【必見】立教大学専門塾/予備校が解説する立教大学 観光学部 日本史の入試傾向と対策

菅澤孝平

立教大学専門塾【鬼管理立教大学塾】の代表菅澤です。

このページでは、立教大学観光学部の英語入試問題の傾向や特徴を解説しております。

立教大学に合格するには学部別の対策と同時に、科目別の対策も必要になってきます。立教大学観光学部に合格したい方は「日本史」の特徴や傾向を理解したうえで勉強に励みましょう。

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立教大学観光学部とは

菅澤孝平

立教大学観光学部についての情報は別途コチラに記載しております。

立教大学観光学部を知りたい方はコチラより閲覧してください。

立教大学観光学部「日本史」の前提情報

試験時間60分
大問数2題
解答形式マークシート・記述式
頻出単元近世・近代史
菅澤孝平

立教大学観光学部の日本史は大問2問の構成となっています。

1題目は古代~中世

2題目は近世~戦後史

となっていることが多いです。
近現代史は受験生は勉強が行き届いていないことが多いので、注意しましょう。

また、テーマ史も頻出となっています。
テーマ史とは、1つのテーマに関しての通史的な問題のことです。

2021年度の問題では、租税史がテーマ史として出題されました。
租税というと、租庸調などは受験生の皆さんは区別するのに苦労する(した)はずです。
このように、受験生にとって面倒だと感じる分野がテーマ史として出題されるケースがあります。

つまり、立教大学観光学部の日本史に「不要な分野」などないということです。

立教大学観光学部「日本史」の傾向

菅澤孝平

立教大学観光学部の問題は、大きく分けて6つの問題が存在します。

❶空欄補充問題

❷正誤問題

❸組み合わせ問題
並び替え問題
史料問題
論述問題

以上の問題が存在します。

■空欄補充問題

例:

空欄補充問題とは、空欄の中に入る単語を記述する問題を指します。

菅澤孝平

空欄補充問題は、大問1、2ともにある場合が多いです。
つまり、空欄補充問題の数がかなり多いということです。

当然ながら、空欄補充問題は選択肢から答えを選ぶ形式ではありません。
空欄に当てはまる単語を記述しなければなりません。
ということは、答えの単語が分かっていても漢字が書けなくて不正解になってしまうケースが考えられます。

そんな事態になったら悔やんでも悔み切れないと思います。

空欄補充問題で確実に正解するために、普段から漢字の書き取り練習をしておきましょう。
もちろん学習した単語を全て書き取る必要はありません。
勉強していく中で「この漢字難しいな」、「この漢字を書かせる問題が出てきたら危ういな」と思うものや、混同しやすいもの(古事記と日本書紀など)だけ複数回漢字練習をしましょう。

正誤問題

例:

正誤問題とは、傍線部に関して正しい記述、もしくは間違った記述を選択する問題のことです。

菅澤孝平

立教大学観光学部の正誤問題は、1つ1つの選択肢が他大学の正誤問題と比較して短いです。
どういう事かと言うと、他大学の正誤問題では各選択肢が3~4行の長文になっていることは珍しくないのですが、立教大学観光学部の正誤問題の選択肢は基本的に全て1文だけです。

つまり、解きやすいということです!

解きやすいということは、他の受験生たちもここは点数の稼ぎどころになってきます。
ここで何問も落としてしまっていては合格は確実にはなりません。

正誤問題で正答率を上げるコツは、大量の問題演習を重ねることです!
問題を多くこなしていると、どのようなポイントでミスリードしてくるのか、何と間違えさせようとしているのかが分かるようになっていきます。
ここまで行けば、選択肢をザっと見たときに間違え箇所が一瞬で見抜けるようになります!

組み合わせ問題

例:

組み合わせ問題とは、傍線部に関する記述や空欄の穴埋めでや正しい組み合わせを選ばせる問題を指します。

菅澤孝平

写真のように、組み合わせ問題は、正誤問題が2つ重なって出来ています。
2択は非常に混同しやすいものがダミーとなっています。
組み合わせ問題の正答率を上げるコツは、常に学習した単語が何と混同しやすいかを意識することです。
ダミーとして登場しやすい単語とセットにして覚えることで、2つの区別が明確になる上に、単語も2つ覚えられてしまうので、一石二鳥となります!

■並び替え問題

例:

並び替え問題とは、複数の歴史の記述を古いものから順に並び変える問題のことです。

菅澤孝平

立教大学観光学部の並び替え問題では、選択肢の書き方が2通りあります。

1つは、出来事の名称がそのまま選択肢になっている場合です。(「○○事件」「~の乱」など)
もう1つは、文章になっているパターンです。(「○○が~した」など)

前者なら年号を思い出せれば即答できますが、後者の場合には
その記述からそれが何の出来事なのか割り出す→年号を思い出す
といった風に1ステップ多くなります。
出来事の名称と年号をひたすら一致させる付け焼刃の勉強でなく、しっかり出来事の内容まで理解・暗記しましょう。

■史料問題

例:

史料問題とは、歴史上の史料に関する問題を指します。

菅澤孝平

立教大学観光学部の日本史では、高確率で史料問題が出題されます。

対策をしている受験生としていないの受験生とで、雲泥の差が付くことが予想されます。

出題される史料の多くは市販の史料集に記載されているものです。
普段から史料問題用の問題集などをこなしていれば十分に対策できるものとなっています。


仮に初見となる史料が出てきたとしても慌てることはありません。
時間の限り史料を読み込んでみてください。

必ずヒントとなる単語が必ず隠されています。
そこから時代背景が導き出せるはずです!
後は勉強した内容から、その当時の史料としてあり得るものを考えていきましょう。

■論述問題

例:

