
東北大学の穴場学部を調べているのですが、サイトによって挙がる学部がばらばらです。結局どこが穴場なのか、根拠つきで教えてもらえませんか。














先に結論を出します。2026年度の一般選抜で東北大学の全学平均を下回ったのは、法学部・薬学部・文学部・工学部の4学部です。ここで言う「下回った」は、志願倍率・志願者÷合格者・実質倍率という3つの指標すべてで平均未満という意味です。逆に、倍率が平均並みに見える経済学部と理学部は穴場ではありません。そして東北大学には、一般選抜より通りやすくなる別ルートが学部によって存在します。この記事では、平均の出し方から順に、公式の実数だけで検算していきます。
「穴場学部」という言葉は便利ですが、定義を決めずに使うと結論がぶれます。東北大学が公表している2026年度の入試結果には、志願者数・第1次選考合格者数・第2次選考受験者数・第2次選考合格者数という4つの人数が並んでおり、どの人数を分母と分子に選ぶかで倍率は3通り計算できます。しかも東北大学の場合、この3通りで学部の順位が実際に入れ替わります。そこで本稿は、まず全学平均を3指標それぞれで確定し、そのすべてを下回った学部だけを穴場と呼ぶという手順を最初に固定します。偏差値は東北大学が公表していないため、本稿では一切扱いません。
目次
- 東北大学の穴場学部は法学部・薬学部・文学部・工学部の4つ
- 東北大学の公式データからは倍率が3種類出せる|どれを見るかで順位が変わる
- 全10学部を3指標でふるいにかける|7学部まで残り、最後に4学部へ絞られる
- 穴場4学部の中身|法学部と薬学部が2.1倍、文学部と工学部が2.3倍
- 経済学部と理学部は「見かけの穴場」|志願者の半分近くが個別試験に来ていない
- 後期日程があるのは経済学部と理学部だけ|募集80人・第1段階選抜は約10〜14倍
- 出願段階の穴場は予告倍率で読む|工学部3.0倍と経済学部理系5.8倍の差
- 一般選抜より通りやすい別ルート|AO入試Ⅲ期は経済学部で4.2倍が2.2倍に反転する
- 穴場を狙う1年の組み立て方|共通テストとAO入試Ⅲ期を前期の計画に乗せる
- 東北大学の穴場狙いは「普通の対策」では成立しない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|東北大学の穴場は前期の4学部とAO入試Ⅲ期の2本立て
- よくある質問
東北大学の穴場学部は法学部・薬学部・文学部・工学部の4つ
| 学部 | 志願倍率 | 志願者÷合格者 | 実質倍率 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| 文学部 | 2.6倍 | 2.5倍 | 2.3倍 | 穴場 |
| 教育学部 | 3.1倍 | 2.9倍 | 2.7倍 | 平均超あり |
| 法学部 | 2.5倍 | 2.3倍 | 2.1倍 | 穴場 |
| 経済学部 | 4.8倍 | 4.2倍 | 2.4倍 | 平均超あり |
| 理学部 | 5.6倍 | 5.2倍 | 2.6倍 | 平均超あり |
| 医学部 | 3.0倍 | 2.9倍 | 2.4倍 | 平均並み |
| 歯学部 | 3.5倍 | 3.5倍 | 3.0倍 | 平均超あり |
| 薬学部 | 2.8倍 | 2.6倍 | 2.1倍 | 穴場 |
| 工学部 | 2.6倍 | 2.5倍 | 2.3倍 | 穴場 |
| 農学部 | 2.8倍 | 2.7倍 | 2.4倍 | 平均並み |
| 全学部合計 | 3.4倍 | 3.2倍 | 2.4倍 | この行が判定基準 |
表の最下段が全学平均です。2026年度の一般選抜は、志願者5,782人・第2次選考受験者4,335人・第2次選考合格者1,817人で、募集人員は1,712人でした。ここから、志願倍率3.4倍、志願者÷合格者3.2倍、実質倍率2.4倍という3つの平均が出ます。この3本の線をすべて下回ったのが、法学部・薬学部・文学部・工学部の4学部です。教育学部・医学部・農学部は志願段階では平均を下回りますが、実質倍率が平均に届いてしまうため、本稿の定義では穴場に入れません。














