
東京農工大学の農学部を志望しています。ただ「入試科目」で調べても、共通テストの話と二次試験の話がまざっていて、結局どの科目を何点分やればいいのか分かりません。学科によって違うとも聞きました。
















先に結論を出します。東京農工大学農学部の2027年度一般選抜は、前期日程が共通テスト950点に「理科2科目400点・英語300点・数学300点」の個別テスト1,000点を加えた総合1,950点。後期日程は共通テスト950点に英語1科目400点だけを加えた総合1,350点です。学科で変わるのは主に理科の指定科目で、共同獣医学科だけは共通テストで地学が使えません。この記事では、科目・配点・時間・出題範囲を日程別に並べ、2026年度の学科別実質倍率と合格者最低点から「どの学科のどの日程が数字の上で有利か」まで踏み込みます。
東京農工大学は農学部と工学部の2学部だけで構成される科学技術系の国立大学で、農学部は東京都府中市の府中キャンパス、工学部は東京都小金井市の小金井キャンパスに置かれています。志望校として検討するとき、この2学部は同じ大学名でも試験の中身がかなり違います。農学部の後期日程は英語1科目しか課されない一方、工学部の後期日程は英語・理科・数学の3科目です。前期日程の配点比も学部で異なります。したがって「東京農工大学の対策」とひとまとめにせず、学部・学科・日程の3点を確定してから科目の優先順位を決めることが、遠回りを避ける唯一の方法です。
本記事の数値は、東京農工大学が公開している公式冊子「入試情報」(令和8年7月時点)と大学公式サイトの記載のみを使っています。東京農工大学は公式の偏差値を公表していないため、偏差値の数字は扱いません。代わりに、大学が実際に公表している「配点」「試験時間」「学科別の実質倍率」「学科別の合格者最低点」という、出願判断に直結する数字だけで組み立てます。
目次
- 東京農工大学農学部の入試科目|前期は理・英・数、後期は英語1科目
- 農学部 前期日程の科目・配点・試験時間【2027年度】
- 農学部 後期日程は英語1科目400点|工学部との決定的な違い
- 共通テストは6教科8科目|理科の指定が学科ごとに違う
- 共通テストと二次の配点比|2027年度から農学部前期の二次が重くなる
- 2026年度の学科別実質倍率|前期と後期で難易度が逆転する
- 学科別の合格者最低点と得点率【2026年度】
- 科目別に何%取れば受かるか|2026年度の合格者平均点から逆算
- 共同獣医学科だけは別の試験だと考える
- どの学科×どの日程が有利か|倍率と科目負荷から判断する
- 科目別に逆算する年間スケジュール
- 東京農工大学農学部は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|東京農工大学農学部は配点表から逆算する
- よくある質問
東京農工大学農学部の入試科目|前期は理・英・数、後期は英語1科目
| 知りたいこと | 2027年度一般選抜の結論 |
|---|---|
| 農学部 前期日程の個別テスト | 理科2科目(160分・400点)/英語(60分・300点)/数学(120分・300点) |
| 農学部 後期日程の個別テスト | 英語1科目のみ(100分・400点) |
| 共通テスト | 農学部は前期・後期とも6教科8科目・950点 |
| 総合計点 | 農学部は前期1,950点・後期1,350点 |
| 学科で変わる点 | 共通テストの理科指定。共同獣医学科のみ地学を使えない |
| 工学部との違い | 工学部は前期1,850点・後期1,330点。後期は英語+理科+数学の3科目 |
| 第1段階選抜 | 農学部・工学部とも二段階選抜を実施しない |
検索で「東京農工大学 農学部 入試科目」と調べたとき、多くの受験生が知りたいのは科目名の羅列ではなく「どの科目にどれだけ時間を投資すべきか」です。その答えは配点表にあります。農学部前期日程では、個別テスト1,000点のうち理科が400点を占め、英語と数学が各300点。共通テストと合わせた総合1,950点で見ると、理科は単独で20.5%、英語と数学はそれぞれ15.4%を占めます。共通テストは950点で48.7%です。つまり農学部前期は、共通テストと二次試験がほぼ半々という設計になっています。
















後期日程が英語1科目だけというのは驚きました。それなら後期のほうが対策は楽ということですか?
















科目数は少ないですが、楽ではありません。2026年度の農学部後期は受験275人に対して合格64人で実質倍率4.3倍。前期の2.8倍より明確に厳しい選抜でした。英語1科目400点に絞られるということは、英語で逃げ場がないということです。実際、後期合格者の英語平均点は400点満点で293.9点、得点率にすると73.5%に達します。前期の英語とはまったく別の水準が要求されます。
前期の科目・配点 → 後期の科目・配点 → 共通テストの学科別指定 → 共通テストと二次の配点比 → 学科別の実質倍率 → 学科別の合格者最低点 → 科目別に何%取ればよいか → 共同獣医学科の別格さ → 学科×日程の有利不利 → 年間スケジュール、の順に読むと、科目名の暗記ではなく出願判断まで到達できます。
農学部 前期日程の科目・配点・試験時間【2027年度】
2027年度(令和9年度)の東京農工大学農学部前期日程は、大学入学共通テスト950点と、教科・科目に係る個別テスト1,000点の合計1,950点で合否が決まります。個別テストは理科・外国語(英語)・数学の3教科で、試験日は2月25日です。理科は物理・化学・生物から2科目を選び、2科目あわせて160分・400点(各200点)。英語は60分・300点、数学は120分・300点という配分です。
| 教科 | 出題範囲 | 時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 理科 | 物理・化学・生物から2科目 | 160分 | 400点(各200点) |
| 外国語(英語) | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ | 60分 | 300点 |
| 数学 | 数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A(図形の性質、場合の数と確率)・数B(数列)・数C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面) | 120分 | 300点 |
| 個別テスト小計 | — | 340分 | 1,000点 |
| 大学入学共通テスト | 6教科8科目 | — | 950点 |
| 総合計点 | — | — | 1,950点 |
📚 用語解説
教科・科目に係る個別テスト:東京農工大学が前期日程・後期日程に実施する独自試験のこと。他大学で「個別学力検査」「二次試験」と呼ばれるものにあたり、2027年度の公式資料ではこの名称で表記されている。共通テストとは別にこの得点が加算され、農学部前期では総合1,950点のうち1,000点を占める。
















