
新潟県立大学の国際地域学部を調べているのですが、「偏差値」も「倍率」もサイトによって数字がバラバラです。しかも前期・後期の情報が見つかりません。何を信じればいいのでしょうか?














先に結論を出します。ひとつ、新潟県立大学は偏差値を公表していません。ふたつ、公式の2025年度一般選抜は志願1,228人・受験975人・合格416人で、実質競争率は2.3倍です。みっつ、新潟県立大学に前期日程・後期日程はありません。A日程・B日程・C日程という独自の日程で、実質競争率はA2.2倍・B2.2倍・C4.6倍と大きく違います。この記事では、この3点を公式資料の数字で確かめたうえで、配点・学部比較・費用まで順に整理します。
国際地域学部を志望校に入れるかどうかは、「偏差値がいくつか」では決まりません。新潟県立大学が公表しているのは、日程ごとの募集人員と実際の志願者・受験者・合格者、そして日程ごとに配点が異なる科目表です。この2つを読めば、自分がどの日程で、どの科目に時間を割くべきかまで決まります。逆に、出典の分からない偏差値だけを見ていると、「A日程は525点のうち300点が英語」という、合否に直結する事実を見落とします。この記事は新潟県立大学の公式資料に載っていない数値を補わず、確認できた実数と、その実数から安全に言えることだけを書きます。
目次
- 新潟県立大学国際地域学部の倍率・偏差値・日程への結論
- 新潟県立大学国際地域学部の倍率【2025年度は志願1,228人・合格416人】
- A日程・B日程・C日程で倍率はここまで違う
- 新潟県立大学に前期・後期はない|独自日程の意味と2027年度スケジュール
- 新潟県立大学国際地域学部の偏差値は?公式値がない前提での見方
- 配点で見る国際地域学部|A日程は525点中300点が英語
- 国際経済学部・人間生活学部と比べた国際地域学部の位置
- 国際地域学部の語学教育|英語のACEと露中韓コースの中身
- 出願前に確認したい費用|入学料は県内・県外で倍違う
- 新潟県立大学国際地域学部は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|新潟県立大学国際地域学部は公式倍率と配点から対策を決める
- よくある質問
新潟県立大学国際地域学部の倍率・偏差値・日程への結論
| 知りたいこと | 公式資料から言える結論 | 最初にとる行動 |
|---|---|---|
| 偏差値 | 新潟県立大学は偏差値を公表していない | 偏差値の代わりに、日程別の実質競争率と配点表を見る |
| 倍率 | 2025年度一般選抜は志願1,228人・受験975人・合格416人で実質競争率2.3倍 | 志願倍率と実質競争率を分けて記録する |
| 前期・後期 | 新潟県立大学に前期日程・後期日程はなくA日程・B日程・C日程で実施 | A・B・Cのどれで受けるかを先に決める |
| 科目と配点 | A日程は合計525点のうち英語が300点 | 志望する日程の配点表を印刷して手元に置く |
この4つは別々の疑問に見えますが、実際にはひとつの判断につながっています。偏差値が公表されていない以上、難易度の物差しは公式の入試結果と配点表しかありません。そして新潟県立大学の入試結果は日程ごとに分かれて公表されているので、「新潟県立大学国際地域学部の倍率」という言い方だけでは足りず、どの日程の話なのかを必ず添える必要があります。さらに、日程が変われば共通テストで使う教科数も、本学で受ける試験の種類も、配点の重心も変わります。つまり日程を決めることが、そのまま学習計画を決めることになります。














偏差値が公表されていないなら、他の大学と難しさを比べることができないということですか?