実質倍率だけを見ると、経済学部も医学部も農学部も2.4倍で平均と同じですよね。これらを穴場に入れないのはなぜですか。














「下回る」と「並ぶ」を区別しているからです。平均と同じ2.4倍というのは、全学の平均的な競争をそのまま引き受けたということで、狙い目とは言えません。さらに経済学部は志願倍率が4.8倍で、平均3.4倍を大きく超えています。出願する段階では明らかに混んでいる学部なのに、実質倍率だけ平均並みに見える。この食い違いには理由があり、後の章で人数の流れをたどって説明します。
① 全学平均を3指標で先に出す(志願倍率3.4倍・志願者÷合格者3.2倍・実質倍率2.4倍) ② 3指標すべてで平均を下回った学部だけを穴場と呼ぶ ③ 平均と同値の学部は穴場に含めない ④ 数値は東北大学公式の2026年度入試結果と2027年度選抜要項のみを使う。全10学部の網羅的な序列は東北大学で入りやすい学部の実質倍率ランキングで扱っています。
東北大学の公式データからは倍率が3種類出せる|どれを見るかで順位が変わる
| 倍率の種類 | 計算式 | 2026年度の全学平均 | 何が分かるか |
|---|---|---|---|
| 志願倍率 | 志願者数 ÷ 募集人員 | 3.4倍(5,782÷1,712) | 出願がどれだけ集まったか。公式総括表の「倍率」列と同じ定義 |
| 志願者÷合格者 | 志願者数 ÷ 第2次選考合格者数 | 3.2倍(5,782÷1,817) | 出願した人のうち何人に1人が受かったか |
| 実質倍率 | 第2次選考受験者数 ÷ 第2次選考合格者数 | 2.4倍(4,335÷1,817) | 実際に個別学力試験を受けた人の中での競争 |
同じ公式資料から3つの倍率が出るのは、東北大学の一般選抜が段階的な選抜だからです。出願した5,782人のうち、共通テストの成績による第1段階選抜を通過したのが5,460人。そこから実際に個別学力試験を受けたのが4,335人で、最終合格は1,817人でした。志願倍率は最初の段階、実質倍率は最後の段階を見ています。志願倍率で東北大学の平均は3.4倍ですが、実質倍率だと2.4倍まで下がる。この1.0倍の差は、途中で1,447人が個別試験を受けずに抜けていることを意味します。
📚 用語解説
志願倍率:志願者数を募集人員で割った倍率。東北大学の公式総括表に載っている「倍率」列はこの定義で、2026年度の全学は3.4倍。出願がどれだけ集まったかを示す指標であり、実際に個別学力試験を受けた人数や合格者数は反映されていない。募集人員は入学定員そのものではなく、選抜区分ごとに割り振られた人数である点にも注意する。
📚 用語解説
実質倍率:第2次選考(個別学力試験)を実際に受験した人数を、第2次選考の合格者数で割った倍率。欠席者や第1段階選抜で外れた人を分母から除くため、志願倍率より低く出る。2026年度の東北大学は全学で2.4倍。受験会場に来た人の中でどれだけ選抜されたかを示す。














3種類あると聞くと混乱します。受験生としては、どれを基準に学部を選べばいいのでしょうか。














1つに絞る必要はありません。むしろ3つを並べて、食い違いがある学部を警戒するのが正解です。3指標が揃って低い学部は、出願段階でも試験当日でも競争が緩い。一方で志願倍率だけ高く実質倍率が平均並みという学部は、「途中で抜けた人が多い」という別の事情を抱えています。その事情を知らずに実質倍率だけで出願すると、想定より厳しい戦いになります。
実務的な使い方はこうです。まず志願倍率で「出願が集まる学部かどうか」を見る。次に志願者÷合格者で「出願した人の何人に1人が受かるか」を見る。最後に実質倍率で「当日会場にいる人の中での競争」を見る。3つとも平均以下なら安心して狙える学部、どれか1つでも平均を超えるなら、その指標が高い理由を必ず調べてから出願する。この順番を守れば、サイトごとに違う「穴場ランキング」に振り回されずに済みます。
全10学部を3指標でふるいにかける|7学部まで残り、最後に4学部へ絞られる
| 学部 | 募集人員 | 志願者 | 第2次選考受験者 | 第2次選考合格者 | 3指標の判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 文学部 | 147人 | 379人 | 342人 | 151人 | 3つとも平均未満 |
| 教育学部 | 49人 | 153人 | 145人 | 53人 | 実質倍率が平均以上 |
| 法学部 | 112人 | 282人 | 259人 | 123人 | 3つとも平均未満 |
| 経済学部 | 192人 | 922人 | 532人 | 219人 | 志願段階で平均超 |
| 理学部 | 251人 | 1,403人 | 715人 | 272人 | 志願段階で平均超 |
| 医学部 | 172人 | 513人 | 420人 | 178人 | 実質倍率が平均以上 |
| 歯学部 | 37人 | 131人 | 110人 | 37人 | 志願段階で平均超 |
| 薬学部 | 52人 | 148人 | 121人 | 58人 | 3つとも平均未満 |
| 工学部 | 595人 | 1,555人 | 1,425人 | 615人 | 3つとも平均未満 |
| 農学部 | 105人 | 296人 | 266人 | 111人 | 実質倍率が平均以上 |
| 全学部合計 | 1,712人 | 5,782人 | 4,335人 | 1,817人 | — |
1つ目のふるいは志願倍率です。全学平均3.4倍を下回ったのは、文学部2.6倍・教育学部3.1倍・法学部2.5倍・医学部3.0倍・薬学部2.8倍・工学部2.6倍・農学部2.8倍の7学部。経済学部4.8倍・理学部5.6倍・歯学部3.5倍の3学部がここで外れます。2つ目のふるいは志願者÷合格者ですが、全学平均3.2倍を下回るのは同じ7学部で、この段階では絞り込みが進みません。3つ目の実質倍率が効きます。全学平均2.4倍を下回ったのは法学部2.1倍・薬学部2.1倍・文学部2.3倍・工学部2.3倍の4学部だけで、教育学部2.7倍は平均超、医学部と農学部は2.4倍ちょうどで平均に並び、ここで脱落します。なお東北大学の公式資料は経済学部を文系・理系の2入試単位、医学部を医学科と保健学科3専攻に分けて集計しています。本稿はどちらも学部計に合算した値で比較しており、経済学部の志願922人・第2次選考受験532人・合格219人は文系と理系の合計です。