理科2科目で160分ということは、1科目あたり80分の計算ですか。時間配分は自由なのでしょうか。
















公式には「2科目160分」としてまとめて示されており、400点は各200点の内訳です。つまり実戦では、得意科目に時間を寄せる判断が自分でできる形式だと想定して練習しておくべきです。なお大学は公式Q&Aで「理科の選択科目による有利不利はない」「それぞれの選択科目の試験時間および配点は同一で、出題内容は難易度に配慮して決定している」と明言しています。科目選びで悩む時間より、選んだ2科目を160分で解き切る練習に時間を使ってください。
前期日程で最初にやるべきことは、志望学科の理科指定を確認して2科目を確定させることです。個別テストの理科は農学部の全学科で「物理・化学・生物から2科目」ですが、共通テストの理科は学科によって地学が使えるかどうかが変わります。共通テストと個別テストで別々の科目を準備するのは非効率なので、まず個別テストで使う2科目を決め、その2科目を共通テストでもそのまま使う形に揃えるのが最短です。
農学部前期の英語は60分で300点。試験時間あたりの配点が3教科で最も高い設計です。2026年度入試までは英語200点でしたが、2027年度は300点に引き上げられています。短時間で処理量を求められる形式である可能性が高く、時間内に読み切る訓練が必要です。
農学部 後期日程は英語1科目400点|工学部との決定的な違い
東京農工大学農学部の後期日程は、教科・科目に係る個別テストが外国語(英語)1科目のみです。100分・400点で、共通テスト950点と合わせた総合1,350点で判定されます。試験日は3月12日です。一方、工学部の後期日程は英語(100分・200点)・理科(120分・300点)・数学(60分・150点)の3科目で、共通テストは680点に圧縮されます。同じ大学の後期日程でも、農学部と工学部では準備すべき科目数が3倍違うということです。
| 項目 | 農学部 後期日程 | 工学部 後期日程 |
|---|---|---|
| 個別テストの科目 | 英語1科目 | 英語・理科・数学の3科目 |
| 英語 | 100分・400点 | 100分・200点 |
| 理科 | 課さない | 120分・300点 |
| 数学 | 課さない | 60分・150点 |
| 個別テスト小計 | 400点 | 650点 |
| 大学入学共通テスト | 950点(前期と同じ) | 680点(国語100・地歴公民50・外国語100・情報30に換算) |
| 総合計点 | 1,350点 | 1,330点 |
| 一般選抜の募集人員 | 62人 | 189人 |
📚 用語解説
後期日程の共通テスト換算:工学部の後期日程では、共通テストの一部教科が圧縮して換算される。国語は100点満点に、地理歴史・公民は50点満点に、外国語は100点満点に、情報は30点満点に換算され、数学200点・理科200点と合わせて680点になる。農学部の後期日程にはこの圧縮がなく、前期日程と同じ950点のまま使われる。
















