はじめに
こんにちは!
「鬼管理専門塾」という大学受験塾を運営しております、代表の菅澤です。
スタッフの稲葉です!
今回は「早慶上理と肩を並べるGMARCHの学部TOP7」
という形で記事を書いていこうと思います。
この記事を見ている皆さんは、GMARCHを目指す受験生ですか?
「早慶上理ほどではなくてもレベルの高い私大に行きたい!」
と思っていても、実際にGMARCHの中で特にレベルが高い学部がどこなのかを知らない受験生は多いことでしょう。
今回はほぼ『早慶上理』レベルあるいは、『早慶上理』レベルを超えているGMARCHの学部を偏差値を基準にご紹介していきます。
今回の記事を読むと・・・
■GMARCH・関関同立の中で特に難易度が高い学部が分かります。
■それぞれの学部の入試の特徴が分かります。
■受験校を決めやすくなります。
ぜひ最後までご覧ください!
どうぞ!
そもそも早慶上理のレベルってどのくらいなの?
そもそも早慶上理のレベルってどのくらいなんですか?
こちらの偏差値になります!64.2!
今回はこの偏差値に匹敵するGMARCHの大学・学部をランキング形式でご紹介させていただきます。
第7位 明治大学政治経済学部
では、早慶上理に近いレベルの大学学部第7位はどこなのでしょうか?
それは、明治大学政治経済学部です。
政治経済学部というと、明治の看板学部ですね。
政治学科・経済学科・地域行政学科の3学科があります。
ミクロ・マクロ経済学の両方学んだり、英語教育にも力を入れている所ですね。
■明治大学の看板学部
■政治学科・経済学科・地域行政学科の3学科
明治大学政治経済学部の偏差値は62.5となっています。
政治経済学部以外にも経営学部や情報コミュニケーション学部など、偏差値62.5の学部が複数ありますが、どうして7位がそこなのでしょうか?
明治大学の中でも政治経済学部が看板学部だからですね。
政治経済系の学部としてのブランドが確立されているので、政治経済系学部を目指す受験生の中でも上位層がこぞって受験しに来ることが予想されます。
■明治大学の中でも高い偏差値
■明治大学の看板学部
受験方式で気を付けることはありますか?
配点が
英語150/国語100/地歴公民数学100
となっているので、英語を重視した勉強をするべきということくらいです!
第6位 立教大学社会学部
では、早慶上理に近いレベルの大学学部第6位はどこなのでしょうか?
それは、立教大学社会学部です。
立教の社会学部には、
社会学科・現代文化学科・メディア社会学科の3学科があります。
現代社会を読み解く力を養う学部ですが、上の学科とは別に、国際社会コースという英語で社会学を学ぶコースもあるんですよね。
■社会学科・現代文化学科・メディア社会学科の3学科
■学科とは別に、英語で社会学を学ぶコースもある
立教大学社会学部の偏差値は63.3となっています。
この偏差値は63.3という数字は、上智大学の平均偏差値と一致します。
■立教大学社会学部の偏差値は上智大学の平均偏差値と同じ
ということは、立教大学社会学部は実質的に上智大学と同じレベルなのですね。
試験で注意する点はありますか?
社会学部は全科目同じ配点になっていることです。
英語だけが得意という受験生はよくいますが、社会学部はそのような受験生には若干不向きな入試形態と言えます。
なるほど。
逆に言えば、英語が苦手な受験生や、国語や社会が得意な受験生には向いているとも言えますね。
ここで大切なのは、立教大学は全て英語の問題は共通テストか英語外部資格のスコアを使うことになる点です。
立教大学独自の英語問題はないので、ご注意を!