2つ目のふるいで1学部も減らないなら、志願者÷合格者は見なくてもいいということですか。














減らないこと自体が情報です。志願倍率で残った7学部は、出願段階の混み具合と「出願者の何人に1人が受かるか」が一致している、つまり素直な学部だという確認になります。もしここで順位が入れ替わったら、募集人員と合格者数が大きくずれている学部があるという合図です。東北大学の場合は入れ替わりが起きず、代わりに実質倍率で大きく動きました。どの段階で動いたかを見れば、その学部の入試構造が読めます。
この3段階のふるいは、他大学にもそのまま使えます。重要なのは順番で、必ず全学平均を先に確定してから学部を並べることです。平均を出さずに「2.1倍だから穴場」と判断すると、大学全体の水準が2.0倍の年には誤りになります。東北大学の2026年度で言えば、実質倍率2.1倍は全学平均2.4倍より0.3ポイント低い、という相対的な位置づけとして読むのが正確です。学部ごとの順位そのものを一覧で確認したい場合は、全10学部を実質倍率で序列化した記事を先に読んでおくと、本稿の判定がどこで効いているかが分かりやすくなります。
穴場4学部の中身|法学部と薬学部が2.1倍、文学部と工学部が2.3倍
| 学部 | 志願者 | 第2次選考受験者 | 第2次選考合格者 | 実質倍率 | 2027年度の前期募集人員 |
|---|---|---|---|---|---|
| 法学部 | 282人 | 259人 | 123人 | 2.1倍 | 112人 |
| 薬学部 | 148人 | 121人 | 58人 | 2.1倍 | 50人 |
| 文学部 | 379人 | 342人 | 151人 | 2.3倍 | 139人 |
| 工学部 | 1,555人 | 1,425人 | 615人 | 2.3倍 | 521人 |
穴場4学部の中でも性格は分かれます。法学部は志願282人・第2次選考受験259人・合格123人で、志願者のうち91.8%が個別学力試験の会場に来ています。出願した人がほぼ全員そのまま受験する、逃げも脱落もない素直な入試です。薬学部は志願148人・受験121人・合格58人。募集規模が小さいぶん人数の変動が大きく見えますが、実質倍率は法学部と同じ2.1倍でした。工学部は志願1,555人・受験1,425人・合格615人と規模が最大で、合格者数が全学の3分の1を占めます。母数が大きいのに実質倍率2.3倍を保っているのが特徴です。文学部は志願379人・受験342人・合格151人で、こちらも実質倍率2.3倍です。
📚 用語解説
募集人員:入学定員のうち、その選抜区分に割り当てられた人数。東北大学の2027年度は入学定員2,388人に対し、一般選抜の前期日程が1,491人、後期日程が80人、AO入試Ⅱ期が290人、Ⅲ期が346人と分かれている。志願倍率の分母はこの募集人員であり、入学定員とは別の数値である点に注意する。














工学部は志願者が1,555人もいるのに穴場なんですね。人数が多いと厳しいイメージでした。














人数の絶対値と倍率は別物です。工学部は2027年度も前期日程で521人を募集します。全学の前期募集1,491人のうち3分の1以上が工学部です。志願者が多くても、それ以上に受け入れ枠が大きいので倍率は上がりません。「志願者が多い=激戦」という直感は、募集人員を見ないと間違います。逆に薬学部は2027年度の前期募集が50人しかない。同じ2.1倍でも、1人の増減が倍率に与える影響は薬学部の方がはるかに大きくなります。
工学部のように募集人員が大きい学部は、志願者が多少増減しても倍率が安定します。一方で薬学部・歯学部・教育学部のように前期募集が50人前後の学部は、出願者が数十人動くだけで倍率が跳ねます。募集規模が小さい学部を狙うときは、前年の倍率をそのまま当てにせず、複数年の傾向で判断してください。
なお、この4学部は「入りやすい」のであって「簡単」ではありません。法学部の実質倍率2.1倍は、個別学力試験を受けた259人のうち136人が不合格になったという意味です。東北大学の前期日程は、文学部・教育学部・法学部・経済学部(文系)でも個別学力試験に数学が含まれます。私立大学の文系入試と同じ準備では、そもそも受験者集団の水準に届きません。穴場かどうかは「同じ大学の中でどこを選ぶか」の判断材料であって、必要な学力水準を下げる話ではないと理解してください。
経済学部と理学部は「見かけの穴場」|志願者の半分近くが個別試験に来ていない
| 学部 | 志願者 | 第2次選考受験者 | 受験まで残った割合 | 志願倍率 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 文学部 | 379人 | 342人 | 90.2% | 2.6倍 | 2.3倍 |
| 教育学部 | 153人 | 145人 | 94.8% | 3.1倍 | 2.7倍 |
| 法学部 | 282人 | 259人 | 91.8% | 2.5倍 | 2.1倍 |
| 経済学部 | 922人 | 532人 | 57.7% | 4.8倍 | 2.4倍 |
| 理学部 | 1,403人 | 715人 | 51.0% | 5.6倍 | 2.6倍 |
| 医学部 | 513人 | 420人 | 81.9% | 3.0倍 | 2.4倍 |
| 歯学部 | 131人 | 110人 | 84.0% | 3.5倍 | 3.0倍 |
| 薬学部 | 148人 | 121人 | 81.8% | 2.8倍 | 2.1倍 |
| 工学部 | 1,555人 | 1,425人 | 91.6% | 2.6倍 | 2.3倍 |
| 農学部 | 296人 | 266人 | 89.9% | 2.8倍 | 2.4倍 |
| 全学部合計 | 5,782人 | 4,335人 | 75.0% | 3.4倍 | 2.4倍 |
残存率の列を見てください。全学では志願者の75.0%が個別学力試験を受けています。文学部90.2%、教育学部94.8%、法学部91.8%、工学部91.6%、農学部89.9%と、ほとんどの学部は9割前後です。ところが経済学部は57.7%、理学部は51.0%しかありません。理学部では志願1,403人のうち688人、経済学部では志願922人のうち390人が、個別学力試験を受けずに消えています。この2学部だけで、全学の未受験1,447人のうち1,078人、実に74.5%を占めます。実質倍率の分母から大量に人が抜けた結果、経済学部2.4倍・理学部2.6倍という「平均並みの数字」が出来上がっているわけです。