農学部後期は共通テストが950点のままなんですね。だとすると、共通テストで失敗したら後期で挽回するのは難しいということですか。
















その通りです。農学部後期は総合1,350点のうち共通テストが950点、割合にすると70.4%を占めます。挽回に使える個別テストは英語400点だけです。前期は共通テスト48.7%・個別51.3%でほぼ半々ですから、共通テストの比重は後期のほうが20ポイント以上高い。「後期は科目が少ないから逆転しやすい」という発想は、農学部については成り立ちません。むしろ共通テストで得点できた人が、英語1科目で確実に押し切る日程です。
2026年度の農学部後期は、志願594人・受験275人・合格64人で実質倍率4.3倍。同年の前期は志願712人・受験637人・合格224人で実質倍率2.8倍でした。科目数が少ない日程は、準備しやすい分だけ強い受験生が集まり、必要な得点水準が上がります。
工学部を併願候補に入れる場合は、後期の科目構成が完全に別物である点を先に押さえてください。工学部後期は理科が120分300点、数学が60分150点と、前期より短い時間で解かせる設計です。農学部後期の英語1科目に照準を合わせた勉強をしていると、工学部後期には対応できません。大学公式は「前期日程と後期日程で同じ学部・学科を受けることは可能」「異なる学部・学科の併願も可能」としていますが、併願するなら科目の重なりを先に確認するべきです。
共通テストは6教科8科目|理科の指定が学科ごとに違う
東京農工大学農学部の共通テストは、全学科共通で6教科8科目です。配点は国語200点、地理歴史・公民100点、数学200点(『数学Ⅰ,数学A』と『数学Ⅱ,数学B,数学C』の計2科目)、外国語200点、理科200点(2科目)、情報50点で、合計950点。前期日程と後期日程で配点は変わりません。このうち学科によって条件が変わるのが理科です。
| 学科 | 共通テスト 理科の指定 | 個別テスト 理科の指定 |
|---|---|---|
| 生物生産学科 | 物理・化学・生物・地学から2科目 | 物理・化学・生物から2科目 |
| 応用生物科学科 | 物理・化学・生物・地学から2科目 | 物理・化学・生物から2科目 |
| 環境資源科学科 | 物理・化学・生物・地学から2科目 | 物理・化学・生物から2科目 |
| 地域生態システム学科 | 物理・化学・生物・地学から2科目 | 物理・化学・生物から2科目 |
| 共同獣医学科 | 物理・化学・生物から2科目(地学は不可) | 物理・化学・生物から2科目 |
📚 用語解説
リーディングとリスニングの配点比:共通テストの外国語で英語を選択した場合、東京農工大学ではリーディングを130点、リスニングを70点として200点満点に換算する。素点はリーディング100点・リスニング100点なので、大学側の換算でリーディングの比重が上がる形になる。工学部の後期日程では外国語が100点満点に換算されるため、リーディング65点・リスニング35点となる。
















リーディング130点、リスニング70点ということは、リスニングは軽く見てもいいのでしょうか。
















軽くはできません。比率は65対35で、リーディング偏重とはいえリスニングも3分の1以上を占めます。ただし優先順位ははっきりします。同じ1点を伸ばすコストで考えれば、リーディングを先に固めるほうが合計点への影響が大きい。さらに、東京農工大学の一般選抜では個別テストの英語にリスニングがありません。大学公式Q&Aでも「前期日程・後期日程の外国語(英語)において、機器や放送等を用いたリスニングテストは実施していない」と明記されています。リスニングは共通テスト対策として完結させ、二次対策は読解と表現に集中させるのが正しい配分です。
📚 用語解説
情報Ⅰ:2025年度入試から共通テストに加わった教科。東京農工大学では農学部の前期日程・後期日程と工学部の前期日程で50点満点、工学部の後期日程では30点満点に換算される。農学部前期では総合1,950点のうち50点なので比重は小さいが、2026年度の農学部前期合格者の情報の平均点は50点満点で34.4点であり、ここで大きく崩すと影響は無視できない。
なお、地理歴史・公民で2科目を受験した場合は第1解答科目の得点が採用されます。「保険で2科目受けて高いほうを使う」という戦術は取れないため、出願前に1科目を決め切ってください。数学は『数学Ⅰ,数学A』と『数学Ⅱ,数学B,数学C』の2科目が必須で、合わせて200点です。理科・数学・外国語がそれぞれ200点、国語200点という均等に近い配点なので、共通テスト段階では特定教科に偏った戦略は取りにくい設計になっています。
共通テストと二次の配点比|2027年度から農学部前期の二次が重くなる
同じ東京農工大学でも、共通テストと個別テストの比率は学部・日程で大きく違います。そして2027年度入試では、農学部前期日程の個別テスト配点が700点から1,000点へ引き上げられました。2026年度入試までの農学部前期は理科300点(各150点)・英語200点・数学200点の合計700点で、総合1,650点。2027年度は理科400点(各200点)・英語300点・数学300点の合計1,000点で、総合1,950点です。これにより共通テストと二次の比率が入れ替わります。
| 学部・日程 | 共通テスト | 個別テスト | 総合計点 | 共通テストの比率 |
|---|---|---|---|---|
| 農学部 前期(2026年度) | 950点 | 700点 | 1,650点 | 57.6% |
| 農学部 前期(2027年度) | 950点 | 1,000点 | 1,950点 | 48.7% |
| 農学部 後期(2027年度) | 950点 | 400点 | 1,350点 | 70.4% |
| 工学部 前期(2027年度) | 950点 | 900点 | 1,850点 | 51.4% |
| 工学部 後期(2027年度) | 680点 | 650点 | 1,330点 | 51.1% |
















