大阪大学の工学部と基礎工学部の違いを徹底解説!9学科も紹介します

始めに:大阪大学の工学部と基礎工学部の違いを徹底解説!

菅澤
オニ坊

大阪大学専門塾/予備校HAN-PASSアシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?

菅澤

本日は
「大阪大学の工学部と基礎工学部の違いを徹底解説!9学科も紹介します」
というテーマで記事を書いていきます。

大阪大学志望するならかなり気になるテーマですよね。
大阪大学第一志望の方は必ずチェック!最後までご覧ください!

オニ坊

大阪大学の工学部と基礎工学部の違いを徹底解説

菅澤

大阪大学は、他の多くの国立大学とは一線を画す特徴を持っています。

その一つが、工学部と基礎工学部の二つの学部を有している点です。この「基礎工学部」という名称は、全国的に見ても珍しく、他の大学では類似の学部が存在していても、名称が異なることが多いです。
例えば、東京理科大学にも似たような学部があったものの、現在は名称が変更されています。

オニ坊

国立大学において、工学関連の学部が複数あるという現象は興味深いものです。
この違いを理解することは、特に大阪大学を志望している学生にとって重要です。

基本的な違いを理解することは、志望する学部選びの第一歩となります。これら二つの学部がどのように異なるのかを説明することで、志望学部の選択に役立つ情報を提供したいと思います。

大阪大学基礎工学部

菅澤

大阪大学における基礎工学部は、その名前が示す通り、基礎的な要素を重視していますが、これは決して工学部が基礎を扱わないという意味ではありません。

この基礎工学部は、理学と工学の両要素を統合した学部であり、実際には理工学部と呼ぶ方が適切かもしれません。歴史的に見て工学部の方が古いものの、基礎工学部が研究や教育の面で劣っているわけではないのです。
基礎工学部には4つの学科と10のコースがあり、多岐にわたる学問領域がカバーされています。

オニ坊

この状況を踏まえると、基礎工学部は、理学と工学の融合によって生まれる新しい視点やアプローチを提供しています。

たとえば、工学の応用面に加え、理学の理論的な側面も深く掘り下げることができるのがこの学部の特色です。このように、基礎工学部は、理学と工学の相乗効果を生かした教育を行っており、それがこの学部の大きな強みとなっています。

大阪大学基礎工学部電子物理科学科

電子物理科学科

菅澤

電子物理科学科は、エレクトロニクスと物性物理化学の学習に特化している電気電子系の学科です。

この学科では、電子や光に関する知識を深めると同時に、新しい物質の研究も行われます。物性物理の分野では、新しい物質の発見や研究に重点を置き、エレクトロニクスの分野では、これらの物質を利用した新しいデバイスやシステムの開発に取り組んでいます。
これらの分野は、電気電子系の広いカテゴリーに属しており、物性物理の研究も含まれています。

オニ坊

電子物理科学科の存在意義は、高度な専門性と社会への貢献にあります。

具体的な例としては、新しい物質の研究から始まり、それを用いた革新的なデバイスやシステムの開発に至るまでの一連のプロセスが挙げられます。
これらの技術は、さまざまな分野での応用が期待されており、社会の進歩に大きく貢献する可能性を秘めています。

電子物理科学科は、エレクトロニクスと物性物理化学の融合により、高度な専門知識を学生に提供すると共に、社会的にも価値の高い教育を行っているのです。この学科は、学問的にも、実用的にも、非常に重要な位置を占めていると言えるでしょう。

大阪大学基礎工学部化学応用科学科

化学応用科学科

菅澤

化学応用科学科は、化学に関する学問を深く探求する学科であり、高校レベルの化学とは一線を画しています。

この学科では、合成化学や化学工学などの分野を通じて、化学の基本的な理論と実践的な応用を学ぶことができます。
大阪大学には理学部も設置されているため、化学応用科学科では、純粋な理学部の化学とは異なるアプローチを取り、化学の知識を社会や起業の分野で実際に応用する方法を学ぶことが重視されています。

