
日本大学を調べると「受けない方がいい学部」「お勧めしない入試方式」という記事が出てきますが、どれも根拠がはっきりしません。実際のところ、どの学部とどの方式が厳しいのですか?














先に結論を出します。2026年度一般選抜の公式結果では、学部単位の実質倍率は松戸歯学部1.2倍から医学部13.6倍まで開いています。さらに同じ学部の中でも方式によって差があり、商学部はN方式第2期だけが30.1倍、法学部はC方式4教科型2.1倍に対しN方式第2期13.7倍です。つまり「避けるべき」なのは学部ではなく、学部と方式の組み合わせです。この記事では16学部の序列と方式別の倍率を実数で並べ、自分の条件で判断できる形にまとめます。
日本大学は16学部を持ち、一般選抜だけで志願者111,902人・受験者102,050人・合格者28,808人という規模の入試を行っています。大学全体の実質倍率は3.5倍ですが、この平均値を見ても出願の役には立ちません。実際には、学部で最大11倍以上、同じ学部の方式間でも6倍以上の差が生まれています。本稿は日本大学が公表した入試結果だけを使い、どこが厳しく、どこに合格者が多く出ているのかを順に確認します。偏差値・配点・合格最低点は学部単位で公表されていないため扱いません。
目次
- 結論|日本大学で受けない方がいいのは「学部」ではなく「学部×方式」の組み合わせ
- 日本大学16学部の倍率序列【2026年度一般選抜の公式結果】
- 倍率が高い学部トップ5|医学部13.6倍・芸術学部5.5倍・歯学部4.3倍
- 倍率が低い学部|松戸歯学部1.2倍・工学部1.3倍・国際関係学部1.4倍の読み方
- 日本大学の入試方式|A方式・N全学統一方式・C方式の違い
- 第2期は倍率が跳ね上がる|商学部N方式30.1倍・経済学部18.9倍
- 同じ法学部でも方式で2.1倍〜13.7倍|方式選びが合否を分ける
- 第一部と第二部で倍率が違う|法学部第二部は全方式1.5〜2.9倍
- 「受けない方がいい」を自分の条件で判断する手順
- 日本大学の方式別対策は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|日本大学は「学部×方式」の倍率で出願を決める
- よくある質問
結論|日本大学で受けない方がいいのは「学部」ではなく「学部×方式」の組み合わせ
| よくある疑問 | 2026年度の公式データから言える結論 | 最初にすること |
|---|---|---|
| どの学部が厳しい? | 医学部13.6倍が突出。次いで芸術学部5.5倍、歯学部4.3倍 | 志望学部の実質倍率を16学部の序列の中で確認する |
| どの学部が入りやすい? | 松戸歯学部1.2倍、工学部1.3倍、国際関係学部1.4倍 | 低倍率の理由(募集規模・立地・学科構成)まで見る |
| どの方式が厳しい? | N方式第2期。商学部30.1倍、経済学部18.9倍、法学部13.7倍 | 第1期と第2期を必ず分けて倍率を調べる |
| どの方式が通りやすい? | 共通テスト利用のC方式に低倍率が出る。法学部4教科型2.1倍 | 教科数を増やせるなら4教科型まで検討する |
「日本大学のここは受験するな」という言い方は、学部名だけで語られることが多いものです。しかし公式データを方式まで分解すると、同じ学部の中で倍率が数倍違います。法学部を例にすると、C方式4教科型は受験362人に対し合格176人で2.1倍、一方でN方式第2期は受験1,355人に対し合格99人で13.7倍でした。学部を変えるより、方式を変えるほうが競争率は大きく動きます。したがって最初に決めるべきは「どの学部を避けるか」ではなく「その学部のどの方式で出すか」です。