比べ方を変えるということです。新潟県立大学は他の国公立大学と併願できる独自日程なので、そもそも「同じ土俵の偏差値」で並べにくい大学です。代わりに、受験者何人に対して合格者が何人だったかという実数と、自分が受ける日程の配点を見る。この2つの方が、明日から何をするかを決めるうえで確実に役立ちます。
公式倍率を確認する → 日程ごとの差を知る → 前期・後期がない理由を理解する → 偏差値の代わりに使う数値を決める → 配点で優先科目を決める → 他学部と比べる → 語学教育の中身を知る → 費用を確認する、という順に読むと、検索で拾った断片が一つの出願判断にまとまります。
新潟県立大学国際地域学部の倍率【2025年度は志願1,228人・合格416人】
新潟県立大学が公表した2025年度(令和7年度)入学者選抜実施結果によると、国際地域学部国際地域学科の一般選抜は、A日程・B日程・C日程を合わせて志願者1,228人、受験者975人、合格者416人でした。受験者を合格者で割った実質競争率は2.3倍です。学校推薦型選抜(志願89人・合格40人)と海外帰国生特別選抜(志願1人)を含めた学部全体では、志願1,318人・受験1,065人・合格456人・実質競争率2.3倍、入学者は196人でした。
| 選抜区分 | 募集人員 | 志願者 | 志願倍率 | 受験者 | 合格者 | 実質競争率 | 入学者 | 入学者うち県外 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 一般選抜A日程 | 80人 | 571人 | 7.1倍 | 545人 | 245人 | 2.2倍 | 101人 | 30人 |
| 一般選抜B日程 | 40人 | 495人 | 12.4倍 | 333人 | 150人 | 2.2倍 | 39人 | 27人 |
| 一般選抜C日程 | 20人 | 162人 | 8.1倍 | 97人 | 21人 | 4.6倍 | 16人 | 6人 |
| 学校推薦型選抜 | 40人 | 89人 | 2.2倍 | 89人 | 40人 | 2.2倍 | 40人 | 12人 |
| 学部合計 | 180人 | 1,318人 | 7.3倍 | 1,065人 | 456人 | 2.3倍 | 196人 | 75人 |
📚 用語解説
実質競争率:実際に試験を受けた人数を合格者数で割った競争率。新潟県立大学の公式資料では「実質競争率」として日程ごとに印字されている。出願したが受験しなかった人を含む志願倍率とは意味が違うため、記事やサイトで倍率を見たときは、どちらの倍率なのかを必ず確認する。
📚 用語解説
志願倍率:志願者数を募集人員で割った値。新潟県立大学の公式資料では「志願倍率」として(b)/(a)の形で印字される。国際地域学部のB日程は志願倍率12.4倍だが、実質競争率は2.2倍で、同じ入試の数字でも5倍以上の開きが出る。














志願者1,228人に対して受験者は975人なんですね。253人はどこへ行ったのでしょうか。














出願したあとに受験しなかった人です。新潟県立大学は他の国公立大学と併願できる日程なので、先に別の大学の合格が決まって、来なくなる受験生が一定数います。だから「志願者1,228人と戦う」と考えるのは実態と違います。実際に会場にいたのは975人、そのうち416人が合格しています。
この章で身につけたいのは、倍率をメモするときに必ず志願者・受験者・合格者をセットで書く習慣です。3つを並べておけば、人気の大きさと実際の競争を混同しません。また、新潟県立大学の公式資料は日程別と学部合計の両方を載せているため、どのレベルの数字を引用したのかも一緒に記録しておく必要があります。「新潟県立大学国際地域学部の倍率は2.3倍」という一文でも、一般選抜3日程の合算なのか、学校推薦型を含む学部全体なのかで意味が変わります。なおこの年度はどちらも2.3倍で一致しますが、年度によっては割れる可能性があるので、毎年公表される実施結果で確認し直してください。
A日程・B日程・C日程で倍率はここまで違う
国際地域学部の一般選抜は3つの日程に分かれており、実質競争率はA日程2.2倍、B日程2.2倍、C日程4.6倍です。A日程とB日程はほぼ同じですが、C日程だけが2倍以上厳しくなっています。理由は募集人員と合格者数を見れば分かります。C日程の募集人員は20人で、実際の合格者は21人。受験者97人に対して合格者が21人しか出ていません。一方でA日程は受験545人に対して合格245人、B日程は受験333人に対して合格150人と、合格者の絶対数が大きく違います。
| 比較の軸 | A日程 | B日程 | C日程 |
|---|---|---|---|
| 募集人員 | 80人 | 40人 | 20人 |
| 志願者 | 571人 | 495人 | 162人 |
| 志願倍率 | 7.1倍 | 12.4倍 | 8.1倍 |
| 受験者 | 545人 | 333人 | 97人 |
| 合格者 | 245人 | 150人 | 21人 |
| 実質競争率 | 2.2倍 | 2.2倍 | 4.6倍 |
| 入学者(うち県外) | 101人(30人) | 39人(27人) | 16人(6人) |