配点が変わると、去年までの合格最低点や合格者平均点はもう使えないということですか。
















点数そのものは使えませんが、得点率に直せば十分使えます。2026年度の農学部前期の合格者最低点は総合1,650点満点で、たとえば生物生産学科が1,074.5点。得点率にすると65.1%です。2027年度は満点が1,950点になるので、同じ得点率なら約1,269点が目安になります。重要なのは、二次の比重が上がった分だけ、共通テストで作った差が縮みやすくなるという構造の変化です。共通テスト頼みの受験生には不利、二次の理科と数学で殴れる受験生には有利な方向へ動きました。
注意したいのは、この変更が農学部前期日程だけである点です。農学部後期(総合1,350点)、工学部前期(総合1,850点)、工学部後期(総合1,330点)の配点は2026年度から変わっていません。つまり「東京農工大学は二次重視になった」と一般化するのは誤りで、正確には「農学部前期だけが二次重視に寄った」というのが公式資料から言えることです。
理科は300点→400点、英語は200点→300点、数学は200点→300点。増加幅で見ると理科100点・英語100点・数学100点で横並びですが、元の配点に対する伸び率では英語と数学が1.5倍、理科が約1.33倍です。英語を捨てて理科数学で勝負するという戦い方は、2027年度は成立しにくくなります。
2026年度の学科別実質倍率|前期と後期で難易度が逆転する
東京農工大学が公表している2026年度(令和8年度)一般選抜の結果から、農学部の学科別・日程別の実質倍率を並べます。公式表の実質倍率は「受験者数÷合格者数」で計算された値です。志願者数ではなく実際に受験した人数を分母にしているため、当日欠席した受験生を除いた本当の競争率を表します。
| 学科 | 前期 志願/受験/合格 | 前期 実質倍率 | 後期 志願/受験/合格 | 後期 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 生物生産学科 | 117/100/41人 | 2.4倍 | 108/45/13人 | 3.5倍 |
| 応用生物科学科 | 172/153/50人 | 3.1倍 | 137/54/17人 | 3.2倍 |
| 環境資源科学科 | 129/118/46人 | 2.6倍 | 96/41/12人 | 3.4倍 |
| 地域生態システム学科 | 158/142/59人 | 2.4倍 | 119/50/16人 | 3.1倍 |
| 共同獣医学科 | 136/124/28人 | 4.4倍 | 134/85/6人 | 14.2倍 |
| 学部計 | 712/637/224人 | 2.8倍 | 594/275/64人 | 4.3倍 |
📚 用語解説
実質倍率:受験者数を合格者数で割った倍率。東京農工大学の公式入試結果でもこの定義が明記されている。出願したが当日受験しなかった人を分母から外すため、実際に会場で競った相手の数に近い。後期日程は前期で合格した受験生が欠席するため、志願者数と受験者数の差が大きくなりやすい。
📚 用語解説
志願倍率:志願者数を入学定員で割った倍率。実質倍率とは分子・分母がどちらも異なる別の指標。東京農工大学の2026年度総表では、農学部全体の志願倍率が5.4倍であるのに対し実質倍率は3.7倍、共同獣医学科は志願倍率9.8倍に対し実質倍率7.2倍と、同じ学科でも数字が大きく食い違う。倍率を比較するときは、どちらの定義かを必ず確認する。
- 生物生産: 前2.4倍/後3.5倍
- 共同獣医: 前4.4倍/後14.2倍
















前期のほうが倍率が低い学科ばかりですね。農学部は前期を狙ったほうがいいということでしょうか。
















2026年度の数字を見る限り、農学部は5学科すべてで後期の実質倍率が前期を上回りました。学部計でも前期2.8倍に対して後期4.3倍です。理由は募集人員にあります。前期は203人、後期は62人しか募集していません。母数が小さいうえに、英語1科目という準備しやすい形式に上位層が集まるため、倍率が跳ね上がります。ただし工学部は逆で、前期2.9倍・後期2.1倍と後期のほうが低い。学部が違えば結論も逆になります。
学科単位で見ると、前期日程で最も実質倍率が低かったのは生物生産学科と地域生態システム学科の2.4倍でした。次いで環境資源科学科の2.6倍、応用生物科学科の3.1倍と続きます。後期日程では地域生態システム学科の3.1倍が最も低く、応用生物科学科3.2倍、環境資源科学科3.4倍、生物生産学科3.5倍と、前期とは順位が入れ替わります。前期で最も入りやすかった生物生産学科が後期では最も厳しくなるという逆転が起きているため、「この学科は倍率が低い」という覚え方は危険です。学科と日程はセットで見てください。
学科別の合格者最低点と得点率【2026年度】
東京農工大学は、学科別・日程別の合格者最低点を公式に公表しています。第1志望合格者の数値で、追加合格者は含みません。2026年度の農学部前期は総合1,650点満点(共通テスト950点+個別テスト700点)、後期は総合1,350点満点(共通テスト950点+個別テスト400点)でしたので、得点率に直して比較します。
| 学科 | 前期 合格者最低点 | 前期 得点率 | 後期 合格者最低点 | 後期 得点率 |
|---|---|---|---|---|
| 生物生産学科 | 1,074.5点 | 65.1% | 981.3点 | 72.7% |
| 応用生物科学科 | 1,124.5点 | 68.2% | 979.3点 | 72.5% |
| 環境資源科学科 | 1,054.2点 | 63.9% | 1,011.5点 | 74.9% |
| 地域生態システム学科 | 1,031.8点 | 62.5% | 964.7点 | 71.5% |
| 共同獣医学科 | 1,247.8点 | 75.6% | 1,132.5点 | 83.9% |
📚 用語解説
合格者最低点:合格者の中で最も低かった総合得点。東京農工大学では学科別・日程別に公表しており、第1志望合格者の値で追加合格者は含まない。満点が学部・日程・年度で異なるため、点数のまま他学科や他年度と比べても意味がない。必ず満点で割った得点率に直してから比較する。
