学部の倍率が低ければ安心、というわけではないのですね。














そのとおりです。学部単位の倍率は複数方式を合算した平均にすぎません。実際に自分が受けるのはそのうちの1方式です。合算値が4.0倍の法学部でも、選ぶ方式次第で実際の競争率は2.1倍にも13.7倍にもなります。平均ではなく、自分が出す枠の数字を見てください。
16学部の序列を見る → 高倍率・低倍率の学部の中身を確認する → 方式の仕組みを理解する → 第2期の倍率が跳ね上がる理由を知る → 法学部を例に方式差を確認する → 第一部と第二部の違いを知る → 自分の条件で出願を決める、という順で読むと、断片的な「受験するな」情報が一本の判断基準に変わります。
日本大学16学部の倍率序列【2026年度一般選抜の公式結果】
まず学部単位の実質倍率を高い順に並べます。日本大学が公表した2026年度一般選抜の結果によると、大学全体では志願者111,902人・受験者102,050人・合格者28,808人で、実質倍率は3.5倍でした。この3.5倍という平均のまわりに、16学部が1.2倍から13.6倍まで散らばっています。同じ大学名でも、学部が違えば実質的にはまったく別の試験だと考えたほうが実態に近い数字です。
| 順位 | 学部 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 医学部 | 4,134人 | 3,835人 | 281人 | 13.6倍 |
| 2 | 芸術学部 | 2,868人 | 2,563人 | 463人 | 5.5倍 |
| 3 | 歯学部 | 1,001人 | 910人 | 211人 | 4.3倍 |
| 4 | スポーツ科学部 | 1,015人 | 929人 | 220人 | 4.2倍 |
| 5 | 理工学部 | 19,901人 | 18,479人 | 4,550人 | 4.1倍 |
| 6 | 生物資源科学部 | 7,357人 | 6,434人 | 1,552人 | 4.1倍 |
| 7 | 法学部 | 14,499人 | 12,827人 | 3,231人 | 4.0倍 |
| 8 | 経済学部 | 15,412人 | 14,313人 | 3,668人 | 3.9倍 |
| 9 | 商学部 | 9,362人 | 8,241人 | 2,110人 | 3.9倍 |
| 10 | 危機管理学部 | 1,834人 | 1,639人 | 454人 | 3.6倍 |
| 11 | 薬学部 | 1,320人 | 1,197人 | 363人 | 3.3倍 |
| 12 | 生産工学部 | 9,965人 | 9,328人 | 2,956人 | 3.2倍 |
| 13 | 文理学部 | 18,255人 | 16,906人 | 5,383人 | 3.1倍 |
| 14 | 国際関係学部 | 1,874人 | 1,632人 | 1,189人 | 1.4倍 |
| 15 | 工学部 | 2,596人 | 2,359人 | 1,779人 | 1.3倍 |
| 16 | 松戸歯学部 | 509人 | 458人 | 398人 | 1.2倍 |
| ― | 大学全体(16学部合計) | 111,902人 | 102,050人 | 28,808人 | 3.5倍 |
📚 用語解説
実質倍率:実際に試験を受けた人数を合格者数で割った競争率。出願だけして受験しなかった人を含む志願倍率とは意味が異なる。日本大学の公式入試結果は受験者数(A)と合格者数(B)を並記しており、この記事の倍率はすべてA÷Bで統一している。














同じ日本大学なのに、松戸歯学部1.2倍と医学部13.6倍でこれほど違うのは驚きです。














受験者数と合格者数の関係を見ると理由が分かります。松戸歯学部は受験458人に対して合格398人、医学部は受験3,835人に対して合格281人です。募集の規模と志願者の集まり方がまったく違うため、同じ大学名でも合格の難しさは別物になります。学部を横断して「日大は◯倍」と語ることに意味がないのは、この差があるからです。
この章で持ち帰ってほしいのは、志望学部の倍率を必ず「順位」で捉えることです。4.0倍と聞くと高く感じますが、16学部の中では7番目で、大学平均3.5倍から大きくは離れていません。逆に3.1倍の文理学部は、絶対値だけ見れば高そうでも学部序列では下から4番目です。単独の数字ではなく、同じ年度の学部一覧の中でどこに位置するかを確認してください。
倍率が高い学部トップ5|医学部13.6倍・芸術学部5.5倍・歯学部4.3倍
倍率が高い上位5学部は、医学部13.6倍、芸術学部5.5倍、歯学部4.3倍、スポーツ科学部4.2倍、理工学部と生物資源科学部が並んで4.1倍でした。ここで注意したいのは、上位5学部の性格がまったく異なることです。医学部・歯学部は定員が絞られた資格系、芸術学部とスポーツ科学部は実技や専門試験を含む選抜、理工学部と生物資源科学部は志願者数そのものが多い大規模学部です。「倍率が高い=同じ理由で厳しい」わけではありません。
| 学部 | 実質倍率 | 受験者 | 合格者 | 高倍率の背景(公式データから読める範囲) |
|---|---|---|---|---|
| 医学部 | 13.6倍 | 3,835人 | 281人 | 受験者3,835人に対し合格者は281人。合格者数が最も少ない |
| 芸術学部 | 5.5倍 | 2,563人 | 463人 | 学科ごとに募集が分かれ、1学科あたりの合格者が少ない |
| 歯学部 | 4.3倍 | 910人 | 211人 | 受験者・合格者ともに小規模で、変動の影響を受けやすい |
| スポーツ科学部 | 4.2倍 | 929人 | 220人 | 一般選抜の募集人員が80人と限られる |
| 理工学部 | 4.1倍 | 18,479人 | 4,550人 | 受験者18,479人と学内最大規模。総数の多さが倍率に出る |
| 生物資源科学部 | 4.1倍 | 6,434人 | 1,552人 | A方式・N方式の4区分のみで、共通テスト利用方式がない |