論述問題とは、出題された何かしらのテーマに沿って40~50字程度で論述する問題を指します。

菅澤孝平

論述問題のテーマは様々です。
当然ながら何が問われるかは入試当日まで分かりませんが、傾向としては歴史上の出来事の顛末(てんまつ)や機関の説明を所定の字数以内で求められることが多いです。
さらに文中に指定された単語を含まなければいけないこともあります。
これらから判断して、立教大学観光学部の論述問題のレベルは非常に高いと言えます。

100%出題されるとは限らないからと言って対策せずに入試に向かうのはかなり危険な博打と言えるでしょう。
論述問題は普段から練習している受験生とそうでない受験生とでは完成度が全く異なります。
出題される可能性がある以上、万全を期していきましょう。

■全体的な傾向のまとめ

菅澤孝平

全体的には標準~やや難の難易度の問題となります。

問題数が多いので、スピード感を持って解いていきましょう。

特に史料問題や論述問題は時間がかかることが予想されます。

他の問題に時間がかかってしまい、配点が高いであろうこれらの問題に時間を費やせないのは致命傷になりかねません。

過去問をやっていく段階で時間配分について考えるようにしてください。
試験が開始したら問題をザっと見渡して史料問題や論述問題があったらそれらから解くというのも1つの戦略でしょう。
時間内で得点を最大化させるための作戦を考えましょう。

立教大学観光学部「日本史」の攻略法

菅澤孝平

続いて、立教大学観光学部の日本史攻略法を記します。

ここに該当してない場合、合格は厳しいです。

しかし、これらに該当している場合は合格の可能性が高いと言っていいでしょう。

❶正確なインプット、大量のアウトプット

菅澤孝平

立教大学観光学部日本史攻略法1つ目、「正確なインプット、大量のアウトプット」をすることです。

菅澤孝平

正誤問題の部分で少し書きましたが、効率的に成績を上げるにはアウトプットを大量に行う必要があります。
少し説明を加えますと、

インプット=教科書や参考書の内容を頭にいれること
アウトプット=頭に入れた内容を問題演習で引き出すこと

です。
皆さんは普段インプットにばかり時間をかけてはいないでしょうか?
むしろアウトプットの方に時間をかける方がいいくらいです。

インプットの直後にアウトプットをすることが成績向上のコツです。

一度やってみれば、インプットした内容がアウトプットによって定着するのが分かってくださると思います。

❷原因・概要・結論を説明できるようにする

菅澤孝平

立教大学観光学部日本史攻略法2つ目、「原因・概要・結論を説明できるようにする」ことです。

菅澤孝平

これに関しては、正誤問題と論述問題に特に当てはまります。
日本史で流れで覚えるべきことは、

原因・概要・結論

この3点のみです。
何故かというと、入試で問われるのはこの3つのみだからです。

歴史というのは、1つ1つの出来事が繋がっているものです。
入試ではその「繋がり」の部分が問われることになります。

何が発端となり、どのような事件が起き、どのような結果を招いたのか。
これらだけを理解・暗記し、他人に説明できるようになりましょう。

他人に説明できれば、正誤問題で誤りの箇所がすぐに分かるようになりますし、論述問題の練習にもなります!

❸史料問題への慣れ

菅澤孝平

立教大学観光学部日本史攻略法3つ目、「史料問題への慣れ」です。

菅澤孝平

立教大学観光学部の日本史ではかなりの高確率で史料問題が出題される傾向にあります。

そこで、史料問題に慣れているのと慣れていないのとでは、解くのにかかる時間が全く異なってきます。
前述したように立教大学観光学部の日本史は決して時間に余裕があるとは言えないと思います。
他の問題を落ち着いて確実に正解するためにも、史料問題を素早く解きたいところです。

では、具体的にどうすれば良いのかと言いますと、まずは史料問題用の問題集を1冊こなしてください。
史料問題にも頻出のものはあります。
それらの史料名とキーワードだけでも最低限覚えましょう。
もちろんその史料が出るかは分かりませんが、学習した史料が出題されたら儲けものと考えましょう。
初見の史料が出てくる可能性も十分に考えられます。

その場合には、史料を見渡してキーワードを見つけ出すことに注力しましょう。

必ずヒントとなる単語が隠されているはずです。

そこから時代背景や内容を掴みましょう。

❹論述問題への慣れ

菅澤孝平

立教大学観光学部日本史攻略法4つ目、「論述問題への慣れ」です。

菅澤孝平

論述問題は立教大学観光学部の日本史では100%出題されるとは限りません。

だからこそ、出題された時に点数差が付きやすい分野となっています。

史料問題の説明と被ってしまいますが、論述問題は通常、時間がかかりますので、練習してスピードを上げる必要があります。

練習の方法は2つあります。

1つ目は、論述問題用の問題集に取り組むことです。

これが1番ピンポイントでの効果があると思います。

もう1つは、他人に日本史にまつわる質問をしてもらうことです。

「○○時代の人々の生活」についてでも良いですし、「○○事件はどういう経緯で起きた出来事なのか」でも良いでしょう。

それらの質問に40~50字程度で答える練習をすると良いと思います。
とにかくあるテーマについて既定の文字数以内で説明をする練習を重ねて、慣れましょう!

対策を怠って論述問題を白紙で提出なんてことになってしまっては取り返しがつきません。

「何が出されても怖くない」と思えるレベルになるまで勉強していきましょう!




この記事を書いた人

Goda Shinnosuke