オニ坊

この学科の重要性は、化学の理論と実践的応用の結合にあります。
たとえば、学生は合成化学における新しい化合物の開発や、化学工学の分野での効率的なプロセス設計の方法を学ぶことができます。

これらの学習は、将来的に化学に基づく新たな製品開発やビジネスモデルの創出に直接的に寄与することが期待されています。

化学応用科学科は、単に化学の知識を学ぶだけでなく、その知識を社会やビジネスの現場でどのように応用するかという実践的な側面にも重点を置いています。この学科における教育は、学生に理論と実践の統合した視点を提供し、化学を基盤とした多様な分野でのキャリア構築に貢献すると言えます。

大阪大学基礎工学部システム科学科

システム科学科

菅澤

システム科学科は、その名称からは一見、学習内容が曖昧に思われることがあります。
工学の分野では「システム」という言葉が頻繁に使用されますが、システム科学科は単なる工学部門にとどまらず、機械工学、知能システム学(ロボット工学やコンピュータサイエンスを含む)、さらには生物工学の学習も含まれています。

このように、システム科学科は実は多岐にわたる分野をカバーしており、特にバイオテクノロジーに興味のある学生にとっても魅力的な選択肢となっています。

オニ坊

この学科の特色は、様々な工学分野を統合し、幅広い知識と技術を提供している点にあります。

例えば、機械工学の領域では機械の設計や動力学を学び、知能システム学ではロボット技術やコンピュータサイエンスに関する深い知見を得ることができます。また、生物工学のコースでは、バイオテクノロジーの最先端の知識と技術を学ぶことが可能です。

システム科学科は、名前に反して、機械工学、知能システム学、生物工学という多様な学問分野を統合していることが大きな特徴です。学生は、この学科を選択することで、工学のさまざまな側面を学び、幅広いキャリアパスを選択するための基盤を築くことができます。システム科学科は、その包括的なカリキュラムにより、多様な興味と目的を持つ学生に対して、幅広い選択肢を提供しているのです。

大阪大学基礎工学部情報科学科

情報科学科

菅澤

情報科学科は、コンピューターサイエンスを中心に据えています。
この学科では、計算機科学、ソフトウェア科学、そして数理科学の分野が統合されており、応用数学の側面も強く反映されています。

数学に強い関心を持ちながらも、純粋な数学よりも実用的なコンピューターサイエンスへの応用を求める学生にとって理想的な学習環境を提供しています。
基礎工学部に属する4つの学科は、工学の分野を横断的に学ぶことができるため、伝統的な工学の範疇を超えた先進的なアプローチが特徴です。

工学部がより伝統的なアプローチをとるのに対し、基礎工学部は新しい視点や切り口で学問を探求しています。

オニ坊

この学科の魅力は、伝統的な枠組みを超えた学問の探求にあります。

例えば、数学の理論をコンピューターサイエンスに応用することで、新しいソフトウェアやアルゴリズムの開発に寄与できます。また、計算機科学の分野では、実際の技術的な問題を解決するための高度な計算手法やプログラミング技術を学ぶことができます。
これらの学習は、学生が現代社会で求められる高度な技術力を身につけるのに役立ちます。

情報科学科は、単に数学やコンピューターサイエンスの知識を提供するだけでなく、これらの学問を統合し、新しい視点からの探求を促進しています。この学科は、伝統的な枠組みにとらわれず、革新的な学問の領域を開拓していることが大きな特徴です。情報科学科は、これらの特色により、学生にとって非常に興味深く、有益な学習の場となっています。

大阪大学工学部

大阪大学工学部応用自然科学科

応用自然科学科

菅澤

応用自然科学科は、そのユニークな名称から一見して学問の範囲が広く、具体的にどのような学問が行われているのかが不明確に思われるかもしれません。

自然科学は理系の広範な分野を網羅しており、理学、工学、農学、薬学、医学など多岐にわたります。応用自然科学科は、この広い範囲の中でも特に応用化学、応用生物工学、物理工学、応用物理学、物理化学、生物学などに重点を置いています。