なぜ経済学部と理学部だけ、そんなに受験しない人が出るのですか。














理由は2つあります。1つは第1段階選抜で、理学部は志願1,403人に対し第1次選考合格が1,158人。245人が共通テストの段階で個別試験を受けられませんでした。経済学部も文系で37人が外れています。もう1つが後期日程です。東北大学で後期を実施するのはこの2学部だけで、前期で合格した人は後期を受験しません。公式データは前期と後期を学部単位で合算しているため、後期の欠席がまとめて分母から抜ける。この2つが重なって、志願倍率と実質倍率のあいだに大きな段差が生まれています。
経済学部の実質倍率2.4倍・理学部2.6倍は、志願者の4割から5割が個別学力試験を受けなかった結果として出た数字です。前期日程だけを受験する受験生にとっての実際の競争は、志願倍率4.8倍・5.6倍のほうが体感に近くなります。「実質倍率が平均並みだから狙える」と判断するのは、この2学部に限っては危険です。
ここから引き出せる実務ルールは1つです。実質倍率を見るときは、必ず残存率も一緒に確認する。残存率が9割前後なら、その実質倍率は前期日程の競争をほぼそのまま表しています。残存率が6割を切っていたら、その学部の実質倍率は後期日程や第1段階選抜の影響を含んでおり、前期志望者の判断材料としては使えません。穴場4学部の残存率は法学部91.8%・薬学部81.8%・文学部90.2%・工学部91.6%で、いずれも高い水準にあります。数字がそのまま前期の競争を表しているという点でも、この4学部の穴場判定は信頼できます。
後期日程があるのは経済学部と理学部だけ|募集80人・第1段階選抜は約10〜14倍
| 日程・入試単位 | 実施学部 | 2027年度の募集人員 | 第1段階選抜の倍率 |
|---|---|---|---|
| 前期日程 | 全10学部 | 1,491人 | 約3.0倍〜約5.8倍 |
| 後期日程(経済学部・文系) | 経済学部のみ | 25人 | 約14.0倍 |
| 後期日程(経済学部・理系) | 経済学部のみ | 10人 | 約10.0倍 |
| 後期日程(理学部) | 理学部のみ | 45人 | 約10.0倍 |
| 後期日程(その他8学部) | 実施なし | — | — |
「国立大学だから前期と後期の2回チャンスがある」という前提は、東北大学では成立しません。2027年度の後期日程の募集人員は、経済学部35人(文系25人・理系10人)と理学部45人の合計80人。入学定員2,388人に対して3.4%にすぎません。残る8学部には後期日程そのものが存在しないため、東北大学を受けるチャンスは前期の1回だけです。さらに後期は第1段階選抜の予告倍率が経済学部文系で約14.0倍、経済学部理系と理学部で約10.0倍。前期の約3.0倍〜約5.8倍とは断層があります。
📚 用語解説
第1段階選抜:志願者数が募集人員を大幅に上回った場合に、大学入学共通テストの成績などで個別学力試験の受験者を絞る仕組み。いわゆる足切り。東北大学では学部・入試単位ごとに倍率があらかじめ公表され、2027年度は前期日程が約3.0倍〜約5.8倍、後期日程が約10.0倍〜約14.0倍。予告倍率を超えても個別学力試験を適切に実施できると判断した場合は倍率を緩和することがある、と選抜要項に明記されている。