B日程は志願倍率12.4倍と書いてあって驚いたのですが、実質競争率は2.2倍なんですね。














そこが日程別データを見る価値です。B日程は募集40人に495人が出願したので志願倍率は12.4倍になりますが、実際に受験したのは333人で、150人が合格しています。志願倍率だけを見て「B日程は無理」と判断すると、実際にはA日程と同じ競争率の日程を自分から外すことになります。
もうひとつ注目したいのが入学者の内訳です。B日程の入学者39人のうち27人が県外出身、つまり約7割が新潟県外から来ています。A日程は101人中30人(約3割)なので、同じ学部でも日程によって集まる層が違うことが読み取れます。B日程は共通テストで5教科5科目を使うぶん、他の国公立大学を第一志望にしながら併願している受験生が入りやすい構造になっていると考えられます。自分がどの層と並ぶのかを意識しておくと、出願時期の判断がぶれません。
C日程は募集20人・合格21人と枠が小さく、実質競争率4.6倍とA・B日程の2倍以上です。また試験科目も共通テスト2教科2科目と小論文で、A・B日程の英語とは対策が別物になります。A日程・B日程がうまくいかなかったときの受け皿として漠然と残すのではなく、受けるなら小論文の練習を最初から計画に入れてください。
新潟県立大学に前期・後期はない|独自日程の意味と2027年度スケジュール
国公立大学の一般選抜といえば前期日程・後期日程を思い浮かべますが、新潟県立大学は違います。公式の入学者選抜要項には、他の国公立大学が実施している「分離・分割方式」による入学者選抜ではない独自の日程(A日程、B日程、C日程)で試験を実施している、と明記されています。そのため新潟県立大学のA日程・B日程・C日程は、他の国公立大学の前期日程・後期日程、および他の公立大学の中期日程と併願受験が可能です。公式サイトの表現を借りれば、本学で3回、他の国公立大学で3回と受験機会が広がります。
| 日程 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 | 本学で実施する試験 |
|---|---|---|---|---|
| A日程 | 2027年1月12日〜1月20日17時 | 2027年2月7日(日) | 2027年2月17日(水) | 英語(10時〜11時30分) |
| B日程 | 2027年1月18日〜1月27日17時 | 2027年2月20日(土) | 2027年3月5日(金) | 英語(10時〜11時30分) |
| C日程 | 2027年2月15日〜2月22日17時 | 2027年3月15日(月) | 2027年3月20日(土) | 小論文(10時〜11時30分) |
📚 用語解説
分離・分割方式:多くの国公立大学が採用している、募集人員を前期日程と後期日程に分けて選抜する方式。新潟県立大学はこの方式に参加せず、A日程・B日程・C日程という独自の日程で実施している。そのため「新潟県立大学の前期日程の倍率」という情報は存在しない。














他の国公立大学と併願できるということは、実質的に受験のチャンスが増えるということですか?














その通りですが、増えるのは受験回数であって合格の確率ではありません。A日程とB日程は本学試験がどちらも英語90分、C日程だけ小論文90分です。3回受けるなら、英語の答案と小論文の答案を両方仕上げる必要があります。併願できる制度を活かすかどうかは、準備を分散させずに回せるかどうかで決まります。
国際地域学部のA日程・B日程は、新潟会場(ホテルイタリア軒)と東京会場(日本教育会館)の2会場で実施されます。C日程は新潟県立大学の会場のみです。出願状況により試験場が変更になる場合があるため、最終確認は学生募集要項で行ってください。
新潟県立大学国際地域学部の偏差値は?公式値がない前提での見方
新潟県立大学の入学者選抜要項にも、入学者選抜実施結果にも、「国際地域学部の偏差値」という数値は載っていません。偏差値は模試を実施する事業者が、その模試を受けた集団の中での相対位置として算出する指標です。母集団も算出方法も事業者ごとに違うため、大学が定めた合格基準そのものではありません。まして新潟県立大学は他の国公立大学と併願できる独自日程なので、前期日程を中心に組まれた模試の判定と、実際の受験者層が一致しているとは限りません。
では何を物差しにするか。使えるのは3つです。1つ目は公式の実質競争率で、2025年度の国際地域学部は2.3倍、日程別ではA2.2倍・B2.2倍・C4.6倍でした。2つ目は配点表で、A日程は525点のうち英語が300点を占めます。3つ目はアドミッションポリシーに書かれた到達目安で、国際地域学部は「入学時にCEFR(ヨーロッパ共通参照枠)B1レベル(自立した言語使用者のレベル、英検2級程度)以上の英語運用能力を有していること」を大学入学までに身につけておくことが望ましい基礎的な知識・技能として挙げています。
📚 用語解説
偏差値:ある試験を受けた集団の中で、自分の得点がどの位置にあるかを示す相対指標。大学が課す得点ではなく、模試ごとに母集団も算出方法も異なるため、出典名と受験時期を切り離しては使えない。新潟県立大学は公式には公表していない。
📚 用語解説
CEFR B1レベル:ヨーロッパ共通参照枠(CEFR)における「自立した言語使用者」の入口にあたるレベル。新潟県立大学の2027年度入学者選抜要項では、国際地域学部のアドミッションポリシーの中で「英検2級程度」と併記され、入学時に有していることが望ましい英語運用能力として示されている。