第5位 青山学院大学国際政治経済学部
早慶上理に近いレベルの大学学部第5位は、青山学院大学国際政治経済学部です。
ここは青山学院大学の看板学部ですね。
国際政治学科・国際経済学科・国際コミュニケーション学科の3つがあります。
将来国際系の企業に就きたいと考えている人向けの学部と言えます。
■青学の看板学部
■国際政治学科・国際経済学科・国際コミュニケーション学科の3学科
■国際系の就職に強い
国際政治経済学部の偏差値は63.3で、先ほどの立教大学社会学部と同じになります。
つまり、上智大学の平均偏差値とまたもや一緒ということです。
なるほど。入試形態で注意すべきことは何でしょうか?
これは国際政治経済学部に限った話ではないのですが、青山学院大学は入試形態がGMARCHの中でもかなり特殊になっています。
国際政治経済学部の学部別入試には2つの方式があります。
1つ目は青学独自の問題に共通テストの点数を加算する方式のものです。
具体的には、以下のようになっています。
ややこしいですね…。
つまり、国際政治学科と国際経済学科は世界史と日本史と政治経済の3つを勉強しなければいけないのですね。
受験する層がかなり限られてきますね。
立教大学社会学部と比較すると、入試形態が特殊な点は同じなのですが、こちらの方が問題を解きにくいだろうとのことでこちらの方がランキングを上にしました。
もう1つの入試形態は上のものに英語外部資格のスコアをさらに加えたものになります。
■共通テスト必須
■国際政治・国際経済学科は社会科目を複数勉強する必要あり
第4位 青山学院大学経済学部
早慶上理に近いレベルの大学学部第4位は、青山学院大学経済学部です。
青学が連続でランクインしていますね。
青学の経済学部には、
経済学科・現代経済学科の2つがあります。
経済学の理論・歴史・政策をメインに学びますが、税理士などの資格に対する特別講座も用意されています。
■経済学科・現代経済学科の2学科
■資格取得のための特別講座もある
青山学院大学経済学部の偏差値は63.8になります。
青山学院大学経済学部は偏差値的にはGMARCHの経済学部の中でトップになります。
■GMARCHの経済学部の中で偏差値トップ
経済学部もやはり入試形態が特殊なのでしょうか?
経済学部の入試形態は青学の中では正統派な方です。
ただ特殊な面もあります。
経済学部は共通テストや英語外部資格のスコアを必要としておらず、青学独自の入試問題を解くことになります。
そこだけ聞くと普通に入試に思えますが…。
問題なのは、入試科目です。
経済学部には2つの入試形態があります。
1つ目は
英語と地歴公民の2科目で受けるもの。
もう片方は、英語と数学で受けるものです。
なるほど。
前者で受験するのがお得に見えますが、その分倍率が高そうですね…。
国立受験をする人は後者で受ける方が合格しやすいかもしれませんね。
第3位 立教大学経営学部
ここから早慶上理の平均を超えます。
では、早慶上理に近いレベルの大学学部第3位はどこなのでしょうか?
第3位は、立教大学経営学部になります。
立教大学経営学部には、経営学科と国際経営学科の2つがあります。
英語と経営とリーダーシップについて学んでいく学部になります。
■経営学科・国際経営学科の2学科
■英語と経営とリーダーシップを育む
立教大学経営学部の偏差値は65になります。
偏差値65というと、上智大学の平均を超えていますし、学部よっては早稲田や慶應とも張り合うレベルですね。
■立教大学経営学部の偏差値は上智大学の平均以上
■早慶とも張り合うレベル
かなり高いレベルですね。
ここも例に漏れず特殊な入試形態なのでしょうか?
いえ。
英語は独自の入試問題がなく、共通テストや英語外部資格のスコアを使用する点以外は特殊な点はないですね。
ただこれは経営学部に限らず立教大学全般に言えることですね。
第2位 青山学院大学総合文化政策学部
それでは、早慶上理に近いレベルの大学学部第2位はどこなのでしょうか?
第2位は、青山学院大学総合文化政策学部になります!