後期は募集80人しかないのに、そもそも第1段階選抜で10倍も14倍も絞られるんですね。穴場になる余地はなさそうです。














ありません。後期は「前期に落ちたときの保険」ではなく、共通テストで上位に入れた人だけが受けられる別枠の入試です。経済学部文系の後期は募集25人に対して約14.0倍が基準ですから、共通テストの出来だけで大半が振り落とされます。穴場を探しているなら、後期日程は候補から外して構いません。狙うべきは前期日程の中で平均を下回る学部、つまり法学部・薬学部・文学部・工学部です。
後期日程の存在は、経済学部と理学部を志望する受験生にとっても計画を複雑にします。後期の個別学力試験は前期と科目構成が違い、経済学部理系と理学部では面接も課されます。前期の準備と並行して後期の対策まで組もうとすると、前期の演習量が削られます。募集80人という規模を考えれば、後期を主戦場に据える計画は現実的ではありません。前期に全力を注ぎ、後期は共通テストの結果が想定を大きく上回った場合の追加選択肢として扱うのが、東北大学では妥当な組み立て方です。
出願段階の穴場は予告倍率で読む|工学部3.0倍と経済学部理系5.8倍の差
| 学部・入試単位 | 2027年度 前期の予告倍率 | 2026年度に個別試験前へ進めなかった人数 |
|---|---|---|
| 工学部 | 約3.0倍 | 0人 |
| 医学部 保健学科3専攻 | 約3.0倍 | 1人 |
| 文学部 | 約3.5倍 | 1人 |
| 経済学部(文系) | 約3.5倍 | 37人 |
| 医学部 医学科 | 約3.5倍 | 38人 |
| 教育学部・法学部・歯学部・薬学部・農学部 | 約4.0倍 | 各0人 |
| 理学部 | 約4.0倍 | 245人 |
| 経済学部(理系) | 約5.8倍 | 0人 |
予告倍率は「志願者が募集人員の何倍を超えたら絞るか」を示す基準で、実際に第1段階選抜が行われるかどうかはその年の出願状況次第です。2026年度に全学で個別学力試験前に外れたのは322人。そのうち245人が理学部、38人が医学部医学科、37人が経済学部文系、残り2人が文学部と医学部保健学科看護学専攻でした。穴場4学部のうち、法学部・薬学部・工学部は1人も外れていません。文学部も379人中1人だけです。つまりこの4学部は、共通テストで大失敗しない限り個別学力試験の会場には行けるということです。
- 工学部: 約3.0倍・0人
- 文学部: 約3.5倍・1人
- 理学部: 約4.0倍・245人
- 経済理系: 約5.8倍・0人














経済学部理系は予告倍率が5.8倍で一番高いのに、実際は0人なんですね。矛盾していませんか。














矛盾ではありません。経済学部理系は2026年度の募集人員が20人で、志願者は114人。志願倍率は5.7倍で、予告の5.8倍をわずかに下回りました。だから第1段階選抜が発動しなかった。予告倍率が高い入試単位ほど、発動ラインまで志願者が集まりにくいという逆転が起きます。予告倍率は「厳しさ」ではなく「発動条件」だと理解してください。本当に警戒すべきは、予告倍率が中くらいなのに毎年発動している理学部のような入試単位です。
出願段階の穴場を判断するときは、予告倍率と前年の実績を必ずセットで見ます。予告倍率が約4.0倍と表示されていても、法学部のように志願倍率2.5倍で発動する気配すらない学部があります。逆に理学部は予告約4.0倍に対して志願倍率5.6倍で、毎年のように第1段階選抜が発動します。共通テストの目標点を設定するときは、この違いをそのまま反映させてください。法学部や工学部を志望するなら共通テストは個別試験の得点源を削らない範囲で仕上げれば足りますが、理学部を志望するなら共通テストの素点そのものが受験機会を左右します。
一般選抜より通りやすい別ルート|AO入試Ⅲ期は経済学部で4.2倍が2.2倍に反転する
| 学部 | 一般選抜(志願÷合格) | AO入試Ⅱ期(志願÷合格) | AO入試Ⅲ期(志願÷合格) | AOで有利になるか |
|---|---|---|---|---|
| 文学部 | 2.5倍 | 4.0倍 | 2.6倍 | 一般選抜が有利 |
| 教育学部 | 2.9倍 | 3.9倍 | 3.3倍 | 一般選抜が有利 |
| 法学部 | 2.3倍 | 3.5倍 | 2.2倍 | AOⅢ期が有利 |
| 経済学部 | 4.2倍 | 実施なし | 2.2倍 | AOⅢ期が有利 |
| 理学部 | 5.2倍 | 4.6倍 | 4.6倍 | AOⅢ期が有利 |
| 医学部 | 2.9倍 | 6.1倍 | 4.4倍 | 一般選抜が有利 |
| 歯学部 | 3.5倍 | 3.9倍 | 4.2倍 | 一般選抜が有利 |
| 薬学部 | 2.6倍 | 8.2倍 | 2.1倍 | AOⅢ期が有利 |
| 工学部 | 2.5倍 | 4.0倍 | 2.8倍 | 一般選抜が有利 |
| 農学部 | 2.7倍 | 5.6倍 | 3.9倍 | 一般選抜が有利 |
| 全学部合計 | 3.2倍 | 4.5倍 | 3.0倍 | — |
比較を成立させるため、ここでは3ルートすべてを「志願者数÷合格者数」に揃えています。全学の合計では、一般選抜3.2倍に対してAO入試Ⅱ期が4.5倍、AO入試Ⅲ期が3.0倍。Ⅱ期は一般選抜より厳しく、Ⅲ期はわずかに緩いという結果です。ただし学部別に見ると差は大きく開きます。AO入試Ⅲ期が一般選抜より低い倍率になったのは、経済学部(4.2倍→2.2倍)、薬学部(2.6倍→2.1倍)、法学部(2.3倍→2.2倍)、理学部(5.2倍→4.6倍)の4学部でした。一般選抜で最も混雑する経済学部と理学部が、AO入試Ⅲ期では相対的に空いている。これが東北大学の穴場を語るうえで最も見落とされている構造です。
- 経済学部: 4.2倍→2.2倍
- 理学部: 5.2倍→4.6倍
- 農学部: 2.7倍→3.9倍
📚 用語解説
AO入試Ⅲ期(総合型選抜):東北大学が実施する総合型選抜のうち、共通テストの後に選考する区分。2027年度は文学部・法学部・経済学部・理学部・医学部・歯学部・薬学部・工学部・農学部の9学部で実施し、募集人員は合計346人。出願は2027年1月19日から22日、第1段階選抜の結果発表が2月4日、第2次選考が2月8日、合格発表が2月10日。選考は出願書類・共通テストの成績・面接試験の総合評価で、医学部と工学部では筆記試験も課される。
📚 用語解説
AO入試Ⅱ期(総合型選抜):共通テストの前、11月に選考する総合型選抜。2027年度は経済学部を除く9学部で実施し、募集人員は合計290人。出願資格が2027年3月卒業見込みの現役生などに限られ、出願要件として調査書の学習成績概評がA段階に属することが求められる。共通テストの成績は使わず、筆記試験と面接試験で選考する。