理工学部は合格者が4,550人もいるのに、なぜ倍率が4.1倍と高いのですか?














受験者が18,479人と学内で最も多いからです。合格者数の絶対値が多くても、母数がそれ以上に大きければ倍率は上がります。逆に松戸歯学部は受験458人・合格398人で、規模が小さくても通過率は高い。合格者数だけ、倍率だけを単独で見ず、必ず受験者数とセットで判断してください。
倍率は合否の原因ではなく結果の指標です。医学部13.6倍は確かに厳しい数字ですが、それは合格者が281人しかいないという募集構造の反映です。志望理由が明確なら、倍率を理由に諦めるのではなく、その募集規模の中で上位に入るための準備量を逆算してください。なお芸術学部の学科別の内訳は、日本大学芸術学部(日芸)の倍率・難易度の解説記事で詳しく扱っています。
倍率が低い学部|松戸歯学部1.2倍・工学部1.3倍・国際関係学部1.4倍の読み方
倍率が低い3学部は、松戸歯学部1.2倍、工学部1.3倍、国際関係学部1.4倍でした。いずれも受験者数に対して合格者数が非常に多いのが特徴です。松戸歯学部は受験458人に対し合格398人、工学部は受験2,359人に対し合格1,779人、国際関係学部は受験1,632人に対し合格1,189人。受験した人の7割以上が合格している計算になります。日本大学の中では明確に通過しやすい枠です。
| 学部 | 実質倍率 | 受験者 | 合格者 | 受験者に対する合格者の比率 |
|---|---|---|---|---|
| 松戸歯学部 | 1.2倍 | 458人 | 398人 | 約87% |
| 工学部 | 1.3倍 | 2,359人 | 1,779人 | 約75% |
| 国際関係学部 | 1.4倍 | 1,632人 | 1,189人 | 約73% |
| 文理学部 | 3.1倍 | 16,906人 | 5,383人 | 約32% |
| 医学部 | 13.6倍 | 3,835人 | 281人 | 約7% |
📚 用語解説
募集人員:大学が方式ごとに公表する採用予定人数。合格者数とは一致しない。入学手続きをしない併願者を見込んで募集人員より多く合格を出す方式もあり、日本大学法学部C方式4教科型は募集25人に対し合格176人だった。倍率を読むときは募集人員ではなく実際の合格者数を使う。














倍率が低い学部を狙えば、日本大学には受かりやすいということですか?














