は少しづつ異なっていますが、王権神授説を理論的背景とした王による統治を批判します。
ホッブズは王権神授説を批判して国家は個人の自由意思で作られたものであると語りました。ロックは人間が社会契約を結んで国を統治するべきだと語りました。ルソーは自然権を持つ個人が国を統治するべきだと語りました。
最後に、結論としてロールズとロールズの作品を例に挙げます。ロールズは『正義論』を著しました。
この『正義論』には社会契約説の思想が受け継がれています。
これが「社会契約論」がその後の世界に与えた影響です。
以上が「社会契約論」の「原因・概要・結論」です。他の事項に対しても「原因・概要・結論」を整理することにより、その事項に対して理解を深めてください。
明治大学文学部の政治経済については以上になります。
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■対策法
全てを記載しています。
少しでも合格可能性を上げたい方は最後まで見てみてくださいね。
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