始めに:注目すべき理系の穴場大学を暴露。
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
「注目すべき理系の穴場大学を暴露。高い進学・就職実績を誇る穴場校リストアップします」というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
難関大学志望のみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
理系が強い穴場大学を見つけるポイント2選
本稿では、理系分野で秘めたる実力を持つ、一般的な認識では隠れた存在の大学に焦点を当てています。多くの場合、高い偏差値を誇る大学は理系の強さも際立っています。東京大学や大阪大学など、難関校として知られ、伝統的に理系分野での優れた教育と研究を提供しています。
しかしながら、すべての受験生がこのような難関校を志望するわけではなく、中には学業面での困難や共通テストでの成績不振に直面している方もいらっしゃるでしょう。そうした受験生にとって、偏差値が高くないものの、理系教育において優れた実績を持つ大学の情報は価値あるものです。この記事を通して、あなたにとっての最適な大学が見つかることを願っています。
評価の基準は多岐にわたりますが、ここでは主に二つの軸を用いて「理系が強い大学」を評価します。それぞれの基準について、具体的な説明と解説を加えていきます。
理系分野における大学の実力を見極めるには、偏差値だけでは不十分です。例えば、大学院進学率は、学生たちの学問への意欲や将来に対する姿勢など、教育環境の質を示す重要な指標となります。
一般的に、国公立大学では学生の大学院進学率が高く、これは高い学問への意識や研究への積極性を反映しています。一方で、私立大学では進学率が比較的低めであることが多く、これには様々な理由が考えられますが、一般に学生の職業志向が直接就職へと向かう傾向にあることが挙げられます。具体的な例として、偏差値が似ている国立の豊橋技術科学大学と私立の大阪工業大学を比較すると、前者の大学院進学率は約80%にも上るのに対し、後者は約15%と大きな差があります。
周囲の影響を受けやすい環境の中では、「周りの5人の常識があなたの常識になる」という言葉が示すように、大学院進学率の低い大学に通うことで、多くの学生が周囲の流れに身を任せ、大学院への進学を諦める傾向が強まります。したがって、理系学生が本格的に研究に打ち込みたい場合、高い学問的意識を持ち、研究への意欲が旺盛な環境が提供される国公立大学を目指すことが推奨されます。
有名企業への就職率は、大学の評価を図る一つの指標として頻繁に引用されます。これは主要400社への実際の就職率を示す客観的な数値であり、大学の社会的な評価や学生の能力を測る基準として広く認知されています。
もちろん、優れた就職実績だけを持って「理系が強い」と断言するのは短絡的かもしれません。しかし、理系分野においては、研究室からの推薦による就職が一般的なプロセスとなっており、これが良好な就職率に直結しています。
例えば、大手企業に多数の学生を送り出す大学の場合、それは単に大学のブランド力の表れではなく、企業がその大学の学生の質や能力、教育水準を高く評価している証左です。このような背景を考慮すると、有名企業への就職率が高いという事実は、その大学が持つ学術的な実力や社会との連携の強さを示す重要な指標となります。
偏差値56~59の理系が強い穴場大学
本稿で取り上げる情報は、「週刊ダイヤモンド 合併特大号 2020 8/8・15」に掲載されたデータをもとに作成されたものです。
大学名 | 所在地 | 大学院進学率 | 主要400社実就職率 | 偏差値 |
埼玉大 | 埼玉 | 63.8 | 12.4 | 59 |
熊本大 | 熊本 | 60.3 | 14.3 | 58 |
九州工業大 | 福岡 | 55.5 | 36.4 | 58 |
長崎大 | 長崎 | 46.1 | 13.3 | 58 |
信州大 | 長野 | 55.4 | 14.1 | 56 |
理系分野での実力において、埼玉大学は偏差値が似た兵庫県立大学を上回っていることが明らかです(以下の表を参照)。この結論に至ったのは、主要な400社実就職率と大学院進学率の比較からです。偏差値59~56という範囲で比較した場合、埼玉大学は大学院進学率がこのグループの中で最も高いという事実があります。就職率は他大学と比較して若干低いものの、兵庫県立大学との比較では、就職率でも上回っており、大学院進学率においては圧倒的な差があります。これらの具体的な数値により、埼玉大学が理系分野において兵庫県立大学より優れているという結論が得られるのです。
大学名 | 所在地 | 大学院進学率 | 主要400社実就職率 | 偏差値 |
埼玉大 | 埼玉 | 63.8 | 12.4 | 59 |
兵庫県立大 | 兵庫 | 43.5 | 10.1 | 59 |
また、理系分野における実力を考慮すると、九州工業大学が特に推奨されるべき大学であると言えます。偏差値が似た他の大学と比較して、九州工業大学は大学院進学率がトップレベルであり、就職率でも最高の成績を誇っています。
特に、埼玉大学との比較では、就職率において24%の大幅な差を見せており、これは九州工業大学の偏差値が埼玉大学よりも1点低いにもかかわらずです。この高い就職率は、地理的な位置が影響している可能性がありますが、それにしても顕著な成果です。そのため、九州地方への移住に抵抗がないのであれば、九州工業大学は理系分野での進学において非常に魅力的な選択肢であると言えるでしょう。
