立教大学専門塾【鬼管理立教大学塾】の代表菅澤です。
このページでは、立教大学現代心理学部の国語の入試問題の傾向や特徴を解説しております。
立教大学に合格するには学部別の対策と同時に、科目別の対策も必要になってきます。立教大学現代心理学部に合格したい方は「国語」の特徴や傾向を理解したうえで勉強に励みましょう。
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立教大学現代心理学部とは
立教大学現代心理学部についての情報は別途コチラに記載しております。
立教大学現代心理学部を知りたい方はコチラより閲覧してください。
立教大学現代心理学部「国語」の前提情報
試験時間 | 75分 |
大問数 | 3題 |
解答形式 | マークシート式・記述式 |
頻出単元 | 論説文 |
立教大学現代心理学部の国語は大問3題で、2題は現代文、1題は古文から出題されます。
現代文は2題とも論説文から出題されます。題材は、歴史・科学・哲学・現代芸術・文学・社会科学など様々な範囲に及びます。近年書かれたものが多く、比較的読みやすいですが、試験時間が75分と短めのため、しっかりと時間配分をする必要があります。
古文については、古代から近世の作品からの出題が多く、こちらも比較的読みやすいものが多いです。しかしながら、現代文・古文両方において記述問題が出題されるため、しっかりと対策をしておかないと高得点をとることはできません。
立教大学現代心理学部「国語」の傾向
立教大学現代心理学部の国語の問題の傾向について、現代文と古文にわけて解説していきます。
受ける大学の問題の傾向を知っておくことはとても重要です。なぜなら、そうすることによって具体的にどのような勉強をすればよいのかという指針を立てられるからです。
以下の立教大学現代心理学部の国語の問題の傾向を読み、自分がどの問題が得意でどの問題が苦手なのかということを考えてみてください。
現代文の特徴
立教大学現代心理学部の国語の現代文の問題は、大きく分けて5つの問題が存在します。
❶知識問題
❷空所補充問題
❸傍線部の説明問題
❹内容合致問題
❺抜き出し・記述問題
以上の5つの問題が存在します。それぞれの問題の特徴を見たうえで、どのような対策をしたら良いか考えてみましょう。
■知識問題
例:
知識問題とは、自分の持っている知識が問われる問題のことです。漢字問題、慣用句問題、四字熟語問題などがあります。
基本的な問題です。漢字や慣用句・四字熟語などの知識は持っていないと解くことはできません。
この問題は知識さえあれば解けるため、絶対に満点を取りたい問題です。日頃の勉強で、わからない漢字や単語はしっかりと確認し、定着させておきましょう。
■空所補充問題
例:
空所補充問題は、適切な接続詞や語句の選択肢を選んで、本文中の空欄に穴埋めする問題のことです。
空所補充問題は、立教大学現代心理学部の国語の現代文の問題で、毎回と言って良いほど出題されます。したがって、しっかりと対策をしておく必要があります。
空所補充は、接続詞を穴埋めする場合と、二字熟語などの語句を穴埋めする場合の2つがあります。
接続詞を穴埋めする場合
→直前の文と直後の文の関係を考えます。例えば、直前の文と直後の文で全く逆のことが述べられていたら、逆接の接続詞(しかし けれども等)が入る可能性があります。
二字熟語などの語句を穴埋めする場合
→知識問題同様、慣用句や二字熟語の意味を知っていれば穴埋めできます。本文の内容を深く理解していなくても、自分の持っている知識を駆使すれば解けることが多いため、日ごろから熟語などの知識を蓄えることを怠らないようにしましょう。
■傍線文の説明問題
例:
傍線部の説明問題は、本文中の傍線部に関して、傍線部がなぜそうなるのか、傍線部はどういうことかということなどを答える問題のことです。
立教大学現代心理学部の国語の現代文の問題では、この傍線部の説明問題は非常に多く出題されます。傍線部は文章の中でも重要な部分に引かれることが多いため、本文の内容を正確に理解していないと得点をとることは難しいです。
この問題の解き方としては、本文を読むより先にどの傍線部が説明問題となっているのか確認しておくことです。先に問題を見ておくことで、本文を読みながら答えになりそうな箇所を考えることができます。
この際に、注意してほしいことが先に問題を読むことはしても、問題の選択肢を読むことはしないということです。問題の選択肢はいずれも正解でありそうな選択肢が用意されています。そのため、先に読んでしまうと先入観により、どれが正しい選択肢なのか迷ってしまうことにつながります。
問題を読み、本文を読みながら解答になりそうな箇所を探し、選択肢を見て適切だと思うものを選ぶという手順を大切にしてください。
■内容合致問題
例:
内容合致問題は、本文中の内容と合致する選択肢・合致しない選択肢を選ぶ問題のことです。
内容合致問題は、本文中の内容についての正誤問題となるため、傍線部の説明問題同様、本文の内容を正確に理解していないと得点をとることは難しいです。
しかしながら、この問題は出題数が多いです。だから、本文の内容を正確に理解していれば得点源となり、高得点を狙えます。
内容合致問題の選択肢は非常にややこしいものが多く、一見合っていそうな選択肢でも、違っていたというようなことがよくあります。そのため、選択肢の文章をよく読んでください。そして、本文の内容と合っているかしっかりと照らし合わせて確認してください。
本文の内容を理解していれば解けるので、選択肢をしっかりと読まずに答えて間違えたというようなケアレスミスはしないように気を付けましょう!