前期の得点率が62〜68%で、後期は71〜75%なんですね。同じ大学なのにこんなに違うんですか。
















違います。そして理由は配点の構造にあります。後期は共通テストが総合の70.4%を占めるので、共通テストで高得点を取った層がそのまま上位に並びます。共通テストは平均得点率が高くなりやすいので、総合の得点率も自然と上がる。一方の前期は個別テストの比重が大きく、個別テストは共通テストより平均点が下がるため、総合の得点率も下がります。「後期のほうが得点率が高いから難しい」と単純化せず、何が総合点を押し上げているかまで見てください。
工学部と比べると、農学部の位置づけがさらに見えてきます。2026年度の工学部前期は総合1,850点満点で、合格者最低点の得点率は知能情報システム工学科の62.5%から機械システム工学科の64.7%まで、6学科すべてが62〜65%の狭い範囲に収まりました。農学部前期も共同獣医学科を除けば62〜68%に収まっており、東京農工大学の一般選抜は「学科をどれにしても6割台半ばを取らないと通らない」試験だと言えます。逆に言えば、満点を取る必要はまったくありません。
| 学部・日程 | 満点 | 合格者最低点の得点率レンジ(2026年度) |
|---|---|---|
| 農学部 前期 | 1,650点 | 62.5%(地域生態システム)〜75.6%(共同獣医) |
| 農学部 後期 | 1,350点 | 71.5%(地域生態システム)〜83.9%(共同獣医) |
| 工学部 前期 | 1,850点 | 62.5%(知能情報)〜64.7%(機械システム) |
| 工学部 後期 | 1,330点 | 57.9%(生体医用)〜67.2%(応用化学) |
科目別に何%取れば受かるか|2026年度の合格者平均点から逆算
東京農工大学は、個別テストの教科別の合格者最高点・最低点・平均点まで公表しています。ここでは2026年度の農学部前期(当時の配点は数学200点・理科300点・英語200点)と後期(英語400点)の数値を、得点率に直して並べます。学科ごとに必要な水準がどれだけ違うかが一目で分かります。
| 学科(2026年度・前期) | 数学 平均(200点満点) | 理科 平均(300点満点) | 英語 平均(200点満点) |
|---|---|---|---|
| 生物生産学科 | 129.1点/64.5% | 188.1点/62.7% | 104.7点/52.3% |
| 応用生物科学科 | 139.0点/69.5% | 199.7点/66.6% | 108.5点/54.2% |
| 環境資源科学科 | 129.2点/64.6% | 181.0点/60.3% | 108.7点/54.4% |
| 地域生態システム学科 | 116.7点/58.4% | 182.4点/60.8% | 101.5点/50.7% |
| 共同獣医学科 | 161.1点/80.5% | 227.8点/75.9% | 127.8点/63.9% |
| 学部全体 | 132.1点/66.0% | 192.7点/64.2% | 108.4点/54.2% |
この表で最も重要なのは、農学部前期の英語です。共同獣医学科を除く4学科の合格者平均は200点満点で101.5〜108.7点、得点率にして50〜55%程度でした。公表されている最低点を見ると、地域生態システム学科の合格者には英語34点という人もいます。つまり2026年度までの農学部前期は、英語が半分しか取れなくても理科と数学で押し切れば合格し得る試験でした。ただし前章のとおり、2027年度から英語は300点に増えます。この「英語で逃げ切れる」構造は弱まると考えるべきです。
















前期の英語が5割でいいのに、後期の英語は7割から8割必要ということですか。同じ大学の同じ科目なのに。
















そこが後期の怖さです。2026年度の農学部後期は英語1科目400点で、合格者平均が学部全体で293.9点、得点率73.5%。共同獣医学科に至っては334.3点、83.6%です。英語しか課されないということは、英語で他の受験生と差を付けるしかないということ。前期の英語は「取れなくても他で補える科目」ですが、後期の英語は「取れなければ終わる科目」です。同じ大学の同じ教科でも、日程が違えば要求される水準はまったく別物だと理解してください。
| 学科(2026年度・後期) | 英語 平均(400点満点) | 得点率 |
|---|---|---|
| 生物生産学科 | 268.8点 | 67.2% |
| 応用生物科学科 | 303.5点 | 75.9% |
| 環境資源科学科 | 309.2点 | 77.3% |
| 地域生態システム学科 | 278.3点 | 69.6% |
| 共同獣医学科 | 334.3点 | 83.6% |
| 学部全体 | 293.9点 | 73.5% |
参考までに工学部前期を見ると、英語は150点満点で合格者平均68.6点、得点率45.7%。数学は350点満点で250.8点(71.7%)、理科は400点満点で242.8点(60.7%)でした。工学部前期は英語の配点自体が個別テスト900点中150点しかないため、数学と理科で勝負が決まる設計です。農学部と工学部では、同じ「東京農工大学の前期」でも英語に投資すべき時間がまるで違います。
共同獣医学科だけは別の試験だと考える
東京農工大学農学部には共同獣医学科があります。入学定員35人、2027年度の一般選抜募集人員は前期25人・後期6人。名前は同じ農学部でも、必要な学力水準は他の4学科とまったく違います。「東京農工大学 農学部」で検索する人には、農学・生命科学を学びたい志望者と獣医師を目指す志望者の両方がいますが、この2つは実質的に別の受験だと考えてください。
| 指標(2026年度) | 共同獣医学科 | 農学部の他4学科 |
|---|---|---|
| 前期 実質倍率 | 4.4倍 | 2.4〜3.1倍 |
| 後期 実質倍率 | 14.2倍 | 3.1〜3.5倍 |
| 前期 合格者最低点の得点率 | 75.6% | 62.5〜68.2% |
| 後期 合格者最低点の得点率 | 83.9% | 71.5〜74.9% |
| 前期 数学の合格者平均 | 161.1点/80.5% | 116.7〜139.0点/58.4〜69.5% |
| 前期 理科の合格者平均 | 227.8点/75.9% | 181.0〜199.7点/60.3〜66.6% |
| 共通テスト 理科の指定 | 物理・化学・生物から2科目 | 物理・化学・生物・地学から2科目 |
| 後期 一般選抜の募集人員 | 6人 | 12〜16人 |
