数字だけならそうですが、判断はもう一段必要です。日本大学は学部ごとにキャンパスが分かれており、松戸歯学部は歯科、工学部は工学、国際関係学部は国際分野と、進路の方向がはっきり異なります。倍率だけで選ぶと入学後に続きません。低倍率は「志望が合致したときに有利になる情報」として使い、志望動機のない学部に流れる理由にはしないでください。
第一志望の学部を決めたうえで、同じ大学内の併願先として低倍率学部を検討する。そのとき「合格者数が受験者数に近い」ことを確認し、学科・キャンパス・カリキュラムが自分の進路に合うかを必ず並べて比べてください。
日本大学の入試方式|A方式・N全学統一方式・C方式の違い
ここからが本題です。日本大学の一般選抜は、大きく3系統に分かれます。学部ごとに独自の問題で行うA方式、全学部共通の問題で行うN全学統一方式、大学入学共通テストの成績を使うC方式です。さらにA方式とN方式には第1期・第2期があり、C方式にも3教科型・4教科型・2教科型など複数の型があります。学部によって用意される方式の組み合わせが違うため、「日本大学の入試方式」を一括りにはできません。
| 方式 | 試験の性格 | 期・型の分かれ方 | 出願時の注意 |
|---|---|---|---|
| A方式(学部独自方式) | 学部が独自に作成した問題で受験する | 学部により第1期・第2期・第3期 | 同じ学部内でも期によって配点や総点が変わる |
| N全学統一方式 | 全学部共通の問題で、複数学部へ同時出願できる | 第1期・第2期 | 第2期は募集人員が小さく、倍率が跳ね上がりやすい |
| C方式(共通テスト利用方式) | 大学入学共通テストの成績で合否を判定する | 3教科型・4教科型・2教科型など | 教科数の多い型ほど倍率が下がる傾向が出ている |
📚 用語解説
N全学統一方式:日本大学が全学部共通の問題で実施する一般選抜方式。1回の試験で複数学部・学科へ出願できるのが特徴で、第1期と第2期がある。第2期は第1期より募集人員が小さく設定される学部が多く、同じ学部でも第1期と第2期で競争率が大きく変わる。
📚 用語解説
A方式(学部独自方式):各学部が独自に作成した問題で実施する一般選抜方式。学部ごとに実施回数が異なり、法学部は第1期・第2期、国際関係学部は第3期まで実施している。同じ学部でも期によって総点が変わるため、過去問を解く前にどの期の問題かを確認する必要がある。
📚 用語解説
C方式(共通テスト利用方式):大学入学共通テストの成績で合否を判定する方式。日本大学では学部により3教科型・4教科型・2教科型などが用意される。2026年度の法学部では3教科型3.2倍に対し4教科型2.1倍で、教科数の多い型のほうが倍率が低くなった。














N全学統一方式は1回の試験で複数学部に出せると聞きました。それなら全部N方式で出せばよいのでは?














併願の手間は確かに減りますが、倍率は逆方向に動きます。全学部から志願者が集まるうえ、第2期は募集人員が絞られるためです。実際に商学部のN方式第2期は募集20人に対し受験602人・合格20人で30.1倍でした。同じ商学部のA方式第1期は3.5倍です。便利さと通りやすさは別問題だと考えてください。
この章のアクションは、志望学部で実施される方式を一覧にすることです。日本大学の公式入試結果は学部・方式ごとに志願者数、受験者数、合格者数を公表しています。まず自分の志望学部のページを開き、実施されている方式と期をすべて書き出してください。その一覧がないまま「N方式で受ける」と決めてしまうと、最も倍率の高い枠を選んでしまう可能性があります。
第2期は倍率が跳ね上がる|商学部N方式30.1倍・経済学部18.9倍
日本大学の一般選抜で最も注意すべきなのは、N全学統一方式の第2期です。公式入試結果の方式別小計から受験者数÷合格者数を計算すると、商学部30.1倍、経済学部18.9倍、法学部13.7倍、文理学部13.0倍、理工学部12.0倍、生物資源科学部10.0倍でした。いずれも同じ学部のN方式第1期(それぞれ3.4倍、3.2倍、4.0倍、3.4倍、4.5倍、5.9倍)と比べて3倍以上に跳ね上がっています。
| 学部 | N方式第1期 | N方式第2期 | 第2期の受験者 | 第2期の合格者 | 第2期の募集人員 |
|---|---|---|---|---|---|
| 商学部 | 3.4倍 | 30.1倍 | 602人 | 20人 | 20人 |
| 経済学部 | 3.2倍 | 18.9倍 | 1,685人 | 89人 | 75人 |
| 法学部(第一部) | 4.0倍 | 13.7倍 | 1,355人 | 99人 | 25人 |
| 文理学部 | 3.4倍 | 13.0倍 | 1,122人 | 86人 | 36人 |
| 理工学部 | 4.5倍 | 12.0倍 | 1,427人 | 119人 | 31人 |
| 生物資源科学部 | 5.9倍 | 10.0倍 | 1,058人 | 106人 | 52人 |
| 生産工学部 | 2.6倍 | 4.5倍 | 741人 | 166人 | 26人 |














どうして第2期だけ、ここまで倍率が上がるのですか?