■抜き出し・記述問題
例:
抜き出し・記述問題は、本文中の傍線部について説明した文章について、その文章の空所を本文から抜き出したり、自分で考えて記述する問題のことです。
この問題は、傍線部の説明問題の抜き出し・記述バージョンです。傍線文の説明問題では、適切な選択肢を選ぶ形式でしたが、この問題では自分で説明を考えたり抜き出したりしなくてはいけません。
しかしながら、それほど難しくはありません。この問題の解き方は、傍線部の説明問題と同じです。すなわち、最初に問題文を読み、本文を読みながら解答となりそうな部分を探し、抜き出すか自分で記述すればよいのです。選択肢がないため、選択肢に惑わされるというようなことがないため、その意味ではこちらの問題のほうが簡単かもしれません。
解答の探し方ですが、問題文のほうの説明文に注目します。立教大学現代心理学部の国語の現代文では、すでに書かれている説明文の穴埋めをする形式がとられているため、すでに書かれている説明文と本文を照らし合わせてヒントを探します。説明文と類義語や似た意味の言葉が使われている文が本文中にあれば、その周辺が解答になります。文章をよく読んで解答を作ってみてください。
記述問題は多くの問題を解いて書くことに慣れることが重要です。日頃の勉強で記述の勉強をおろそかにしないようにしましょう!
古文の特徴
続いて、立教大学現代心理学部の国語の古文の特徴について解説していきます。
立教大学現代心理学部の国語の古文の特徴は主に4つあります。
❶現代語訳問題
❷傍線文の説明問題
❸文法問題
❹内容合致問題
以上の4つの問題が存在します。それぞれの問題について詳しく解説していきます。
■現代語訳問題
例:
現代語訳問題は、傍線部の古語を現代語に訳す問題のことです。
現代語訳問題では、受験生が古文単語・助詞・助動詞をどれくらい暗記しているかが問われています。
そのため、古文単語・助詞・助動詞をすべて暗記していれば楽勝で解くことができますが、逆にしっかりと勉強をしていないと絶対に解くことはできません。
古文単語・助詞・助動詞は古文の内容理解の際にも必要となってくるので絶対にすべて完璧に覚えておくようにしましょう。
■傍線部の説明問題
例:
傍線部の説明問題は、傍線部がどのような意味なのか適切な選択肢を選ぶ問題のことです。
この問題は、古文単語・助詞・助動詞の理解だけでなく本文の内容の理解も問われる総合的な問題です。
傍線部を古文単語・助詞・助動詞の知識を駆使して現代語訳した後、本文の内容と合う意味に訳さなくてはいけません。
例えば、「をかし」は一般的には「趣深い」という意味ですが、古文によって訳される意味が違いますよね。時にはプラスのイメージの言葉に訳され、時にはマイナスのイメージの言葉に訳されます。このような訳し分けは、本文の内容から判断してわけるしかないのです。
本文の内容を理解するには、後ほど攻略法でも解説しますが、古文の1文1文をじっくりと読み、理解することを積み重ねます。ここに裏道はありません。時間はかかりますが、正攻法で挑みましょう!
■文法問題
例:
文法問題は、古文の傍線部の品詞の種類や意味を答える問題のことです。
現代語訳問題同様、古文の基本的な知識が問われる問題です。助詞・助動詞の種類・意味・活用形をすべて暗記していれば満点をとれる問題なので絶対に落とさないようにしましょう。
■内容合致問題
例:
内容合致問題は、本文の内容と合致する選択肢・合致しない選択肢を選ぶ問題のことです。
この問題も、本文の適切な理解が求められます。しかしながら、現代文同様、出題数が多いので本文を適切に理解していれば得点源となります。
古文は国語の問題のうち、1題であり軽視される傾向にありますが、このように本文の内容を理解していれば簡単に高得点がとれるのでぜひ古文の勉強をがんばってみてください!
立教大学現代心理学部「国語」の攻略法
それでは、立教大学現代心理学部の国語の攻略法について解説していきます。立教大学現代心理学部の国語では、現代文も古文もしっかりと対策をしておかないと高得点をとることは難しくなっています。
以下の攻略法を見て、ぜひ日頃の国語の勉強に取り入れてみてください!