後期14.2倍というのは、受験しても意味がないくらい厳しいということでしょうか。
















意味がないとは言いません。受験85人に対して合格6人という数字ですから、前期で決めるのが本筋だという話です。共同獣医の前期は実質倍率4.4倍で、合格者最低点は総合1,650点中1,247.8点、得点率75.6%。他4学科より10ポイント前後高い水準を要求されます。共通テストでも差が出ていて、2026年度の共同獣医前期合格者は国語157.6点(200点満点)、外国語179.6点(200点満点)、情報37.0点(50点満点)と、農学部全体の平均をすべての教科で上回っていました。獣医志望なら、他4学科と同じ勉強量では届きません。
農学部の他4学科は共通テストの理科で「物理・化学・生物・地学から2科目」ですが、共同獣医学科だけは「物理・化学・生物から2科目」で地学が指定から外れます。地学で共通テストを受ける予定の人は、共同獣医学科へ出願できません。志望学科を迷っている段階では、地学を選ばないほうが選択肢を残せます。
一方で、農学部の他4学科は「難関だが極端ではない」水準です。2026年度前期の実質倍率は生物生産学科2.4倍、地域生態システム学科2.4倍、環境資源科学科2.6倍、応用生物科学科3.1倍。合格者最低点の得点率は62.5〜68.2%です。獣医のイメージから「農工大の農学部は無理だ」と決めつけている受験生は少なくありませんが、数字を分けて見れば、狙える学科と極端に厳しい学科がはっきり分かれています。
どの学科×どの日程が有利か|倍率と科目負荷から判断する
ここまでの数字を、出願の判断に落とします。判断材料は2つ。1つは2026年度の実質倍率、もう1つは課される科目の負荷です。農学部は前期が理科2科目・英語・数学の3教科(実質4科目)、後期が英語1科目。工学部は前期が理科2科目・英語・数学、後期が英語・理科1科目・数学の3科目です。
| 学部・日程 | 2026年度 実質倍率 | 個別テストの科目数 | 2027年度 募集人員 |
|---|---|---|---|
| 農学部 前期 | 2.8倍 | 理科2+英語+数学 | 203人 |
| 農学部 後期 | 4.3倍 | 英語のみ | 62人 |
| 工学部 前期 | 2.9倍 | 理科2+英語+数学 | 269人 |
| 工学部 後期 | 2.1倍 | 英語+理科1+数学 | 189人 |
- 化学物理工学: 前2.9倍/後1.3倍
- 応用化学: 前2.5倍/後2.5倍
















工学部の後期は1.1倍とか1.3倍という学科もあるんですね。農学部の後期4.3倍と比べると別世界です。
















募集人員の差が効いています。工学部後期は189人募集で、農学部後期は62人。2026年度の工学部後期は志願1,220人・受験522人・合格247人でした。志願者の半分以上が前期で進路を決めて欠席しているため、実際に会場に来た人数に対して合格者が多くなります。ただし工学部後期は英語・理科・数学の3科目で、共通テストも680点に圧縮される。準備が必要な科目は農学部後期の3倍です。「倍率が低い=簡単」ではなく、「準備コストを払える人には通りやすい」と読むのが正確です。
農学部志望に絞って結論を言えば、主戦場は前期日程です。2026年度は5学科すべてで前期の実質倍率が後期を下回り、募集人員も前期203人に対し後期62人。さらに2027年度から前期の個別テストが1,000点に増えたことで、共通テストで多少崩れても二次で挽回できる余地が広がりました。後期は「共通テストで高得点が取れ、かつ英語で7割以上を安定して出せる人の押し切り日程」として位置づけ、前期を第一に組み立ててください。
東京農工大学は農学部・工学部とも二段階選抜を実施していません。大学公式Q&Aでも「大学入学共通テストの成績結果にかかわらず、一般選抜を受験できます」と明記されています。共通テストで思うように取れなくても出願を止められることはないため、二次の理科・数学に強い受験生は最後まで挑戦できます。
📚 用語解説
二段階選抜(第1段階選抜):共通テストの成績で出願者を絞り込み、二次試験の受験者数を制限する制度。国公立大学の一部で実施され、あらかじめ予告倍率が公表されることが多い。東京農工大学は農学部・工学部ともこれを実施しておらず、共通テストの得点で足切りされることはない。
科目別に逆算する年間スケジュール
配点と倍率が分かったら、あとは時間の配分です。東京農工大学農学部の2027年度入試日程は、前期・後期とも出願期間が1月25日から2月3日、前期の試験日が2月25日、合格発表が3月6日、後期の試験日が3月12日、合格発表が3月20日です。この日付から逆算して、配点の大きい教科から順に仕上げていきます。
