大学名 | 所在地 | 大学院進学率 | 主要400社実就職率 | 偏差値 |
東京電機大 | 東京 | 21.8 | 17.0 | 58 |
南山大 | 愛知 | 14.3 | 18.2 | 59 |
理系の分野で学びたい学生にとって、東京電機大学と南山大学は、私立大学の中でも特に推奨される選択肢です。これは、これらの大学が、比較的高い大学院進学率を維持しつつも、主要な企業への就職率が国公立大学に劣らない水準にあるからです。たとえば、東京電機大学では、学生たちは企業との強いつながりを活用し、優れた就職機会を得ています。
一方で、南山大学は地元愛知県では非常に評価が高く、地域社会において非常に強い影響力を持っています。全国的な知名度はやや低いかもしれませんが、地元でのネームバリューは他の追随を許しません。このように、東京電機大学と南山大学は、理系の学生にとって、高い教育品質と優れた就職機会を提供する貴重な選択肢となっています。
偏差値55以下の理系が強い穴場大学
大学名 | 所在地 | 大学院進学率 | 主要400社実就職率 | 偏差値 |
長岡技術科学大 | 新潟 | 86.1 | 25.3 | 52 |
豊橋技術科学大 | 愛知 | 78.6 | 31.2 | 54 |
群馬大 | 群馬 | 56.2 | 11.7 | 54 |
徳島大 | 徳島 | 55.2 | 11.6 | 53 |
北九州市立大 | 福岡 | 50.4 | 11.0 | 52 |
福井大 | 福井 | 50.0 | 9.7 | 55 |
山口大 | 山口 | 49.5 | 11.0 | 55 |
和歌山大 | 和歌山 | 49.3 | 13.0 | 55 |
山形大 | 山形 | 47.0 | 10.4 | 54 |
秋田大 | 秋田 | 44.2 | 10.1 | 53 |
室蘭工業大 | 北海道 | 41.6 | 13.0 | 51 |
北見工業大 | 北海道 | 33.2 | 12.2 | 49 |
理系分野で学びたい学生にとって、長岡技術科学大学と豊橋技術科学大学は特に注目に値する選択肢です。これらの大学は、偏差値55以下の中堅国公立大学の中で、大学院進学率と就職率の両方で高い実績を誇っています。長岡技術科学大学の大学院進学率は、東京工業大学と肩を並べるほどであり、豊橋技術科学大学も北海道大学や京都工芸繊維大学と同等です。
さらに、これらの大学の卒業生は、名立たる企業に就職することが多く、私立文系大学の学生が驚くようなキャリアを築くことが可能です。これらの実績にもかかわらず、両大学の偏差値は50をわずかに上回る程度であり、優れたコストパフォーマンスを提供しています。これらの点から、長岡技術科学大学と豊橋技術科学大学は、特に理系学生にとって非常におすすめの大学であると言えます。
大学名 | 所在地 | 大学院進学率 | 主要400社実就職率 | 偏差値 |
長岡技術科学大 | 新潟 | 86.1 | 25.3 | 52 |
豊橋技術科学大 | 愛知 | 78.6 | 31.2 | 54 |
北海道大 | 北海道 | 77.9 | 24.8 | 65 |
筑波大 | 茨城 | 65.3 | 18.5 | 65 |
広島大 | 広島 | 66.6 | 16.4 | 60 |
室蘭工業大学と北見工業大学は、学生にとって非常にコストパフォーマンスが高い選択肢であると言えます。これらの大学は、偏差値が高くないにも関わらず、卒業生の有名企業への就職率が非常に高いのです。例えば、有名企業の就職率が10.0を超える場合、日本大学や産近甲龍といった他の有名な大学を就職率で上回ることになります。
ただし、これらの大学の大学院進学率はやや低めです。しかし、青山学院大学や中央大学といった私立大学と同等の水準を保っており、私立大学と比較すると、まずまず高い進学率を誇っています。
室蘭工業大学と北見工業大学は、多くの学生にとって最初の選択肢にはなりにくいかもしれませんが、優れた企業への就職実績と適度な大学院進学率を考慮すると、良い選択肢と言えるでしょう。したがって、これらの大学は学生の大学選びの際に、ぜひ検討すべき併願校の一つです。
大学名 | 所在地 | 大学院進学率 | 主要400社実就職率 | 偏差値 |
大阪工業大学 | 大阪 | 15.5 | 12.8 | 54 |
金沢工業大学 | 石川 | 14.6 | 12.3 | 55 |
大阪工業大学と金沢工業大学は就職実績において非常に魅力的な選択肢です。これらの大学は、卒業生が就職市場で成功を収める確率が高く、全国の実就職率ランキングではトップクラスに位置しています。具体的には、これらの大学の卒業生は、非常に競争の激しい就職市場で、一流企業への就職に多く成功しています。驚くべきことに、これらの実績は、偏差値がより高いとされる日東駒専や産近甲龍などの大学をも上回っています。
こうした事実は、大阪工業大学と金沢工業大学が、学生にとって優れた投資対効果を提供していることを示しています。言い換えれば、学生はこれらの大学で学ぶことにより、低い学費負担で、高い就職の成功率を期待できるのです。
したがって、就職実績を重視する学生にとって、大阪工業大学と金沢工業大学は極めて魅力的な選択肢と言えるでしょう。
最後に:志望大学に合格をするには?
ここまで理系の穴場大学について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映