募集人員が小さいうえに、第1期で結果が出なかった受験生が集中するからです。商学部N方式第2期は募集20人・合格20人に対して受験602人。経済学部は募集75人・合格89人に対して受験1,685人。合格枠が二桁しかない試験に千人単位が集まる構造です。第2期を主戦場にする出願計画は、公式データを見る限り合理的ではありません。
第2期は合格者数が二桁にとどまる方式が多く、合格可能性は第1期と同じではありません。生産工学部N方式第2期のように4.5倍で収まる例もありますが、商学部30.1倍・経済学部18.9倍という数字を見れば、第2期を前提にした計画は危険です。第1期と共通テスト利用を主軸に置き、第2期は上乗せの1回と位置づけてください。
同じ法学部でも方式で2.1倍〜13.7倍|方式選びが合否を分ける
学部単位の倍率だけを見ていると見落とすものを、法学部第一部を例に確認します。法学部の学部単位の実質倍率は4.0倍です。しかし方式別に分けると、C方式4教科型2.1倍、C方式3教科型3.2倍、A方式第1期3.8倍、N方式第1期4.0倍、A方式第2期8.5倍、N方式第2期13.7倍と、最小と最大で6倍以上の開きがあります。「法学部は4倍」という理解では、実際に自分が受ける枠の厳しさを見誤ります。
| 方式 | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| C方式 4教科型 | 25人 | 365人 | 362人 | 176人 | 2.1倍 |
| C方式 3教科型 | 110人 | 2,836人 | 2,826人 | 874人 | 3.2倍 |
| A方式 第1期 | 367人 | 3,326人 | 3,133人 | 824人 | 3.8倍 |
| N方式 第1期 | 140人 | 3,576人 | 3,378人 | 843人 | 4.0倍 |
| A方式 第2期 | 95人 | 1,742人 | 1,165人 | 137人 | 8.5倍 |
| N方式 第2期 | 25人 | 1,920人 | 1,355人 | 99人 | 13.7倍 |
| 第一部 合計 | 762人 | 13,765人 | 12,219人 | 2,953人 | 4.1倍 |
この表で注目してほしいのは、合格者数が最も多いのがA方式第1期の824人とN方式第1期の843人だという点です。法学部第一部の合格者2,953人のうち、この2方式だけで1,667人、約56%を占めます。一方でN方式第2期の合格者は99人で、全体の3%程度にすぎません。合格者が多く出ている枠を主軸に置き、少ない枠へ賭けないことが、公式データから導ける最も単純な戦略です。
- N方式 第2期: 合格99人














倍率が最も低いC方式4教科型を狙えばよい、ということでしょうか?














条件が合えば有力です。ただし合格176人と枠は大きくありませんし、共通テストで4教科を仕上げる必要があります。安全なのは、合格者数の多いA方式第1期・N方式第1期・C方式3教科型を主軸に置き、そのうえで4教科型に出せる学力があるなら追加する形です。倍率の低さと枠の大きさは別の指標なので、両方を見て組み立ててください。
同じ考え方は他学部にも当てはまります。理工学部はA方式6.2倍に対しC方式第1期2.8倍、生産工学部はA方式第2期4.4倍に対しC方式第1期2.8倍、経済学部はN方式第2期18.9倍に対しC方式の数学得意型2.6倍でした。志望学部で実施される方式を一覧にし、合格者数と倍率を並べて比べる。この作業を出願前に必ず行ってください。
第一部と第二部で倍率が違う|法学部第二部は全方式1.5〜2.9倍
日本大学法学部には、昼間部にあたる第一部と、夜間部にあたる第二部があります。公式入試結果はこの2つを分けて公表しており、倍率の水準がはっきり異なります。第二部(法律学科)の2026年度一般選抜は、志願734人・受験608人・合格278人で、方式別に見てもA方式第3期1.5倍からA方式第1期2.9倍の範囲に収まりました。第一部のN方式第2期13.7倍と比べると、同じ法学部とは思えない水準です。
| 法学部第二部の方式 | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| A方式 第1期 | 20人 | 125人 | 118人 | 41人 | 2.9倍 |
| N方式 第1期 | 20人 | 121人 | 115人 | 41人 | 2.8倍 |
| C方式 4教科型 | 5人 | 9人 | 9人 | 4人 | 2.3倍 |
| A方式 第2期 | 20人 | 127人 | 76人 | 38人 | 2.0倍 |
| N方式 第2期 | 10人 | 184人 | 146人 | 72人 | 2.0倍 |
| C方式 3教科型 | 10人 | 73人 | 73人 | 36人 | 2.0倍 |
| A方式 第3期 | 15人 | 95人 | 71人 | 46人 | 1.5倍 |
| 第二部 合計 | 100人 | 734人 | 608人 | 278人 | 2.2倍 |
📚 用語解説
第一部・第二部:日本大学法学部が持つ昼間部(第一部)と夜間部(第二部)の区分。第二部は法律学科のみで、募集人員も100人と小規模。公式入試結果は第一部と第二部を分けて公表しているため、学部単位の数値(志願14,499人)と第一部だけの合計(志願13,765人)は一致しない。