オニ坊

この学科の特徴は、高校レベルの物理、化学、生物の知識を基に、それらを実用的な応用分野に展開することにあります。

具体的な例としては、応用化学では新しい化学物質や材料の開発が行われ、応用生物工学ではバイオテクノロジーを通じた新しい生物学的プロセスが研究されます。物理工学や応用物理学では、物理学の理論を工業製品やテクノロジーの開発に応用する研究が進められています。

応用自然科学科は、理学部の基本的な科学を越え、その知識を実際の応用分野に結び付けることを目的としています。この学科は、科学の基本的な原理を応用し、新しい技術や製品の開発に貢献することを目指しており、理学の知識を実用的な形で社会に還元することを目標としています。応用自然科学科は、理論と実践の橋渡しをすることで、学生にとって多様で実践的な学習の機会を提供しています。

大阪大学工学部応用理工学科

応用理工学科

菅澤

応用理工学科は、広範な理工学の範疇に含まれるが、具体的には主に機械工学に焦点を当てています。

この学科では機械工学とマテリアル科学を中心に、実際の生産システムや工場での製造プロセスに関連する知識と技術を学ぶことができます。
言い換えると、機械工学やマテリアル科学の理論を応用し、製品の設計や製造に関わる実践的な技術を修得することがこの学科の目的です。

オニ坊

応用理工学科の学びの重要性は、理論と実践の結合にあります。

例えば、機械工学の範囲では、機械の設計、動力学、熱力学などの基礎的な理論を学び、その知識を実際の機械やシステムの設計に応用することができます。
マテリアル科学の領域では、新しい材料の開発や既存材料の改良に関する研究が行われています。これらの知識は、製品開発や製造工程の改善に直接的に寄与します。

応用理工学科は、機械工学とマテリアル科学の深い理解と応用を通じて、学生に実践的な技術と知識を提供します。この学科では、理論的な学習と実践的な応用が密接に結びついており、学生は工学の基本的な概念を実世界の問題解決に活用する能力を養うことができます。応用理工学科は、理工学の広い範囲の中で、特に機械工学とマテリアル科学に注力していることがその大きな特徴です。

大阪大学工学部電子情報工学科

電子情報工学科

菅澤

電子情報工学科は、比較的明確で理解しやすい学科構成を持っています。

この学科では電気工学、電子工学、通信工学、そして情報システム工学の分野が統合されており、他の大学で見られる電気電子工学と情報工学の領域を網羅しています。これらの分野は、現代の技術進歩において中心的な役割を担っており、電子情報工学科はそのスタンダードなアプローチを提供しています。

オニ坊

電子情報工学科の学習内容は、技術の進歩と社会の需要に直結しています。

例えば、電気工学や電子工学の分野では、電子回路や半導体技術、電力システムなどの基本的な概念と応用技術を学ぶことができます。
通信工学では、データ通信やネットワーク技術の発展に貢献する知識を修得することが可能です。情報システム工学は、情報技術の基礎から応用までの広範な領域をカバーしています。

電子情報工学科は、電気工学、電子工学、通信工学、情報システム工学という、技術進歩の中核をなす分野の集合体です。この学科は、現代社会に不可欠な技術分野を統合的に学ぶことができるため、学生には広範な知識と応用能力が身につきます。電子情報工学科は、その包括的なカリキュラムと現代技術への密接な関連性により、学生にとって価値ある学習の場となっています。

大阪大学工学部環境・エネルギー工学科

環境・エネルギー工学科

菅澤

環境・エネルギー工学科は、一見すると主に環境工学に焦点を当てているように思われがちですが、実際には原子力工学にも強い重点を置いています。

この学科名の選択は、原子力という言葉が持つ一部のネガティブなイメージを避けるためかもしれません。大阪大学は原子力の研究において非常に強く、高度な研究設備を備えています。
環境工学とエネルギー量子工学を含むこの学科では、核融合や放射線の研究も行われており、特に医学分野への応用に注力しています。

