【必見】立教大学専門塾/予備校が解説する立教大学 観光学部 地理 の入試傾向と対策

菅澤孝平

立教大学専門塾【鬼管理立教大学塾】の代表菅澤です。

このページでは、立教大学観光学部の地理入試問題の傾向や特徴を解説しております。

立教大学に合格するには学部別の対策と同時に、科目別の対策も必要になってきます。立教大学観光学部に合格したい方は「地理」の特徴や傾向を理解したうえで勉強に励みましょう。

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立教大学観光学部とは

菅澤孝平

立教大学観光学部についての情報は別途コチラに記載しております。

立教大学観光学部を知りたい方はコチラより閲覧してください。

立教大学観光学部「地理」の前提情報

試験時間60分
大問数3題
解答形式マークシート・記述式
頻出単元図表読み取り
菅澤孝平

立教大学観光学部地理は、試験時間60分、大問数3題、解答形式がマークシート・記述式となっています。

試験時間が60分というのは入試の試験時間として短めですが、立教大学観光学部地理の試験問題はそれに合わせて量が少なめになっています。(もちろん、だからといって油断してはいけません)

大問数は近年の傾向を見ると3題に固定されています。これを踏まえて、あらかじめ1個あたりの大問にどれくらいの時間をかけるのかを決めておきましょう。

立教大学観光学部地理は、様々な問題形式があり範囲もまんべんなく出題されます。ただ、毎年のように図表読み取りの問題は出題されているので、そこの対策はしておきましょう。

立教大学観光学部「地理」の傾向

菅澤孝平

それでは、立教大学観光学部「地理」の特徴・傾向を見ておきましょう。

立教大学観光学部「地理」の問題では、大きく分けてこのような問題が存在します。

■統計資料問題

地形図問題

マップ問題

■語句選択

文章選択

論述問題

これらを順に解説していきます。

■統計資料問題

例:

統計資料問題とは、統計を見てどの選択肢がどの部分に当てはまるのかを当てる問題です。

菅澤孝平

統計資料問題は、立教大学観光学部だけではなく色々な入試でも頻出の問題です。

たまたま出題された統計資料が見知ったものならいいですが、必ずしもそのような統計資料が出題されるとは限りません。そういう時はあきらめずに持てる知識と思考力をフル活用して問題に臨みましょう。

例として、上の問題を見てみましょう。

ここでは、東南アジア地域の農作物について出題されています。

この史料はデータブック・オブ・ザ・ワールドからの出典ですが、問題を解く前はこの統計資料を全く見たことがなかったとします。

しかし事前にこのように統計史料を見たことがなかったとしても、地理で覚えるべき事項をしっかり覚えていれば解くことは可能です。

まずは最も特徴的な①のコーヒー豆生産量に注目しましょう。選択肢にあるインドネシア・タイ・ベトナムの中でコーヒー豆を最も多く生産しているのはベトナムですよね。2018年の統計では、ベトナムはコーヒー豆の生産量がブラジルに次いで世界2位を誇っています。このことから、①はベトナムだと推測できます。ちなみになぜベトナムでコーヒー豆の生産が多いかというと、ベトナムがフランスの植民地だった時代にコーヒー文化が持ち込まれ、栽培が始まったからです。

次に特徴的な③のバナナ生産量を見てみましょう。東南アジアでバナナといえばフィリピンをまず思い浮かべる方が多いかと思いますが、もうひとつ重要なのはインドネシアです。インドネシアは2019年統計でバナナ生産量世界3位を誇っており、実はフィリピンの5位よりも上です。1位と2位がそれぞれインド、中国であることからも分かる通り、バナナは人口の多い国(インドネシアの人口は2018年時点で2億人を超えている)で生産され、またそのほとんどが国内で消費されます。このことから、③はインドネシアであるとわかります。

このように、統計資料問題を解く時は特徴的なデータを探してそれにあてはまるものを検討していきましょう。

■地形図問題

例:

地形図問題とは、与えられた地形図について様々な形式の出題がされる問題です。

菅澤孝平

立教大学観光学部「地理」では、毎回のように地形図についての問題が出されています。

地形図が与えられて、それに対して出題する部分は同じなのですが、出題形式は様々です。

単純に地形図の読み取りをさせてくる時もありますし、時には地形図の断面図を解答欄の座標にかかせるという特殊な問題が出題されたことがあります。

問題形式にバリエーションがある分、地形図の問題は下手に傾向を絞らない方がいいでしょう。それよりも、図表の読み取りを正確にし、本番でどんな問題が出されても柔軟に対応できるように準備しておきましょう。

■マップ問題

例:

マップ問題とは、あるマップに示された記号について問う問題です。

菅澤孝平

立教大学観光学部「地理」で最も特徴的なのがこのマップ問題です。

上の問題のようにあるマップに記号が分布し、それについて出題してきます。

記号で示されるのは大抵なにかしらの自然環境や産業です。これに関しては推測よりも単純な地誌の知識を求められているケースが多いです。地誌の勉強の際に、どこになにがあるのかということを把握しておくことがこの問題を解くカギになってきます。

具体的な勉強法は後述します。

語句選択

例:

語句選択は、問題文に最も適切な語句を選択肢から選んで答える問題です。

菅澤孝平

語句選択は、やはりどれだけ地理の事項を覚えているかということが重要になってきます。与えられた問題文から答えを導きましょう。

選択肢がある分、記憶が曖昧でもある程度正解にたどり着ける確率は高いですが、その分他の受験生も正解してくる可能性が高いのでより一層落としたくない問題です。

立教大学観光学部地理では傾向として図表やさきほどの分布マップに絡んだ問題がよく出題されています。そちらと合わせてこの形式も対策できるとより良いでしょう。

文章選択

例:

文章選択は、与えられた文章の中で、最も適切なもの(もしくは誤ったもの)を選択する問題です。

菅澤孝平

文章選択は、選択肢の中でおかしい部分がないかチェックすることになります。単純な知識を問う問題ではないので少し語句の選択よりは難易度が上がりますが、確固とした知識があれば対処可能です。

文章をチェックする時には、因果関係を表す文や地理の用語が正しく使われているかということを意識してみましょう。

他の地理入試でもこれらがポイントになっていることが多いです。

■論述問題

例:

論述問題は、与えられた問題に対して、制限字数内で記述する問題です。

菅澤孝平

論述問題では、単純に地理の用語を覚えているかどうかよりもその用語や背景をしっかり理解できているかということが重要です。

例えば上の問題を見てみましょう。ここでは限界集落とはどのような集落のことなのかということを聞かれていますね。「~のような集落をなんというか」と用語を聞いてくる問題には慣れていても、逆に用語の説明を求められる問題には慣れていない受験生は多いのではないでしょうか。

構造は逆でも、本質は変わっていません。要はその用語を完璧に理解していればこのような問題は簡単に解くことができます。答えられないのは、その用語に対する理解がまだまだ甘いということが多いです。

また、このような論述問題では字数制限も重要な要素です。ここでは、「書きたい情報を、いかに短くまとめるか」ということが求められています。上の問題のように書くべきことが明示されていてそれ以外書くことがなさそうなものはまだしも、少ない字数内でどれだけの情報を詰め込めるかというのは普段意識していなければできません。

具体的にどう勉強すれば対処できるかは後述します。

立教大学観光学部「地理」の攻略法

菅澤孝平

続いて、立教大学観光学部の地理攻略法を記します。

ここに該当してない場合、合格は厳しいです。

しかし、これらに該当している場合は合格の可能性が高いと言っていいでしょう。

❶地理の重要事項含めた地図を頭に叩き込む

菅澤孝平

立教大学観光学部地理攻略法1つ目、「頭の中に地理的な地図を叩き込む」ことです。

地理の勉強では、その土地の位置関係や風土、産業の配置など位置的な要素を覚えるのが重要になってきます。

それに対して有効なのが「地理的な地図を覚える」ということです。地理的な地図とは、よくあるただの地図ではなく、地図上に様々な要素を反映させた地図のことです。

例えば、地理的な地図ではどこにどのような産業が発展しているのか、またどこにどんな特徴的な自然環境があるのかなどが反映されています。

これは地図帳などに載っているものをそのまま覚えるのもいいですし、自分で白地図上に勉強したことを書いてオリジナルのものを作るのもいいでしょう。自分で作るのはその分記憶に残りやすいですし、何より楽しく地理の勉強ができます。

この攻略法は立教大学観光学部地理の頻出問題の中で特に「マップ問題」で力を発揮します。マップ問題では産業などの地図上の位置関係を覚えていなければ解けませんが、逆に言うとそれさえできれば比較的簡単なものが多いです。ぜひこの方法を活用しましょう。

❷地理事項は解説できるように 特に系統地理分野は要注意

菅澤孝平

立教大学観光学部地理攻略法2つ目、「自分で説明できるまで覚える」ということです。

他の科目でもそうですが、地理では事項を「理解する」ということがとても大切になってきます。

社会科目を勉強している受験生にありがちなのですが、覚えるべきことを全て丸暗記することで乗り切ろうとしていませんか?確かに暗記することも大切ではあるのですが、それだけでは超えられない壁がありますし、なにより記憶が定着しにくいです。

ではどうしたらいいかというと、「説明できるまで覚える」ということです。それに対して説明できるまで理解できれば、それは十分に理解できたことの証明になります。

さらに普段から要約して短くまとめる練習をしておけば、先述の論述問題への対策にもつながります。

❸データはある程度覚える しかし因果関係とともに!

菅澤孝平

立教大学観光学部地理攻略法3つ目、「データ・統計の暗記」です。

先ほど、ただの丸暗記ではだめだというお話をしました。これは、データや統計を覚える際にも例外ではありません。

各データには、それがその数字になる背景というのが必ず存在します。特に、極端に低かったり高かったりするデータには注目してみましょう。

例えばこの地域はこういう風土でこういう文化があるからこの作物の栽培が多く作付けされている…のようなことです。

このようにデータの裏にある因果関係を把握する癖をつけておきましょう。

当たり前ですが、これは特に統計資料問題で活きてきます。

この記事を書いた人

Goda Shinnosuke