共通テスト対策を後半に寄せて大丈夫でしょうか。950点もあるのに不安です。
















不安になるのは分かりますが、東京農工大学農学部の前期は共通テストが総合の48.7%で、個別テストが51.3%です。そして共通テストで使う理科・数学・英語は、個別テストの勉強がそのまま土台になります。個別テストの水準で理科と数学を仕上げておけば、共通テストの理科・数学は後から短期間で形にできます。逆に、共通テスト形式の演習だけを1年やっても、160分で理科2科目を書き切る力は付きません。順番を間違えないでください。
一方で、共通テスト専用の対策が必要な教科もあります。国語200点、地理歴史・公民100点、情報50点は個別テストに登場しないため、共通テスト対策としてしか伸ばせません。この3教科で350点、総合1,950点の18.0%を占めます。2026年度の農学部前期合格者は国語147.0点(200点満点)、地理歴史・公民76.2点(100点満点)、情報34.4点(50点満点)が平均でした。ここを平均前後で通過できれば、あとは理科・数学・英語の勝負に持ち込めます。
東京農工大学農学部を目指す具体的な塾選び・学習環境の比較については、東京農工大学専門塾の選び方ガイドも参考にしてください。
東京農工大学農学部は「普通の対策」では受からない
結論から言います。授業を受けて満足するだけの「普通の対策」では、東京農工大学農学部の合格ラインには届きません。2026年度の農学部一般選抜は志願1,306人・受験912人・合格288人で実質倍率3.2倍。前期の合格者最低点は総合1,650点中1,031.8〜1,247.8点、得点率で62.5〜75.6%でした。しかも2027年度は個別テストが700点から1,000点に増え、理科400点・英語300点・数学300点という配分に変わります。必要なのは情報を集めることではなく、この配点表を毎日の学習量へ翻訳し、実行し続ける仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、配点に沿った優先順位が崩れやすい
公式冊子は誰でもダウンロードできます。しかし「理科400点・英語300点・数学300点」という数字を、今日解く問題数と復習の順番へ変換し、遅れを毎週修正し続けるのは独学では困難です。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に表面化します。とくに理科2科目を160分で解き切る訓練は、自分ひとりだと後回しになりがちです。
映像授業・アプリだけでは、答案の弱点が残りやすい
映像授業は理解を助けますが、視聴後に自分の答案のどこが崩れたかまで毎回確認する仕組みではありません。東京農工大学の個別テストは理科2科目で400点を占めます。計算過程の抜け、単位の取り違え、設問条件の読み落としといった失点は、答案を見た人間が指摘しなければ同じ場所で繰り返されます。万人向けの講義を見るだけでは、学科別の配点と自分の失点原因が結び付きません。
集団授業の大手予備校でも、平均的な計画になりやすい
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱います。しかし共同獣医学科志望と地域生態システム学科志望では、2026年度の合格者最低点の得点率が10ポイント以上違います。前期志望と後期志望でも、英語に求める水準が5割と7割で分かれます。同じ密度の授業を全員に配る形式では、志望学科と日程に合わせて配分を変える設計まではできません。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行まで追い切れない
個別指導でも授業が週1回なら、共通テスト6教科8科目と個別テスト3教科を毎日どう回したかまでは追えません。授業中に理解しても、次の授業までに理科2科目の演習量が確保されなければ、160分の試験で書き切る力は付かない。全員同じ指導になりやすい構造と、授業がない日が本人任せになる構造が同時に残ります。
















教材の種類より、配点どおりに勉強量を配分して、それを続けられるかどうかが問題なんですね。
















そのとおりです。東京農工大学は配点も倍率も合格者最低点も公式に出しています。情報で差は付きません。差が付くのは、理科400点・英語300点・数学300点という配分を今日の演習量に翻訳し、翌日も翌週も続けられるかどうかです。鬼管理専門塾は、そこを1日単位で設計し、毎日・毎週の確認まで行います。
だからこそ、東京農工大学農学部を本気で狙うなら、科目と配点の情報を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、東京農工大学農学部の公式配点と現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口という固定の6つの特徴が、農学部の科目別対策へどう接続するかを整理します。
















管理されるといっても、東京農工大学農学部向けには具体的に何が変わるのでしょうか。
















前期志望なら理科400点・英語300点・数学300点、後期志望なら英語400点というように、配点から時間配分を決めます。そのうえで「今日は理科を何問、どの単元を、どこまで直すか」を数値で指示し、確認テストと答案で定着を確かめます。大学名だけの一般論ではなく、選んだ学科と日程に応じて行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
東京農工大学農学部の前期は理科400点・英語300点・数学300点、後期は英語400点。この配点をそのまま1日ごとの演習量へ翻訳し、何をするか迷う時間を答案改善の時間に振り替えます。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ農学部志望でも、共同獣医学科志望と他4学科志望では必要な得点率が10ポイント以上違います。公式の合格者最低点と現在の答案を突き合わせ、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
共通テスト6教科8科目と個別テスト3教科を並行させると、必ずどこかが遅れます。毎日の進捗と毎週の確認テストで遅れを早期に検知し、同じ失点が繰り返される前に修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
理科2科目を160分で書き切る答案を評価するには、指導者側にも難関国立大の出題への理解が必要です。採用率0.6%を通過した専属講師が、改善点を具体的な行動へ変換します。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、東京農工大学農学部の個別テスト・共通テスト・後期の英語を一つの計画にまとめられます。総合型選抜や英語資格試験とは混同せず、一般選抜の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、前期と後期のどちらを主軸にするか、理科をどの2科目で受けるかといった出願段階の相談から始められます。入会前に管理方法と計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、東京農工大学農学部のどの学科・どの日程を軸にするか、理科2科目をどう選ぶかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
東京農工大学農学部の科目別配分と学習計画を無料説明会で相談できます
まとめ|東京農工大学農学部は配点表から逆算する
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 2027年度 前期の個別テスト | 理科2科目400点(160分)/英語300点(60分)/数学300点(120分) |
| 2027年度 後期の個別テスト | 英語1科目400点(100分)のみ |
| 共通テスト | 農学部は前期・後期とも6教科8科目950点。英語はR130点・L70点 |
| 総合計点 | 前期1,950点/後期1,350点 |
| 2026年度の実質倍率 | 前期2.8倍・後期4.3倍。学科別では前期2.4〜4.4倍 |
| 2026年度の合格者最低点 | 前期は得点率62.5〜75.6% |
| 学科の注意点 | 共同獣医学科は倍率も得点率も別格。共通テストで地学が使えない |
| 第1段階選抜 | 実施なし。共通テストの結果で足切りされない |
