オニ坊

この学科の重要性は、環境問題とエネルギー問題の解決に寄与する技術の開発にあります。

例えば、原子力工学の研究は、持続可能なエネルギー源の開発に不可欠です。また、核融合技術や放射線技術は、医学分野での診断や治療に革新をもたらす可能性があります。これらの技術は、レーザーを使用して癌治療などの医療応用にも利用されています。

環境・エネルギー工学科は、環境問題とエネルギー問題の解決に向けて、原子力工学や核融合技術などの先進技術を活用しています。この学科は、工学の知識を医療分野に応用することで、医療技術の発展に大きく貢献することが期待されています。そのため、工学の分野から医療に貢献したいと考える学生にとって、この学科は非常に興味深く、重要な選択肢となるでしょう。

大阪大学工学部地球総合工学科

地球総合工学科

菅澤

地球総合工学科は、その名が示すように広範囲の学問をカバーしていますが、具体的には土木工学と建築工学が主な学問領域です。

この学科は、社会基盤工学と建築工学に重点を置いており、他の多くの大学で土木工学と建築工学が一つの学科にまとめられることが一般的であるのに対して、大阪大学では船舶海洋工学も含めてこの地球総合工学科に組み込まれています。この多様性は、大阪大学の工学部が特に幅広い学問分野を扱うことを反映しています。

オニ坊

地球総合工学科の目的は、幅広い工学知識を提供することにあります。

例えば、土木工学では、道路、橋梁、ダムなどの社会基盤の設計や建設に関わる技術を学びます。建築工学では、建物の設計、構造、環境適応などの知識を修得します。さらに、船舶海洋工学の分野では、海洋構造物の設計や海洋環境に関する研究が行われており、特にこの分野で大阪大学は強みを持っています。

地球総合工学科は、土木、建築、そして船舶海洋工学という、工学の幅広い分野を網羅していることがその特徴です。この学科は、社会基盤の発展に必要な多様な技術と知識を学生に提供し、広範囲の工学分野でのキャリアを可能にします。地球総合工学科は、その包括的なカリキュラムと多様な専門分野により、学生にとって幅広い選択肢と豊かな学習機会を提供しています。

菅澤

大阪大学を含むいくつかの大学では、学部学科の名称が一般的なものとは異なり、やや複雑な構成をしています。
これは、学問の世界において工学を細分化し、特化した分野を深く掘り下げるための試みの一環です。

たとえば、基礎工学部のような学部では、東京大学や京都大学と同様、工学の各分野がより専門的に分けられています。これにより、受験生にとっては直感的に理解しにくい場合もありますが、実際には研究内容は超一流であり、学問の深さと専門性が反映されています。

オニ坊

このような状況の中で、受験生や学生が学部学科の選択を行う際には、具体的な学問領域を理解することが重要です。

例えば、複雑に思われる学科名も、実際には機械工学や生物工学のような一般的に理解されている分野に関連していることが多いです。これらの分野は、技術進歩や社会的要求に対応するための重要な学問であり、学生にとって価値ある選択肢となります。

大阪大学のように学部学科の名前が一般的なものと異なる場合でも、その背後には高度な研究と専門性があります。学生は、これらの学科を深く調査し、自分に合った学問領域を見つけることで、専門的かつ深い知識を得ることができます。このような学科の選択は、学生にとって学問的な探求の機会を広げ、専門性の高いキャリアを築くための基盤となるでしょう。

最後に:大阪大学に合格をするには?

菅澤

ここまで大阪大学の工学部と基礎工学部について見てきましたが…。

オニ坊

1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が大阪大学では必要です。

菅澤

そんな大阪大学に合格するためには?
と考える受験生のために現在、大阪大学専門塾/予備校HAN-PASSという塾を運営中。
もし少しでも「大阪大学に合格したい」と考える受験生は共に大阪大学を目指しましょう。
現状のレベルが「偏差値30~40」でも大丈夫。

「受かりたいという気持ち」が少しでもあるなら
アナタの合格を大阪大学専門塾/予備校HAN-PASSが応援します。

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オニ坊

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本記事監修者 菅澤 孝平

シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。

出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映

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