第二部のほうが倍率は低いのですね。でも夜間だと学べる内容も違うのでしょうか?














倍率だけで選ぶ話ではありません。第二部は法律学科のみで、授業時間帯も第一部とは異なります。ここで押さえてほしいのは、日本大学の公式データは第一部と第二部を分けて公表しているという事実です。ネット上の「日大法学部の倍率」という数字が、どちらを指しているのか分からないまま使われている場合があります。出典を必ず確認してください。
「受けない方がいい」を自分の条件で判断する手順
ここまでの数字を、出願の判断へ落とします。日本大学で避けるべきなのは、「合格者数が二桁しかない枠を主軸に据える出願」です。逆に狙うべきは、合格者数が多く、倍率が学部平均以下に収まっている枠です。判断は次の順で進めます。学部を決める、実施方式を書き出す、方式ごとの合格者数と倍率を並べる、主軸と上乗せを分ける、出願スケジュールに落とす。この5段階です。
| 段階 | やること | 判断基準 |
|---|---|---|
| 1. 学部を決める | 志望学部の実質倍率を16学部の序列で確認する | 学部平均3.5倍に対して自分の志望がどこにあるか |
| 2. 方式を書き出す | 公式入試結果からその学部の全方式を一覧にする | A方式・N方式・C方式それぞれの期と型をもれなく書く |
| 3. 数字を並べる | 方式ごとの受験者数・合格者数・倍率を並記する | 合格者数が三桁ある方式はどれか |
| 4. 主軸を決める | 合格者数の多い方式を主軸、少ない方式を上乗せに置く | 第2期だけを主軸にしていないか |
| 5. 日程に落とす | 試験日と共通テストの準備期間を照合する | 同じ週に受験が集中していないか |














公式の数字を並べるだけなら自分でもできそうですが、それを毎日の勉強にどう反映すればよいですか?














そこが最大の分かれ目です。A方式は学部独自の問題、N方式は全学共通の問題、C方式は共通テストと、求められる対策が違います。主軸をA方式第1期とC方式3教科型に置くなら、学部の過去問と共通テスト対策を並行させる計画が必要です。方式を決めた瞬間に、その日から解くべき問題が変わります。決めて終わりにせず、翌日の学習量まで書き換えてください。
日本大学の方式別対策は「普通の対策」では受からない
結論から言います。日本大学を目指すなら、授業を受けて分かった気になるだけの「普通の対策」では厳しいです。ここまで見たとおり、日本大学の一般選抜は学部で1.2倍から13.6倍、同じ法学部の中でも2.1倍から13.7倍まで倍率が動きます。必要なのは情報を集めることではなく、選んだ学部と方式に合わせて毎日の学習内容を組み替え、実行を続ける仕組みです。
A方式は学部独自の問題、N全学統一方式は全学共通の問題、C方式は共通テストの得点勝負。同じ「日本大学対策」という言葉でも、主軸に置く方式が違えば解くべき問題も配分も変わります。商学部N方式第2期30.1倍という数字が示すのは、方式選びを誤ると準備量に関係なく合格枠から外れるということです。方式を決め、その方式の問題を毎日解き切る管理が要ります。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、方式ごとの優先順位が崩れやすい
独学でも公式入試結果は誰でも見られます。しかし、A方式第1期の過去問と共通テスト対策をどの比率で回すか、N方式第2期に出願するかどうかを何を基準に決めるかまで自分で判断し、遅れを修正し続けるのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に表れます。
映像授業・アプリだけでは、方式ごとの答案の弱点が残りやすい
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後にA方式の学部独自問題で何を落としたか、C方式に必要な共通テストの得点がどの科目で不足しているかを毎回確認する仕組みではありません。万人向けの講義を受けるだけでは、日本大学のどの方式で戦うかという選択と、自分の失点原因を結ぶ個別の行動計画が弱くなります。
集団授業の大手予備校では、方式選択まで踏み込みにくい
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、理工学部C方式第1期2.8倍を主軸に置く受験生と、法学部A方式第1期3.8倍を主軸に置く受験生へ同じ密度で対応することは困難です。合格者数の多い枠を選び、その枠の問題に時間を集中させるという判断は、平均的な進度とは別に個別で行う必要があります。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行まで追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、学部独自問題と共通テスト対策を毎日どう配分したかまで追い切れないことがあります。授業中に方式選択の方針を決めても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、失点は同じ場所に残ります。