AO入試のほうが通りやすい学部があるなら、そちらに出願したほうが得ですよね。














条件つきです。東北大学のAO入試は、Ⅱ期もⅢ期も出願要件に「合格した場合には必ず入学することを確約できる者」が入っています。受かったら他大学には行けません。だから東北大学が第1志望でなければ使えないルートです。さらにⅡ期は現役生限定で、調査書の学習成績概評A段階という条件もつきます。Ⅲ期は既卒でも出願でき、共通テストの後に判断できるので、東北大学が第1志望の受験生にとっては前期の前に1回チャンスが増える形になります。
日程の並びを確認しておきます。2027年度は共通テストが1月16日から17日。AO入試Ⅲ期の出願が1月19日から22日で、前期日程の出願1月25日から2月3日より前です。AO入試Ⅲ期の合格発表は2月10日、前期日程の個別学力試験は2月25日から26日。つまり共通テストの手応えを見てからAO入試Ⅲ期に出願するかを決められ、その結果は前期の試験より2週間早く分かります。不合格なら予定どおり前期を受験すればよく、受験機会が減ることはありません。この日程設計を知らずにAO入試Ⅲ期を選択肢から外している受験生は多く、そこが東北大学で最も実利のある「穴場」になっています。
穴場を狙う1年の組み立て方|共通テストとAO入試Ⅲ期を前期の計画に乗せる
| 時期 | 判断すること | 根拠にする数値 |
|---|---|---|
| 高3春 | 文系か理系か、個別学力試験の科目を確定する | 前期は文系4学部が国語・数学・英語の3教科 |
| 高3夏 | 穴場4学部を志望校に含めるか決める | 実質倍率2.1倍〜2.3倍と全学平均2.4倍の差 |
| 高3秋 | AO入試Ⅱ期に出願できるか確認する | 現役・学習成績概評A段階・入学確約 |
| 共通テスト後 | AO入試Ⅲ期に出願するか決める | 志望学部のAOⅢ期倍率と一般選抜倍率の比較 |
| 1月下旬 | 前期の出願学部を最終決定する | 志願倍率と第1段階選抜の予告倍率 |














AO入試Ⅲ期まで視野に入れると、準備することが増えて前期がおろそかになりませんか。














増える準備は面接と出願書類だけです。AO入試Ⅲ期の配点は共通テストが中心で、経済学部なら共通テスト1,400点に面接400点を加えた1,800点満点。共通テスト対策はそのまま前期にも効きますし、出願書類は秋のうちに書けます。前期の個別学力試験の演習を削る必要はありません。問題は準備量ではなく、判断のタイミングを日程に合わせられるかです。共通テストが終わってから慌てて調べ始めると、1月19日の出願開始に間に合いません。
このスケジュールで最も重要なのは、高3夏の「志望学部を3指標で選び直す」段階です。多くの受験生は高2までに学部を決め、その後は倍率を見直しません。しかし東北大学の場合、同じ大学の中で実質倍率が2.1倍から3.0倍まで開いています。学びたい分野が複数にまたがるなら、夏の段階で3指標を並べ直すだけで、合格可能性が変わる余地があります。逆に、学びたい分野が1つに決まっているなら倍率で学部を変える必要はありません。穴場のデータは「迷っているときの決め手」として使うものであって、志望動機を上書きするものではありません。
東北大学の穴場狙いは「普通の対策」では成立しない
ここまでの内容を実行に移そうとすると、普通の受験対策では足りないことがすぐ分かります。穴場を選ぶという判断は、学部を決めて終わりではなく、その学部の科目構成と共通テストの比重に合わせて毎日の勉強内容を変えるところまで含みます。
本稿で扱った数値を思い出してください。法学部の実質倍率2.1倍は、個別学力試験を受けた259人のうち136人が落ちたという意味です。工学部は615人が合格した一方で、810人が不合格になりました。穴場4学部でも、会場に来た受験生の半分以上は不合格です。さらに理学部を志望するなら、志願1,403人のうち245人が共通テストの段階で外れる第1段階選抜を突破しなければなりません。「倍率が低い学部を選んだから大丈夫」という発想では、この選抜は越えられません。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、3指標の判断を毎日の行動に落とせない
公式資料を読んで志願倍率と実質倍率を比べるところまでは、独学でもできます。問題はその先です。工学部なら予告倍率3.0倍で第1段階選抜がほぼ発動しないため個別試験の演習に比重を置く、理学部なら共通テストの素点を最優先にする、という判断を毎日の学習量に反映させ続ける必要があります。参考書は科目の内容を教えてくれますが、志望学部の入試構造に合わせて今日の配分を決めてはくれません。
映像授業・アプリだけでは、共通テストと個別試験の比重を調整できない
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後に共通テストの素点がどこまで伸びたか、前期の数学の記述で何点分の失点が残っているかを毎回確認する仕組みではありません。東北大学は前期日程で文系学部でも数学が課され、理系学部では理科2科目150分が課されます。万人向けの講義を受けるだけでは、志望学部の配点構造と自分の失点を結ぶ計画が作れません。
集団授業の大手予備校でも、学部ごとの入試構造には合わせられない
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱います。しかし東北大学では、第1段階選抜がほぼ発動しない法学部志望と、毎年245人規模で発動する理学部志望とでは、共通テストにかけるべき時間がまったく違います。さらにAO入試Ⅲ期を併用するなら面接と出願書類の準備も加わります。平均的な進度の授業では、この差を計画に反映できません。
一般的な個別指導塾でも、授業がない日の実行までは追えない
個別指導でも授業が週1回なら、共通テスト6教科の演習量と前期の個別試験対策を毎日どう配分したかまでは追い切れません。東北大学の穴場を狙う計画は、共通テストの素点・個別試験の記述・AO入試Ⅲ期の書類という3つを並行して進めるものです。授業中に方針を決めても、次の授業までの実行が確認されなければ計画は絵に描いた餅で終わります。