それでも模試では偏差値が出ます。まったく無視してよいということでしょうか。














無視ではなく、使いどころを限定してください。同じ模試の前回との変化、科目間のバランスを見るには有効です。ただし新潟県立大学の合否に効くのは、A日程なら共通テスト3教科3科目と本学の英語、C日程なら共通テスト2教科2科目と小論文です。判定の記号を見たあとは、その科目の答案に戻ってください。
判定の記号より先に、英語の答案を開いて失点の理由を分類する。語彙不足なのか、長文の主張を追えていないのか、記述で根拠を書けていないのか。そのうえで、自分が受ける日程の配点表と照らして「どの科目にあと何時間使うか」を数字で決めます。
配点で見る国際地域学部|A日程は525点中300点が英語
2027年度入学者選抜要項の配点表を見ると、国際地域学科の特徴がはっきりします。A日程は共通テストの英語100点・国語100点・選択1科目100点に、本学で実施する英語200点と調査書等25点を加えた合計525点です。このうち英語は共通テスト100点と本学200点で計300点、合計の約57パーセントを占めます。B日程は共通テスト英語200点・国語100点・選択1科目100点・地理歴史公民100点・理科100点に、本学の英語200点と調査書等40点を加えた合計840点で、英語は400点、約48パーセントです。C日程は共通テスト英語200点・国語100点に小論文100点と調査書等20点を加えた合計420点で、英語は200点、こちらも約48パーセントにあたります。
| 日程 | 共通テストの使い方 | 本学で実施する試験 | 合計点 | 英語の配点 |
|---|---|---|---|---|
| A日程 | 3教科3科目(国語/数学・情報・地理歴史公民・理科から1/英語) | 英語200点+調査書等25点 | 525点 | 300点(約57%) |
| B日程 | 5教科5科目(国語/数学・情報から1/地理歴史公民/理科/英語) | 英語200点+調査書等40点 | 840点 | 400点(約48%) |
| C日程 | 2教科2科目(国語/英語) | 小論文100点+調査書等20点 | 420点 | 200点(約48%) |