【現代文編】立教大学現代心理学部
❶1文を徹底的に読んで理解をすること―漢字・現代文単語・助詞・助動詞から―
立教大学現代心理学部国語の現代文攻略法1つ目、「1文を徹底的に読んで理解をする」ということです。
現代文の文章は、当たり前のことですが、1つの文がたくさん連なって1つの文章となっています。そして、1つの文は、漢字・現代文単語・助詞・助動詞から成り立っています。
まずは、これらを理解し、1文の意味を理解するところから始めましょう。
特に、現代文単語は普段私たちが耳にしない単語が、試験本番の文章で出題されることがあります。英単語や古文単語のように毎日しっかりとした勉強をする必要はあまりありませんが、日ごろの現代文の勉強で、わからない現代文単語が出てきたりしたら辞書などで意味を確認し、しっかりと覚えておくようにしましょう。
❷1文と1文とがどのように関わり合っているのかを理解すること
立教大学現代心理学部国語の現代文攻略法2つ目、「1文と1文とがどのように関わり合っているのかを理解する」ということです。
先ほど、現代文の文章は1つの文がたくさん連なって成り立っているということを述べました。これら1つ1つの文は、単独で存在しているのではありません。これら1つ1つの文は、お互いに何かしらの関係をもって存在しています。
この文と文の関係を把握することが重要です。なぜなら、文章全体の流れを理解することができるからです。そして、文章の中で重要な部分を探し出すことができます。
例えば、文章は主張と主張の理由、具体例が述べられていることがありますが、どの文がどの役割を果たしているのかということは、接続詞によってわかります。
「なぜなら」「というのも」などの接続詞があればその後に続く文は、前の文の理由を示しています。「例えば」などの接続詞があればその後に続く文は、前の文の具体例を示しています。一方で、「このように」などの接続詞があればその後に続く文は、前の文をまとめた文章となっています。
以上のように、接続詞を見つけ、それぞれの接続詞の役割を理解することで、文の持つ役割を理解することができます。そして、それは文章全体の流れを理解することにつながります。
❸本文を要約する
立教大学現代心理学部国語の現代文攻略法3つ目、「本文を要約する」ということです。
本文を要約するということは、本文がどのようなテーマで、筆者がどのような意見を持っていたのかなど、本文の内容がどのようなものだったのかをまとめることを言います。
要約ができれば本文の内容を理解できていることになります。逆に、要約ができなければ、いくら自分で理解したとは思っていても本当に本文の内容を理解できているとはいえません。
要約は本文をよく読んでいれば絶対にできます。すなわち、上の攻略法❶と攻略法❷を実践すれば要約できます。
要約する際には、本文のテーマ、筆者の主張や立場、主張の理由の3点は必ず書くようにしましょう。
本文のテーマを書く理由は、本文で何について話されているのかということをおさえるためです。そして、筆者の主張や立場は、そのテーマについて筆者が賛成なのか反対なのか、どのような意見を持っているのかを明らかにするために書く必要があります。さらに、主張の理由は、なぜ筆者がそのような主張をしているのかを明らかにするために書かなければなりません。この理由は複数ある場合があるので、すべて探し出し正確に記述しましょう。
【古文編】立教大学現代心理学部
❶1文を徹底的に理解し、把握すること―古文単語・文法・構文より―
立教大学現代心理学部国語の古文攻略法1つ目、「1文を徹底的に理解し、把握する」ということです。
古文の文章は、昔の言葉で書かれているため、馴染みのない文章であり、最初からすらすら読めるわけありません。古文を読むには、まずは1つ1つの文をじっくりと読みましょう。
古文の1文には、古文単語・助詞・助動詞などの文法・慣用的に使われている構文が含まれています。これらの意味や役割を把握し、1文を正確に訳せるようになりましょう。こうすることによって、これら古文単語・文法・構文を覚えることにもつながります。
❷動作の主語を把握する
立教大学現代心理学部国語の古文攻略法2つ目、「動作の主語を把握する」ということです。
古文の文章は、馴染みのない文章であるため、読んでも「この動作の主語は誰?」と思うようなことが何度もあります。日本語の文章は、現代文・古文に関わらず主語が省略されることが多いです。そして、古文は馴染みがないからこそ主語が省略されていると感じることが多いのです。
しかしながら、この主語を適切に把握しないと古文の文章を適切に理解することはできません。誰が言っているのかを理解できないと、本文の流れを理解できないからです。
主語を把握するには、助詞・敬語・文脈の3つが必要となってきます。そのため、助詞・敬語については完璧に理解しておきましょう。そして、助詞・敬語でも主語が把握できない場合、文脈から主語を考えましょう。
❸古文を精読し、音読すること
立教大学現代心理学部国語の古文攻略法3つ目、「古文を精読し、音読すること」です。
古文は1文が積み重なって成り立っています。この1文1文を丁寧に読むことで、古文の内容を理解することができます。そのために、精読をしましょう。
精読とは?
→古文を丁寧に読むこと
文法・古文単語の意味、動作の主語、本文の構造を理解しているか
以上のことを理解しているかどうか確認しながらじっくりと読みましょう。
精読ができたら、次はその文章を音読しましょう。音読をする意味は2つあります。
❶精読ができているかの確認
声に出して読むことで精読ができているか再度確認しましょう。
❷古文を訳す速度を上げる練習
古文を声に出し、頭の中で現代語訳を考えながら読みましょう。そうすることで速く古文を現代語に訳す練習となります。
以上の攻略法を日頃の国語の勉強に取り入れてみてください!現代文も古文も文章を扱う問題のため、苦手な人にとっては難しいものですが、あきらめないで時間をかけてじっくりとやれば次第に解けるようになっていきます。あきらめないでがんばりましょう!