偏差値を探し回るより、配点と合格者最低点を見たほうが、次にやることがはっきりしますね。
















それがこの記事の結論です。東京農工大学は公式偏差値を出していませんが、配点・試験時間・学科別の実質倍率・学科別の合格者最低点・教科別の合格者平均点まですべて公表しています。この5つがそろえば、あとは自分の得点との差を埋めるだけです。2027年度から農学部前期の個別テストが1,000点に増えたことも含めて、最新の公式資料で確認しながら計画を作ってください。
最後に一つ注意点です。本記事は東京農工大学が公開した「入試情報」(令和8年7月時点)に基づいています。同冊子にも「公開後であっても、選抜方法や日程等に変更が生じる場合があります」と明記されています。一般選抜の学生募集要項は10月下旬に公表される予定なので、出願前には必ず大学公式サイトで最新の要項を確認してください。第三者サイトの古い配点や倍率だけを見て判断しないことが、遠回りを防ぐ最初の一歩です。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| 入試科目と配点 | 前期日程・後期日程の章 |
| 学科ごとの違い | 共通テストの学科別指定の章 |
| 倍率 | 学科別実質倍率の章 |
| 何点取ればいいか | 合格者最低点と科目別平均の章 |
| 獣医志望 | 共同獣医学科の章 |
Q. 東京農工大学農学部の2027年度前期日程の入試科目は何ですか?
A. 教科・科目に係る個別テストは理科・外国語(英語)・数学の3教科です。理科は物理・化学・生物から2科目で160分・400点(各200点)、英語は60分・300点、数学は120分・300点。これに共通テスト950点を加えた総合1,950点で判定されます。
Q. 東京農工大学農学部の後期日程は本当に英語1科目だけですか?
A. はい。農学部の後期日程は外国語(英語)1科目のみで、100分・400点です。共通テスト950点と合わせた総合1,350点で判定されます。ただし2026年度の農学部後期は実質倍率4.3倍で前期の2.8倍より厳しく、合格者の英語平均点は400点満点で293.9点(得点率73.5%)でした。科目が少ないぶん高い水準が必要です。
Q. 学科によって入試科目は変わりますか?
A. 個別テストの科目は農学部の全学科で同じです。変わるのは共通テストの理科指定で、生物生産・応用生物科学・環境資源科学・地域生態システムの4学科は「物理・化学・生物・地学から2科目」、共同獣医学科は「物理・化学・生物から2科目」で地学が使えません。
Q. 東京農工大学農学部で最も倍率が低い学科はどこですか?
A. 2026年度の一般選抜では、前期日程は生物生産学科と地域生態システム学科がともに実質倍率2.4倍で最も低く、後期日程は地域生態システム学科の3.1倍が最低でした。最も高かったのは共同獣医学科で、前期4.4倍・後期14.2倍です。なお実質倍率は受験者数を合格者数で割った値で、志願倍率とは別の指標です。
Q. 合格するには何点くらい必要ですか?
A. 2026年度の農学部前期は総合1,650点満点で、合格者最低点が地域生態システム学科1,031.8点(62.5%)から共同獣医学科1,247.8点(75.6%)でした。2027年度は満点が1,950点に変わるため、点数ではなく得点率で目標を置いてください。
Q. 東京農工大学に第1段階選抜(足切り)はありますか?
A. ありません。大学公式のQ&Aで「農学部、工学部とも二段階選抜を行っていません。大学入学共通テストの成績結果にかかわらず、一般選抜を受験できます」と明記されています。共通テストの得点で出願を止められることはありません。
Q. 二次試験の英語にリスニングはありますか?
A. ありません。大学公式のQ&Aで、一般選抜の前期日程・後期日程の外国語(英語)では機器や放送等を用いたリスニングテストを実施していないと明記されています。リスニングは共通テストのみで、東京農工大学ではリーディング130点・リスニング70点として200点満点に換算されます。
Q. 農学部と工学部でキャンパスは違いますか?
A. 違います。農学部は東京都府中市幸町の府中キャンパス、工学部は東京都小金井市中町の小金井キャンパスです。試験内容も異なり、後期日程は農学部が英語1科目、工学部が英語・理科・数学の3科目です。併願する場合は科目の重なりを先に確認してください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