A日程は合計点が一番小さいのに、英語の配点だけは300点もあるんですね。














そこがA日程の性格です。共通テストは3教科3科目しか使わないので科目数の負担は軽い一方、英語1科目の重みが極端に大きい。英語で失点すると取り返す科目がありません。逆にB日程は5教科5科目を使うので、英語以外にも配点が分散します。「科目が少ないほうが楽」ではなく、「どの科目に自分の得点力があるか」で選んでください。
共通テストの素点をそのまま使うわけではない点にも注意が必要です。要項の注記によると、共通テストの国語は200点満点ですが、配点表で100点となっている区分は100点満点へ圧縮して換算されます。共通テストの英語も200点満点で、配点表で100点または150点となっている区分は圧縮して換算されます。国際地域学科の場合、A日程の英語は100点なので圧縮され、B日程とC日程の英語は200点のまま使われます。さらに共通テストの英語については、リーディングとリスニングの配点比率が3対1(150点対50点)と定められています。リスニングを軽視しない、ただしリーディングが3倍効く、という前提で時間配分を決めてください。
模試や過去問の点数を、志望日程の配点表に当てはめて合計点を出してみてください。A日程なら525点満点、B日程なら840点満点、C日程なら420点満点です。「英語をあと10点上げると合計が何点動くか」を実際に計算すると、優先すべき科目が感覚ではなく数字で決まります。
国際経済学部・人間生活学部と比べた国際地域学部の位置
学内での位置づけを見るために、同じ2025年度の一般選抜A・B・C日程の合算で3学部を並べます。国際地域学部は志願1,228人・受験975人・合格416人で実質競争率2.3倍、国際経済学部は志願773人・受験617人・合格265人で2.3倍、人間生活学部は志願409人・受験331人・合格105人で3.2倍でした。全学合計は志願2,410人・受験1,923人・合格786人で2.4倍です。つまり国際地域学部は、新潟県立大学のなかで志願者数が最も多い学部でありながら、実質競争率は全学平均より低く、人間生活学部より1割ほど通りやすい位置にあります。
| 学部 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質競争率 |
|---|---|---|---|---|
| 国際地域学部 | 1,228人 | 975人 | 416人 | 2.3倍 |
| 国際経済学部 | 773人 | 617人 | 265人 | 2.3倍 |
| 人間生活学部 | 409人 | 331人 | 105人 | 3.2倍 |
| 全学合計 | 2,410人 | 1,923人 | 786人 | 2.4倍 |
- 国際地域学部: 2.3倍/志願1,228人














志願者が一番多いのに競争率は高くないというのは、どう受け止めればよいのでしょうか。














募集人員が大きいからです。国際地域学部の一般選抜は3日程で140人を募集していて、これは全学の一般選抜募集人員278人の半分を占めます。母数が大きい学部は志願者も多くなりますが、そのぶん合格者も多く出ます。「志願者が多い=入りにくい」ではないので、必ず合格者数まで見てください。
同じ大学の中で比べるときに注意したいのは、学部を替えても試験の中身がそのままスライドするわけではないことです。国際経済学部のA日程は合計650点で、英語は共通テスト100点と本学100点の計200点、全体の約31パーセントにとどまります。一方で国際地域学部のA日程は525点中300点、約57パーセントが英語です。倍率がほぼ同じでも、求められる得点構造はまったく違います。「倍率が低いほうへ移る」という発想ではなく、自分の得点力が活きる配点はどちらかで選んでください。
国際地域学部の語学教育|英語のACEと露中韓コースの中身
国際地域学部は国際地域学科の1学科で、国際関係コース・比較文化コース・露中韓コースの3コースが置かれています。2020年4月に4コースから3コースへ再編されました。大学が掲げる学部の位置づけは、外国語(英語と露中韓の言語)の高度な運用能力を目指す専門的語学教育と、人文系・社会系にまたがる学びのフィールドを組み合わせることです。入学者選抜要項でも、語学活用能力、特に英語で学ぶ能力とコミュニケーション能力を伸長し、新潟から世界へ発信し活躍する人材を育成する、と説明されています。
英語は全学共通の英語教育プログラムACE(Academic Communicative English)で学びます。公式に示されている三本柱は、カリキュラムを通じた学習、セルフアクセスセンター(SALC)とCALL教室を利用した自律学習、そして海外研修・交換派遣留学と学内ESL体験です。国際地域学部の1年次には、English Fluency Ⅰ・Ⅱ、Academic English、Lecture for Academic Skills Ⅰ・Ⅱ、CLIL Ⅰの6科目が必修として置かれています。同じACEでも国際経済学部の1年次必修はLecture for Academic Skillsが1科目のため、国際地域学部のほうが1科目多い構成です。
| 学びの柱 | 公式に示されている内容 |
|---|---|
| 3つのコース | 国際関係コース/比較文化コース/露中韓コース |
| 英語(ACE) | 1年次にEnglish Fluency Ⅰ・Ⅱ、Academic English、Lecture for Academic Skills Ⅰ・Ⅱ、CLIL Ⅰの6科目が必修 |
| 自律学習 | セルフアクセスセンター(SALC)とCALL教室。英語メンターが常駐し学習相談と支援を実施 |
| 露中韓の語学 | 原則2年次から履修。露中韓コースで専攻すると2年次からの3年間で最大週6コマ |
| ネイティブ教員 | 露中韓の語学科目のおよそ3分の1がネイティブスピーカー教員による授業 |
| 海外 | 海外研修(長期・中期)と交換・派遣留学。英語圏はカナダ・アメリカ |
📚 用語解説
ACE(Academic Communicative English):新潟県立大学の英語教育プログラム。グローバルな環境で英語が使える学生の育成を目標に掲げ、カリキュラム・自律学習・海外経験の三本柱で構成される。国際地域学部と国際経済学部には1年次から4年次までの科目が置かれ、4年次にはThesis Writingがある。