教材や授業の種類より、選んだ方式に合わせて毎日の勉強が変わる仕組みが必要なのですね。














そのとおりです。日本大学の倍率も方式も公式データで分かります。差がつくのは、その情報を今日解く問題数、復習、過去問の回し方へ変え、翌日も続けられるかどうかです。鬼管理専門塾はそこを1日単位で設計し、毎週の確認へつなげます。
だからこそ、日本大学を本気で狙うなら、学部と方式の選択を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、日本大学の公式入試結果と現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口という固定の六つの特徴を、日本大学の方式別対策へどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、日本大学向けには具体的に何が変わるのでしょうか?














主軸に置く方式が決まれば、解く問題が変わります。A方式第1期が主軸なら学部独自問題の演習量、C方式が主軸なら共通テストの科目別得点を、今日どこまで進めるかを数値で指示します。そのうえで確認テストと答案で定着を確かめます。大学名だけの一般論ではなく、選んだ学部と方式に合わせて行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
日本大学のどの学部・どの方式を主軸にするかを決めたうえで、必要な演習量を1日ごとの実行量へ落とします。何をするか迷う時間を減らし、過去問と答案の改善に使う時間を確保します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ日本大学志望でも、A方式第1期を主軸にする人とC方式3教科型を主軸にする人では行動が違います。公式入試結果と現在の答案を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
学部独自問題の演習と共通テスト対策を並行させると、片方が後回しになりがちです。日々の進捗と毎週の確認で、計画の遅れや同じ誤答の繰り返しを早い段階で修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
日本大学の学部独自問題と全学統一方式の違いを踏まえて答案を評価するには、指導者側にも大学別入試への理解が必要です。専属の講師が、改善点を具体的な行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、日本大学の学部選択と方式選択、共通テスト対策を一つの計画へまとめられます。総合型選抜や英語資格とは混同せず、一般選抜の公式要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、日本大学のどの学部を志望しているか、どの方式を主軸に置くべきかという段階から相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、日本大学のどの学部を狙い、どの方式を主軸にするか、共通テストを含めてどの科目から整えるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
日本大学の学部・方式選択と学習計画を無料説明会で相談できます
まとめ|日本大学は「学部×方式」の倍率で出願を決める
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 学部の倍率 | 松戸歯学部1.2倍〜医学部13.6倍。大学全体は3.5倍 |
| 高倍率の学部 | 医学部13.6倍、芸術学部5.5倍、歯学部4.3倍、スポーツ科学部4.2倍 |
| 低倍率の学部 | 松戸歯学部1.2倍、工学部1.3倍、国際関係学部1.4倍 |
| 最も避けたい枠 | N全学統一方式の第2期。商学部30.1倍、経済学部18.9倍 |
| 主軸にすべき枠 | 合格者数が三桁ある方式。法学部ならA方式第1期824人・N方式第1期843人 |
| 第一部と第二部 | 法学部第二部は全方式1.5〜2.9倍で、第一部とは別の水準 |