青学の総合文化政策学部には、総合文化政策学科の1学科しかありません。
古典や音楽、映像、芸能、宗教、思想、都市、ポップカルチャーなどあらゆる文化芸術について学ぶ学部ですね。
■総合文化政策学科の1学科のみ
■あらゆる文化芸術について学ぶ
こちらもその偏差値の高さが理由です。
青山学院大学総合文化政策学部の偏差値は65となっています。
偏差値65というと、立教大学経営学部と同じですね。
早慶の下位学部くらいのレベルでしょうか。
そうですし、上智大学の平均偏差値よりも高いです。
上の画像と見比べてみると、総合文化政策学部は、完全に上智の上位学部レベルだということが分かりますね。
総合文化政策学部の入試の特徴は何かありますか?
あります!総合文化政策学部の入試のややこしさは青学随一かもしれないです。
総合文化政策学部の学部別入試には2つの方式があります。
1つ目は青学独自の問題に共通テストの点数を加算する方式のものです。
先ほどの青学の国際政治経済学部と似ていますね。
そうですね。
ただし、総合文化政策学部で出題される独自問題というのが、曲者なんです。
どういうことですか?
こちらの総合文化政策学部での独自問題も、一般的な大学の試験問題とは全く別のものになります。
具体的には、「現代文・世界史・日本史・政治経済の複合問題」か「論述問題」のどちらかになります。
また複合問題ですか…ICU以外にもこんなに出題する大学があったんですね。
複合問題ということは、上の科目を全て広く浅く勉強しなくてはならないことになりますね。
さらに、この方式の配点も非常に特徴的です。
共通テストの
「地歴公民数学」で50点。
「英語」で100点。
青学独自の問題が200点です。
ということは、総合文化政策学部を受験する人は
日本史・世界史・数学・政治経済・現代文・英語の対策をしなくてはいけないことなりますね。
数学を使わないにしても社会科目を3つとは…。
もう1つの入試方式ですが、これは上のものに英語外部資格を加えたものになります。
英検を利用することになりますが、おおよそ2級以上準1級以下程度のスコアを取得する必要があります。
具体的な配点は、
英検CSEスコア2100以上
共通テスト(現代文100/地歴公民数学100)
独自問題
となっています。
青学の総合文化政策学部は
国立落ちの人しか欲していないようにも見えますね。
■上智の上位~早慶の下位学部と同じ偏差値
■共通テストは必須
■複合問題が出題される
第1位 立教大学異文化コミュニケーション学部
では、早慶上理に最も近いレベルの大学学部はどこなのでしょうか?
それは、立教大学異文化コミュニケーション学部です。
立教大学異文化コミュニケーション学部は
異文化コミュニケーション学科しかありません。
英語を学ぶのはもちろんのこと、言語・通訳翻訳・コミュニケーション・国際交流の4分野の中から学びたいものを自分で選び、学んでいくことになります。
留学も必須になっており、かなり国際色が強い学部になります。
■異文化コミュニケーション学科のみ
■留学が必須
たしかにレベルが高いイメージはありますが、1位だったとは…。
1位の理由は何なのでしょうか?
■早慶並みの偏差値の高さ
まず、早稲田大学の偏差値は67.0。
慶応義塾大学の偏差値は67.1とされています。
さすが私大最高峰。相当な高さですね。
これに対して、立教大学異文化コミュニケーション学部の偏差値は67.5になります!
これはすごい!
立教の中でも頭1つ抜けた偏差値なんですね。
ちなみにこの学部の入試の特徴は何かありますか?
あります!
それは、試験の配点が「国英重視型」になっている点です。
国英重視型?国語と英語の配点が大きくなっているということですか?
そうです!この異文化コミュニケーション学部の配点は
国語200/社会150/英語200となっています。
これはつまり、国語と英語の点数の割合が全体の72.7%を占めているということです!
なるほど。では、国語と英語に重きを置いた勉強をすれば良いということですね。
そうなんですが、ここで1点注意点があります!
異文化コミュニケーション学部英語の点数は
全て共通テストか英語外部資格のスコアを換算したものになります!