ロシア語や中国語、韓国語はゼロから始めても大丈夫なのでしょうか。














公式サイトには初学者を想定したカリキュラムでゼロから学べると明記されています。そのうえで露中韓コースを専攻すると、2年次からの3年間で最大週6コマという密度で授業を受けられます。大学自身が「外国語大学を上回る密度」と表現している部分です。入試で問われるのは英語ですが、入学後に何を学ぶのかを知っておくと、志望理由も面接での受け答えも具体的になります。
受験生として押さえておきたいのは、この語学中心のカリキュラムが入試の配点にそのまま反映されているという点です。アドミッションポリシーは「英語の高いスキルを習得する意欲と、そのための十分な基礎的能力を持つ人」を求める学生像の筆頭に置き、英語4技能をバランスよく習得していることを基礎的な知識・技能として挙げています。A日程で英語が525点中300点を占めるのは、この方針の帰結です。英語の勉強を「入試のため」ではなく「入学後に使うため」と捉え直すと、長文を読む速度も、リスニングの取りこぼしも、放置できない課題として見えてきます。
出願前に確認したい費用|入学料は県内・県外で倍違う
新潟県立大学は新潟県が設置する公立大学です。公立大学では設置自治体の住民に対して入学料を軽減する制度が一般的で、新潟県立大学も同じ仕組みを持っています。公式サイトによると、入学料は新潟県の住民が282,000円、それ以外の者が564,000円です。つまり県外から進学する場合、入学料だけで282,000円の差が出ます。授業料は住所にかかわらず年額535,800円、入学検定料は17,000円、保険料は4年間で4,660円です。
| 費目 | 新潟県の住民 | 上記以外の者 |
|---|---|---|
| 入学検定料(出願時) | 17,000円 | 17,000円 |
| 入学料(入学手続時) | 282,000円 | 564,000円 |
| 授業料(年額) | 535,800円 | 535,800円 |
| 保険料(4年間) | 4,660円 | 4,660円 |
| 入学料+初年度授業料 | 817,800円 | 1,099,800円 |
📚 用語解説
新潟県の住民(入学料の区分):新潟県立大学の公式サイトの定義では、本人又はその配偶者若しくは1親等の親族が、入学時の前年の1月1日以降引き続き県内に居住している(住民票がある)者を指す。この区分に当てはまるかどうかで入学料が282,000円か564,000円かに分かれる。














県外から受験するなら、入学料が28万円も高くなるということですか。














公式サイトに書かれている通りです。だからこそ、入学者の県外比率を見ておく意味があります。2025年度の国際地域学部は入学者196人のうち75人が県外出身で、とくにB日程は39人中27人が県外でした。費用差を承知のうえで進学している人がこれだけいる、という事実は判断材料になります。出願前にご家庭で金額を共有しておいてください。
あわせて確認しておきたいのが納入のタイミングです。入学料は入学手続の際に納付し、入学手続完了後に入学を辞退した場合、納入した入学料と書類は理由のいかんを問わず返還されません。新潟県立大学は他の国公立大学と併願できる独自日程のため、A日程の合格発表2月17日、B日程の合格発表3月5日、C日程の合格発表3月20日と、他大学の合格発表が前後します。どの段階で入学手続をするのか、併願校との兼ね合いを含めて、出願前に家族で決めておくことをおすすめします。
新潟県立大学国際地域学部は「普通の対策」では受からない
結論から言います。新潟県立大学国際地域学部を目指すなら、授業を受けて分かった気になるだけの「普通の対策」では厳しいです。2025年度の一般選抜は受験975人に対して合格416人、実質競争率2.3倍。しかもA日程は合計525点のうち300点が英語で、C日程は4.6倍と日程によって難度が違います。必要なのは情報を集めることではなく、選んだ日程の配点にあわせて今日の勉強内容を決め、それを毎日続ける仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、日程ごとの配点差に対応しきれない
独学でも公式要項も配点表も入手できます。しかし、A日程の英語300点を最優先にするのか、B日程の5教科5科目を広く固めるのか、C日程の小論文を並行して仕上げるのかを決め、ずれたときに自分だけで軌道修正し続けるのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に表れます。
映像授業・アプリだけでは、英語の答案の弱点が残りやすい
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後に自分が書いた英語の答案、読み違えた長文、聞き取れなかったリスニングを毎回確認する仕組みではありません。国際地域学部のA日程では英語が全体の約57パーセントを占めます。万人向けの講義を受けるだけでは、この一点に集中した個別の行動計画が組めません。
集団授業の大手予備校では、平均的な計画になりやすい
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、A日程の英語で1点を積む必要がある受験生と、C日程の小論文で構成を直す必要がある受験生に、同じ密度で対応することは困難です。実質競争率2.3倍、C日程なら4.6倍という選抜を通るには、平均的な進度とは別に、自分の答案だけに残る弱点を埋める計画が必要です。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行まで追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、共通テストの指定科目と本学の英語を毎日どう回したかまでは追い切れないことがあります。授業中に理解しても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、同じ失点が同じ場所に残り続けます。