「日本大学のここは受験するな」という話は、結局どの方式に出すかの問題だったのですね。














それがこの記事の結論です。学部単位の倍率だけを見ていると、合格者99人のN方式第2期と合格者843人のN方式第1期が同じ「法学部」に見えてしまいます。公式入試結果を方式まで分解し、合格者数の多い枠を主軸に据える。そのうえで日々の学習をその方式の問題に合わせる。これが最も再現性のある進め方です。
日本大学を目指すときは、出典の分からない「お勧めしない学部」という情報だけで結論を出さないでください。倍率は年度で動きますし、方式ごとの募集人員も変わります。必ず受験年度の日本大学公式入試結果を開き、志望学部の全方式について受験者数と合格者数を並べて確認する。そのうえで、主軸に置いた方式の問題を毎日どれだけ解くかまで決めることが、合格可能性を高める最短の進め方です。芸術学部を志望する場合は、学科別の内訳を扱った日本大学芸術学部(日芸)の倍率・難易度の解説記事も併せて確認してください。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| どの学部が厳しいか | 16学部の倍率序列/高倍率学部トップ5 |
| どの学部が入りやすいか | 低倍率学部の読み方 |
| 方式の違い | A方式・N方式・C方式の違い |
| 第2期の危険性 | 第2期は倍率が跳ね上がる |
| 出願の決め方 | 自分の条件で判断する手順 |
Q. 日本大学で最も倍率が高い学部はどこですか?
A. 2026年度一般選抜では医学部で、実質倍率13.6倍でした。受験3,835人に対し合格281人です。次いで芸術学部5.5倍、歯学部4.3倍、スポーツ科学部4.2倍と続きます。大学全体の実質倍率は3.5倍なので、医学部は平均の約4倍の競争率になります。
Q. 日本大学で倍率が低い学部はどこですか?
A. 松戸歯学部1.2倍、工学部1.3倍、国際関係学部1.4倍です。松戸歯学部は受験458人に対し合格398人、工学部は受験2,359人に対し合格1,779人、国際関係学部は受験1,632人に対し合格1,189人で、受験者の7割以上が合格しています。ただしキャンパスや学ぶ内容が異なるため、倍率だけで志望を決めないでください。
Q. N全学統一方式の第2期は避けたほうがよいですか?
A. 主軸に据えるのは避けたほうがよい、というのが公式データから言える結論です。2026年度のN方式第2期は商学部30.1倍(受験602人・合格20人)、経済学部18.9倍(受験1,685人・合格89人)、法学部13.7倍(受験1,355人・合格99人)でした。同じ学部の第1期はいずれも3〜4倍台です。第2期は上乗せの1回として位置づけるのが現実的です。
Q. 共通テスト利用のC方式は倍率が低いのですか?
A. 学部と型によります。法学部ではC方式4教科型が2.1倍(受験362人・合格176人)、3教科型が3.2倍で、いずれも学部平均4.0倍を下回りました。理工学部もC方式第1期2.8倍、生産工学部もC方式第1期2.8倍です。一方で商学部のC方式第2期2教科型は13.1倍と高く、「C方式なら低い」と一括りにはできません。
Q. 同じ学部でも方式によって倍率はどれくらい違いますか?
A. 法学部第一部を例にすると、C方式4教科型2.1倍からN方式第2期13.7倍まで6倍以上の差があります。学部単位の実質倍率は4.0倍ですが、これは全方式を合算した平均値です。実際に自分が受けるのは1つの方式なので、必ず方式別の受験者数と合格者数で確認してください。
Q. 日本大学法学部の第一部と第二部では倍率が違いますか?
A. 違います。第二部(夜間部・法律学科)は志願734人・受験608人・合格278人で、方式別に見てもA方式第3期1.5倍からA方式第1期2.9倍の範囲でした。第一部のN方式第2期13.7倍とは水準が異なります。ネット上の「日大法学部の倍率」がどちらを指しているか、出典を確認してください。
Q. 日本大学芸術学部の学科別の倍率はどこで確認できますか?
A. 芸術学部は学科ごとに募集と試験内容が分かれており、学部単位の実質倍率5.5倍だけでは実態がつかめません。学科別の内訳は日本大学芸術学部(日芸)の倍率・難易度の解説記事で扱っています。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映
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