ということは、異文化コミュニケーション学部の英語の過去問をやっていても意味がないということですね。
そうなります…。
加えて、共通テストや英語外部資格のスコアが必要ということは、リスニングの対策も必須ということを意味しています。
異文化コミュニケーション学部を目指す受験生はかなり大変ですね…。
■立教大学異文化コミュニケーション学部の偏差値は早慶上理に肩を並べるレベル
■国英重視型の配点
■共通テストか英語外部資格のスコアが必要なので、リスニングの対策も必須
GMARCHに合格するためにやらないといけないこと3選
1.GMARCHの過去問を7割以上解ける状態にするために基礎を徹底しろ
ここまで紹介した大学・学部はGMARCHの中でも最上位となりますが、これらの大学に合格するために、何をしなければならないのでしょうか?
まず最初の目標として、夏までにGMARCHの過去問を安定して、7割以上解けるようになりましょう。
何故なら、平均的なGMARCHの学部は7割以上が基礎問題だからです。
基礎的な問題を満足に解けなければ、
GMARCHには合格できません。
上で紹介した学部を目指すなら尚更です。
さらに、皆さんが競うのは、私大志望者の中でも最もレベルが高い層や、高難易度の国公立大学の志望者たちです。
その人たちと競った時に、合格する人は基礎くらい固めてきていますし、逆にその7割の基礎問題ができなければ話になりません。
では、基礎学力を付けるにはどうすればいいのか?
基礎と呼ばれる部分を徹底的に繰り返し勉強する
例えば英語であれば、
基礎部分である
英単語・英熟語・英文法・英語構文の4つを徹底的に頭に叩き込む。
その中でも、例えば英単語・英熟語だったら全ての単語0.1秒ででるまで100回でも200回でも繰り返し覚える。英文法・英語構文であれば、全て自分の言葉で解説できるまで繰り返す。(なぜ解説が必要かは次のところでお話します。)
そのくらいのレベルでやらなければ、基礎学力がつく状態にはなりません。
逆に基礎学力がついていれば、GMARCHの過去問は7割以上取れるようになりますので、
まずGMARCHの過去問で7割以上取れるようにしましょう!
2.問題を解説できるようにする
問題を解説できるようになれば、上で紹介したGMARCHの攻略に確実に近づくでしょう。
どういうことかと言うと、授業や参考書で勉強する内容が、
「解説できるまでに理解」できていれば、GMARCHの問題は対処できるということです。
何故なら、解説できるということは、それに関することは全て理解しているということになるからです。
今ここで、「カバディ」というスポーツを説明できますか?
ぼくも知りません。説明できません、なぜなら理解してないからです。
理解していることは説明ができて、説明ができることは理解している。当然と言えば当然。
それなのに、GMARCHに合格できない受験生の多くが、この理解を伴わない勉強をして満足してしまっているのです。
■授業を見て何となく理解
■参考書を見てなんとなく理解。
これは勉強している気になっているだけです。理解してない勉強は勉強ではない。
皆さんのすべきことは「勉強を理解し、試験で使えるようにして成績を向上させること」です。
■見て納得しているだけの勉強をしているうちは、予備校や塾に搾取されながらただただ成績が上がらない状況を見ているだけになります。
■今すぐ「解説」重視の勉強に切り替えてみてください。
3.志望校から逆算して勉強が出来ているかどうか
確実な合格のために、志望校の合格をゴールとして、そこから逆算した勉強計画を立てましょう。
志望校から逆算された勉強をしてないというのは、闇雲に勉強をしているということです。
それはつまり、目的地を決めずに旅行をしているようなものです。
それではGMARCHには合格できません。ここで紹介した上位学部なら尚更です。
なので、志望校から逆算された勉強をするために、志望校迄何が必要かどれぐらいのペースで勉強する必要があるのかを考え実行する必要があります。
目的地の無い旅行は台無しですよね?
目的地を決めて勉強をしましょう。