教材や授業の種類より、配点に合わせた実行と答案確認が続く仕組みを選ぶことが重要なのですね。














その通りです。新潟県立大学の日程・科目・配点は公式資料で誰でも分かります。差がつくのは、その情報を今日の問題数、復習、答案の直しへ変えて、翌日も続けられるかどうかです。鬼管理専門塾は、そこを1日単位で設計し、毎週の確認へつなげます。
だからこそ、新潟県立大学国際地域学部を本気で狙うなら、公式の配点と倍率を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、新潟県立大学の公式要項と現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口という固定の六つの特徴を、国際地域学部の対策へどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、新潟県立大学国際地域学部向けには何が変わるのでしょうか。














まず受ける日程を決めます。A日程なら英語300点をどう積むか、B日程なら5教科5科目をどの順で仕上げるか、C日程なら小論文をいつ誰に見せるか。そのうえで「今日は何をどこまで直すか」を数値化し、確認テストと答案で定着を確かめます。大学名だけの一般論ではなく、選ぶ日程と失点に合わせて行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
新潟県立大学国際地域学部のA日程・B日程・C日程で必要な科目と配点を整理し、共通テストと本学試験の準備を1日ごとの実行量へ落とします。何をするか迷う時間を減らし、英語の答案を直す時間を確保します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ国際地域学部志望でも、A日程で英語300点を取りにいく人とC日程の小論文が課題の人では行動が違います。公式の配点表と現在の答案を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
共通テストの指定科目を後回しにせず、本学の英語または小論文と並行して進めます。日々の進捗と毎週の確認で、計画の遅れや同じ誤答の繰り返しを早い段階で修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
国際地域学部で問われる英語の読解力と表現力を答案から見極めるには、指導者側にも難関大学受験への理解が必要です。専属の講師が、改善点を具体的な行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、新潟県立大学の日程別の配点、共通テストの指定科目、小論文を一つの計画へまとめられます。総合型選抜や英語資格とは混同せず、一般選抜の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、A日程・B日程・C日程のどれを軸に考えているか、英語と小論文のどちらの答案に不安があるかから相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、新潟県立大学国際地域学部のどの日程を軸にするか、英語と小論文のどちらから整えるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
新潟県立大学国際地域学部の日程選びと学習計画を無料説明会で相談できます
まとめ|新潟県立大学国際地域学部は公式倍率と配点から対策を決める
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 偏差値 | 新潟県立大学は公表していない。実質競争率と配点表を物差しにする |
| 2025年度の倍率 | 一般選抜は志願1,228人・受験975人・合格416人で実質競争率2.3倍 |
| 日程別の倍率 | A日程2.2倍・B日程2.2倍・C日程4.6倍。C日程だけが2倍以上厳しい |
| 前期・後期 | 存在しない。A・B・C日程の独自日程で他の国公立大学と併願できる |
| 配点 | A日程は525点中300点が英語。B日程840点、C日程420点 |
| 学内の位置 | 志願者は最多だが実質競争率は全学2.4倍より低い |
| 費用 | 入学料は県内282,000円・県外564,000円。授業料は年額535,800円 |
| 最初の行動 | 受ける日程を決め、その配点表に自分の点数を当てはめる |