穴場を見つけること自体より、それを毎日の勉強に反映し続けるほうが難しいということですね。














そこが本質です。志願倍率4.8倍の経済学部を避けて実質倍率2.1倍の法学部を選ぶ判断は、この記事を読めば今日できます。しかし合格を決めるのは、その判断を受けて明日から何時間どの科目に使うかです。鬼管理専門塾は、志望学部の入試構造から逆算した学習指示を1日単位で出し、実行されたかどうかを毎日確認します。
だからこそ、東北大学の穴場学部を本気で狙うなら、学部選びのデータを毎日の行動へ変換する管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、東北大学の公式データと現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別行動プラン、確認、講師体制、コース、相談窓口という固定の6つの特徴が、東北大学の学部選びと対策にどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、東北大学志望の場合は具体的に何が変わるのでしょうか。














志望学部で内容が変わります。法学部志望なら第1段階選抜がほぼ発動しない前提で前期の国語・数学・英語に比重を置き、理学部志望なら共通テストの素点を最優先にする。AO入試Ⅲ期を併用するなら、共通テスト対策と面接準備の配分も決めます。その配分を1日単位の学習量に落として、毎日実行を確認します。「東北大学向け」という大まかな括りではなく、学部と選抜区分ごとに行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
東北大学の志望学部が決まったら、共通テスト6教科と個別学力試験の科目を1日単位の学習量へ変換します。第1段階選抜の予告倍率が学部で違うため、共通テストに割く時間も学部ごとに数値で指定します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ東北大学志望でも、法学部志望と理学部志望では必要な行動が違います。志望学部の入試構造と現在の答案を突き合わせ、生徒ごとに優先順位を変えた行動プランを作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
共通テストの素点と個別学力試験の記述は、どちらも放置すると伸びが止まります。毎日の進捗と毎週の確認テストで、計画の遅れと同じ誤答の繰り返しを早い段階で見つけて修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
東北大学の前期日程で問われる記述力を答案から評価するには、指導側にも難関大学受験への理解が必要です。採用率0.6%を通過した専属講師陣が、改善点を具体的な行動へ変えます。講師満足度アンケート1,524件で指導品質を継続的に点検しています。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、東北大学の前期日程対策と共通テスト対策を一つの計画にまとめられます。総合型選抜・推薦や高校受験、英語資格の各コースとは区別し、志望する選抜区分の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、東北大学のどの学部を志望しているか、AO入試Ⅲ期を併用するかどうかから相談できます。LINEでの質問対応もあるため、入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、東北大学のどの学部を軸にするか、AO入試Ⅲ期を選択肢に入れるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
東北大学の学部選びと学習計画を無料説明会で相談できます
まとめ|東北大学の穴場は前期の4学部とAO入試Ⅲ期の2本立て
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 判定の基準 | 2026年度の全学平均は志願倍率3.4倍・志願者÷合格者3.2倍・実質倍率2.4倍 |
| 穴場学部 | 3指標すべてで平均を下回った法学部・薬学部・文学部・工学部の4学部 |
| 穴場に入らない学部 | 教育学部は実質2.7倍、医学部と農学部は実質2.4倍で平均に並ぶ |
| 見かけの穴場 | 経済学部と理学部は志願者の半分近くが個別試験を受けておらず実質倍率が下がる |
| 後期日程 | 経済学部と理学部だけ・2027年度の募集80人・第1段階選抜は約10〜14倍 |
| 別ルート | AO入試Ⅲ期は経済学部・薬学部・法学部・理学部で一般選抜より倍率が低い |
| 最初の行動 | 志望学部の3指標を並べ、共通テストにかける比重を学部に合わせて決める |