偏差値の数字を探し続けるより、日程を決めて配点表に自分の点数を入れたほうが、次にやることがはっきりしますね。














それがこの記事の結論です。2025年度の国際地域学部は受験975人・合格416人という選抜でしたが、倍率を眺めているだけでは答案は変わりません。A・B・Cのどれで受けるかを決め、その配点表に今の点数を当てはめ、足りない科目を1日単位の行動へ落とす。公式情報を行動へ変えれば、曖昧な不安は具体的な計画になります。
最後にひとつ注意点です。新潟県立大学と新潟大学は別の大学です。新潟大学は国立大学で、公式サイトが挙げる10学部のなかに国際地域学部はありません。検索結果には両校の情報が混ざって出てくることがあるので、「前期日程の倍率」「後期日程の科目」といった記述を見かけたら、それが新潟県立大学の話ではない可能性を疑ってください。新潟県立大学の情報は、必ず新潟県立大学の公式サイトと受験年度の入学者選抜要項で確認するのが確実です。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| 倍率 | 2025年度の公式倍率と日程別の差 |
| 偏差値 | 公式値がない前提での見方 |
| 前期・後期 | 独自日程の意味と2027年度スケジュール |
| 科目・配点 | A日程は525点中300点が英語 |
| 費用 | 入学料は県内・県外で倍違う |
Q. 新潟県立大学国際地域学部の倍率はどれくらいですか?
A. 2025年度(令和7年度)の一般選抜は、A・B・C日程を合わせて志願1,228人、受験975人、合格416人で、実質競争率は2.3倍でした。日程別ではA日程2.2倍、B日程2.2倍、C日程4.6倍です。学校推薦型選抜などを含めた学部全体では志願1,318人、受験1,065人、合格456人、実質競争率2.3倍でした。
Q. 新潟県立大学国際地域学部の偏差値はいくつですか?
A. 新潟県立大学は偏差値を公表していません。偏差値は模試を実施する事業者が受験者集団から算出する相対指標であり、大学が定める合格基準ではありません。代わりに公式の実質競争率(2025年度は2.3倍)と配点表を物差しに使ってください。なお入学者選抜要項では、入学時にCEFR B1レベル(英検2級程度)以上の英語運用能力を有していることが望ましいと示されています。
Q. 新潟県立大学に前期日程・後期日程はありますか?
A. ありません。新潟県立大学は他の国公立大学が実施する「分離・分割方式」に参加しておらず、A日程・B日程・C日程という独自の日程で試験を実施しています。そのため他の国公立大学の前期日程・後期日程、他の公立大学の中期日程と併願できます。
Q. A日程・B日程・C日程はどれを受けるべきですか?
A. 得点構造で選んでください。A日程は共通テスト3教科3科目と本学の英語で合計525点、うち300点が英語です。B日程は共通テスト5教科5科目と本学の英語で合計840点。C日程は共通テスト2教科2科目と小論文で合計420点ですが、2025年度の実質競争率は4.6倍とA・B日程の2倍以上でした。
Q. 国際地域学部の入試で英語はどれくらい重要ですか?
A. 2027年度の配点表では、A日程は合計525点のうち英語が300点で約57パーセント、B日程は840点のうち400点で約48パーセント、C日程は420点のうち200点で約48パーセントです。また共通テストの英語はリーディングとリスニングの配点比率が3対1(150点対50点)と定められています。
Q. 新潟県立大学の入学料は県外だと高くなりますか?
A. 高くなります。公式サイトによると入学料は新潟県の住民が282,000円、それ以外の者が564,000円です。「新潟県の住民」とは、本人又はその配偶者若しくは1親等の親族が入学時の前年の1月1日以降引き続き県内に居住している者を指します。授業料は住所にかかわらず年額535,800円です。
Q. 新潟県立大学と新潟大学は同じ大学ですか?
A. 別の大学です。新潟県立大学は新潟県が設置する公立大学で、国際地域学部・国際経済学部・人間生活学部の3学部があります。新潟大学は国立大学で、公式サイトが挙げる10学部のなかに国際地域学部はありません。検索で情報が混ざりやすいので、日程や科目を調べるときは大学名を必ず確認してください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