穴場を探すというより、平均を先に出して比べる作業だったんですね。自分でも他の大学で同じことができそうです。














それがこの記事の狙いです。大学が公表している志願者数と合格者数さえあれば、全学平均は誰でも計算できます。あとは3つの倍率を並べて、すべてで平均を下回る学部だけを候補に残すだけです。東北大学では法学部・薬学部・文学部・工学部が残りました。そのうえで、残存率が極端に低い学部は数字を鵜呑みにしない。この手順を覚えておけば、どの大学でも同じ精度で判断できます。
最後に注意点を1つ。ここで示した数値はすべて2026年度の実績と2027年度の選抜要項に基づくものです。募集人員も第1段階選抜の予告倍率も年度ごとに変わりますし、穴場だと知られた学部には翌年に志願者が集まる可能性もあります。出願前には必ず、その年度の東北大学公式サイトで選抜要項と入試結果を確認してください。そして倍率の低さを理由に志望を変えるかどうかは、学びたい内容と4年間の過ごし方を含めて判断してください。倍率は判断材料の1つであって、志望理由の代わりにはなりません。
よくある質問
| よくある疑問 | 答えの要点 | 詳しく読む章 |
|---|---|---|
| どの学部が穴場か | 法学部・薬学部・文学部・工学部の4学部 | 穴場4学部の中身 |
| なぜ倍率が3種類あるか | 公式データの分母と分子の取り方で変わる | 倍率が3種類出せる章 |
| 経済学部は狙い目か | 実質倍率は平均並みだが志願倍率は4.8倍 | 見かけの穴場の章 |
| 後期日程は穴場か | 経済学部と理学部のみ・足切り約10〜14倍 | 後期日程の章 |
| AO入試は有利か | 学部により反転する。Ⅲ期は経済学部で有利 | AO入試の章 |
Q. 東北大学の穴場学部はどこですか?
A. 2026年度一般選抜の公式データで判定すると、法学部・薬学部・文学部・工学部の4学部です。全学平均は志願倍率3.4倍・志願者÷合格者3.2倍・実質倍率2.4倍で、この3指標すべてを下回ったのがこの4学部でした。実質倍率は法学部2.1倍・薬学部2.1倍・文学部2.3倍・工学部2.3倍です。
Q. 教育学部や農学部は穴場ではないのですか?
A. 本稿の定義では穴場に含めません。教育学部は志願倍率3.1倍で平均以下ですが、実質倍率が2.7倍と全学平均2.4倍を上回ります。農学部と医学部は実質倍率2.4倍で全学平均とちょうど同じで、「下回る」という条件を満たしません。
Q. 経済学部の実質倍率2.4倍は平均並みなのに、なぜ穴場ではないのですか?
A. 志願倍率が4.8倍で全学平均3.4倍を大きく上回っているためです。経済学部は志願922人に対して個別学力試験を受けたのが532人で、残存率は57.7%。志願者の4割以上が個別試験を受けていないため、実質倍率の分母が小さくなっています。後期日程を実施している2学部のうちの1つであることが主な理由です。
Q. 東北大学の後期日程は狙い目ですか?
A. 狙い目とは言えません。2027年度に後期日程を実施するのは経済学部と理学部だけで、募集人員は経済学部35人・理学部45人の合計80人です。第1段階選抜の予告倍率は経済学部文系が約14.0倍、経済学部理系と理学部が約10.0倍で、前期日程の約3.0倍〜約5.8倍と比べて大きな段差があります。
Q. AO入試を使えば東北大学に入りやすくなりますか?
A. 学部によります。2026年度の志願者÷合格者で比べると、AO入試Ⅲ期が一般選抜より低かったのは経済学部(4.2倍→2.2倍)、薬学部(2.6倍→2.1倍)、法学部(2.3倍→2.2倍)、理学部(5.2倍→4.6倍)の4学部です。一方でAO入試Ⅱ期は全学で4.5倍と、一般選抜3.2倍より厳しい結果でした。
Q. AO入試Ⅲ期は一般選抜と併用できますか?
A. 日程上は併用できます。2027年度はAO入試Ⅲ期の出願が1月19日から22日、合格発表が2月10日で、前期日程の個別学力試験2月25日から26日より前に結果が出ます。ただし出願要件に「合格した場合には必ず入学することを確約できる者」が含まれるため、東北大学が第1志望である場合に限られます。
Q. 東北大学の偏差値はどれくらいですか?
A. 東北大学は公式偏差値を公表していません。本稿では偏差値を扱わず、大学が公表している志願者数・受験者数・合格者数から倍率を計算して学部を比較しています。模試の偏差値を使う場合は、出典と受験時期を確認したうえで参考値として扱ってください。
Q. 第1段階選抜はどの学部で実施されますか?
A. 2026年度に実際に人数が減ったのは、理学部245人、医学部医学科38人、経済学部文系37人、文学部1人、医学部保健学科看護学専攻1人の合計322人です。法学部・薬学部・工学部・教育学部・歯学部・農学部では減少がありませんでした。ただし予告倍率は全学部に設定されているため、出願状況次第で実施されます。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映
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